長楽萬年「快老麺」　無化調薬膳ラーメン : 好和亭

　珍しく昼跨ぎの時間帯に春日井出張が入り、午前中の仕事を終えて1年半ぶりに「好和亭」さんを訪問しました。
　前回と同じ「快老麺」700円に麺1.5倍の100円増しで注文。同僚が注文した「松」と同額ながら、松がロール叉焼4枚に対して快老麺は2枚、その代わり快老麺は他のトッピングが見えないくらい大きな「磯巻きおぼろ昆布」が丼一面を覆っています。

　店内掲示メニューには、「とろろ昆布」と表示がありますが、それより高級な「おぼろ昆布」をシート状に固めた「磯巻きおぼろ」を使用する拘りが素晴らしいですね、勿論、とろろ昆布とは風味が全く違います。

　スープは前回訪問した時と同じ、鶏ガラベースに豚骨と根菜を焚き込んだごった煮系白濁スープと、室鯵ベースの混合節とのダブルスープかな？魚介の風味、特に節の甘みを今回も感じます。
　返しが少々強く感じたのは夏場のせいでしょう、冬場に比べてやや多めに使用しているようですが塩っぱいほどではありませんでした。前回と同じく食べている間はニンニクに気が付きませんが、食後暫くしてから呼気に僅かながらニンニクを感じます。

　麺は多加水中太のやや縮れ、かん水使用しない玉子繋ぎの麺はモチモチで大盛（1.5倍）でも最後まで飽きのこない麺です。薬膳系無化調の優しいスープであるが故に、スープを持ち上げやすい細目か加水低めのストレート麺で食べてみたい♪前回と同じ感想を持ちましたが、このスープ・トッピングのクオリティーからして「快老麺」700円、大盛にしても800円のコストパフォーマンスは高いと感心します。ご馳走様でした。

　正月３日、箱根駅伝中継に後ろ髪を引かれながらも東三河を出発、午前中に小牧に戻りました。
本日は長男夫婦に授かり来月出産予定の姫、そのグッズ購入の為、春日井市の赤ちゃん本舗で買い物です。

　買い物前に腹ごしらえ、正月と出産祝いの縁起を担ぎ鎹（春日井）の好和亭にて、快老・松・寿竹のラーメンを頂きました。

〇快老麺（小生）　　　　　700円
　　メンマ約５本、叉焼2枚、とろろ昆布、海苔
〇松（相方、長男嫁）　　　700円×2
　　メンマ約5本、叉焼4枚
〇寿竹（長男）　　　　　　1100円
　　メンマ大量（20本以上）、叉焼8枚

　好来系のラーメンを頂いたのは久しぶりですが、春日井の好和亭は小生初訪問です。
過去の記憶から大方スープの傾向は分かっていましたがこちらはかなりさらりとしたスープに感じました。

　さらりとはしていますが自然の甘さ・旨みがじんわり伝わるように感じます。無化調スープの典型と言っていいくらい後味さらりとしていますがレンゲが止まらない癖になるスープです。

　動物系は鶏ガラの香りと豚骨の旨み感じますが獣臭さは皆無です。室鯵節の甘味を直後に感じますが節の旨みが複雑で動物系とのバランスから鯖節・宗田鰹節・うるめ鰯節の4種使用しているように思われます。

　動物と魚介に対するグルタミン酸系は、根菜と聞いていますが人参の甘味を一番強く感じます。ニンニクは使用しているとしても臭み消し用に隠し味程度の微量使用に感じましたが、薬膳ラーメンを標榜するに相応しい体に優しいスープ、さらりとしながら後引く美味しいスープです。

　材木メンマは乾燥では無く塩漬け戻し、塩はしっかり抜け軽めの味付けで塩漬けメンマ特有の香りが控えめなのでいくらでも食べられます。長男が注文した寿竹は丼一杯にメンマが敷き詰められ軽く20本以上ありましたがこの味付けなら食べられるでしょうね～小生は無理だけど(笑)

　チャーシューは厚さ5㎜程度でやや厚め、赤身多めですが外側の脂身もトロリと溶けるような柔らかさあり脂肪分はほとんど抜けています。赤身はほろほろ、味は叉焼ですが缶詰ツナのような歯ざわりは、某グループ店のAラーメン叉焼に似ています。小生注文の快老麺には2枚でしたが、デフォの松には4枚入り先の某Aラーメンに近いボリュームはかなりのハイコスパです。
　寿竹にはこれが8枚入りますので某O（オー）ラーメンと同ボリュームです。

　叉焼の味付けは塩味やや濃いめ、醤油は控えめですがこの少々塩味濃いめの塩梅がさっぱり系の薬膳スープと合いますね～、この叉焼が薄味ならば豚肉の香りが先行してくどく感じるかもしれません。その点ラーメン全体のバランスがよく考えられた叉焼だと思いました。

　麺は中太ほぼストレートの加水高めです。4分割の笊使用、沸騰したたっぷりのお湯で茹でられ湯切りもしっかりしているのでかん水臭完全に抜けています。モッチリした麺でかなりボリューム感あります。個人的には、このスープに低加水中太麺で食べてみたいなあ～とも思いました。

　正月休み最終日、縁起良き店にて美味しいラーメンを頂くことができ良きスタートが切れました。
好和亭さん、ご馳走様でした。