細切り十割蕎麦 : 志蕎庵 江月

近所にも関わらず久しぶりの訪問となった。行かなかった理由はないのであるがたまたま足が向かなかっただけのことである。

平日のランチタイムに伺うとほぼ待ちなしで席に着くことができた。これは単にタイミングが良かっただけで帰り際には外まで行列ができていたのである。

奥の大きなテーブルの１人、もしくは2人用の相席専用スペースに案内された。1人での訪問は小回りが利くのである。

ということで今回は天せいろ+追加ざる（小）でお願いした。こちらでは1枚では足らないし、とは言っても天ぷらまで食べると2枚だと私には多過ぎるのである。

待つこと約10分1枚目の蕎麦と天ぷらがやってきた。こちらの蕎麦はすべて自家製粉を使った十割蕎麦なのである。しかも細切りなのが嬉しい。私は元々蕎麦は細めの切りが好きなのであるが、多くの十割蕎麦屋では太切りなのだ。多分十割蕎麦で細切りは難しいのだろうね～～

食べてみるとするするっと喉を越す蕎麦の感覚は十割蕎麦ならではのものであった。蕎麦を受ける蕎麦つゆもなかなかのものである。わさびと相まって極上の味わいを出していた。

また天ぷらは大海老3匹と野菜が2点、これだけあればランチには十分である。2枚目の蕎麦も楽しませて頂き気分よく帰途に就くことができた。

人気店なので待ちを覚悟で行かないといけないのが難点だが、それでも定期的に通いたい、そんな店なのだ。

少々足が遠のいてしまっていたが、名古屋市中心部の蕎麦屋にも飽きてしまったので、久しぶりにこちらに伺うことにした。とは言ってもその日は休日のランチタイムであったので、並ぶのを覚悟してこちらに訪問してみた。

最初の関門は横の駐車場が満杯で停めることができない・・・しばらく待ち空いたところで車を停め、中に入っ名前を告げ、待つことにした。

そこから20分ほどで奥の席に座ることができた。やはり週末はかなりの混みようで行列覚悟で行かないといけないようなのだ。しかしそこまで待っても食べたいものがあった。

それは土日限定の手挽き蕎麦「しなの」である。数量限定ではあるが、各地の厳選した蕎麦の実を手で粗く挽いて香り高く仕上げている物なのである。

こちらの蕎麦は他店と比べて量が少々少ないので、成人男性であれば追加1枚するぐらいがちょうど良いのである。
今回は通常の天ざるに加えてこちらの「しなの」を1枚追加することにした。


待つ間に出汁巻き玉子と山葵菜の漬物を頂いた。なかなか美味しい～～

そしてまず天ざるのセットがやってきた。こちらももちろん十割蕎麦ではあるが少々香りも少なくガツンと来るとはとても言えない蕎麦であった。天ぷらはふつうに美味しいかな～～

そして1枚目を食べ終わるとすぐに追加の蕎麦を持ってきていくれた。見るからに色が黒くて箸で掴むととても良い香りがしてくるのである。蕎麦ってやっぱりこうでなくっちゃ！と思えるものであった。

どちらの蕎麦も十割で固めだが、味は全然違う～～差額も200円か300円か忘れたがそんなに違いもないため「しなの」を選ぶチャンスがあったら迷うことなく選択するのが良いだろう。
蕎麦とはつくづく繊細ものだな、と再認識させられた、そんな訪問であった。

ついに愛知県では「手挽きそば一心」と同じ3.76（5月16日現在）で愛知県蕎麦部門第2位となっているようである。

蕎麦の味わいというのは皆さんかなり好みの差があり、蕎麦の香りが強過ぎるのが好きでない人は更科タイプが好みのようであるし、ガツンと来るのが好きな人は黒目の挽きぐるみが好きなようである。私は後者の方が断然好みなのである。

実はこの日、引山交差点の近くにある某カレー屋さんに行くためにこちらの方面に来たのだが、そのカレー屋さんにいるとシェフから「スミマセン、今日は売り切れです・・」と悲しいお言葉が・・
そのショックでどうしようかな・・と考えた末急遽こちらに訪問となったのだ。

さてこちらのお店ではその日によって違う蕎麦粉を使用しているようで、私が訪問した日は福井の丸岡在来種であった。

ちょうどランチ時ではあたので私の先には1組の待ちがあったが、まあこれくらいで済めばラッキーな方であろう。10分ほど待って着席することができた。

メニューを見てこの日は天せいろのかき揚げ、そして蕎麦もう一枚追加でお願いした。こちらは1枚が比較的小さいと思うので、成人の男性では1枚では少々物足らなくなると思うのだ。

私が座ったのは店の右側にあるおひとり様とか少人数用のための大きなテーブルであった。
同じテーブルのアクリル板に仕切られた向こうの真正面のご夫婦の奥様は1枚で食べ終わっていたが、ご主人の方は追加をオーダーされていた。やはり少々量が少ないのだろうね～～

私予め追加分はお願いしておいた。ただこちらでは先に追加分をお願いしても最初に出てくるのは1枚のみである。スタッフの方がこちらの食べ具合を逐一チェックされており、私が食べ終わりそうになると奥の厨房にいる大将に声をかけていた。やはり茹でたてを出す、というのに拘っておられるのだろうね。後で追加したとしてもかなり早いタイミングで出てくるので、食べれるかどうか心配な方は食べ終わった後で追加しても問題ないだろう。

今回頂いたのは天せいろのかき揚げである。天せいろには種類があるが今回はかき揚げを選択した。蕎麦は抜群に美味しかったが、正直天ぷらはあまり好みではなかった。というのもかき揚げを崩していくと油が必要以上にじゅわ～～っと染み出した。私の好きな千種のあの店ではこういうことは皆無なのだ。なかなか天ぷらと蕎麦が両立しているお店ってないなあ～～というのが正直な感想である。次回からは蕎麦だけにしようかなあ～～

時間帯によっては平日のランチタイムでも待たないといけないほどの人気店であるが、この日は前を通ると駐車場が空いていたので急遽立ち寄ることにした。仕事の合間のランチタイムの時には行列に並ぶことはできないからね。中に入るとお一人様用の大テーブルに座ることができた。

こちらではランチタイムには天丼などとのセットもお安くあるのだが、やはりこちらは蕎麦が有名なお店である。私は天丼よりも蕎麦を思いっきり楽しみたかったので、ざる2枚でオーダーした。

ちなみにこちらのお店では「蕎麦+○○」というように蕎麦以外の天丼などがボリュームがあり、蕎麦自体は他店と比べて少な目である。ということは蕎麦をメインに食べたい私としては「大盛り」ということも考えられたのであるが、残念ながらこちらのお店では大盛りはなく追加でもう一枚ざるを頼まないといけないので、そうすることにした。
ちなみにこちらのざる1枚はかなり少なめである。

10分程度で1枚目の蕎麦がやってきた。美味しいのであるが普通の十割蕎麦のように香りが少ないようであった。しかしながら食感はとても良かったのでトータルとしては悪くはないと思った。しかしながら数多くある名古屋市内の蕎麦屋と比較すると負けてはいないと思うのであるが、秀でたところも見つからなかった。ランチタイムは忙しいのかな？？

食べ終わる頃にもう1枚の蕎麦がやってきた。これを食べてやっと満足できる量であった。トータルすると天ぷらも頼んでいないのにお代は2000円弱となり、こういう食べ方は少々割高感がある気がした。やはりこういう店ではランチセットを食べるのが一番良いのかな、と考えさせられたランチであった。

休日のランチ利用である。いつもはとても混んでいるのだが、早めの時間に行くと待たずに席に座ることができた。しかし12時を過ぎるともう待ちができ、私が帰る頃には多くの人が並んでいた。やはり時間を有効利用するには、時間帯を考えないといけないだろう。

さて今回は３種類の蕎麦の食べ比べをできるセットでお願いした。まずは普通のせいろ蕎麦。福井県の物らしい。これはまあ可もなく不可もない普通の蕎麦であった。そして2つ目は手切りの茨城県日立市の蕎麦である。これは歯応えも良く私は好みであった。

天ぷらは大きめの海老や舞茸などでなかなか蕎麦に合う美味しいものである。側と天ぷらってどうしてこんなに合うのだろう？？

最後は温かいお椀に入った蕎麦であった。基本的には私はあまり温かい蕎麦は食べないのであるが、冷たい蕎麦が続くとなかなか口の中がチェンジして美味しく頂けた。こういう順番もお店の人は計算されているのだろう。蕎麦の美味しさをいろいろな角度から楽しませてくれる心遣いであった。

こちらはいつ来ても期待を裏切られることはない。私としては近所ではピカイチのお蕎麦屋さんだと思う。末永く通いたいお店である。

久しぶりの平日ランチ訪問である。土日祝日はもうあっという間に売り切れになるので、なかなか行けないが、平日はそこまで混んでいない。近所の強みかな？？（笑）

今回も午後12時を回った頃の訪問であった。隣の駐車場に車を停めて店の前に行くと「中で名前を書いてお待ちください」との札が・・・

そんなに混んでいるのかと思いきや、空席もあり難なく席に座ることができた。おそらくちょっと前までは激混みだったのだろうね。

今回はせいろ＋ミニ天丼のセットをお願いした。こちらの蕎麦は抜群に美味しいのだが、一つ難点を言うと量が少々少なく感じてしまうのだ。女性にはちょうど良いかも知れないが、蕎麦だけで満腹にしようとすると当然追加のざるをお願いしないといけない。まあその手もあるのだが、あっさりした蕎麦に天ぷらはつきものである（笑）
天丼も良いかな

前回訪問してとても気に入ったので日を置かずに再訪してみた。暖簾をくぐるとタイミングが良かったのかお客さんはそんなにいなくてとっても空いていた！！
ラッキー！！！

入口の右側のテーブル席に坐って早速オーダー！！この日も限定の十割の特別そばをオーダーした。

やはりこちらの蕎麦、ただ者ではない！！まずは塩で食べてみると蕎麦自体の旨味、香りが分かるのだがそれだけで頂いても十分に美味しいと思えるものなのだ。塩だけで楽しんだ後は豪快にそばつゆにつけて頂いた。このしっかりとした蕎麦の旨味を受け止めるのに十分余裕のあるそばつゆであった。塩も旨かったが料理としてのバランスを楽しむならやはりつゆにつけた方が良いだろう。

そして天ぷらは・・・正直まあ普通かな。不味くはないが取り立てて旨いとも思わない。天ぷらとはなかなか厄介な代物である。蕎麦を食べるときにはないとさびしいしね～～

今回も大満足であった。自宅からそう遠くはないので時々訪問したい。

引山の交差点の北東の角にある蕎麦屋である。名東区では美味しい蕎麦屋というのがなかなかないのであるが、こちらはとても評判が良かったので初めて行ってみた。休日の遅めの時間である。
以前行ったらかなり待ちだったので敢えて遅い時間にしてみた。正解だったようでほとんど待たずに席に坐ることができた。しかし店に入るなり
「普通の蕎麦が売り切れて土日限定の手挽き蕎麦しかありませんが・・・」
とのこと。
普通の蕎麦は普通に作っているのであるが、その「手挽き蕎麦」というのは文字通り手でそば粉を挽いて敢えて荒目にして食感を良くしているようだ。もちろんお値段もそちらの方が高い。

普通はこういうお店では良いものから売り切れるのであるが、まあ何とも不思議なことであった。もちろん私にはとてもラッキーなことであったのだが・・・

少し待つとその粗挽きの蕎麦がやってきた。見た目は普通の蕎麦よりも若干黒めの感じである。からも多少入れる挽きぐるみなのかな？？

そばつゆと一緒に塩が乗っていた。お店の人が「この蕎麦は塩だけでも美味しいですよ」とのこと。
まずは塩を少し振りかけて頂いてみた。
香りが強くて食感は少し固めで私好みの蕎麦であった。たぶん十割蕎麦の食感のようであったがそのあたりは聞くのを忘れていたので定かではない。舌触りがあまりつるりとしていない素晴らしく美味しい蕎麦であった。つゆは少し濃いめだがとても蕎麦とあっている。バランスは良いようであった。

食後にはすぐに蕎麦湯を持ってきてくれた。どうやらそば粉を溶いて作ってあるようだ。少し残ったつゆに注いで飲んでみるととても美味しかった。
今回は天ぷらなどを入れずに蕎麦だけ楽しませてもらった。こちらのお店は蕎麦のみの直球勝負で十分満足できるお店である。
こんな美味しい蕎麦屋が近所にあったとは・・・
もっと早く知っていたかった。と思った。