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食べログ フレンチ EAST 百名店 2023 選出店
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店名 |
サンク(cinq)
|
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受賞・選出歴 |
フレンチ 百名店 2023 選出店
食べログ フレンチ EAST 百名店 2023 選出店
フレンチ 百名店 2021 選出店
食べログ フレンチ EAST 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | フレンチ、ワインバー |
予約・ お問い合わせ |
050-5593-7859 |
予約可否 |
完全予約制 ご予約の時間から30分以上ご連絡ない場合 |
住所 | |
交通手段 |
[電車・タクシー] 高岳駅から600m |
営業時間 |
|
予算 |
¥15,000~¥19,999 ¥8,000~¥9,999 |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料10% |
席数 |
12席 (テーブル席12席 カウンターなし) |
---|---|
最大予約可能人数 |
着席時 20人 |
個室 |
有 (2人可、4人可、6人可) 一室のみ個室をご用意しております 個室料はいただいておりません |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 お近くの名鉄協商パーキングをご利用下さい、お食事の金額に応じてサービス券を発券致します |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、ソファー席あり、車椅子で入店可 |
ドリンク | 日本酒あり、ワインあり、カクテルあり、日本酒にこだわる、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、ドリンク持込可 |
お子様連れ |
子供可(小学生可)、お子様メニューあり 11歳未満のお子様のご来店はお断りさせていただきます。 |
ドレスコード | 厳しい指定はありませんが男性の短パン・ビーチサンダルまたはそれに順ずる軽装不可 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2017年4月8日 |
電話番号 |
052-933-7807 |
備考 |
◾️ご予約について |
初投稿者 |
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今月オープンしたばかりのフレンチである。ネットでシェフの経歴などを見ているとセレスティにおられたようである。正直セレスティにはあまり良いイメージを持っていなかったので、期待半分での初訪問であった。場所は東区代官町の交差点から新栄方面に行く斜めに走る道路沿いである。ちょうど向かいには移転した榎本よしひろ商店ががあるのでこれを目印に行くと分かりやすいだろう。
お店はマンションの1階にあり、なかに入ると結構広い。縦長で奥行きがあり、一番奥がキッチンになっているようであった。午後8時頃伺ったのだがこの日この時間帯のお客さんは私たちのみであった。貸しきりであった。オープンしてからまだ3週間程度ではあるが、お客さんの入りはなかなか厳しいようである。こちらは夜は1コースのみで勝負しているようだ。6800円で10品である。コスパはなかなか良さそうな感じであった。
最初に泡、そして最初は何と玉露からのスタートだ。スタッフの方が先ずはお茶っ葉の香りを嗅がせて下さりそれから小さな急須でお茶を入れてくれた。私が子供の頃祖父がお茶好きでこういう入れ方で玉露を飲ませてくれた記憶がよみがえった。大好きだった祖父の思い出がこの味で甦ってきた。忘れていたなあ・・この味。味の思いでは鮮明に覚えているものだと思った。ちょっと感に耽ってしまったところで料理はアミューズからスタートだ。何やら木の器に入った紙に包まれたものがやって来た。皮に包まれた中身はヒラメだそうだ。これを一口で頂いた。うん、なかなか美味しい~こういうアミューズってシェフの感性が分かりやすい。これを食べた瞬間から続く料理が楽しみになってきた。
パンも木の箱に入ってやってきた。何故箱に入れるのか?と聞くと、もちろん温かさをキープするためなのであるが、箱の下に温めた金属が入っていてこれで冷めるのを防いでいるとのことであった。かなり細かいところまで気を使っているようであった。こういうのってとても好感が持てるのだ。
またモダンな中に木の器を多用するこのスタイルは2017年度ベストレストランで見事1位を取ったニューヨークのイレブンマディソンパークととてもよく似ている。知ってやっているのか知らずにやっているのかわからないが…
続いては前菜である。何種類かの一口サイズのものがいろいろと乗っていた。まずはグリンピースとベーコンのスープだ。グリンピースの青臭さをベーコンが見事に消している素晴らしいスープであった。そして海老のクレープみたいなものがひときわ目を引いたのでこれから頂いた。見た目はクレープのようであるが皮はパリッと固い。エビの風味と相まってとても美味しかった。その他ホタルイカのサラダにギンギン鮭??食べてみるとすごかったのだが、見た目は普通の鮭の切り身なのだが、食べると明らかに一度すり身にして元のように形を整えてあった。ものすごい手間暇がかけてある一品であった。
サラダはとても色鮮やかな感じであった。その鮮やかな葉の下には焼いたホワイトアスパラが入っていて甘めのソースと共に食べるととても食欲をそそられた。
次の料理は黒い和風の器に入っていた。中を見ると何やら餃子のようである。中にはイノシシと黒毛和牛の肉で作った餡が入っていた。ラビオリのようだが皮の食感は餃子に近い。中の肉は粗挽きでとても肉肉しい料理であった。
魚のメインは真鯛であった。かなり身が厚いので元は相当大きな鯛だったのであろう。火入れは完璧。全く文句のない味であった。そして肉のメインは鳥取県大山村のトトリコ黒豚のローストであった。トトリコ黒豚というのはイベリコ豚の日本バージョンのようなものである。どんぐりのみを食べさせて育てたらしい。こちらの火入れは完璧。赤ワインソースがばっちり合う一品であった。
そして最後はご飯物の登場だ。パンがあるのでご飯は余分かな、という気がしないでもないが雑炊というか、おかゆに桜エビを入れた物であった。とても桜エビの味が濃厚でおそらく海老+エキスみたいのものを入れてるのかな??〆にはとても美味しいご飯であった。
料理の軸足はフレンチなのだが、器はすべて和風であった。そしてところどころに和の技法を取り入れている日本人にはとても馴染みのある料理に仕上がっていた。しかし食べ終わった後はフレンチを食べた満足感ではなく、と言って和食を食べた満足感でもない。厳しい言い方をするとどっちつかずの料理になってしまっているのである。
日本人にはあまりしっくりこないだろうが、しかしながら今ニューヨークではこのタイプのレストランが一番勢いがあるのだ。先ほど書いたイレブンマディソンパークを筆頭に、Atera、Blanca、Chef'sTable at Brooklyn Fare、Bouleyなどなど予約の取りにくいフレンチはみなこのスタイルなのである。あちらでは最近「ど」が付くようなフレンチはあまり人気が無いようなのだ。私はこのスタイルもクラシカルなスタイルもどちらも好きなのであるが、ニューヨークでならともかく日本であまりこちらで傾倒し過ぎると毛嫌いする方も多いと思われるので注意が必要ではないだろうか。
最後にあまおうそのものの味がする素晴らしいアイスと林檎のケーキを食べて終了となった。全体の構成は好き嫌いがあると思うが私は好きなフレンチである。またすべてのお皿にとてつもない手間暇をかけているのがよく分かるのだ。これでこの値段は安いと思う。自信を持ってお勧めできるレストランだ。