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グールマンさんの他のお店の口コミ
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店名 |
閉店
ピエールプレシュウズ 長久手店(Pierre Precieuse)
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受賞・選出歴 |
スイーツ 百名店 2020 選出店
食べログ スイーツ EAST 百名店 2020 選出店
スイーツ 百名店 2019 選出店
食べログ スイーツ EAST 百名店 2019 選出店
スイーツ 百名店 2018 選出店
食べログ スイーツ EAST 百名店 2018 選出店
スイーツ 百名店 2017 選出店
食べログ スイーツ 百名店 2017 選出店 |
ジャンル | ケーキ、カフェ |
住所 | |
交通手段 |
・地下鉄東山線「藤ヶ丘」駅経由リニモ乗り換え、「杁ヶ池公園」駅下車徒歩約5分 杁ケ池公園駅から293m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード不可 |
席数 |
20席 (2人掛け×4席 4人掛け×3席) |
---|---|
個室 |
無 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 11台(店舗横西側に4台と店舗裏の月極駐車場のNo.1〜No.8 No.4は欠番で計7台) |
空間・設備 | オシャレな空間 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 景色がきれい、一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
オープン日 |
2000年11月19日 |
備考 |
カフェ限定のスイーツメニュー有り。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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3月の連休の名古屋出張。
この日は名古屋事務所の紅一点の女性スタッフと共に招待を受けた取引先のゴルフコンペ。
コロナ対策のために表彰式や懇親会が無かったので、私たちは風呂に入らず着替えもせずにゴルフ場を離れて、彼女に出張前から連れて行くと約束してくれていたここ「ピエールプレシュウズ」にやって来た。
名古屋の郊外・長久手にあるこの店は、以前は名古屋でも絶大な人気を誇る「ピエールプレシュウズ」の本店だったのだが、「諸般の事情」???で3月25日で閉店されるという事で、おそらく今回が最初で最後の訪問になるのだろう。
天気も良くなり、ティータイムにはおあつらえ向きの午後の昼下がり。
店の前には閉店前に是非来ようという多くの人だかりができていた。
私たちはケーキについては既に取り置きをお願いしていた。
事前に彼女から「何にしますか?」という事だったので、私はある信頼できるレビュアー様が薦めてくれた「モンブラン」と「ガトージャポネ」をお願いした。
ところが彼女から「『ガトージャポネ』は店内メニューなので何か別のものを」という事でメニューを貰い、その中から私が大好きな「ミゼラブル」とあとひとつは彼女におまかせした。
(ちなみに『ガトージャポネ』も持ち帰りできるそうです)
店内ではケーキはもう全て完売。
ピックアップだけの様だった。
私はゴルフ後のティータイムを兼ねて、せっかくなので「ガトージャポネ」というものも食べてみたいと思い、ティールームのウェイティングリストに名を連ねた。
ところが私が焼菓子を見ていたら5分位で名前が呼ばれ店内に案内された。
ここまでの一連の手続きは彼女がしたことなのでカラクリはよくわからないが、
私たちはすぐにティールームに入ることが出来た。
私は早速「ガトージャポネ」と「アイスミルクティー」をオーダーした。
ちなみに彼女に「何にするの?」と尋ねたら「『ガトージャポネ』はひとりでは多いので一緒にいただきます」との事だった。
ほどなく「ガトージャポネ」がやって来た。
皿の上に敷き詰められたスポンジの上に大量の生クリームとフルーツ。
これは一昨日今池の「マッシモ・マリアーニ」で食べた「ショートケーキ」と同じビジュアルだ。
「なるほどこれの事だったのか・・・」
私は元々「マッシモ・マリアーニ」のものも好きだったので大歓迎だった。
このふたつの違いは、
「マッシモ・マリアーニ」がシフォンケーキを使っているのに対して、
ここは通常スポンジの切れ端のような感じ。
生クリームはここの方が軽くて美味しい。
さすが人気店だけの事はある。
そして何よりこのたっぷり盛られたこのケーキが700円というのがすごいと思った。
(ちなみに「マッシモ・マリアーニ」は単品1,000円、セット1,700円)
まあ考えてみれば、よく「100円」とか「ご自由にお持ちください」と店頭に置いてあるスポンジの切れ端があるので、アレンジの上有効活用しているのだったらこの値段でも出せるのだろう。
また我々もこれだけたっぷりのケーキが700円で食べられるというのは嬉しい限り。
まさにWIN‐WINの商品と言えるかもしれない。
ちなみに、この日購入したケーキは「モンブラン」と「ミゼラブル」と「フレジェピスターシュ」。
評判の「モンブラン」はビジュアルが今風のもので、生クリームが混ぜてあるのか、さほど強烈な甘さを感じさせない優れもの。
「ミゼラブル」は私は元々大好きなベルギー伝統のケーキ。
ナッツ系のバタークリームの美味しさをミルフィーユ感覚で堪能できる。
彼女が選んだ「フレジェ・ピスターシュ」はフランス版ショートケーキとも言うべき定番ケーキ。
いちごと甘めのバタークリームというのは日本ではあまりないパターンかも知れない。
私はこの他にまだ残っていた焼菓子を数点買った。
「ダックワーズ・ショコラ」「フリアン」「フロランタン」は私がいつも初めての店で買って他店と食べ比べる定番(但し『ダックワーズ』はナッツ系のバタークリームではなくチョコレートクリームが入っているオリジナルだった)。
それに加えてお店の人が薦めてくれた「ガトーショコラ」も買い求めた。
正直言って焼菓子は今ひとつだったが、「モンブラン」や「ミゼラブル」は独得の感性で作られているようで、オリジナリティもありなかなか美味しかった。
でも、私はここで最も気に入ったのは何と言っても「ガトー・ジャポネ」。
この店が無くなっても「伏見店」か今回この後に場所を教えてもらった「覚王山店」でも食べたいと思う逸品だった。
ちなみに、家族で1人ひとつずつ食べるはずのケーキの味を何故私が全て知っているかと言うと、
実はこの後私は野暮用で帰京できなくなり、夜及び翌朝、結局これらのケーキを全て食べる事が出来たからなのだ(笑)
ところで、ここ長久手店は店の前に池があってとても良い雰囲気だ。
この店が今後どのように利用されるのかわからないがとてももったいない立地だと思う。
私たちはこの日、この池が眺められる窓際の席でティータイムを楽しんだ。
ゴルフウェアのまま、特に彼女は少し派手めな衣装で、プレー中の小雨のせいで髪も少し乱れ気味なのがかえってソバージュでもかかったようにも見える。
私たちはそんな状況でひとつの「ガトージャポネ」をつついていた。
この光景は傍から見れば、いい歳こいたオッサンと夜の商売の女性の「痛いカップル」のように思われていたかもしれない。
前のログで紹介した通り彼女は30過ぎの「リケ女」でとても頭は良いのだが、
少し(と言うかかなり)天然で世間知らずの所がある。
この日のゴルフにしても、私の前の組で回っていたのだが、
「よくぞこのレベルでコースに出ようと思ったなあ」というぐらい下手だった。
それでも同じ組で回った人たちの彼女の評判はなぜかとても良かったのが彼女らしい(笑)
ケーキを食べていた時も、私がケーキを食べ損ねて頬っぺたにクリームが付いてしまった時、
彼女は何も言わず躊躇もなく自分の指でそのクリームを取ってしかもそれを自分の口に入れたのだ。
「得しちゃった♡」と満面の笑みで言い放つ彼女を見ていると、
若い頃なら「このままの流れで・・・」と思ったかもしれない。
しかも、この後彼女は先程触れたゴルフ中の雨で乱れた髪と湿った服を気にしはじめて「どこかで着替えたいですね」と言ったかと思ったら、続けて「この先にホテルがあるので寄って行きませんか?」とこれまた何の躊躇もなく普段通りの笑顔で言い放った。
私は頭を抱えたい衝動に駆られた。
おそらく彼女の超ド天然の性格と理系らしい合理的な思考がそう言わせたのだろうとは思うものの、
「いくら何でも(上司の私に対して)それはないだろう」という怒りにも似た気持ちが芽生えてきた(これは本当です)。
ちなみにここは長久手。
私はここから少し行った所にある昔よく通っていた大きなゴルフ練習場に彼女を連れて行き、昔スーツからウェアに着替える時によく使っていた、普段はほとんど利用者のいないドレッシングルームで彼女をとっとと着替えさせた。
もしあのまま彼女とホテルに行っても、おそらくシャワーを浴びて着替えただけで(ひょっとしたら有ればカラオケぐらいしたかもしれないが・・・笑)何もなかっただろうとは思うものの、
それならそれで逆に面白そうな不思議な時間が過ごせたかもしれないと少し後悔している私がいた。
まあ、立場上そんなリスクは冒せないのはあたり前なのだが・・・。
「ピエールプレシュウズ長久手店」は、こうした甘~い思い出を私に残して、数日後その歴史の幕を閉じたのだった。