奇を衒わない料理の本質を追求した料理 : 花いち

【2023.4.15 四回目】

ある日、食べログ仲間でもある◯◯氏から、此方のお店のお誘いを受ける。

此方のお店は、好きなお店の一つなので、二つ返事で参加させて頂く事に。

当日、生憎の雨模様だが、旨いもの食えるかと思えば、天候ぐらいなんのその！笑

お誘い頂いた◯◯氏とお会いするのも久々だし、前回も、同席させて頂いた◯◯氏のご友人も、久々にお会いする。

今回は、◯◯氏のご友人で、神戸から参加されてる方もみえる模様。

流石は、全国を股に掛ける◯◯氏の幅広い交友関係！

定刻となり、会はスタート。

まずは飲み物を、という事で、

△焼酎のお茶割
△烏龍茶×4
△生ビール

⚫︎めじまぐろ、いさきの刺身
⚫︎太刀魚の塩焼き
⚫︎出汁巻玉子
⚫︎はんぺん
⚫︎あおりいかと干し芋の天ぷら
⚫︎めばる煮
⚫︎天むす×3
⚫︎粕汁
⚫︎稲荷寿司
⚫︎黒砂糖の寒天

しかし、皆さん、スゴい！全国、彼方此方で食べ歩きされてる方々ばかりなので、美味しいお店情報を存じ上げてる！

自分の知らない新規店情報等聞けるのは、自分のような食いしん坊には、この上ない喜び！笑

既存のお店の裏情報等も、色々と伺え、非常に楽しく食事が出来ました！

◯◯氏、お誘い下さり、有難うございました！

自分が一番よく食べ、よく飲んだにも係わらず、均等割で甘えてしまい申し訳ございませんでした。

また、よろしくお願い致します。

ご馳走様でした！

【2022.7.24 三回目】

前回、二回目の訪問時、大学の同級生からとある話を聞かされ、縁とは不思議なもんだ！と驚いた。

それから約一年が経過し、ある日、奥様からショートメッセージにて、予約の日時と人数の確認の連絡を頂く。

なるほど。自分は楽しみに予約日の到来を待っていたが、この辺の細やかな気遣いも、お店の人気に繋がってるんだろうな。

お店の前で、同席者の女友達と待合せ、入店。

奥様から席に案内頂き、席へ着く。

まずは、ドリンクを、、、

△生ビール×2
△焼酎のソーダ割り

⚫︎こち
⚫︎剣先いか

んー、何ちゅーか、相変わらず、料理が純粋だわ。

⚫︎渡り蟹

蟹酢が甘ったるくなく酢もキツくなくて、蟹本来の味が楽しめる。

⚫︎水茄子と貝柱の生姜味噌

この生姜味噌がさ、酒のアテにピッタリ！料理食べ終えても、この味噌を箸で刮いでたもの。笑

⚫︎蓴菜

ミニミニ白玉が、蓴菜のプチプチ感との対比があり美味。

△焼酎のお茶割り
△焼酎ロック×2

⚫︎出汁巻玉子

此方の代表的な料理であり、ほぼ殆どのお客さんが必ず頼む品。

⚫︎はんぺん

此処のさ、はんぺん、まぁ、注文受けてから、すり身を捏ねて揚げるから、本当、旨いのよ。

⚫︎貝柱と長いもの磯部焼き
⚫︎剣先いかと干しいもの天ぷら

此れも、此方の代表的な料理かと。烏賊のプリプリ感と干し芋の甘くてネットリした食感が旨い！！

△焼酎のお茶割り
△焼酎ロック

⚫︎蛤酒蒸し
⚫︎あなごと万願寺唐辛子
⚫︎稲荷寿司
⚫︎天むす

いつもなら、干瓢巻きを食べるのだが、稲荷寿司にも魅かれたので、今回は、稲荷寿司と天むすを頂いた。

此方の料理はさ、高級食材殆ど使わないけど、食材が持つ旨さを巧く引き出す事にかけては、随一な料理人だと思うの。

世の料理人に、此方のお店の料理を食べて勉強してもらいたい！と心より思う。

ご馳走様でした！！

【2021.7.10 二回目】

料理の旨さとはなんだろう？と考える時がある。

ある料理人は、素材そのものが持つ旨さを引き出す事に長け、全てにおいてギリギリを付く非凡な料理。

ある料理人は、所謂、高級食材を多用し、それに大金を出し喜んでいる食べ手から喝采を受ける料理。

ある料理人は、出汁の取り方に長け、顧客が望む高コスパで支持される料理を提供する者。

どれも多種多様で、僕個人は、贅沢が好きだし、どれも旨い！と思うが、やはりそこらにあるありふれた食材を使い、滋味深い味を引き出す料理人の料理が、一番素晴らしい！と感じてしまう。

此方のお店へは二回目の訪問だが、今回頂いたどのお料理も、正に、滋味深く、名古屋の地にありながら、珍しく甘味の添加がほぼない味付けながら、料理を噛み締める度に、素材の旨味を引き出しており、後味に嫌な香りが残らない。

派手さはないが、ゆっくりじっくり食べて、心の底から旨い、、、と言わしめるようなお店だ。（正直な話、一度目の訪問の際は、旨い！とは思いながらも、そこまでの感心度合いが高くなかったのも事実。）

そんな貴重な席へ、食べログという媒体を通じ、懇意にさせて頂いているドクターSSさん、本当に、有難うございました！

今回の料理は、

△生ビール

⚫︎鰯の刺身

小振りながら、おろし生姜を少し付け、醤油に付けると、醤油に、鰯の脂がパァーと散る。

それを口に含むと、まぁ、鰯の油の甘さが生姜醤油の辛さと相まって得も言えぬ旨さ！

⚫︎酢味噌和え（サザエ、下足、アスパラ、パプリカ）

所謂、ぬた和え。下手な料理人が作ると、単なる田舎料理だが、引き出しの多い料理人が作ると、あっさりさっぱりな中に、各々の食材の旨さが散っているのを感じる。

△梅酒ソーダ割り

⚫︎水茄子と貝柱の生姜味噌

立て続けに、味噌味？と思うが、酢味噌の白味噌と、生姜味噌の赤味噌では、味の根底となる要素が違い過ぎてて、上手く調和してるのに驚く。

⚫︎出汁巻玉子

此方の代表的な料理じゃなかろうか。出汁の旨さをどう引き出すか？そこに焦点を当てた料理そのものだと思う。

⚫︎渡り蟹

通常、この手の蒸し蟹を食べる際は、甘目な蟹酢に付けて食べるのが一般的だが、砂糖の添加を嫌う料理人が作ると、こうまでスッキリするのか？と。

⚫︎甘鯛の一塩

甘鯛大好き！一塩ものだが、やはり脂が乗ってるだけあって、甘鯛の身が甘い！一塩モノの魚の臭みを取り除いた甘鯛は、最高に旨いね！

△焼酎のお茶割り

⚫︎はんぺん

注文受けてから魚のすり身を成形して油で揚げるんだよ？作りたて揚げたてのすり身の旨さは、ハンパない！

⚫︎干し芋と烏賊の天麩羅

前回も食べた一品。烏賊の歯切れの良さと干し芋の持つ自然な甘さ。これを大徳寺納豆が入った塩で食べると、まるで西瓜に塩を掛けて、より西瓜の甘さを引き出すじゃないが、同じ要素を感じるのよ。

⚫︎穴子と万願寺とうがらしの炊き合わせ

炊き合わせなのだが、引く出汁がいいと、甘味がなくても、旨さを感じさせること出来るのね。

⚫︎しみ大根とお揚げの炊き合わせ

切り干し大根の大型版という感じの料理。腕のいい料理人が作ると、大根を干した鄙びた臭いみたいなものはなくなるのね。

⚫︎天むす

海老天の軽さが、より旨い天むす。まぁ、大体、此方で食事される方のほぼ全員が注文するスペシャリテ。

⚫︎干瓢巻き

自然な甘さを感じる。これまた干瓢が鄙びた香りがしなくて素晴らしい！

⚫︎きつねうどん

もう腹パン！

今日、感じたのは、此方の料理を毎日食べ続ける事が出来たなら、こんな僕でも痩せる事が出来るかもしれません。

兎に角、何か一つでも、砂糖類の添加を感じさせない料理ばかりのため、痩せられるかも？と思った。笑

次の予約が、来年の9月！との事なので、お店へ行った者の権利で、次の予約を入れさせて頂きました。

ご馳走様でした！！

【2019.4.13 初訪問】

ある時、某所で知り合った友人から、東京へ移転してしまった某天麩羅屋さんの一時帰省の際の席に、お呼ばれしたのだが、東京へ行かれてからの「噂の料金」が怖く、そのお呼ばれをお断りしてしまったんですが、お優しいその方から、何処か行きたいお店ある？と仰って下さり、此方のお店を懇願しました！◯◯さん、有難うございます！

当初、同行して頂ける方が見付からず、リスケしようか？など、これまた色々ありましたが、全く別の友人をお誘いしてみたところ、快く引き受けて頂けたので、その方々にも感謝！

やはり食事は、美味しいお店である事も大切ですが、誰と食べるかも重要な要素の一つですよねー。

今回、注文した料理は、

⚫︎生ビール×2
⚫︎梅酒の水割り（女性陣）
⚫︎焼酎のロック（女性陣）
⚫︎日本酒（冷）×4
⚫︎日本酒（熱）×2？3？

⚫︎赤貝
⚫︎鰤
⚫︎平目
⚫︎鯛の霜降り
⚫︎酢味噌和え（青柳、ゲソ、アスパラ、その他）
⚫︎わたりがに（冷）
⚫︎出汁巻き卵
⚫︎あおり烏賊と干し芋の天ぷら
⚫︎牛肉とわらびの鋤焼き
⚫︎ひじきと油揚げ
⚫︎めばるの煮魚
⚫︎天むす
⚫︎だいこん蕎麦

基本、料理の味付けは、かなり淡い感じでした。故に、素材の持つ旨味などが重要な要素かな。ただ煮魚なんかは、砂糖を使い旨味を引き出してる感があったので、料理により、ちゃんと使い分けてる感じがしました。

個人的には、ハイボールがない点や日本酒が一種類な点など、ドリンク系にも力を入れて頂けると、嬉しいかな。

寡黙なご主人と美人な女将さんの醸し出す雰囲気がとても素敵でした。

ご馳走様でした！