開拓と思いきや前に行ったイタリアンだった。好みは変わらないということか。 : オステリア ラ・マンテ 本店

とある休日。
嫁さんとランチを食べに名古屋に出るかと前日に予約を入れた。
お気に入りの圓谷の近くに良さげなイタリアンを見つけたのだ。
久々のイタリアン開拓。

さて当日は田舎からせっせと名古屋市内に向かう。
地下鉄の丸の内駅から那古野方面へ。
いい雰囲気だよなと歩いて近付くと疑問が沸いてくる。
行ったことのあるイタリアンに近いわなと。
いよいよ到着すると圓谷の夕食後に立ち寄ったイタリアンだと漸く理解する。
通りがけに気になって、食べログで調べて気になって。
どうやら見た目の好みは変わらないようだ。
それだけ店の構えもいいということだろう。

前回は軽く夜に利用したのでランチも悪くなかろうと気を取り直す。
扉を開けて名前を告げるとカウンターもある部屋の2人席に通された。
偶然にも前回と同じ席である。
結構大箱店なので何だかこういう流れなのねえ、と自らに感心する。

最初の飲み物は嫁さんが「なみなみスパークリングワイン605円」、自分が「黒ラベル生ビール　693円」で乾杯する。
嫁さんのなみなみはお得感が強い。
今日は徒歩で来たのでお酒が飲めて楽しそう。

料理はお昼のまんぷくコース税込3,500円をお願いしておいた。
お口取り
前菜の盛り合わせ
本日のパスタ
サバのロースト　ガスパチョソース
鶏もも肉のロースト　パプリカのトマトソース
デザート
飲み物

お口取りは写真を撮り忘れたけどジャガイモの冷製スープだった。
暑い中を歩いた身としては冷製も塩気もジャガイモの甘みも嬉しい。

続く前菜盛合せはサーブが少々雑だったのが気になったが説明は丁寧にしてくれた。
それと厨房がやや騒がしいのも気になる。まあいいか。
その前菜。
軟骨のてりーむはスパイシーかつコリコリで好み。
シイラの南蛮漬けは苦手な南蛮漬けにしては嫌いではなかった。

早々にビールはなくなったのでピノノワールの11th Hours Cellars 6,050円を追加で注文。
やや食材が弱いわなと思っていたので丁度良い重さ、薄いセメダイン臭。
重過ぎないメインに合う。

パスタは嫁さんが牛スジとナスのトマトソース、自分は豚肉とニラのオイルソース（生パスタ）をセレクト。
嫁さんの方はチーズタップリでいい色合いだ。
自分のパスタは好みの問題も出てきそうだが絶品。
言い方は悪いが豚骨ラーメンチック。
豚の脂と塩っ気にニラの臭みがマッチしている。
生パスタのもちもちも大の好み。

メインの魚は鯖の臭みを楽しめるかどうかにかかる。
ソースにはセロリや玉ねぎも入っていたと思うが完全には鯖と溶け込んでいないか。

肉の方は鶏もものロースト。
深紅のパプリカトマトソースがシンプルな鶏肉に合っていて旨い。
ただ鯖もそうだがメインの肉で鶏ももは弱い。
3,500円で贅沢を言うな！なのか、もう少し頑張ってと言うかは微妙なところ。

デザートのチョコとマンゴーにアイスコーヒーで〆た。
コーヒーも拘って欲しいところ。

評価が悩ましい結果であったが、決して悪いわけではない。
洒落た場所＆店でサラダ、フォカッチャ、デザート付きのパスタランチを1,100円で食せるならば良いと思う。
ご馳走様でした！

結婚記念日を日本酒でお祝いした夜。時間はまだ20時ごろ。少し飲み足りず、食べ足りず。同じ四間道に以前利用したイタリアンがあるのを思い出した。近付くと今宵も空いている。正面は全面ガラス張りでオープンな感じの店がオステリア ラ・マンテである。

店に入ると白を基調にした壁面と高さもある室内は明るくゆったりとしてイイ感じ。少しばかりの食事で良いかを確認して4人掛けの席に案内していただいた。

ワインのメニューを見るとグラスかボトルのようである。我儘ながらその中間が欲しかったのでシラーズのデカンタは出来ないかを尋ねると女性の店員さんが店の方と相談してきてくれてOK。臨機応変に対応してくれて有難い。つまみ代わりにペンネアラビアータを注文。嫁さんは酔い覚ましにホットティーを頼んだ。テーブルを担当してくれた女性は明るくテキパキと対応してくれて非常に気持ちが良い思いをさせてくれた。

直ぐにワインとオリーブが提供される。オリーブは固さ、オイリー具合共に好みで、青々しさと甘さも味わえて嬉しいお通し？だ。ワインともあう。

少し遅れて提供されたペンネアラビアータ。チーズをかけられないかをお願いすると先ほどの店員さんがさっと持って来てくれた。トマトとチーズはやはり合わせたい。ペンネは適度な固さを保ってトマトとチーズのバランスの良い味を掬ってくれる。これまたワインと合う。この店の色々な皿が食べたくなったがお腹は一杯だ。


ここも最初から食事をしたいレストランの候補として覚えておこう。
ご馳走様でした！