ガッツリ食後でも、いけてしまいそう : 天むす千寿

休日の朝、ふと目が覚めた5:30。
辺りはまだ暗く、5時間も寝ていない。
申し少し寝ておけばいいのに起きずにはいられない。
この日は前週、大渋滞で日没のため一面の黄金に輝くススキを拝むことの出来なかった
曽爾高原へリベンジに行こうと決めていたのですが、
知人が名古屋に行くことをふと思い出し、なぜだか連絡をしてみる。
乗せてください。
半ばヒッチハイク的に移動手段を確保し、急遽予定を変更して名古屋に行くことになりました。
5大都市で唯一足を運んだことのない名古屋。
こんな機会でもないと、ひょっとして一生行く機会がないかもとの予感からなのか。

港付近で車を降りると、ここから急遽気まぐれで決まったノープランの日帰り旅の始まり。
とりあえず、近くにあったリニア博物館からスタート。
40分ほどで一通り見終わり、さて次はどこへ向おうか。
日帰りだし、とりあえず一日で回れそうなコースと言う事で、
名古屋城散策から、熱田神宮参拝コースにに決定。
とりあえず市内中心地へ行く頃には昼時だしなにか食べようと電車に揺られながら店を探す。
名古屋と言えば、いくつかの全国区の名物がある。
すべては食べきれないので、候補を搾り出すのもちょっと苦労。
そんな中絞り込んだのは、味噌カツ、天むす、きしめんの3種。
人気店の多そうな繁華街に向うことにします。
名古屋駅に到着し、地下鉄の乗り換えのため歩く初めての名古屋。
JR、地下鉄とも人でごった返し、その賑わいは想像以上。
名古屋城にはちょっと距離はありますが、地下鉄を乗り継いで上前津に到着。
と言うのも、名古屋随一の盛り場も観光のひとつとしてみておきたいから。
こちらもさすが繁華街、人でごったがえしています。
ぶらりとしながら、途中にある味噌カツの人気店矢場とん本店を目指す。
しかしその前に、お土産を購入できるこちらでもうひとつの名物天むすを買っていこう。
なんとなく、風の噂で聞いていたことに納得しながら歩く名古屋の待ち。
大通りに面したこの店には12:30到着。
大きな通り沿いにいかにもな老舗感。路上に油の匂いからすぐにこの店だと分りました。
暖簾をくぐって店を覗くと、こじんまりとした店内。
ベテラン女子に準備をしているから待つよう言われて外へでて待ちます。
その後も次から次へと同様に店内に入っていく客。
しばらくして後から店に入って注文をし、受け付けている姿が見える
これはアウェーの洗礼？？？
と思ったたら、気を遣ったのか聞いてくれた。
一人前をオーダーし、再び外で待っていると10分ほどで手渡されました。
ちなみにこの店、この日はその大半がお持ち帰りなのか、
店内で食べている人はひとりくらいでした。
出来立て熱々のうちに食べたかったのですが、
とりあえずトートバックに入れて店をあとにし、ランチへ向かう。

その後近くの矢場とん本店食事をすませ、食後のお散歩と名古屋城までぶらり。
散策後に公園かどこかで食べようと思っていたのですが、
さすがにボリュームたっぷりのランチの後ではお腹も空かない。
その後も、結構な距離を歩いたのですが、なかなかその後もお腹が空かず、
この日の最終目的地、熱田神宮に到着。

参拝を済ませ、夕暮れ時となっていたためちょっと小腹も空いてきたこともあり、
こちらではきしめんを食べることに。
天むすは、ベースキャンプに戻ってかの晩御飯にしよう。
途中でそんなことを考えていましたが、
きしめんを食べ始めてたとき、どうしても我慢できなくなったので、
ひとつだけ食べてみることにしました。
いかにもお土産なつつみを開くとアルミホイルに包まれ、
中には一口サイズの小ぶりな天むすが5個。
一個味わっていただきます。
かじりつくと、思っていたよりも薄めの味付けでサッパリ。
これならソースカツ丼後でもいけてかも知れません。
そしてあまじょっぱくはない中、口の中に香る風味。
これ、なんだろう？いい感じ。
ますますその場で食べたくなったのですが、ここは我慢。
包みなおして、在来線で3時間半の旅。
ベースキャンプに戻り、残りの4個をじっくりと。
すっかり冷めていましたが、やはりいい感じの味。
おかずともよくあいます。
あっという間に食べ終え、もうちょっと買ってくればよかったと若干の後悔。
そしてもうひとつ、温めて食べることをすっかり忘れていたことにも後悔。

出来たて食べればよかった。

評価詳細:3.48