ジューシーなグリル料理を、持ち帰りで。 : アンジュリ

夜にアンジュリでお食事されるなら、
グリル料理がおすすめ。

タンドゥール窯で焼き上げた、
アツアツジューシーで、パリッとした仕上がりがとてもいい。
お店で出来立てを食べるのがいちばんなのですが、
今日は、お持ち帰りでいただきました。

ミックスグリルは、
鳥やお魚など、6種類のグリルが味わえます。

タンドリーチキンは、骨付きもも肉。
マライテッカは、カシューナッツのマイルドなコクのある味。
フィッシュテッカ、チキンテッカ。
シシカバブは2種類あって、
スパイシーなものと、チーズ入りのもの。

チーズ入りシシカバブは、
オーナーのウベさんが日本に来て間もない頃に、考案したものなの。

当時のインドレストランでは、マトンを使ったシシカバブが多かった。
そのころの名古屋では、
まだマトンが一般的でなく食べ慣れていないので、
シシカバブは人気がなかったように思います。

そこでウベさんは鶏肉を使い、
スパイスを抑え、チーズを加えたのでした。

日本人に合わせたお料理は、悪いわけでないと思う。
実際、私はここのチーズ入りのシシカバブが大好きです。

久しぶりに、ミックスグリルをいただきながら、
初めてウベさんのお料理を食べた頃のことを思い出しました。

インドから来たばかりで、まだ無骨なスパイス使いが残る頃から、
今ではみんなが食べられるような味付けに変わったけど、
でも、コック修行したウベさんだからこそできる味があると思います。
ホテルに勤めていたので、ホールサービスも素敵ですよね。

アンジュリさんは、
ウベさんの思いのいっぱい詰まったお店です。

メニューが新しくなって、一度だけうかがって。
その時は、チャパティとネパールのカレーをいただいたの。
あたしはチャパティがすきだし、
ウベさんとこのチャパティはとても美味しいと思った。

ランチのカレーは数種類あって、
チャパティのセットも、そこから選ぶようになっている。
でも、ナンに合うカレーでは、チャパティには合わない気がする。
お連れさまはチャパティ好きじゃないし、
どうしようかな？

この日は、日曜日でホリデースペシャルのある日だった。
１日１０食限定の、スパイシーなスープカレーの日。
これにしましょう。
もう一つは、炒めたビリヤニをいただくことに。

いつからなんだろう？
ホリデースペシャルは、ホールスパイスがゴロゴロで、
別に作っていたはずなのに、
チキンやキーマと同じベースになっている。
ビリヤニも同じベースのカレーで炒めたもので。
ビリヤニといよりも、カレーリゾットに近い感じです。
玉子とビリヤニは相性が良いので、これはヨシ。

しかし、インパクト大☆なビリヤニです
このセンスは日本人は思いつないと思うし、おもしろい。
宮崎駿ワールドの何かみたいです(*´ω｀*)

５年目を迎えたことを、うっかり忘れていた。
５年目前の６月の終わりころ、
「オヒサシブリデス」
と、ウベさんに声を掛けていただき、ずいぶん前からの知り合いだったと気が付いて。
実はそれまでお話しはしたことがなかった。

ウベさんはずっと前に、緑区にあったビンディのコック長だった。
ガラス張りの厨房の中にいたウベさんは、
ひとりでタリを食べに来る、ひとりの日本人女性を不思議な思いで見ていたことでしょう。
彼女はナンを好まず、いつもチャパティを食べていたのだから。

＊

「チャパティ、アタラシイ　メニュー　ニ　アリマス。モモ　モ、　アリマス。
　ビール　ノミニ　キテクダサイ」


ウベさんは今、アンジュリの店主になり。
コックさんを雇って、ホールを担当するようになった。
ウベさんはホテルに勤めたことがあるからなのか？接客が抜群だと思う。
お料理といえば、
近くに大学があることもあって、お値打ちで日本人が受け入れやすいカレーに仕上げてあって。
インドのレストランから名古屋にやってきてすぐの時のウベさんの料理とは、
また違うもので。
ナンとカレーとタンドリー料理の、インドレストランなのでした。

ウベさんから、チャパティがメニューにある。
モモがある、という連絡が来るなんて。

＊

「コレ　ミテ。アタラシイ　メニュー。」

あぁ、ほんとだ、チャパティあるね。。
モモもビリヤニも、あるね。

けれど、メニューを見る限り、やっぱりインネパを感じる。

とりあえず、
モモとタンドリースペシャル、チャパティを注文して、
カレーはネパールの２種をいただいた。

ネパールのカレー２種はメニューにないもの。
ゴーヤにオクラ、お野菜とチキンがゴロゴロのネパールを感じる、
スパイスが柔らかく、スカッと香るんだもの。
美味しい！
これが、メニューに加わったら・・・、お節介オバサンの思い(笑)

モモは、もちろん皮から手作り。
ウベさんなら手作りすると思ってた。
これもうまい。
モモのタレを変えたら、きっと人気でると思うよ。

最後に、チャパティ。
はははっ。
参った！
たぶん名古屋でトップクラス。
というか、トップだと思う。
港のモスクにあるレストランのチャパティより美味しい。
こんなに手間をかけて作って。

西葛西のレカの、ママが作るチャパティの次に好き。
チャパティだけでも食べる価値があるような気がするけど、
これは好みの問題だから、なんとも。


チャパティってどんなもの？
って興味を持ってくださった方がいらしたら、ここで召し上がって。
本物の、ネパールのチャパティがいただけます。

やっと、やっと。
アンジュリで本当のネパールの味がいただけるようになった。
チャパティ☆
デライデライ　ミトチャ（とてもとても　美味しい）


*チャパティは全粒粉（アタ粉）を練り上げて、鉄板又はフライパンで焼いたネパールの主食です。
　普段、ネパール人たちはナンは食べません(笑)
　ネパール人の家の台所にタンドリーの釜はないので、
　フライパンでチャパティを焼いて召し上がっています。
　よかったら、ネパールのホントの味、どんなものか召し上がって見てください。
　ここの、めっちゃ旨いです。

コロコロ笑う、クリクリお目目の女の子。
フィリピン人の友人が髪を乾かしている横へやってきて、
英語で話しかけてきたらしい。
どこの子だろうね？と話していると、ママがやってきた。
「あっ、ウベさんの奥さん。久しぶり！」

クリクリお目目の女の子は、ウベさんの子だった。
ネパール人の子は、みんなクリクリしててかわいいね。
久しぶりに会うママさんは、最近来ないあたしを心配していたらしい。
お連れさまは昨日来たのだとか(笑)
こっそり行ってたのか、抜け駆けしてカレーを食べに！

ねぇ、ママさん。
この子、前に会った時にベビーカーに乗っていた子でしょ。
アンジュリがOPENしてすぐの頃。
買い物してるウベさん家族と会った時に、赤ちゃんを連れていて。
あんな小さかった子が、こんなに大きくなったのね。
私に内緒話をしたり、エビちゃんと英語で会話したり。
ほんと、驚き。

そういえば、この子の名前聞いてなかったね。
なんていうの？
「アンジュリ　デス。お店ト　オナジ。パパ　ガ　ツケマシタ。」
そうだったの！
そういえばお店の名前のことも、初めて聞いた。
ウベさんと出会ったのは、うんと前なのに。

＊

今日は、退院後に少し散歩しようと、歩いてアンジュリへ。
１３時ころに伺ったのだけど、並んでてびっくり。
日曜なのに学生さんでいっぱいなの。
この人数をこなせるのってウベさんだからできる技ね。
接客が丁寧でサラッとこなしてるから、尊敬しちゃうわ。

５分ほど待ったくらいで順番になりました。
私は、チーズナンセットを。
お連れさまは、Aランチにしました。

＊チーズナンセット　１０８０円
　スープ・サラダ・カレー（４種類より選択）・チーズナン・チキンティッカ・レシミカバブ・ドリンク

＊Aランチ　７００円
　スープ・サラダ・カレー（チキン・豆）・ごはんorナン（ごはんを選択）

ここのチーズナンは、普通のとろけるチーズを使っているので美味しい。
甘くないというか、きちんとチーズの味がします。
お連れさまの、お父さんとお母さんも、ここのチーズナンが美味しいといい。
また、名古屋にきて食べたいと言ってます(笑)

ランチのチーズナンセットには、
チキンティッカとレシミカバブもセットになっていて、
ドリンクまでついて、
なんと！１０８０円税込という安さ。
名古屋市最強のコスパのような気がします。

今日のチーズナンの焼き具合がとても良くて、満足。
たまには、チーズナンも食べたくなる、あたしでした。

<インドカレーの楽しみ方>

ネパール料理を楽しんでいると、ご飯とカレーだけという組み合わせを、
舌が寂しいと感じるようになってきた気がする。
日本のお味噌汁とごはんにおかずが欲しかったり、
せめて、お漬物でもあったらなぁと思うように、
カレーとご飯にもアチャールが欲しくなる。
アンジュリさんは、全員ネパール人なのだけれど、
お料理はインド料理。
なので、アチャールというお漬物はお店に置いていなんです。

ある日、ランチで出てきたサラダをナンにのせて、
くるりと包んで、カレーと一緒に食べてみた。
さっぱりして、おいしい！

昨日はランチで、ダルカレー（豆カレー）と小さいご飯をいただきました。
最初は、ダル（豆カレー）とごはんだけでいただいていたんだけど、
ご飯にサラダをのせて、カレーをかけてみました。
うまい！
フレッシュサラダカレー、あってもいいと思います♪


＜学生街の、インドレストラン。＞

アンジュリさんがＯＰＥＮして、今年で３年になります。
初めのころは少なかったお客さんも、徐々に増えて、
今では人気のランチ店になりました。
平日のお客さまは、学生さん。
お隣、名城大学の学生さんたちのランチタイム時間には、
お店から人があふれるほど賑わっています。
ウベさんは学生さんたちの強い味方なんだもの。


Aランチは、７００円。
チキンカレーとナンorライス・サラダ・スープ
もちろんナンもライスも食べ放題なの。
一度伺うと、次回の１００円割引券がもらえるの。
だから、次回は６００円で食べれちゃう。


今回、私がうかがったのは、日曜日でした。
日曜日は、家族づれやカップルで賑わっています。
それから、日曜日だけ限定の「ホリデースペシャル」を、
お目当てにいらっしゃるお客さまも。
ホリデースペシャルは、骨付きモモ肉を丸ごと煮込んだ
チキンのスパイシーカレー。
大きなどんぶりに、なみなみ注がれたカレーに、
骨付きモモ肉がはみ出てるの。
お肉は、ホロホロに煮込まれているから、
スルッと取れる。
カレーは、スープ状になっているから、
ナンよりも、ご飯に合わせて食べるのがおすすめです。

私たちのテーブルの横で召し上がっていらした家族連れの方は、
３世代でいらして、６人掛けのソファー席から楽しそうな会話が聞こえる。
ちょっと気になって、チラッと見ると、
おじちゃんも、おばあちゃんも笑顔で召し上がっているの。
「ナンって、ふんわりして美味しいね」
お孫さんは、ほうれん草のカレーを甘口で召し上がっていて、
「ほうれん草きらいなのに、これなら食べれるよ！」
そうよね。
インド料理って、お野菜を美味しく食べれる魔法をかけてあるみたいなんだもの。
私も、子供のころからほうれん草はちょっぴり苦手。
今でも、薄味にしあげてほうれん草の苦みを感じられちゃうのは食べれない。
でも、ウベさんのほうれん草カレーは、クリーミーでとても美味しいと思う。
ふっくらナンに、とてもよく合うもの。
ご家族で楽しそうに召し上がっている姿はｍほのぼのとしてていいですね。


お値打ちなカレーランチだから、きっと味が悪いんでしょ？
なんて思われるかもしれないけど、
きちんとしたインド料理ですよ。
ウベさんは、インドのホテルで修業されていて、
コックさんたちも、東京のお店で勤めていらした方もいらっしゃるの。
ホリデースペシャルを始め、手間を掛けられているお料理なんです。
スパイスの使い方も、
ウベさん独特の、オリジナリティーを感じられるものです。
私は、いつもダル（豆カレー）をいただきます。
クミンとカスリメティの風味がいい、ダル。
ただ、ランチだと辛さが足りないので、
「スパイシーに仕上げてください」
と、お願いしています。
辛さの変更について、メニューには書いていませんが、
もし、辛いのがお好きな方は、
注文の時にお願いすれば、好みの辛さに仕上げてくれますよ。

ナンは、ふっくらと焼き上げてあり、
私は、ウベさんのチーズナンが好きなんです。
トロトロチーズがたっぷり入った、チーズナン。
今どき流行の蜂蜜はかかってない、甘くないタイプのものです。
ランチタイムでは、プラス１３０円でチーズナンに変更できます。

ランチタイムのメニューは、
カレーとナンと、ドリンクがセットになっていて、
カレーによって値段の変更をしてあります。

＊Aランチ　チキンorダル（豆）・ナンorライス・サラダ・スープ　　７００円

＊Bランチ　チキン・キーマ・ほうれん草チキン・ナンorライス・サラダ・スープ・ドリンク　　７７０円

これに、グリルしたチキン（チキンテッカ・レシミカバブ）を付けたい場合は、＋２１０円です。
スパイスに付け込んで、タンドリーの釜で焼いたチキンテッカと、
ひき肉に、スパイスとチーズを練りこんでソーセージのようにして焼き上げたレシミカバブ、
二つともいただけて、プラス２１０円なんですよ。


ウベさんは、学生さんたちの強い味方ですね。
そして、みんなの強い味方。
私も、大好き、ウベさん。

＊

＜ある日の、アンジュリ＞

今日はウベさんところで飲みたい・・・。
ふと、そう思った。
お連れ様とウベさんのお店で待ち合わせして、扉を開けるとウベさんがニコニコした顔で、
「今日、お客さんクルカナ～？オモッテマシタ。」
どうして？
ウベさんが、そんなこと言うのとっても珍しいことなので、尋ねてみると、
「私の友達イノシシ　ウチマシタ。イノシシをネパールのスパイスでツケテアリマス。
　お客さんに食べサセタイ、ソウ思イマシタ。」
えっ！猪？？？

そんな訳で、今回はイノシシのタンドリーをいただきました。
現地っぽく、ちょっぴり塩味が聞いているのですが、シシ肉にとてもよく合う。
猪って、ぼたん鍋しか頂いたことないのですが、
私は、味噌味で頂くよりもスパイスで漬け込んだ方が、
臭みが消えて柔らかくなりイイとおもいました。

居酒屋さんでも、インドレストランでも、
何度も通って顔を覚えてもらって、お店の方と仲良くなるうちに、
メニューにはないものを食べれたりする。
ウベさんのお店でも、色んなものを食べさせてもらったな♪
本当に、感謝です。

＊

＜ウベさんとの出会い。＞

私が初めてアンジュリさんへ伺ったのは、
地元のフリーマガジンに、インド料理店ＮＥＷ　ＯＰＥＮ！と載っているのを見つけたことで。
家から近いこともあったので、
どんなお料理がいただけるのかしら？と、うきうきしながらでかけました。

お店に入ると、ネパール人の男性に、
「お客さん、お久しぶりです。」と、声を掛けられて。。。

えっ、私このお店にきたの初めてよ、どなた？
どこかのレストランのコックさんだったと思うんだけど。
「どちらのお店にいたの？」

あっ、会社の近くの・・・。
そう、まだ私の父が生きていたころ、
母に初めてインド料理を食べさせた、あのお店ね。
家族でよく行ってたけど、大きなお店で、サービス担当は日本人。
だから、コックさんは厨房に入ったきりなので、お話することはなかったんだけど、
厨房から私たちの姿を見ていて、覚えていてくださったのね。
うれしいな、ありがとう。


そのお店で、ウベさんは、コックさんをまとめる料理長さんでした。
レシピは、彼が考案した、日本人に馴染みやすいカレーを出すお店でした。
会社の近くのお店は、新しかったけど、
最初のお店は１７年？くらい前からあった記憶です。
そのお店で、たぶん、私とウベさんはであっているのですが、
その時のことはあまり記憶がないの。
だって、厨房がかなり遠くてガラスに囲まれているから、
お話なんてできなかったんだもの、
でもね、たぶん、挨拶はしている。
だって、あの頃、ガラスの向こう側のインドやネパールの人と、
必ず挨拶していから。
このお店は、当時、チャパティとナンが選べて、
私はいつもチャパティを食べていた。
一人でひょっこり。
あんな当時、女性が一人で食事するのも珍しかったし、
ましてやインドレストランに一人で食事も珍しいことだものね。
ウベさんが覚えていて、当然のことなのかもしれないね。


ウベさんは、インドのニューデリーの５つ星ホテルのレストランで修行されて、
名古屋のインド料理店では１０年以上の経験のあるベテランコックさんです。
そして、ウベさんの親戚の２人のコックさんも、
東京のインドレストランで修行され、名古屋にこられた方々で。
そうそう、今はもう一人コックさんが増えてね、
その方は、マレーシアからいらしたのよ。


アンジュリさんは、オーナーのウベさん・ママさん、
そして、ウベさんの親戚の方々で営んでいる、小さなインドレストラン。
あの、ノーベル賞で有名になった、名城大学の東隣にあるお店です。