店主が変わったのか、記憶違いなのか・・・。 : 蓬左茶寮

こちらのお店。
初訪は約4年半前。
まだ移転される前でオープンして間もない頃にお邪魔したお店です。

僅か1度のみの訪問ですが、記憶にシッカリ残っている印象深いお店なのです。
古民家を改造した1軒家。
客はワタクシ達のみ。
店内の雰囲気はレトロなカフェ。
料理人は板前風ではなくシェフ的な紳士。
おまけに、その日はワイフが不調で途中退場。
ワタクシ一人で食べた記憶が残っています^^;
因みに、このお店の初投稿者はワタクシなのであります(^_^;)
今は人気が出て安定期。
果たして当時とどの様に変わったのか・・・。
興味がわき再訪に至った訳です。

移転先のお店は前店の道路を挟んで斜め前のビル。
２Fにあります。
細長い店内。
ワタクシ達は奥のテーブル席へ・・・。
今回は、期待を込めて10,000円コースをお願いしてみました。

この日のスタッフは男性2名。
アレレ？？？
お二人とも記憶している当時の「マスター？」とは全然違う雰囲気。
ボンパパの記憶違いなのか・・・、
料理人が変わったのか・・・、
4年の間に雰囲気が変わってしまったのか・・・？！
尋ねるのもどうかと思いましたので、スルーしました^^;

すこぶる丁寧で、とても優しい接客です。
心癒されるお店、それは間違いないです。

料理。
色々と工夫を凝らした料理内容、楽しむ事は出来ました。
全体的には美味しい料理ではありましたが、ところどころにほころびも・・・。
基礎の部分が少し弱い感じでしょうか。
頭でっかちに感じる料理が少し気になりました。
上鮮度で旬の豪華食材が使われています。
が、それらをもう少し生かし切れたら幅がかなり広がるともうのですが・・・。
少しもったいない気がしました。

これは、あくまでボンパパ的感覚なのですが、
人気料理店の上辺だけをまねたような・・・。
全体的に何となく「軽い」感じがしたのです。

では内容の方です。

◆焼きゴマ豆腐
　　美味しく出来上がっています。ただ、もう少し温かい方が・・・。
◆アナゴの蒸し寿司
　　海苔で巻いて頂きます。これも味は悪く無いです。ただサイズがデカく食べにくいです。
◆椀
　　カニの形にカットされた人参、カブの中には蟹、素麺、等。
　　一つ一つに手がこんでます。ただ椀物としてはバランス的にどうかな・・・。
◆造り
　　キハダマグロ　スミイカ　卸したての鯛と昆布〆にされた鯛　アワ醤油。
　　質　鮮度とも申し分なく、美味しい造りです。特に鯛が美味しかったです。
◆天然河豚の焼き霜
　　これまた上質な河豚。
　　美味しい事は美味しのですが、あともう一工夫あればもっと広がる気がします。
◆セイコガニとエビ芋の炊き合わせ
　　金沢おでん風に仕上げているそうです。
　　やっぱり何となくもったいない気が。残念な事にカニの風味が乏しいのです・・・。
◆カワハギのシャブシャブ
　　捌きたてのカワハギ、これは美味いです！
　　素材が素晴らしいので、シンプル料理で問題ないですね。
◆煮え端
　　沸騰しはじめる瞬間のご飯です。風味や香りが素晴らしく米本来の味（甘味）が楽しめます。
　　ただ、あくまで風味を楽しむもので沢山食べる物では・・・。
　　量が多いと単なる失敗したご飯・・・に感じてしまうからです。
◆ジャコ
　　普通。
◆赤出汁
　　日本料理店としてはNG的な味に感じました。
◆こがしゆ（おかゆ）
　　炊き立てですので美味しい粥なのですが、塩気がかなり強めで・・・。
◆たくわん
　　これもかなり濃い味付、塩辛いお粥と味の濃いたくあんはかなりキツかったです・・・。
◆抹茶と自家製ういろう

以上がボンパパ的な感想。

ただ、
感想を言うのは簡単ですが、作る方は大変な事。
ワタクシも自宅では料理係担当ですので・・・^^;
美味しくできた時は鼻高々、不味くでき上がった時には誰にも食べさせたくなくゴミ箱行にしたいくらいです(ー_ー)!!

ほんのチョットの工夫で、目茶苦茶変わるのが料理の面白さ。
良い食材を使ってみえるし、色々研究もされてみえる「蓬左茶寮」さん。
もっともっとレベルアップできるお店だと思っております。
これからも頑張っていただきたいですね。

次回は、また1年後くらいに・・・。
その時が楽しみです。

でも、当時のマスター、何処に行ったのか・・・それが気になって仕方がないボンパパです(?_?)

御馳走さまでした。

事前予約しお昼にお邪魔してみました。
今回は、真ん中のコース３８００円をお願い。

外観は古民家風。一目でお店わかりました（笑）。
周りとのギャップが・・・笑。
店内に入るとご主人のみ・・・。
他のお客様・・・みえず・・・。
大丈夫かな・・・。
そう言えば、開店１年以上・・・なのに食べログレビューがほとんど無く・・・不安・・・。

店内の雰囲気は写真を見て頂ければお分かりになると思いますが、凝ってます・・・。
相変わらずのピンボケですが・・・汗。
器なども飾られ・・・。
ワインも豊富。
カウンターにはお抹茶のはけ？名前はわかりませんが・・・。
何か色々置いてあります。

ご主人は板前さん・・・より洋風なコックさん風。
紳士的で雰囲気の良い方です。

料理がスタート。
口取りから。
長芋のお豆腐風。
上に空豆、中には細かく刻まれた長芋。
サクサク感が良いです。
出汁醤油も良い感じ。
お凌ぎは青柳が上に乗っかったお寿司・・・。
やや酸っぱめ・・・ですが綺麗。
椀物。
焼きアナゴの湯葉巻きと三日月のおふ。
薄味ですが少し物足りなさが・・・。
お造りはマグロ、鯵、トリ貝。
ん～鮮度が良いな～。
質も中々良かったです。
また、付け合せの飾り付けがお見事。
写真ではよく分からないと思いますが、見た目が美しい。
つまの大根、海苔・・・食べやすく美味しかったです。
名脇役ですね・・・よりお刺身が美味しく感じました。
焼き物。
サワラの・・・多分味噌焼きかな・・・の上に木の芽の味噌乗せ。
魚が少し塩辛く、味噌が甘く・・・少しケンカ・・・かな・・・。
炊き合わせ。
これ本日のＮＯ１料理。
鴨、ナス、自家製がんも。
鴨がムチャウマ！
少し焼かれてあり、香ばしく非常に美味しかったです。
手間かけてますね～。
出汁もボンパパ好み。
炊き合わせは和食では大切なポイントだと思います。
炊き立て御飯。
ポイント押えてますね～。
上にじゃこと緑色の細かい物体が・・・汗。
何・・・？
舌がピリピリしますけど・・・。
ご主人に確認したところ、山椒の実・・・だそうです。
ボンパパ的には、これ必要ないでしょう・・・的。
お味噌汁、お漬物は普通かな・・・。
デザートはゼリー、最後に抹茶が・・・。
お腹イッパイです～。
味的、コスパ的にも満足できた昼食でした。

どうしてかな・・・。
池下、覚王山は飲食店が多く、確かに激戦区・・・。
先日もボンパパお気に入りの和食店が閉店されたばかり・・・。
厳しいのでしょうね・・・。

現状ではご主人が一人で賄っている為、完全予約制です。
これだけの料理・・・飛び込みでは・・・絶対無理ですね・・・汗。
ボンパパイチオシ店ですので、一度お試しください。
お昼のコースは２８００円から５０００円です。
時間がかかる事が難点ですが、丁寧な料理が頂けますので・・・。
会食・・・がお勧めですね。