窓際カウンターでゆったり､タルタル＆ウスターで幸せ。 : まるは食堂 ラシック店

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半年に1回の松坂屋｢食品大特価市 ギフトセット解体セール｣で女房とチャリで栄。事前に､ランチに何が食べたいか振ったところ出て来たのがラシックの｢まるは食堂｣。うぅむ､そう来たか。

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まるは食堂：相川うめが戦後､鮮魚の行商を始めた事がきっかけで､昭和25年､魚屋｢まるは｣開業。
その後､食堂や旅館に挑戦し､平成17年に､中部国際空港店･ラシック店をOPENし多店舗化。
2015/8現在､豊浜本店に､中部国際空港･りんくう常滑･栄ラシック･名駅チカマチ･緑区イオンモール大高。
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名古屋じゃBig Nameで､2015年の夏はドライブインが出来て､BBQだぁってTVで何度も取り上げられてる。大きいんだろうけど､エビフライ1本の定食で1400いくらかなんだよな､確か。そこそこの値段だし､どうせなら観光がてら知多の本店なら行ってみてもいいけど､市内なら､名物のエビフライだけテイアクアウトって利用で充分かなって思ってたんだよね。

まぁガキも部活で忙しいから女房と2人分で済むし､定食にせず単品攻めで多少安くあげるってのもありか。13:00､ラシック7Fから｢まるは食堂｣のある8Fまで回ってみる。

いきなり鳥開､すんげぇ並んでる。通路沿いの待機席いっぱい。ひつまぶし備長も､矢場とんも。土日でしかも夏休中だもんね。このくらいでなきゃ却って心配か。で｢まるは食堂｣。思ったほどじゃないけど､待ちは15人ほどかな？リストに記帳してしばし待機。大っきい白のれんに､｢活魚料理 ま･る･は･食･堂｣。壁面に○に｢は｣の字､老婆の人形は､創業者の｢相川うめ｣さん。

と5･6分で名前が呼ばれる。｢2名様､カウンター席で宜しいですか｣？えぇ､｢お先にご案内します～｣。家族連ればかりの中､夫婦2人だとこう言う利点もあんのか。ラッキー。

左手に掘りごたつの床席､右手に厨房を見ながら進むと窓に久屋広場が見下ろせる。｢こちらへ｣。えっ？カウンターってこの窓際？へぇ～テーブル席より断然いいじゃん。多分､夜もいい感じだと思う。｢まるは食堂｣のラシック店は､2人か3人でカウンター利用するのがお得でお奨めってことか。

冷たいほうじ茶と､おしぼり。｢注文がお決まりになりましたらお呼びください(卓上呼出ボタンあり)｣。って言い終わられる前に注文。エビフライ2本1130円･キスフライ2枚410円に､ご飯の中200円と､まるは巻き寿司900円。待てる間に､大あさり450円～か､ゆでしゃこ920円もって話も出たんだけど､今回は別の機会にってことで､内税2640円＠1320円。｢取り皿にお使いください｣。観光客や家族連れの多い店だから接客指導も行き届いてる。10分ほどで､料理出し。エビフライ･キスフライ･まるは巻き寿司。

エビフライは実物を目の前にすると､イメージが膨らみ過ぎてたのか､大して大きくないじゃんって感じちゃう。でフライ物は､パセリのせの千切りキャベツと､折ってプシュっと絞りだすセルフのタルタルソース添え。○に｢は｣の字入りのお店専用なんだけど､残念ながらタルタルの水色パッケージは大きく興を削ぐ。それにお膳出しじゃないからバラバラと目の前に並ぶ器達。値段考えたら見た目にちょっと寂しいけど､まぁいい。熱い内に食べちゃおう。

■エビフライ､ブシュっとタルタルかけでガブっ。おぅ太っとい！んでプリプリの上を行くギュギュっと身のしまった食べ応えのある海老。確かにこれは一度食べてみる価値はある。ただ1匹まるまる､やや甘のタルタルだけで､食い切るのはシンドイかもって思ってるとこに､女房､タルタルをかけたフライをウスターソース漬け。それだそれ！

早々､俺も真似した上で､ご飯にキャベツを敷いてタルタル･ウスター漬けのエビフライ乗せ。エビフライ丼だぁ。うんうんうん､肉の様な海老のフライに､スパイシーなウスターと円やかなタルタル。んでシャキシャキキャベツの存在が際立つ。ん､素ん晴らすぃ～。こっりゃぁ､ウメェ～！

このフライの食い方なら､フライ一口でご飯1膳食えちゃうわ。寿司があるからご飯なし？って言ってた女房とご飯奪い合い。でも海老にキャベツにご飯にフライの揚げ方､海老以外はどれも特段スゲェ～とは思わないけど､それぞれ気を使って作ってるんだろう､きっと。ちなみにご飯は､別小皿出しのタクワン2切れ付き。

■キスフライ。､HPの通販ページでかなり押してて､｢まるは食堂｣の創業からの逸品なんだって。おぅこれは優しい食感。キスフライの切れっ切れ感はないけど､ほんわかサクサク。そうか小骨感が全く無いんだ。さすがにスーパーの惣菜フライと大差なかったらいやだけど､確かにこれもこだわりのフライなんだね。もちろん､これもキャベツ敷きのキスフライ丼状態で幸せ幸せ。

■まるは巻き寿司､ガリ(生姜の甘酢漬け)添えで､6切れカット。醤油小皿は､2人分で提供されるのは有難い。まず解体してみると､エビフライにマヨソースを塗ったものを大葉で包んで太巻きにしてあるんだね。で俺には丁度だけど､女房からは｢マヨネーズ､多くない｣？けど続いて｢大葉が効いてるんだ､美味しいかも｣。単品のエビフライより中の海老はやや細いのかな？2人で3切れずつ分け合って､太巻きの端っこは､どっちがエビフライの頭側を食うか尻尾側を食うかってやり合いながら完食。ご飯は大盛でも良かったけど､オヤジが寿司も美味しく食べ切るには､ご飯2人前にしなくて正解だった。

以上､知多の海鮮物を､栄の混雑した百貨店の中で食うのってどうなんだろうって頭だったんだけど､優先的に案内されて､単品注文でも嫌がられない気分の良い接客(研修員)だったし､見晴らしのいい窓際カウンター席でゆったり食べられたってことで､満足度は結構高め。

普段だと､コスパを考えて大きくマイナスにしちゃうとこだけど､おまけおまけ､リピート店の★4つ､80点。その内､チカマチ店も利用してみよ。