これが伝統か（笑） : 一富士

2015/5/31初訪

※重大な事実誤認を、身内から指摘されたので、大慌てで修正します(^-^;

甥の結婚式が西明石であり、前泊、紅白合わせてどうせ二泊するなら、「名古屋市博物館で猫に関する展示をやっているから名古屋に泊まろう!」と家内が言いだしての、名古屋途中下車。
宿泊は名古屋観光ホテル。
行き先は丸の内駅から電車で行くところ。
すみません、普段電車に乗らないので、何線の何駅か忘れました(^-^;
泊まるホテルが伏見なので、伏見と丸の内駅の間に、何か旨そうなところはないかと、今回は結構苦労して見つけたお店です。
家内は名古屋に来たことは確か1回しかなかった？くらいの感じでしたので、名古屋飯が食べたいと言う希望も考慮して。
もともとかなりの老舗と言うことは判っておりました。

ホテルからの場所はすぐに判ります。
近いね。

当然ですが、予約はしておきました。
親子3人で、勝手の分からないところで、ランチ難民になりたくないもんね。

で、店頭についてまず思ったこと。
「老舗だなぁ」(笑)
以前はもっと老舗っぽかったんでしょうな。
いつ頃かは知りませんが、結構力を入れて看板などの改装をしたのだとは思いますが。
もうセンスが老舗だね(笑)
おいくつの方がデザイン設計したんだろうな(笑)

でもって家族3人で入店。
うーーーーーーーーーーん、昭和だ(笑)
完全に昭和だ。
気持ちが良いくらい昭和だ(笑)
昭和の大きな食堂だ。
しいて言うならきっと昭和だったら、かなり高級な食堂だったんだろうなってな感じ。
これは私のつたない文章力では表現出来ないので、皆様ご想像下さい。

予約名を告げると、確かに｢御予約席｣と札が立っているテーブルがあった。
お店はガラガラでしたが(笑)
ま、備えあれば憂い無しなので、ここは問題無し。
店構えからして、ひょっとして瓶ビールしかないのかな？という感じ。
鰻家みたいにとかさ。
でも良かった。
生ビールはありました。
と言うことで、何時ものように私はまず生ビール。
これは500円。
安めですな。
因みに瓶ビールは中瓶で600円でした、頼まなかったけど。
生ビールが出てきた時に、コースターをみて、吹き出しそうになりました。
もう画像をご覧頂くしかないですね。

それとつまみになる物はあるかな？と思ったらば、う巻きの文字があったので、それを注文。
650円。
出来栄えによるけど、このメニューとしては良心的な設計かな？
家内達はさっさと食べたいので、メニューと格闘。
娘は｢櫃まぶし｣と決めていたのですが、どのランクにするか相当悩んでいましたね。

因みに櫃まぶしのランクは、「櫃まぶし」「上櫃まぶし」「特上櫃まぶし」と有って、それぞれ2600円．3400円、4300円とかなりの値幅があります。
まら、だいたい鰻の場合は量の違いで決まることが多いので、確認はしませんでした。
悩んだあげく、娘は上櫃まぶし、家内は普通の櫃まぶし(ご飯少なめ)を頼みました。

う巻きは結構早く出てきました。
へぇ、って言うくらい。
食べてみると甘めの卵焼き。
私のソウルフードではない方ね。
でも悪くなかったですよ。
鰻は申し訳程度しか入っていなかったけど(笑)
値段考えたらば、普通ってことになりますかね？
良くもないけど悪くもないって奴。

私がビールを呑んでいると、少しの間を置いて、家内達の櫃まぶしが登場。
なるほど、普通の櫃まぶしと、上櫃まぶしの違いが分かりました。
一段か二段か。
鰻がです。
わかりやすいですねぇ。
わかりやすすぎ。
親子目を合わせて笑っちゃいました。

ビールとう巻きを食べていたら、そろそろ私もいっぱいになりそうだったので、悩んだ結果、一番普通の鰻丼を注文しました。
勿論ご飯少なめで。

あ、そうそう。
これらの鰻類は全て肝吸いは別料金です。
全員頼みませんでしたが(笑)

鰻丼出て来るまで、少し時間かかった。
完全な作り置きじゃないのね。

出てきた鰻丼ですが、見た目はやはりかなり貧弱です。
で、一口。
へぇ、関東式なんだ。
蒸らしが効いた食べ慣れている鰻です。
これ、結構良いかも。
タレは少し甘め。
この辺は名古屋だからかな？
あ、勝手な想像です。
ご飯少なめと言いましたが、しっかりとした量がありました(^-^;
勇気を出して｢半分｣と言えば良かった(^-^;
でもなんやかんや言ってお新香もまぁまぁだし、そこそこ満足です。
そこそこ。
そこそこです(笑)

途中で笑ったのが、飛び込みで来店した、若いお兄ちゃんとお姉ちゃんのカップル。
「2人なんだけど」
「予約してる？」
「はい、予約した○○ですが」
「あ、じゃぁ何処にでも座って」

店内ガラガラでした。

何のために予約したのか、よく判らない感じで席に着いたカップルですが・・・
中々勉強になったランチでした。
準備しても、意味がないこと教えるのも老舗の役割でしょう(笑)

因みに娘の感想は｢美味しい!｣でした。
気を遣う娘だからねぇ(笑)

その後名古屋市博物館に向かう我々親子でした。
確かに悪いランチではなかったです。
ご馳走様でした。