旬を感じさせてくれるデパートの魚屋 : 中島水産 JR名古屋タカシマヤ

私は今年60歳になるが、50年前と比較して大きく変わったのは個人店舗が減って、巨大スーパーが人々のお腹を膨らませる食材提供店のメインとなったことだ。また、流通が発達して、全国の食材が全国に配送されるようになった。しかし、昔は近所の魚屋の店先には三河湾などの地元で採れた魚が並んでいたのだが、現在は、そんな魚屋は無くなってしまった。しかし、イオンの魚屋の魚は画一的でつまらない。現在は高額で取引される三河湾の魚や蟹は築地に運ばれてしまい、名古屋で手に入るワタリガニは宮城産がほとんどだ。一方、高島屋に入っている中島水産には珍しい旬の魚が並んでいて楽しい。今回は栗蟹という見たことが無い蟹が売っていた。生きた状態で動いている！青森や北海道でこの時期に採れる蟹だそうで、毛ガニに似ている。ちなみに毛ガニもクリガニ科だそうだ。通常は8センチ程度だというのだが、今回の蟹は倍近い大きさだ。味は毛ガニと同じように感じるがとても美味しい！この店では生のニシンやホッケ、ズボ蟹など、スーパーでは見たことが無い食材が売っていて、また安いのだ！うん、現在は野菜の旬が分からなくなってきている現在、コロナ騒ぎで花見が出来なかった今年、この店の存在は素晴らしい！

昨日の夕食は家内が中島水産で購入した恵方巻きとコロッケだった。中島水産というのは高島屋に入っている魚屋で我が家ではよく利用している店だ。自宅から高島屋が近いので、駐車場が混んでいない場合の日々の買い物は高島屋で済ませることが多い。周囲にはビックカメラとか東急ハンズなどの店が集積していて、全ての用事が一度で片付くからだ。この中島水産は高島屋や近鉄デパートに魚屋さんとして入っているだけでなく、大きな鮮魚流通の商社でもあり、海外展開までしている巨大企業だ。さて、恵方巻きは節分の行事となっているが、私が子供の頃には無かった行事だ。その由来を調べてみた。

商都大阪発祥の風習と言われているが、その起源の定説は未だ存在せず不明な点が多い。現在は「節分の夜に、恵方に向かって願い事を思い浮かべながら丸かじりし、言葉を発せずに最後まで一気に食べきると願い事がかなう」とされる。「目を閉じて食べる」、あるいは「笑いながら食べる」という人もおり、これは様々である。また太巻きではなく「中細巻」や「手巻き寿司」を食べる人もいる。近畿地方の表現である「丸かぶり」という言葉から、元々は商売繁盛家内安全を願うものではなかった、との考察もある。民俗学において、フォークロリズムに関する研究題目として扱われる事がある。

「恵方巻」という名称は、1989年にセブン-イレブン舟入店（広島市中区）の野田靜眞が「大阪には節分に太巻き寿司を食べる風習がある」と聴いて仕掛けたことにより、1998年から全国へ広がり、2000年代以降に急速に広まった。それ以前に「恵方巻」と呼ばれていたという文献類は見つかっていない。その他には「幸運巻寿司」「恵方寿司」「招福巻」などとも呼ぶ。

ということで　セブンイレブンが仕掛けた行事という理解で、太巻きは切り分けて食べた。この巨大な太巻きを「言葉を発せずに最後まで一気に食べきると願い事がかなう」ということは信じるに値するエビデンスは無い。まあ、とても美味しい太巻きと鉄火巻きとコロッケだった。

デパートの楽しみだが、現在より体重が40kg程度軽かった時代は、洋服を見るというか、買いに行くのが楽しみだった。見ると書いたのは、毎日のように洋服を見に行っていたからだ。ところが、時代が30年経過すると、最近私は洋服に興味は無くなり、本屋にも興味が無くなり、東急ハンズにも興味が無くなった。欲しいものはネットで購入するようになったというのもあるが、洋服については私のサイズの服はほとんど店頭に並んでいないからだ。

そんな中で唯一面白いうのは、食品売り場の鮮魚コーナーだ。この店は高島屋だが、三越でも松坂屋でも別の魚屋であるにも関わらず、それぞれの店の魚屋には、私が普段見たことの無い魚が陳列されれている。昨日は家内が「蝦蛄があったから買ってきた」とのことだった。少々小ぶりだったが、既に湯がいてあったにも関わらず、なかなか美味しい蝦蛄だった。普通の回転寿司店の蝦蛄よりはずっと美味しい。魚は肉とは違い野菜のように季節感を感じさせてくれる、実に日本的な食材だと思う。

しばらく前まで私は昼御飯は外食することにしていたが、このところ急に気温が下がった為か、外に出かける気がしない。まあ、昨日、講演会という仕事が終了したので、一気に疲れが出たのかもしれない。外食はファミレスやファストフードでも人と会うことになる。会話をしなくても、人の声が勝手に耳に飛び込んでくるように、視覚的にも人の姿が見えると、それだけで披露する。そんな訳で、昼食は家内にお弁当を買ってきてもらうことにした。

家内が買ってきたのはお寿司だ。寿司に貼ってあるシールを見ると高島屋の魚屋で買ってきたようだ。ここの魚屋は私はほとんど毎日のように見ている店だ。普段の我が家はお昼は高島屋の駐車場に車を停めて周辺の店で昼食を摂り、帰りに夕食の食材を高島屋の地下で買って帰るという生活を送っている。高島屋が家から近いので、その行動が日常化した訳だ。

私は食品売り場に行くと必ず魚売り場を覗く。魚屋の氷を敷いた販売台の上には色々な魚が並んでいて、その色々な魚を見るだけでワクワクするからだ。その中に私が「今晩はこの魚を食べたい！」と思った魚を見つけると、家内を引っ張ってきて「これ買って！」と子供がオモチャを強請るように、家内に頼む。家内は機嫌が良いときは買ってくれるが、エビを買って背腸をとって天麩羅にしてくれ、なんて頼むと、拒否されることもある。しかし、この店の魚は基本的には美味しい魚が多いハズレがない店だ。

しかし、基本的には糖質制限をしている私達は持ち帰り寿司を買って帰ることは珍しい。さて、家内が買ってきたお寿司だが意外な程、美味しい。出前で取る出前専門寿司よりは遥かに美味しい。御飯は器械が握っているようだが、柔らかく悪くない。ネタレベルは非常に高い。酢飯の按配も悪くないが、厳密に言うと少々砂糖が多い。茶碗蒸し、鉄火巻き、鯖の棒鮨も悪くなかった。お昼はお弁当も良いが、持ち帰り寿司も悪く無いと再認識することになった。

昨日は家内が花を習いに行っていて、夕食は高島屋で買ってきたパックの刺身と肉ジャガ、イクラ御飯、長芋などがおかずだった。私が小学生の頃は魚は行商のオジさんが自転車で魚を売りに来ていた。この後は自宅から徒歩3分のところに魚屋が出来た。その後、私は大学生になり下宿するようになったが、結婚して開業して実家近くに住むようになってから、個人営業の魚屋さんは無くなり、スーパーマーケットで魚を買うようになった。

最近は魚だけでなく、野菜や果物もデパートで買うことが多い。デパートが自宅から近いというのが理由だが、自宅周囲にあるスーパーマーケットに置いてある食材が、イマイチなのだ。全てが悪い、という訳では無いが、肉、魚、野菜、果物の全てを一定レベル以上の買い物をしようとするとデパートが一番てっとり早いからだ。私は魚が好きなのでスーパーでも魚売り場をよく覗くが、スーパーマーケットの魚屋では、美味しそうだ、と思える魚か限られる。その魚が今日の気分で無いと、スーパーまで魚を買いに来たにも関わらず、結果、買う魚が存在し無い、という事態がしばしばある。高級スーパーはそうでも無いが、我が家から近い魚屋で美味しそうな魚を沢山売っている店はデパートの中の魚屋さんだ。他にもデパートではワサビを売っているというのも非常に便利だ。スーパーではなかなかワサビは置いてい無いからだ。昨晩の刺身も美味しく、ワインも美味しいく、幸せな夕食だった。

下記のレビューは2012年4月のレビューでその時のタイトルは「今日もデパートで購入した刺身で自宅居酒屋」でした。

今日は日曜日だったが、用事があって高島屋に出かけたので、例によって、自宅居酒屋になった。しかし、尾頭付きの刺身がパックされているのには驚いた。

下記のレビューは2012年3月のレビューでその時のタイトルは「ダイエット生活の決心をぶちこわす美味しい総菜を提供している魚屋さん。」でした。

今日は日曜日だが講習会で一日外にいた。帰宅して夕食は何？と尋ねるとすき焼きだった。ところが、家内は朝私を名古屋駅まで車で送って行った後、デパートでお寿司と鰻も買ったということだ。お寿司と鰻は今日食べないと不味くなるし、肉は昨日購入したようでやはり、本日食べないと不味くなる。ということで、すき焼きも、お寿司も、鰻も全部食べてしまい、ワインとビールも飲みました。ウン！この店の寿司は美味しいし！鰻もとても美味しいです！やはり、スーパーの総菜寿司よりも、ずっと美味しいです！ところで体重だが、一時的に6kg程度減量した筈だったが、現在は以前以上に増加しており、この際sky先輩も道連れにするしかないと決意を新たにした！sky先輩！どんどん食べログレビューを頑張りましょう！揚げ物ネタと背脂ラーメンで男性の心を捉え、スイーツネタで女性の心を捉えるのがポイントアップに効果的です！

下記のレビューは2011年11月のレビューでその時のタイトルは「ダイエット生活に心強い味方の魚屋さん。」でした。

私は現在炭水化物をなるべく食べないというダイエットをしている。効果の程は？だが、少しは体重が減りつつあるようだ。このダイエット方法の特徴は卵、肉、魚、などの炭水化物を含まない物に対しては制限をしないところにある。しかし、この食事を外食で行おうとすると意外と難しい。米やパンが日本の主食として料理が構成されている場合が多いからだ。炭水化物がダメ、ということは蕎麦、饂飩、ラーメン、パスタ、お好み焼き、カレーライスもダメだ。朝御飯では卵、納豆、豆腐などを食べており、昼は肉団子、魚の煮付けなどを食べた。夜は肉か魚を食べるというのがパターンだ。明日は弟家族と我家で一緒に夕食をすることになったので、明日の夕食の材料を高島屋に家内が買い出しにきたので、私は荷物持ちとして家内に同行することになった。肉屋やチーズ屋などを周り、疲れたが夕食は自宅でとることにした。何故ならば車で来たので、店で食事すると酒が飲めないからだ。

さて、今夜の夕食だが私の場合は酒がメインとなる。ということで酒の肴を買って帰ることにした。最初に決定したのは筋子だ。これは血圧の高い私には禁忌の筈だが、好きなので、買い物かごに入れた。次に〆鯖が食べたかったが、無かった。鯖寿司でもよいと考えたがそれも無かったので、鯵の押し寿司を選択。家内が穴子を食べたいと言ったので穴子もカゴに入れる。これらは寿司なので、炭水化物ゼロの為、身だけ食べて御飯は残すことになる。店ではそのような食べ方はできない。であれば寿司屋では刺身だけ食べれば良いという話になるが、炭水化物ゼロなので、ビールや日本酒はダメで、私が好きなワインを置いてある寿司屋となると、これまた面倒な話になるのだ。最後に蛋白源の魚を何にしようと考えたが、養殖鰤の刺身が美味しそうだったので選択した。

我家では白ワインを飲みながら筋子を食べ、ワインが空になったので、赤ワインに切り替えて刺身を食べた。魚だけではバランスが悪いのでアボガドとトマトのサラダ。この赤ワインはガメイが入っているが素晴らしく爽やかな風味の素敵なワインだった。
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以下は2011年5月のレビューです。その時のタイトルは「高島屋の地下に有る美味しい魚屋さん兼、海鮮デリカッセン」でした。

我家の買い物は高島屋が一番多い。一番の理由は近いからだ。高島屋は名古屋駅の上にあり、我家からは4kmで車で10分、タクシーでも￥1700円の距離に有る。ここのデパートの地下に有る魚屋がこの店だ。お寿司などの総菜も扱っている。ここの魚屋は美味しく、値段も高く無い。変な話だが、ここで総菜を買い込めば、我家は一流の居酒屋になる。今日は家内が足を今朝椅子の足にぶつけて痛いというので総菜を買って帰った。実は彼女が痛がるので夕方、我家の隣の整形外科で診察してもらったら、なんと足の指を骨折していた。今晩はここの店のお惣菜をメインに夕食にしたが、そんじょそこらの居酒屋より美味しい夕食だった。