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ネパール料理屋に長居、スナック感覚でチャットパットとチリモモ
名古屋駅から西へ徒歩5分のエリアにあるネパール料理店"カトマンズキッチン"に2024年もやってきた。何度も来ているうちにネパール人(ネパリ)店員さんたちと親しくなり、常連になっていた。
11時20分頃に入店した。厨房からネパリ男性の方々4人。「ナマステ〜」いつもと変わらない顔ぶれ。
ガッツリ食べるお腹の余裕はなかったので、ネパール料理を2品注文した。
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★チャナチャットパット 400円
ネパールの屋台スナック"チャトパテ"。米ハゼの"ブジャ"と砕いたインスタントヌードル"チョウチョウ"を中心に、豆、きゅうり、ジャガイモ、玉ねぎが混ぜられている。上にはパラリとパクチー。
香辛料と酸味が効いていて、少しピリリと少し酸っぱい。ボリボリと食べていける。ポテトチップスをついつい次々とつまんでしまう感覚に似ている。そして屋台よりも安心して食べられる。
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★チリモモ 790円
ネパール風蒸し餃子"モモ"をチリソースでからめたもの。なのだが、ここのチリモモは少し違った。
モモがまんまるでゴルフボールみたいだなぁと思いつつフォークを刺すと"サクッ"という音。おぉ、フライモモなんだ。油で揚げたモモなんだ。チリソースもドライスタイルで、要はフライモモがピリ辛チリ味に仕上げてある。
よくあるチリモモのモモはどろっとしたチリソースによってぷよぷよみたいに柔らかくなっていることがあるが、このモモはカリッと食べられる。玉ねぎやピーマン、ニンニクの破片と一緒に口にポンポン放り込める。こちらもスナック感覚に近い。
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その他パスタのネパール風和え、マンゴーラッシーをサービスしていただけた。飲み終えた後、「チャイ飲む?」と訊かれたので、断るのも悪いと思い(それに実際飲みたかったので)、「飲みます」と応えた。ホットチャイを飲みながら、ネパリお兄さんと日本とネパールの家族観の違いについて意見を交わし、テレビから流してくださったネパリソングに耳を傾けた。
学生時代、金曜5限が終わる度に大学前のインド料理屋に友人と通いつめたのを思い出す。食後のラッシーを飲みながら、教授のモノマネから真面目な教育論まで語り合って時間を忘れ、チャイまで続けてサービスされた際はさすがに帰れということかと私たちは苦笑した。
こうやってネパール料理屋に長居できるのは本当に楽しいことで、その空間を作り出してくれているレストラン、そして気さくな店員さんたちに感謝しなければならないと思った。チャイを飲み終わる頃には入店後2時間が経っていた。一番乗りの客だったのに、最後に店を出ることになった。
ダンネバード。ごちそうさまでした。
チョイラセット再び、チキン生姜ニンニク三昧
名駅西のネパール料理店"カトマンズキッチン"。ネパール人男性店員さんたちと親しくなり、ネパール料理をネパール人向けの味に仕上げてくださるので、足繁く通っている。
さて、今日は何を食べようか。モモ、トゥクパ、チキンチリ、チョウミン.....いろいろなネパール料理の名前と写真が私の脳内で錯綜する。前回食べたポークチョイラは文句なしに美味かった。チョイラセットを再び注文した。今回は50円安いチキンにした。
★チョイラセット(チキン) 850円
「食後にホットチャイをお願いします」と伝えた。メニューをぱらぱら眺めながら待っていたが、他のお客さんたちのテーブルに料理が先に置かれていく。私より後に注文してもナンカレーのセットのほうが早く出てくるのは当然だ。平然と待っていると、店員さんが「サラダとマンゴーラッシーをどうぞ」と私の前に置いた。
「えっ、ホットチャイ注文しましたよ」それに対する回答は、マンゴーラッシーは食前用という論理だった。軽く笑ってしまった。「マンゴーラッシーいらない?」と聞かれ、「いただきます」と受け取ることにした。「ホットチャイはなくていいですよ」と、私は一言付け加えた。
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運ばれてきたチキンチョイラを一目見て、私は再度軽く吹き出さずにはいられなかった。チキンは大きめで量がどっさり。こんもり丘のように盛られている。そして何より、大量の細切り生姜とニンニクの破片。「これは生姜とニンニクです」と誰もが目視で正解できる大きさと量の生姜とニンニク。チキンと一緒にゴロゴロと転がっている。上にはネギがパラリと乗っている。
食べれば当然、生姜とニンニクの香りと刺激がすごい(こういう時"すごい"という単語ほど便利な語彙はない)。チキン生姜ニンニク三昧である。香辛料の辛さも合わさって口内はピリリとする。目も頭も覚めてくる。心も身体もエネルギーが湧いてくる。ネパール人のように踊り出しそうになる。
前回と同じく、パクチーや唐辛子が効いたジャガイモの和え物"アルサデコ"、きゅうりや人参の漬物"アチャール"、大豆の和え物"バトマスサデコ"(硬めの食感)、オレンジ色の酸っぱくて辛いスパイスソース"チャトニ"、大きめのひよこ豆や甘めの豆が入った"ダルスープ"(これがついてくるのが嬉しい)、そして主食は米ハゼの"ブジャ"、これらが一つのセットでやってくる。850円で豪華である。チキンチョイラ同様、どれも香辛料が存分に使われていた。
おかずがたっぷりあったので、ブジャをおかわりで追加していただいた。ボリボリボリボリとブジャを食べていると、なぜか自分が強欲な人間のように思えてくる。
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食べ終わった後マンゴーラッシーをゆっくり飲んだ。ネパールの方々は、生姜とニンニクをびっくりするくらい料理に入れるのだろうか。マンゴーラッシーの甘さでも口内のニンニク臭は取れないだろうなと思い、店を出るとき隙間なくマスクをつけた。
変人に思われることを覚悟して言えば、ネパール料理を食べた後にマスクの中を支配する匂いが、私は好きでたまらない。香辛料を摂取したなぁ、エスニックを食べたなぁと実感し、満ち足りた気分になる。ただ、喉が渇いてしかたなかった。夜になってコーヒーを飲みたい欲求と必死に闘った。
ダンネバード。ごちそうさまでした。
ポークチョイラセット美味い、ネパールと日本の距離
私は"カレー好き"と言われることを好ましく感じていない。不愉快とまでは言わないが、いささかの違和感を抱いてしまう。厳密にいえば、"インドネパール料理好き"だからだ。
だから会話でそうさりげなく訂正する。すると今度は"ナン"という単語が飛び出てくる。だから私はより正確に"ネパール料理好き"だと言う。しかしその言葉で、相手の脳内に明確なネパール料理のイメージが浮かんでいるかというと、そうではないケースが大半だと思われる。あるいは、ナン・カレーのイメージを変わりなく維持しているかもしれない。
私はナン・カレーを決して非難しない。そんなことをする資格などない。ただ、日本人がネパール料理に対して持つイメージと実際との相違、あるいは不和が気になるだけである。
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私にとってはおなじみの名駅西のネパール料理店"カトマンズキッチン"にやってきた。ここはネパール人の舌に合わせた本格的なネパール料理を提供している。
★ポークチョイラセット 900円
チョイラはゆで肉を香辛料で和えた料理である。ネパール料理の中でもネワール族の料理に位置づけられる。豚肉のチョイラは少し珍しいかもしれない。ネパールでは一日2回のメインの食事の間に"カジャ"(軽食)としてこのような料理を食べる。
ポークチョイラ美味い。とりあえず美味い。硬めでクリスピーで、噛めば噛むほど肉のうまみを味わえる。香辛料は特にニンニクと生姜が効いている。食欲をそそる味である。ネパールは鶏肉や水牛肉のイメージが強いが、ネパール料理屋で食べる豚肉料理も例外なく美味い。
もちろんセットのため、これだけではない。きゅうりと人参、ジャガイモのアチャール(漬物)はポリポリと心地よい食感を味わえる。アルサデコ(ジャガイモのスパイス和え)はホクホクしている。ダルスープはダルバートのダルよりも、大きな数種類の豆が使われている。オレンジ色のチャトニ(スパイスソース)は酸味が強めな味に作ってある。バトマスサデコ(大豆の和え物)はボリボリと節分豆のような音を出す。
この店ではパクチーが積極的にふりかけられる。辛味も容赦なく加えられる。それぞれの料理がエスニックな風味と個性を存分に発揮している。これらをおかずにブジャ(米ハゼ、ポン菓子)を食べた。ブジャをもっと欲しいとさえ感じた。
店員のネパール人お兄さんはドリンクとしてラッシーをサービスしてくださった。これが常習化してしまっていて、少し申し訳ない気持ちになった。900円でこのセット内容なら申し分ない。
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私はラッシーにストローを差し、それをちびちびとすすり始めた。店内にはカトマンズ盆地の世界遺産"バクタプル"の絵画が飾られている。私はその綿密に描かれた絵画に目をやり、そういえばバクタプル観光時に食べた料理もチョイラなどのおかずを含んだ似たような(ただ今回より豪華な)セットだったなぁと想起した。
そんなのが真のネパール料理の一つである。日本人がすぐ頭に浮かべる"カレー"ばかりがネパール料理ではない(おまけにナンはネパールの主食ではない)。ネパール人が考えるネパール料理と、日本人が考えるネパール料理の間には、8時間の直行便でもたどり着けないくらいの距離があるように感じる(RADWIMPSのような言い回しだが)。
メディアを通してネパール料理も徐々に日本に浸透しつつある。それでもベトナム料理のフォーやバインミーほど、あるいはタイ料理のトムヤムクンやガパオライスほど、本物のネパール料理は市民権を得られていない。ネパール料理の代表格ダルバートやモモを即座にイメージできる日本人は、何%くらいいるのだろう。ナン・カレーをイメージする日本人は、何%くらいいるのだろう。
友人をこの店に連れてきた時のことを思い出した。彼は初めてモモを食べ、ブタンやスクティを食べ、アチャールを食べた。そして美味しいと言ってくれた。一つのオセロの駒を黒から白へとひっくり返したような僅かな嬉しさを私はその時感じたのだった。
私の印象では、カトマンズキッチンには日本人のお客さんとネパール人のお客さんが半々くらいの割合で来ている。ナン・カレーを食べている日本人が「本場の人は何を食べているのだろう、挑戦してみようかな」と思う契機を生み出してくれそうである。ネパール料理の誤ったイメージを払拭してくれるかもしれない。大げさな言い方かもしれないが、ネパールと日本の距離を縮めてくれる存在になってほしいとさえ期待したくなる。ちなみにお店のお兄さんはメニューのネパール料理について尋ねられた時に備えて、日々日本語の語彙を増やすよう努めていらっしゃるようである。
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昼食後の地下鉄で私はたいてい睡眠世界へと運ばれてしまうのだが、この日は思考に拍車がかかり目がさえきっていた。こうして脳内でこぼれ落ちた思索が文章になり、私のレビューを冗長にするのだろうと思った。気づけば一駅乗り過ごしてしまっていた。
ダンネバード。ごちそうさまでした。
お待ちかねのサービス精神、野菜づくしのベジダルバート
繰り返しインドネパール料理屋に通って店員さんと仲良くなることで、サービスしてもらえる可能性が高くなる。
名駅西エリアのネパール料理店"カトマンズキッチン"。この日もドアを開くと、いつものネパール人お兄さんが期待通りいらっしゃった。「ナマステ~」と両手を合わせながら挨拶した。
今日は店内がいつもより静かめで落ち着いて食事ができそうだと思った。何を食べるかは決めていたので、席に着くや否やお兄さんに伝えた。「ネパーリタリセット、ベジ。」
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★ネパーリタリセット(野菜)850円
すぐに出してもらえた。ネパールの国民食"ダルバート"である。私はよく注文する。ここでは日本人のお客さんからもネパール人のお客さんからもよく注文される。
銀色の長方形プレートを時計回りに見ていくと、ライス、ダル(豆カレー)、しめじ・豆・青菜のドライカレー、アルサデコ(ジャガイモの和え物)、アチャール(人参・きゅうり・ジャガイモの漬物)が盛られている。小さな小さな器にチャトニ(オレンジ色のスパイスソース)もくださった。
食べ始めようとしたら、お兄さんが小皿にサーグを乗せてやってきた。細かく切られたほうれん草の炒め物である。これでネパーリタリとして全部そろったね、とお兄さん。確かに、豪華なダルバートになった。
よし、いただきますとスプーンを持つと、今度はマンゴーラッシーがとんっ、と前に置かれた。なんか、すみません。。。でも本音を言ってしまえば、「よっ、待ってました!」と私は心の中で合いの手を入れていた。チャトニの時点で、サービス旺盛精神が始まったなと、密かにニヤリとしていた。サービスを待ち構えているようなオーラが私のほうから出てしまっていたかもしれない。
ここのダルバートのダルは特徴的である。パクチーが効いていて辛味も加えてある。辛味といえば、中辛でお願いしたが、全体的にそれ以上のスパイシーなネパールの味で提供された。料理の中から唐辛子も見つけた。汗が額ににじみ出てくる。鼻水も出てくる。
おかずが多くてどれも美味しい。野菜づくしになった。最近野菜摂取不足だからありがたい。どれも日本で手に入る野菜だが、味つけはエスニックなものに仕上がっている。日本米ライスも大盛なので、肉がなくても満腹になる。
ライスとダルはおかわりできる。少し迷ってダルを「少し」追加してくださいと伝えた。予想通り器いっぱいでお兄さんが持ってきた。こういう深い器で見ると、ここのダルはスープ状なのだとよくわかる。ライスをダル浸しにして食べた。すべて食べ終え身体を椅子にもたれさせながら、マンゴーラッシーをゆっくりストローですすった。
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いつも通りお客さんは日本人の方もネパールの方もいらっしゃった。誰に対してもお兄さんはフレンドリーに接客している。私はLINEへの通知が公式アカウント以外からはほとんど来ないような人脈薄弱な人間である。少数の友好的な関係は貴重である。大切にしなければならないし、感謝しなければならない。レジでお兄さんに「ダンネバード(ありがとうございました。)」とちゃんと両手を合わせて伝えた。
ダンネバード。ごちそうさまでした。
夏は冷たいスープモモ、バターライスと食べればもう最高
この日の名古屋は最高気温が39度という予報だった。暑いと連呼せずにはいられない。ネパール風餃子"モモ"のように蒸しあがってしまう。名古屋駅から"カトマンズキッチン"への徒歩10分でさえ、苦難の道のりに感じた。
いつものネパール人お兄さんは店の奥でオーダーをとっていらっしゃった。私に気づいてくれたので、彼に"ナマステ~"といつも通り挨拶した。
スープモモの冷たいバージョンって提供しているのかなぁ。お兄さんに尋ねてみたら、あるとの返答。飯物と一緒に注文した。
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★スープモモ(冷) 610円
★バターライス 350円
お兄さん曰く、ネパール人もこうやってモモを食べるよ、という冷やしスープモモ。ごまベースの冷たいスープは少し酸味と辛味があり、暑い季節でも飲みやすい。そこにモモが8個浸っており、上にはオレンジ色のチャトニ(スパイスソース)がかけられ、緑のパクチーもパラっと乗せられている。
ここのモモは美味しい。皮にしっかりした硬さがあり、鶏ひき肉の餡は肉肉しい。お兄さんは途中でスープを追加してくださった。一段階スープが冷たくなった。
バターライスはターメリックを加えてあるのか黄色い。日本米だが、ニンニクやクローブ、カルダモンといった香辛料の芳香がする。
このスープモモとバターライスの組み合わせが抜群だった。スープモモをレンゲですくって口に入れ、ライスもスープをかけて食べた。最終的にはライスをすべてスープに投入して雑炊のように完食した。「これ最高ですね!」と思わずお兄さんに伝えた。
お兄さんはいつものサービス精神を発揮し、アチャールどうぞ、と大根のスパイス漬物をくださった。塩味と酸味が効いており、ポリッという音が心地よい。梅干しのような熱中症対策効果がありそうである。マンゴーラッシーもサービスしてくださり、単品注文がセットのようになった。日本人らしく「すみません。」と私は言った。
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18時30分くらいになると、ネパール人(ネパリ)のお客さんが10人くらいまでいらっしゃった。その中で冷たいスープモモというワードが幾度も聞こえた。ネパリたちも夏は冷やしスープモモがお好きのようである。日本人が"夏はポケモン!"と叫ぶ感覚で、ネパリは"夏は冷たいスープモモ!"と叫ぶのかもしれない。
"スープモモ ウィズ ライス、ベスト!"と私の昂揚感をネパリたちに熱弁したくなったが、この暑さでは嫌がられるかもしれないと思い、私は静かにお会計へと席を立った。
ダンネバード。ごちそうさまでした。
お兄さんのサービスが止まらない、ジブロフライ・アルサデコ・ブジャ・マンゴーラッシー・アチャール
名古屋駅西のインドネパール料理屋"カトマンズキッチン"。この店のネパール人(ネパリ)お兄さんは、気さくで親切である。その人懐っこさで、私も彼と気軽に談笑できる関係性になった。
およそ1ヶ月ぶりに彼と話したい気持ちもあり、ランチタイムに訪れた。「ナマステ~」と挨拶して入店した。平日の12時台は恐ろしいくらい会社員が押し寄せるが、休日なので落ち着いて過ごせそうだと思った。
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これまでの4度の訪問では、たいていダルバート(ネパール定食)を注文していたが、この日はそんなに空腹でなかったので、グランドメニューから単品ネパール料理を選ぶことに。"ジブロフライ"が気になる。"ジブロ"はネパール語で舌のこと。どうしても気になるがこれだけではなぁと思いネパリお兄さんさんに相談したところ、これに"ブジャ"をつけるよと言ってくださった。
★ジブロフライ 850円
★アルサデコ 350円
ジブロは炒めるのと茹でるのを選べたので、炒めるほうでお願いした。しばらく待ってお兄さんが料理を運んできてくださった。
・ジブロフライは珍しめのネパール料理。マトンの舌。玉ねぎやピーマンとともにトマトベースという、チキンチリのようなチリ風味に仕上がっていた。
舌なので独特の匂いが少しした。弾力と噛み応えがあった。お酒のつまみによさそうで、美味しかった。
・アルサデコは香辛料で和えたジャガイモ。ホクホクのジャガイモがコロコロといっぱい。パクチーの風味と唐辛子の辛味がついていた。
・ブジャは米ハゼやポン菓子と言えばよいか。ジブロフライと一緒にボリボリ食べた。上には少し煎り大豆。
熱いからとお兄さんがマンゴーラッシーを持ってきてくださった。暑さと香辛料でドリンクが欲しくなるので、非常にありがたかった。
これだけで終わらなかった。お兄さんはサービスで、アチャール(ネパール風漬物)まで私のテーブルに置いた。しかもどっさりと。大根、人参、ジャガイモ、きゅうりがごまと香辛料をまとっており、味は酸味があった。ポリポリと美味しい。
ジブロフライ・アルサデコ・ブジャ・マンゴーラッシー・アチャールのうち、3品は無料である。「ブジャもっといる?」とまで聞かれ、お兄さんのサービス精神は止まらなかった。
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ジブロフライとアルサデコを注文しただけなのに、量の多いカジャセットのようになった。なんだか申し訳なささえ感じたので、食べログクーポンは使わずに支払いをした。
インネパ料理屋では顔を覚えてもらえると、店員さんがサービスしてくださることがある。カトマンズキッチンは値上がりがあったので、ネパール料理の安さという魅力が失われてしまったのではないかと危惧していたが、お兄さんの明るい接客とサービス精神により、お店の価値は健在だと思った。
ダンネバード。ごちそうさまでした。
名古屋最安値ダルバートの喪失、ネパールおつまみと旧友と新友
ダルバート(ネパール定食)が値上げしたという店員さんからの知らせは、私を動揺させた。ここ名駅西のカトマンズキッチンでは、元々食べログクーポンも併用して600円台で野菜やチキンのダルバートを食べることができていたのである。おそらく名古屋最安値のダルバートだった。
そして、その値段で十分な内容でランチに便利だという主旨の投稿を私はするつもりでいたのである。1週間で野菜のダルバートは800円台、チキンのダルバートは900円台に変わっていた(税別から税込の表記にも変わっていたが。)。投稿のタイミングを逃したのは、正解だったのか不正解だったのかわからない。
ただ、これまで追加料金が必要だったライスとダルのおかわりが無料でできるようになったと説明を受けた。ここのダルバートの味はエスニック感やスパイシーさが特徴的で、ライスをモリモリ食べたくなるから、それはそれでよいのかもしれないと自分を納得させた。
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この日私は久々に会った学生時代の友人と訪れていた。彼にナンとカレーは食べさせんぞという圧力をかけ、ネパール料理を複数注文した。彼は金麦の生ビールの入ったジョッキを、私はラッシーの入ったグラスを片手にして、互いに久闊を叙した。
ビールとネパールおつまみのセットは、チョイラ、ブタン、スクティ、アルサデコ、アチャール、チャトニ、大豆、ブジャを一度に一つのプレートで味わえるのが魅力的。他の店と違って、ブタンとチョイラが比較的柔らかかった。
スチームモモ(8個)は愛おしい見た目を持ちつつも、中の餡は肉肉しくて、とても美味しかった。チョウチョウサデコは酸味と辛味が効いていて、ボリボリと口の中でいろいろな味を感じられた。
ドリンクに合うなぁ。辛口で注文したら舌がピリリとするほどだった。友人は香辛料が変なところに入ったのかむせていたが、美味しいと口にしてくれたので、私も得意げになってしまった。ランチでもディナーでも5%OFFの食べログクーポンは使用できた。
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お客さんのネパール人率の高さはなかなかである。気さくなネパール人男性店員さんがつながりを作ってくださり、ネパール人の新しい友人を作ることも可能である。もちろん日本人でも安心して利用できる。ちなみに、日本人でもダルバートを注文する人が多いらしい。
それだけの本格度や美味しさはあると思うし、ネパール体験や交流という意義もある。ダルバートの値段改定がいささか残念であるが、今後も名駅付近で誰かを連れていく際の候補地にしていきたいと思った。
ダンネバード。ごちそうさまでした。
お値打ちにお気軽にダルバート @カトマンズキッチン
今日もたまたま名古屋に用事。
ならばダルバート。
「カトマンズキッチン」。
カトマンズ(ネパールの首都)という名前からして、間違いなくネパール推し。
汗だくの中、ランチを済ませるために遅めの時間に一人で入店。
インネパ料理屋らしいというよりも、ネパールらしい店内。
レストランらしいというよりも、庶民的な食堂らしい雰囲気。
ネパールの国旗、写真、天井の色とりどりの装飾、ネパール人のお客さん、飛び交うネパール語。
レジの横の棚には、ネパールの食材が売られているようである。
狙い通り注文したのは
★ネパールタリセット(チキン)
10分くらいですぐ到着。
よくある円形のプレートではなく、長方形。
時計回りに見ていく。
・ダルはとろみ強め。
豆が刻まれているのか細かい。
刺激的なスパイスの香りが、岡崎のザトラという店で体験したものと類似している。
それがなんというか、喉から胃にかけて刺激を与えるような独特な風味で、食欲をそそる。
・タルカリ(と呼んでよいのかわからないが)は、ひよこ豆やキノコが入っており、いわゆるカレー状。
・チキンカレーは完全ジョールタイプ。スープ状。ごはんによく合う。
チキンは骨つき。弾力があり噛めば噛むほどうまい。ごろごろ入っている。
・大根やじゃがいものアチャール、生野菜、チャトニ。ダルやカレーとともに混ぜて食べる。
・ご飯は日本米。
パサパサもべちゃべちゃもしておらず、食べやすい。
量も十分。
大辛で注文したのもあるかもしれないが、全体としてスパイスが強く、エスニック料理食べてんなぁ~~と実感できる。
辛い。暑さと辛さで汗と鼻水に歯止めがきかない。
でも、夏にこういう辛い物を食べて汗をかくのが、爽快なんだよなぁ。
このダルバートの値段が、食べログクーポン10%OFFも使って、650円。安い。
他のネパール人のお客さんもダルバートを食べており、ダルバートの注文量も多いだろうから、提供時間も早そうである。
財布の心配をせずに、さっと立ち寄って、ちゃちゃっと食事を済ませるのにもってこいである。
ダンネバード。ごちそうさまでした。
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インネパカレー男
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インネパカレー男さんの他のお店の口コミ
店名 |
カトマンズキッチン
|
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ジャンル | ネパール料理、インド料理、インドカレー |
予約・ お問い合わせ |
050-5456-9889 |
予約可否 |
予約可 パーティーコースは事前にご予約をお願い致します。 |
住所 | |
交通手段 |
名古屋駅 太閤通口 徒歩5分 太閤通駅から361m |
営業時間 |
|
予算 |
¥1,000~¥1,999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
44席 (カウンター、テーブル) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い、カウンター席あり |
ドリンク | 焼酎あり、ワインあり、カクテルあり |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、英語メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、テイクアウト |
オープン日 |
2018年7月3日 |
電話番号 |
052-433-7095 |
初投稿者 |
このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。
店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム
雨が降りしきる土曜日、名駅西のカトマンズキッチンを定期訪問した。ドアを開けて「ナマステ~」とネパール人お兄さんに挨拶をし、奥の隅の席に腰かけた。メニューブックを一瞥して閉じて、水を運んできたお兄さんに注文する。いつも通り。
★ネパーリタリセット(野菜)850円
ダルバートと言われるワンプレートネパール定食である。店員さんが今日も親切で、サラダをサービスしてくださった。いつも通り、になりかけている。
この店のダルバートはくぼみと仕切りを持った銀色の四角いプレートでやってくる。この写真を見て、「給食みたい」と言った方がいた。確かに、高級感というよりも、日常的に食べる定食に見える。
私はこの黄色いダル(豆のスープ)が時々恋しくなる。ニンニクや生姜、辛味に加えて、緑のパクチーがたんまり入っていて、エスニックな風味が漂う。豆は形がかろうじて残っているくらい細かく、ざらっとした舌触りがする。
これを丁度良い硬さの日本米にかけて食べる。豆とジャガイモのタルカリ(野菜カレー)やアルサデコ(ジャガイモの香辛料和え)、アチャール(漬け物)も一緒に混ぜて食べていく。どのおかずも香辛料により、日本食とは違うネパールの味を楽しめる。
ライスとダルはおかわりできる。ダルをおかわりした。深めの器で見れば、このダルはスープ状だと一目瞭然である。ライスは量が多く、肉なしでも十分満腹になり、食後はお腹をさすった。
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ダルバート探求初期の私は、ダルバートやネパールタリという言葉だけに惹かれて、その内実はそれほど気にしていなかった。ネットでメニューを見て、”ダルバートっぽい”料理がありそうなら、とりあえず訪れて食べてみて満足した。当時の私にとっては、ワンプレートにダルとライスとおかずがありさえすればよかった。
しかしこうやって様々なインネパ料理店を練り歩いていくと、ダルバートはその店ごとの特徴があるものだとわかる。本格派のネパールダルバートもあれば、インドカレー式ダルバートもあり、お店独自のアレンジを加えたダルバートもある。高級感のあるダルバートもあれば、食堂的なダルバートもある。
ネパール料理店が増えて、ダルバートも多様になりつつあるようである。その一つ一つを〇〇ダルバートと命名できてしまう。ここは”四角くエスニックなダルバート”としておこう。
料理のネパール感、そしてネパール人店員さんたちの気さくさに惹かれて、私は今後もカトマンズキッチンに顔を出すことになるだろう。
ダンネバード。ごちそうさまでした。