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新日本料理ってのは、イノベーティブ・フュージョンじゃダメなのか
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blueboy
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blueboyさんの他のお店の口コミ
店名 |
新日本料理 宗春(シンニホンリョウリ ムネハル)
|
---|---|
ジャンル | 日本料理、しゃぶしゃぶ、そば |
予約・ お問い合わせ |
050-5593-6937 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
JR線 名古屋駅 徒歩5分 国際センター駅から292m |
営業時間 |
|
予算 |
¥10,000~¥14,999 ¥4,000~¥4,999 |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
¥4,000~¥4,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー可 QRコード決済可 |
領収書(適格簡易請求書) |
適格請求書(インボイス)対応の領収書発行が可能 登録番号:T6180001052678 ※最新の登録状況は国税庁インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイトをご確認いただくか、店舗にお問い合わせください。 |
席数 |
20席 |
---|---|
最大予約可能人数 |
着席時 12人 |
個室 |
有 (2人可、4人可、6人可) |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキングあり |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、カップルシートあり、ソファー席あり、無料Wi-Fiあり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり、日本酒にこだわる、ワインにこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可(バースデープレート) |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、ベビーカー入店可 お子様メニューは要ご相談で対応可能となります。 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2017年11月22日 |
電話番号 |
052-583-2990 |
初投稿者 |
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「是非一度、食べてもらいたい店があるんです!」
最近、仕事を通じて知り合った男性。
親子ほどの年齢差はあるものの、食い道楽で呑兵衛という共通する趣味のお陰で馬が合った。
蘊蓄という程でもない…と思っているのはこちらの勝手かも知れないが、そんな話しにも気持ち良く付き合ってくれるナイスガイだ。
そんな彼が、何度目かの会食事にそう言い出した。
独身貴族らしく、名駅界隈の高層マンション在住の彼が界隈を探索していて見つけたらしい。
特に茶碗蒸しが気に入って、足繁く通っているそうだ。
それならば是非ということになり、早速日程を擦り合わせた。
当日、オフィスが入っているビルまで迎えに来てくれた彼と合流。
夜来の雨が疎ましく、三蔵通桑名町交差点で流しのタクシーを拾う。
車は錦通から西柳公園東交差点を右折し、さらに名駅四交差点を右折して泥江町通に入ったところで停まる。
道路の反対側に渡るとシックと言えばシックだし、派手といえば派手な漆喰壁が宵闇に浮かぶ。
宗春の文字。
名古屋にあって"宗春"という屋号で徳川宗春に因んでいないと言われたら、そちらの方が驚く。
尾張藩七代当主。
倹約令の吉宗との対比で用いられることが多く、時代劇などでは派手さの象徴とされることが多い。
それが、将軍職継承順位上位の尾張徳川家としては紀州徳川家出自の八代将軍吉宗への不満の表出とされる。
実際は、宗春公は独自の経済施策を展開していただけで、幕府と対立する気などなかったようだが。
単に荘厳華麗のシンボルとされては宗春公も気の毒だ。
入口の左手にインターホン。
最近増えている会員制のようだ。
背の高い若者は前屈みになってボソボソとやり取りしている。
すると、自動ドアが音もなく開いた。
思ったより手狭な通路を進んでいくと、男性スタッフが笑顔で先を歩く彼に話しかけてくる。
予約の内容を確認しているようだ。
全室個室の居酒屋があると聞いたことはあるが、こんな感じだろうか。
ただ、随分と凝った造りではある。
こうなると、外観の漆喰も派手だったんだと思い直す。
最初の角のところにある部屋に通される。
「クラブのVIPルームか?」
黒いテーブルを挟んで派手なソファーが二脚向かい合っている。
奥の壁は漆黒に唐獅子牡丹。
「落ち着くとはいいにくいけど、ゴージャスといえばゴージャスだね」
こちらが面食らっていると、その様子を楽しんでいるようだ。
テーブルの上に置かれた献立まで金色。
【座付】胡麻豆腐のステーキ 紅ズワイ蟹
【御造】トラフグの鉄刺
【蒸物】フォアグラとトリュフの茶碗蒸し
【揚物】トラフグの唐揚げ
【替鉢】焼き岩牡蠣 零余子のクリームソース
【鍋物】トラフグのてっちり鍋
【飯物】極上秘伝スープの〆の雑炊
【甘味】本日のデザート
ビールが苦手という彼にあわせて白ワインで乾杯。
【座付】胡麻豆腐のステーキ 紅ズワイ蟹
焦がした胡麻豆腐を包むように玉子雑炊。
雑炊には解した紅ズワイ蟹の身。
そして胡麻豆腐の上に雲丹。
主役の胡麻豆腐より豪華な脇役陣。
凌ぎも兼ねていて良い。
【御造】トラフグの鉄刺
薄造りの皿は内装ほどゴージャスではないが、均衡を保っているのか。
三河産と思しき虎河豚。
河豚特有の弾力が残る程度に切られているのは意図的なことと思いたい。
【蒸物】フォアグラとトリュフの茶碗蒸し
「これを是非食べていただきたかったんです」
いわゆる半張り蒸しだが、フォアグラの濃厚な味わいがドーンと挑んでくる。
わかりやすい味わい。
【蒸物】トラフグの唐揚げ
河豚の唐揚げといえば、鉄刺等の料理に供せない部位を用いることが
多く、そうした部位のゼラチン質が良い感じになる。
今回は、そうではなく、お上品な唐揚げ。
【替鉢】焼き岩牡蠣 零余子のクリームソース
うーん…これは迷走気味。
作ってみたけど、失敗だったねと厨房で評価されそうな出来映え。
食べ終わっても、味わいの縁がわからなかった。
【鍋物】トラフグのてっちり鍋
葱、白菜、椎茸、榎茸といった野菜も。
普通に美味しい。
【飯物】極上秘伝スープの〆の雑炊
今日、一番、五感を満足させてくれたのは雑炊だった。
河豚の出汁がいい感じだ。
最後の最後まで、テーマパークにいるようで落ち着かなかったが、料理よりも雰囲気で押すというコンセプトだろうか。
イノベーティブフュージョンであることを優先している感じで、凜と筋が通ったところがない。
料理人としての腕前を研鑽して…という感じでもないので、この流れのままかも知れない。
ふと、Tout la Joieを思い出す。
もちろん、料理のクオリティーは大きく異なれど、何だか共通する空気感がある。
アトラクションを見に来たわけでも、ピアノの発表会に呼ばれたわけでもない。
食材に手を加え過ぎるのもいかがかと思うし、それを自慢気にひけらかされるのもどうだろう。
その拍手がいつまで続くのか。
いや、まあ、いつまでも拍手している人も大勢いるみたいだから、それはそれでいいのか。
商売繁盛、大いに結構。