久しぶりに訪問したのは、一宮市にある愛知県トップクラスの名店『中華そば 華丸』 : 中華そば 華丸

《店舗情報》
本来は家業の寿司店を継ぐ予定だったのでしょう、和食店で10年以上修業をされていたという店主の大橋氏
ところが父親が数十年間営んでいた寿司屋を閉め、2003年12月にラーメン店へとリニューアル
当時はラーメンブームの真っ最中で、独学ながら確かな和食の技術で作り上げたラーメンが評判を呼び、瞬く間に平日でも行列が出来る人気店になったのだとか
和食で培った魚介出汁に、豚骨と鶏ガラを長時間煮込んだ動物系スープを合わせたWスープは、「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重 2019 特別版」でミシュランプレートを獲得するなど、愛知県のみならず押しも押されもせぬ全国区の名店に押し上げました
《訪問情報》
名古屋鉄道尾西線の萩原駅から徒歩2分という立地ですが、今回もマイカーで向かいました
ほぼ3年ぶりとなる3月上旬の木曜日、いつものように少し離れた広いスペースの契約駐車場に車を停め13時45分少し前に入店すると先客は3人
《オーダー》
入口左手の券売機で食券を購入します
久しぶりだったので看板メニューの「中華そば」をチョイス、もうひとつテッパンメニューである「いなり」と一緒に女性スタッフに食券を手渡すと、カウンター席右端席に案内されさました
奥の厨房では大橋店主が「中華そば」を調理開始、同時にカウンター横でお母様が油揚げで「いなり」を包み始めました
ほんの6分ほどで完成、揃って提供されました
《スープ》
煮干しをメインにカツオ節、ムロ節など4種類の節から引いているという魚介出汁は、和の職人らしく、あっさりとしていて優しい口当たり
丁寧に抽出された魚介の風味が秀逸で、旨みとコクが実に奥深い味わいです
《麺》
麺は縮れた中太タイプ、モチモチでプリっとした歯応えが素晴らしい
今回もデフォルト麺で、平打ち太麺をオーダーし忘れてしまいました
後客の常連さんが指定したので気付きましたが、次回こそ忘れずに試してみたいと思います
《トッピング》
具材は、メンマ・チャーシュー・大判海苔・刻みネギ
ビジュアル的にもインパクトのある極太のデカメンマは歯応え十分、噛み切るのも大変でした
チャーシューは厚みがあって程よく脂身のあるバラ肉、箸で解れるほど柔らかく口の中でとろける感じ
《いなり》
代が変わりラーメン屋に業種が変わっても、お寿司屋時代の風情や名残りは店の雰囲気やサイドメニューに垣間見ることができます
殊に人気メニューの「いなり」は注文後に手作りで包む寿司飯がシミシミ
黒胡麻が入りプチプチとした食感で、甘めに炊き上げた油揚げも、お寿司屋時代からの味を守る絶品でした
《所感》
ちょっと懐かしさも感じられる魚介が香るＷスープに、久しぶりに癒されました
2022年は浅利の安定した仕入れが困難なため「あさり潮つけめん」の提供を断念されたそうですが、今年はどうなんでしょう
SNSをチェックして、春限定の名物メニューを味わいに再訪してみたいと思います

《店舗情報》
2003年12月、店主さまの亡きお父様が数十年間経営されていた寿司屋の店舗を、そのまま使って創業したそうです
もともと家業の寿司店を継ぐ予定だったのでしょうか、店主さまは和食店で10年以上修行をされていたとのこと
和食の修業で得た知識を活かした魚介ダシ(煮干しをメインにカツオ節、ムロ節など4種類の節から引いているそう)と豚骨と鶏ガラを長時間煮込んだ動物系スープを合わせたWスープが基本なんだそう
代が変わりラーメン屋に業種が変わっても、お寿司屋時代の風情や名残りは店の雰囲気やサイドメニューに垣間見ることができます
殊に人気メニューの「いなり」は店主さまのお母様が手作りで、お寿司屋時代からの味を守っているそうです
「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重 2019 特別版」では"星獲得には至りませんでしたが、ミシュランの基準をクリアしている"と評価された店に与えられる「ミシュランプレート」を獲得しています
これを機会に、愛知・一宮から全国区のラーメン店に飛躍して欲しいところです
《訪問情報》
名古屋鉄道尾西線の萩原駅から徒歩2分、駅前ロータリーを出た直ぐの立地ですが
COVID-19緊急事態宣言が発令され外出を自粛している中、ランチタイムの時間帯を避けマイカーで人との接触を極力無くして向かったのは、2020年4月中旬の金曜日13時30分少し前
店舗裏側の広いスペースの契約駐車場に車を停め店頭へ向かうと流石に並びはなく、暖簾をくぐると先客は5人
《オーダー》
券売機で季節限定の「あさり潮つけめん」をポチリと、それとついつい看板メニューの「中華そば」も購入してしまいました
入口側端っこのカウンター席に案内され食券を女性店員さんに手渡すと「中華そばからでいいですか」と問われ、その通りお願いして着席
5分でうっすら茶濁したスープの出汁が香ってきそうなビジュアルで「中華そば」から提供されました
〇中華そば
《スープ》
Ｗスープは魚介の風味・旨味がダイレクトに感じられますが、後から節系出汁の香りが追いかけてくる「和」の味わい
某薬膳ラーメンを彷彿とさせるような滋味溢れるスープです
《麺》
麺は縮れた中太タイプ、少し硬めの茹で加減で歯応えが良く喉ゴシもしっかり
優しいスープとは好対照の攻めている麺、ていう感じ
今回も、平打ち太麺をコールし忘れてしまいました、オーダーした後すぐに気付きましたが無理は言わずに、デフォルト麺を楽しみました
《トッピング》
具材はビジュアル的にもインパクトのある長メンマと存在感タップリのチャーシュー、に海苔とネギです
メンマは象徴的存在、サクサクとしっかりした歯応えですが、他店のメンマのように噛み切れない、なんてことはなく素晴らしい
チャーシューは厚みがあって程よく脂身のあるホロホロチャーシューが3枚、箸で持ち上げると崩れるほど柔らかく口の中でとろける感じ、肉汁とスープが調和してまさに口の中で溶けて無くなる味わいは秀逸
〇あさり潮つけめん
《麺》
「中華そば」を完食完飲したところで、お盆に載せられて「あさり潮つけめん」が提供されました
麺の入った深めの皿には刻み海苔が載せられていて、ざる蕎麦のようなビジュアルです
つけめんのデフォルト麺は細めの縮れた麺、ツヤツヤに輝く麺はしっかりとした歯応えが第一印象
縮れ具合がつけ汁を纏ってワシワシと食べたくなる啜り心地の良さ
《つけ汁》
粘度は低いシャバシャバなつけ汁ですが、麺の縮れとマッチしてしっかりと麺に絡みます
つけ汁の中にはニンニクのスライスと糸唐辛子が入っていて香りが抜群、あさりの旨味とマッチしてます
《トッピング》
麺皿には、中華そばと共通の具材である長メンマが2本と厚切りチャーシューが1枚載ってます
微塵切りのネギも麺と一緒に持ち上げあって、香り食感とも良いアクセントでした
ゴロゴロ入っている旬のあさりは身も大きく食べ応え十分、貝殻用の皿も心憎いサービスです
絶妙な半熟具合の味玉は、単品トッピングでも大人気の一品で味が良く染みてました
《所感》
厨房には相変わらず男性店主さまのワンオペ、女性の店員さんが3名洗い物とか助手、接客を務めていて家族的な雰囲気
後からも続々と来客がありましたが、常連さんらしき方を含め殆どがリピーターでした
特段秀でた特色や素材、スタイルは全く無いのですが、飽きのこない深みのある味わいで、また思い出したように行きたくなる店なんです

愛知レジェンド店訪問シリーズ15店目は一宮屈指の行列店
三連休の中日で日曜昼13時半に到着するとやっぱり大行列
近接の駐車場も満杯だったので少し離れたところへ車を停めて列に並びます
大寒波到来とのことで並びは少ないと予想していたのですが、20人を超える外待ち客がいました
30分ちょっと並んで入店、券売機前で温かい中華そばに揺らぎましたが、久しぶりのつけめん（熱盛りかと聞かれましたが冷やで）と未食のいなり2ヶを購入して小上がりの座敷席に案内されました
相変わらずお元気な女性店員さんの老練な接客に心が和らぎます
麺は太めの縮れ麺、コシが強く歯応えと喉ゴシが素晴らしい
ツルシコもちもち麺も好みですが、このくらい自己主張している麺はそれだけで圧倒されます
つけ汁はサラサラ・あっさりしてますが中華そば同様に味わい深い旨みがあります
麺の個性をしっかりと受け入れるつけ汁、随分と前になりますが、当時の印象(確か体調が悪かった記憶)を払拭する完成度です
トッピングは麺に盛り付けられた焼豚と極太メンマに大判の海苔
焼豚はブロック状、メンマも柔らかですが食べ応えのある脇役です
大判の海苔は香りも良く、千切って麺に絡めていただきました
どちらかと言えば中華そばの方が完成度が高い気もしますが、つけめんも名店らしい逸品でした
それと初めてオーダーした、いなりですが評判通り優しい味わいで、まさに店の象徴を表しているような味わいでした

中華そば
平日の13時半に到着、待ち無しで着席
やっぱり筆頭メニューなだけある、シンプルにスープと麺を堪能できて大満足
いなりが売り切れだったのは残念だが、この位の時間帯が落ち着いて味わえる

春のあさり潮つけめん
あっさり旨し

中華そば、味玉
ハイレベルなラーメン

味玉つけめん＋いなりクーポン
意外にあっさり旨し