和食の秋＝馳走菴ひじり : 馳走菴 ひじり

【2017.10.20 6回目】

今年の2月以来の訪問。秋になると、旨い和食が食いたくなるし、自分の中で、旨い和食＝馳走菴ひじりという図式が成り立っている。

今回も、ワクワクドキドキしながら、楽しみにお店に伺ったのだが、んー、なんというか期待感を裏切られたような気持ちに陥ってしまった。

此方のお店は、京都っぽいのだが、味付けは、名古屋に合わせた濃い目の感じ。まぁ、私自身、名古屋生まれの名古屋育ちなため、此れは此れで受け入れているし、何よりも、これまで食べたことのない食材や調理法などで、楽しませてくれる大好きなお店の一つだ。

それ故に、今回のなんとも言えない喪失感のようなものは、ちょっと信じられないし、受け入れ難いと思ってしまった。

今回、お願いしたのは、〝お任せコース〟¥8,500。

お料理の内容は以下に。

【先付】
⚫︎鮟肝、人参の真薯、四角豆、柿玉子、秋刀魚の甘露煮、芋きんとん、稲穂の素揚げ

【お造り】
⚫︎赤貝、甲烏賊、天然ブリの腹身、ボタン海老、黒鮪、河豚の細造り

【椀物代わり】
⚫︎名残ハモと松茸、天然大あさりの土鍋蒸し

【箸休め】
⚫︎鯖寿司とアイナメの即席南蛮漬け

【焼き八寸】
⚫︎野菜（焼きナス、海老芋、南瓜、サヤエンドウ豆）の炊き合わせ、京揚げと水菜の煮浸し、鱈の白子ポン酢、バイ貝、蛸の柔らか煮、きゅうりのぬか漬け、黒ムツ、鹿肉塩麹焼き、タラコの炊いたん、蕪の酢漬け、黒豆のニンニク漬け、蟹味噌豆腐、近江蒟蒻

【揚物】
⚫︎甘鯛の若狭唐揚げ、海老芋の素揚げ、原木舞茸の唐揚げ

【食事】
⚫︎新蕎麦9割の手打ち蕎麦

【甘味】
⚫︎カボスのソルベ、和栗のクリームブリュレ、柿

どれもこれも、何度か食したものばかりで、ドキドキ感やワクワク感が薄かった気がします。

久々に、美味しい和食を食べたい！という思いで伺ったが、非常に残念な気持ちになってしまいました。

何はともあれ、ご馳走様でした。

【2017.2.24 5回目の再訪】

前回、再訪したのが、昨年のサミット前後だった記憶あり。久々にゆっくりと旨い割烹が食べたく、再訪しました。

毎度毎度、ここに訪問すると、食べたことのない食材や調理法など、食いしん坊にとっちゃ、新たな発見があるのが、本当に嬉しい。

料理の説明をメモする事に追われ、焼物（撮り忘れ…泣）と水菓子（撮ったはずが保存されず…泣）の写真だけありません。大泣

今回のメニュー

【先付】
⚫︎蒸し鮑と新ワカメの肝ソース掛け

【八寸】
⚫︎鰯の甘露煮、芽キャベツのスープ煮、帆立、ミニトマトのコンポート、空豆、金時草とナメコのおひたし、鉄皮の煮凍り

【活鮮】
⚫︎本鮪、縞鯵、しめ鯖、赤貝、アオリイカ、車海老、アイスプラント

【椀物代わり】
⚫︎甘鯛の大根おろし葛餡掛け （雲丹、百合根、銀杏、岩海苔）

【焼物】
⚫︎京菜とお揚げの炊いたん、花ワサビ醤油びたし、茶振りナマコ、バイ貝、花ワサビ、海老芋、花大根、マナガツオの西京焼き、鴨ロース、ホタルイカの金平

【箸休め】
⚫︎宮崎県産九割唐墨蕎麦

【蒸物】
⚫︎鱈白子と半熟鶉玉子のポン酢蒸し

【揚物】
⚫︎海老真薯、筍、蕗の薹、タラの芽、アマゴ、行者にんにく

【食事】
⚫︎ズワイ蟹の蒸し寿司にカニ味噌ソース添え（大盛）、赤出汁、香の物

【水菓子】
⚫︎青紫蘇と梅のシャーベット、ドライストロベリーのチョコレート、安納芋とドライイチヂクのスウィートポテト

揚物だけ、ちょっと油っぽさがあったのが残念。

先週食べた虎河豚の白子には劣ったが、それでも鱈白子と半熟玉子のポン酢蒸しは最高だった！

また半年分のストレス解消出来ましたので、次は初夏辺りに再訪できればと思ってます。

ご馳走様でした！

【2016.5.27　四回目の訪問】

本当は、二週間前から予約を取っていた鶴舞のフレンチ「ヴァカボンド」に行く予定であったが、同行する女性の仕事の都合上（展示即売会）、カジュアルな服装で仕事するため、ドレスコードきつめなレストランだと色々と気になると言うので、ひじりさんへ変更しました。

さて当日、朝から仕事に追われ、なんとか同行者と名駅で待ち合わせ、お店に伺うと・・・どうやら某有名コーチがいる！と同行者が耳打ち。確かに顔を拝見するとクリソツだーね。興味ないけど。笑

これまで、ひじりさんにお邪魔するのは、大概、冬場。1回目が2月、2回目が11月、3回目が1月。和食の素材使いは、結構、走りと呼ばれる季節の先取りした素材を使い、値段を高めに設定したりお客様に満足度を得て貰おうとするものだ。

故に、5月下旬に伺った今日ならば、初夏の旬な素材が使われるのかな？と期待していたが、席の予約だけでコースも含めて予約しなかったためか、仕入れている素材が、前々からメニューに記載されているものばかり。

んーーーーーーーーー、なんだか非常に残念な気分になる。

しかも、今回、大将のお任せコースを注文したが、これまで3回中2回同じコースを頼んでいるのに、今回は今まで以上に品数も少ないし、なによりも季節感豊かな食材が少ない・・・。

毎回毎回、訪問させて頂くたびに、こりゃ旨いっ！脱帽だわ！ってなお料理があるはずなのに、今回はそれが見当たらなかった。グジの若狭焼は旨かったけど、これまで何度も食している素材及び調理法なので、驚くほどの旨さ！とは言い切れないかな。

何はともあれ、ご馳走様でした！


【2016年1月14日　三回目の訪問】

とある女性から、一番お気に入りのお店に連れて行って欲しいとの事でデートで利用。

初回利用の際、改善願いたいと思っていたコートの預かりを、女性の従業員さんがしっかり衣文掛けで預かるスタイルに変更されており、非常に気持ちよくお食事を頂けた。

相変わらず、料理の味においては、名古屋界隈の割烹料理屋さんの中では群を抜いている完成度だと思う。

同行した女性も、気に入って貰えたようで、また来たいと言っていたので、今後の私との展開次第では、この女性と再訪する可能性もあるかな？w

ま、その前に、親父の誕生日が近付いて来ているので、そちらで先に再訪する可能性が高いけどね！

なんにしても、今回もとても満足する晩餐ができました。ご馳走様でした！！


【2015年11月24日　二回目の訪問】

お袋が誕生日で美味いものを食べたいとの事で、前々から美味しい割烹料理屋さんがあるよと伝えていたので連れてきた。

私は大食漢だが、親父は71歳・お袋も66歳と高齢のため、そんなに量が食べられない。僕としては、大将のおまかせコースを注文したかったが、とても両親が食べきれる量じゃないため、泣く泣く¥5,800のコースに。

初訪問した時ほどの感動は、流石に味わえなかったが、それでもとても美味しい料理を頂け嬉しかった。

残念な事を挙げるとすれば、此方へ伺うときは、いつも僕が運転手のため、お酒を楽しめないこと。

美味い料理を食べながら、獺祭飲みたいな！w


【2015年2月7日　初訪問】

前々から気になっていた此方のお店を２週間前から予約し、大学の同級生（女性）と訪問。

当日、少し時間前に到着すると、忙しいのか席に案内されるまで待たされた。あれだけ小さなお店で従業員が沢山いるのに、訪問客を待たせるというのは感心しない。オーダー品を提供するよりオーダーを取るより一番にするべきことは、訪問客を席へ案内する事である。席へ案内してから待たせればいいのである。

次に改善して頂きたいのは、カウンター席は調理を見たりご主人と話しできたりで楽しい席なのだが、足元の荷物置きにコートまで置かせるシステムだ。流石にコート類はクロークかなにかを置きましょうよ。足元というのは埃が舞う訳なので、帰り際に埃まみれのコートを着て満足して帰ると思います？申し訳ないが、どれだけ料理が素晴らしくても、あれでは居酒屋レベルの接客ですよ。

味については、文句なしです。一品一品を小さく盛り付けているので、女性受けは間違いないかと。また高級な素材だけをふんだんに使い、料理全体の和を乱したり、料理人の創意工夫を感じられない料理が多い中、とてもバランスよく様々な素材を工夫して使っている点が隅々まで感じられる点は、非常に美意識が高い方なのだと思いました。

今回は車で来ていたため、アルコールは控えましたが、お酒類も、今人気の獺祭や焼酎の種類も豊富に取り揃えていたので感心しました。僕の好きな辛口のジンジャーエールもあったしね。

全体的に満足する部類ですが、あそこまでお料理屋として高めているなら、接客面もしっかりして頂ければと思います。