大将に握って欲しかったなあ～～ : すし 鯔せ

久しぶりに思い立ち、こちらを訪問してみた。以前の印象も悪くはなかったのであるが、日にちが経てば良くなるお店と悪くなるお店とがある。いったいこちらはどっちに行ったのだろう？？と興味津々であった。

が、その期待は見事ハズれることとなった。悪くなったという意味ではない。実はこちらのお店はかつて一世を風靡したのだが、惜しまれつつ閉店した吉凰で修業した大将がやっていたお店であったのだが、何と昨年にその大将は今の大将に店を譲り、去ったとのことであった。ということは私にとっては新規のお店となる。お手並み拝見であった。

カウンターは2組しかいなかったのだが、お座敷と個室が混んでいたため大将はそちらの鮨につきっきりで、私の鮨は2番手と思われる人が握ってくださった。
せっかく来たのに何か残念だなあ～～～～

まあ以前なら一言文句でも言ったのだが、それを言ったところで始まらないので2番手さんのお鮨を楽しむことにした。

おつまみのスタートは玉子、煮ダコ、枝豆からであった。まあ無難い美味しいかな～～そしてお刺身はヒラメともう一種類の白身魚、そして赤身に大トロ、そして甘エビであった。これは結構おいしくてこの時点では期待大であった。

焼き物は太刀魚、身も厚くなかなか良いものを使っているようだがまあこれは普通。そして最後に鮟肝を頂いて握りに突入した。

私が握ってもらったのは２番手さんである。イカ、カツオ、海老、サバ、雲丹、ノドグロなど無難に出してくれ、食べても無難に・・・という表現でしかできない。ネタは良いものを使っているようだが鮨としての完成度はちょっと残念かも・・・という感じであった。

多分こちらの大将は私が初めての客で、まあ２番手にでも任せておけ、という感じだったのだろうか。大将の前にいた客は１組だけで、そちらと楽しそうに話しておりこちらのことは見向きもしてくれなかった。握ろうと思えば全然こちらの分も握れる客数なのだが、新規の客は握ってくれないのかな？？

このクラスのお店で２番手までいると飛び込みで行っても大将に握ってもらえないようだ。やはり店の味というのは大将に握ってもらって初めてわかるものである。
私はもう行かないが、行かれる方は大将指名で行った方が良いかも、である。ちなみに大将には握ってもらってないので味は分からないが・・・（笑）

[2016.5]
今回は当日予約のランチ利用だ。　前回訪問からかれこれ２年弱となる。時の経つのは早いものだ。13時ごろ行くと先客は2人のみ。なかなか昼の寿司屋は厳しそうだなあ～
ランチのコースは2500円と5000円のコースがあるが今回は5000円のコースで頂いた。お腹が空いていたからね（笑）

まずは前菜、じゅんさいとタマゴ、そしてイクラが出てきた。まあ普通に美味しい。そして茄子とポークを煮たものが出てきたがこれも出汁が効いてとても美味しかった。
握りの最初は真鯛から。皮目が焼いてあるが私の好きな鯛の味とはちょっと違う。でも許容範囲。そして海のスプリンター、ヒラマサ。これもまあそれなりだ。そして本マグロは・・・季節も悪いのだろうが今の時期はこれが精いっぱいかな？ちょっと寂しい赤身であった。
師崎産の鯵は香りがとてもよく絶品、本日の最高のネタであった。やっぱり今の時期の師崎の鯵は最高だ！！
そしてウニ・・・ランチだからなのか・・・ウニの味がしない。香りもないし味も薄い。これは残念なネタだった。
シャコ、アナゴはまあそれなりに美味しかった。でもこれだけ食べて5000円なら許せてしまう・・・
ランチは間違いなくお得だと思う。これから時々行ってみようかな。

[2014.8]
新しいお寿司屋さんが丸の内にできた！！という情報をゲットしたので伺ってきた。事前情報によると大将は吉凰で修行されたとのこと。吉凰さんは錦にあったころはよく行っていたのだが、ミッドランドに移転されてからは何故か足が遠のいてしまっていた。初めてのお寿司屋さんは最初は何だか雰囲気に緊張するものなのだが、この店はフレンドリーな空気に包まれていて最初からリラックスして食事をすることができた。
今回は予め寿司メインのメニューでお願いしておいた。津軽海峡の本マグロのトロとサバの刺身をまずはつまみで。まあこれは定番中の定番、トロより赤身好きの僕ですが本マグロのトロはとろける様な美味しさだった。
続いて石川産ののど黒の焼き物。これはやっぱり最高！！。脂ノリノリで白身のトロと言われることだけはあるなあ。
焼き方も皮がパリッと仕上がって完璧、こんな美味しい焼き魚久しぶりに食べた。ネタであれば絶対おススメだと思う。

続いてお寿司だが普通の酢飯と赤酢のとををうまく使い分けてくれていた。
自分自身の好みで言えば赤酢はもうちょっとパンチがあった方が好きなのだが・・。まあ名古屋は甘い酢飯を好む人が多いのでまあこれが限界なのかもしれませんね。
今回頂いたのはマグロ赤身、塩アナゴ、煮ハマグリ、剣先イカ、坂手島のウニ、三河湾の天然クルマエビ、新子に近いコハダ、石川県ののど黒でした。どれも美味しかった。ただあえてひとつ言わせて頂ければカウンターの後ろにある水槽だが石鯛や貝類が入っていたのだが「新鮮＝美味しい」と思い込んでいるお客さんに対するパフォーマンス用なのかな？？と思ってしまった。あまり美味しくないお寿司屋さんでは見かけることもありるのだが、僕の少ない経験では名店と言われるところにネタ入れの水槽があるのは見たことがない。そこが少し残念なところであった。
ただカウンター越しに大将の仕事姿を見ているととっても真面目に仕事をされているのがよくわかった。
個人的には大好きなお店んｚのでぜひまた伺いたいと思った。