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店名 |
名商グリル
|
---|---|
ジャンル | 洋食、フレンチ |
予約・ お問い合わせ |
052-223-6605 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄伏見駅から徒歩15分 伏見駅から359m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥2,000~¥2,999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、Diners、VISA、Master) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
60席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人~50人可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | 落ち着いた空間 |
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、健康・美容メニューあり、朝食・モーニングあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト、デリバリー |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
オープン日 |
1967年10月 |
備考 |
名古屋観光ホテル(エスパシオエンタープライズ株式会社)グループレストラン。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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最近では和暦より西暦の方が認識しやすいと思っているが、不思議なもので、古い時代は和暦の方がわかりやすい。
1881年と言われてもピンとこないが、明治14年と言われると(すげー大昔だ!)と思える。
明治14年。
把握している限りの自分のルーツでいえば、祖父もまだ出生していない時代。
わからない…というレベルでは、飛鳥も室町も江戸も、そして明治も同じだ。
そんな大昔に設立された名古屋商法会議所(現 名古屋商工会議所)。
初代会頭は第14代伊藤次郎左衛門。
まだ松坂屋を開業する前の伊藤家当主。
後続の会頭にも、名鉄、松坂屋、興和、東海銀行、トヨタ自動車等々…名古屋財界の一翼を担う企業人が名を連ねる。
白川公園の北西にある現名古屋商工会議所ビルが竣工したのは1967年。
ああ、この頃まできてくれると西暦の方がわかりみが早い。
築55年を迎える地下2階、地上11階のビルは、昭和中期の建築らしく重厚感がある。
1969年にBCS賞(建築業協会賞)を受賞している。
名古屋観光ホテルの創設は、名古屋ロータリー倶楽部の会長だった第15代伊藤次郎左衛門の提唱に因る。
名古屋商工会議所を中心に構想は進捗し、8年の時を経た1936年末に竣工。
地上5階、地下1階、客室70室ながら、名古屋発の国際ホテルとして開業した。
和暦でいえば昭和11年。
ああ、西暦がいいのか、和暦がいいのか、微妙な頃合いだ。
現在の建物が竣工したのは1972年。
地下4階、地上18階、客室375室(現在は306室)となり、当時は名古屋で一番高いビルだった。
こうした経緯から、名古屋観光ホテルがまだ旧建物で営業していた1967年。
竣工5年目の名古屋商工会議所ビル内にオープンさせたのが名商グリルだ。
西暦でいえば千年紀を経て、和暦でいえば令和の御代となっても絶賛営業中。
南側の窓から白川公園の55年間を見守ってきた老舗レストラン。
ビルそのものが歴史を背負っているので、アプローチからフロアまで昭和テイスト充満。
昔のデパートのレストランといった造りだ。
広いフロアには大振りのテーブルが点在…といってもいいような感じで置かれている。
右手奥は個室…というか、別スペースもあるらしい(入ったことはないけど)。
8時30分のカフェタイムから夕方まで通し営業というのも使い勝手が良い。
もちろん、第一義的には名古屋商工会議所に関連する人達のために存在している施設であることは間違いないが、一般の利用も可能。
オフィスから最も近い飲食店の一つということで利用するようになったのは昨年の春から。
商工会議所だから…ということもないだろうが、この広さがまた商談や打ち合わせにはもってこいだ。
それにしても、閑散と言っても良い程の空間は、ある意味、贅沢。
以前は週替わりランチが肉と魚で用意されていたが、いまは、肉か魚のどちらかで用意され、別途で週替わりランチが肉の時には魚、魚の時には肉となるよう日替わりメニューが用意されている。
ランチタイムは11時00分から14時30分。
日替わりでも週替わりでも、ランチコースは1,400円。
それに本日のスープまたはデザート各種が300円となっている。
今回は鯛とサーモンのポワレ アメリケーヌソースが週替わりランチ。
本日のスープを確認するとブイヨンということだったので全員がオーダー。
名古屋観光ホテル直営だけあって、フロア係がきちんとしている点も好感。
海鮮グリルなどの時、
「魚はなんですか?」
と聞くと、全ての魚の名前を答えてくれる。
当たり前と言われれば当たり前かも知れないが、1,400円でランチを提供しているクラスのレストランで、そこまでフロア係がきちんとしている店は多くはない。
名古屋観光ホテルの直営といえば、一昨年にリノベーションされたLE SUDも綺麗になった。
早速利用してみたのだが、あちらはあちらで若い女性向きというか、まあ、確かに洒落ている。
メニューも、あちらの方がカジュアルだし、何と言っても地下鉄伏見駅から近い。
しかし、昭和世代のおっさんにとっては、こちらの何とも言えない雰囲気の方が落ち着くのだ。
パワーランチなどの機会があると、すぐにこちらを提案するので、オフィスの若い連中からは、
「○○さんのお得意の…」
などと揶揄されてもいるが、近くて使い勝手がいいことに何の文句があるのか。
同じ名古屋商工会議所ビルの1階にはアイチというカフェもあるのだが、こちらは利用したことがない。
この無駄なまでに広い空間と窓外に臨む白川公園の緑が気に入っているのだ。
料理も、まあ、予想を裏切らないと言えばそうだけれど、面白味がないとも言えなくない。
しかし、既に十数回は訪れているが、これは酷いと思ったこともない。
レジ前には、名古屋観光ホテルの“あんパン”も売られている。
甘味が苦手の身としては興味ないけれど、この“あんパン”がなかなか好評らしい。
まあ、女性スタッフの受け売りなので、本当かどうかは定かではないが。