ウイグル青年の、パン屋さん。 : アリ ベーカリー

＊＊＊２０１６年６月＊＊＊

３回目の訪問です。
今日はウイグルの青年がいました。
塩バターロールが焼きたてで美味しそう。
これとウイグルのナンをいただこう♪
でも、今日もウイグルのナンはありません。
「今日もないの？ウイグルのナン。」
「ハイ。ゴメンナサイ。」と、ウイグルの青年は申し訳なさそうに答えました。
今日で３回目なの、ほんと残念だわ。
塩バターロールをいただいて帰ろうとすると、ウイグルの青年は
「コレ　土曜日のダケド、硬いケド、ボクハ　オイシイト　オモウ。」
そういって、レジ袋に入れてくださいました。

思い切りハード系のウイグルのナンは、レンズマメのスープに浸しながら食べるそうなの。
チャイに浸してもおいしそうで。
うれしくて、失神しそうです。

ラマダン明けの７月５日過ぎから、ラマダンピデとウイグルのナンの中間くらいの硬さの、
新しいパンが登場するらしいです。
楽しみですね。

今朝いただいたウイグルのナン。
かなりハードなのですが、中はさっくりしています。
スープをしっかりとしみこませていただくと、
嚙みごたえのある部分、スープがしみ込んでふんわりした部分がたまらない。
ほんのりとバジルがアクセントになってます。
思わず笑みがこぼれます、おいしい。

通いたくなるパン屋さん、アリベーカリー。
出会いに感謝です。


＊＊＊２０１６年５月＊＊＊

あぁ、そういえば。
この日は、思いついたように名古屋大学前で降りて、
ハラル食材店へ足りなくなったものを買いにでかけた。
名古屋大学駅前の1番出口から八事方面へ歩き、
一つ目の信号を右に曲がり、道を登っていく。
キャンパス横の通りは、名古屋大学やその先にある南山大の学生さんで賑わっていた。
外国人留学生さんたちが、
この先のハラルショップで買い物をするのや、ホジャさんでランチするのをときどき見かけた。
名古屋大学は、留学生さんが多くいらっしゃいます。
さらに信号を左折しようとすると、
新しいお店がOPENしてることに気が付いた。
あれ？この看板どこかで見たことあるような？
あぁ、そうだ。
最近ツイッターでみた、あの、ハラルのパン屋さんだ。

とりあえず、ハラルヤさんで食材を購入して、
店主にOPENしたハラルのパン屋のことを尋ねた。
日本語がかなり上手な店主は、トルコ人のような顔立ちで。
イスラムの方だということだけは確かだった。
「あのお店は、私の友人の店ですよ。」
そうなの！じゃあ今から行きますね♪
アッラーハーフェスと、お別れの挨拶をして、
ハラルのパン屋さんへと向かいました。

意外だったのは、パンの種類で。
あんパンに、ブリオッシュ、クランベリーのパン、メロンパンが並んでいました。
う～ん、どこがハラルなんだろう？
キョロキョロとパンが並べられてる棚を眺めると、
売り切れで、札が外されたものがありました。
ウイグルのナン
これだ！

アジア系の顔立ちの青年に、「ウイグルのナンは売り切れ？」って聞いてみた。
「ハイ。キョウハ　１３時ニ　ウリキレマシタ。イツモ　ハヤク　ウリキレマス。」
照れくさそうに微笑みながら、話してくれました。
ナンは、ハード系で人気商品なのだそう。

「どこから来たの？」と聞いてみたら、
「ウイグル。」と答えた青年は、この先のハラルヤというハラル食材店のオーナーと、
日本に来てからずぅとお友達だなんだと。
きっと、ここのお店をOPENするまでに、
日本にやってくるまでに、色んな苦労があったことでしょう。
ウイグル自治区がどんな状況なのか、
たぶん、私よりもみなさんのほうが詳しくご存知だと思います。
彼の、温かい笑顔を見ると、
本当に日本にこれて良かったね、そう思わずにはいられなかった。


ナッツのパンを私のために。
ブリオッシュとマルゲリータをお連れさまのために、購入して持ち帰りました。
ふわふわのパンは、素朴な味がして、
ウイグルの青年の笑顔が浮かぶようでした。

また、今度は、ウイグルのナンを求めて、
彼に会いに行こう♪

＊

ウイグルのナンを求めて、ふたたびアリベーカリーまで。
今日は、トルコのパンがたくさん並んでいました。
その中から、ラマダンピデをいただくことにしました。
トルコらしい香草の練りこんだ、塩味の生地に、
たっぷりのゴマをちらして焼いてありました。
トルコのスープと一緒にいただいたら、おいしそうです。
あたしは、コーンポタージュと一緒にいただきました。
甘くないパンなので、主食として良い味を出してますね。
ラマダンピデという名前がとても気になります。
今の時期にいただくパンなのかしら？

いつか、ウイグルのハード系ナンをいただけますように☆
また、行こう♪