追加　安心できる寿司チェーン店の寿司清は名古屋駅にも : 築地寿司清 名古屋店

NYには。今でこそ日本から若手、中堅の。寿司職人たちが大挙進出。長年の寿司ブームの中で。本当に大活躍している。私は在住していた2000年前後数年は。寿司と言えば初花、寿司清、寿司田などの現地の有名店。

そしてあの伝説のSushi of Gariが登場し。日本よりエッジな創作系寿司が席巻する。この寿司清、当時は。日本人駐在員が接待用に利用。日本から来た職人が握ってくれるので。その技が安定していたのだ。

ネタ（食材）は北太平洋のサーモンから。時期によるが時にはボストン沖の本マグロ。などなど天然魚介が豊富に入る。ウナギ、穴子など数種類が日本からの空輸だった。しかし現在では冷蔵技術が発達。冷凍物は皆無だろう。

さて、お世話になった寿司清。残念ながら9.11のテロ後に撤退。ちなみに銀座で大人気の鮨石島。主人の石島吉起氏は以前。寿司清のNY店で腕を振るっていた。単なる寿司チェーンとは異なり。結構職人を輩出している。

さて、名古屋に出張すると。正直、困るのが寿司。こちらが勉強不足かもしれないが。JR名古屋駅あたりで。知人と１杯やりながら。〆の握りでもと探すのが難しい。飲むとはいえ職人の腕も期待したい。

このような時に重宝するのが当店。ミッドランドスクエアにあるので便利。しかも小綺麗で快適。料理の水準も満足は出来る店。気安さと手頃なメニュー構成もあり。我々のような大酒のみも。安心して飲み食い出来る。

お通しの生シラス和え、珍味3点盛りはホヤ、イカ塩辛などで。さらにハタ、炙り金目鯛などで5点も。鱈豆腐のあとで。握りは中トロ、カンパチ、ハタ、真鯛昆布〆、貝 イワシ 蒸し海老 白身昆布〆 鮪漬け 生ウニ、煮穴（塩）、煮穴子（つめ）でこれに茶碗蒸し、お椀、デサート。

出張が多いと人と会食するのには駅近くの飲食店が重宝する。美味しいかどうかよりも、便利という点が優先する。新幹線に乗る前に2時間程度で食事をするのだから。特に時間が限られている場合には寿司店を選ぶことが多い。臨機応変に対応してもらえるからだ。

名古屋駅前のミッドランドビルには数多くの飲食店があるが、この築地の寿司店が魅力的。お手頃な値段で酒の肴と寿司を楽しめる。カウンターなので会話が進むし、板長にタイミングを任せれば時間通りに終わることが可能。

今回は前菜、旬の盛り合せ、鮪芯味噌焼き、季節の握り10カンほか（3000円）で。もちろんこの値段では極上の内容ではないが、それなりに満足は得られる。旬の食材を使用し調理と握りの基礎がしっかりと出来ているから。

○前菜
蛍いか、桜海老、桜鯛
○旬の盛り合わせ
カツオ、イワシ、マグロ、鯛、トリ貝
○鮪芯味噌焼き
○季節の握り旬の魚地の魚「季節の握り」
中トロ、本日の白身（イサキ）、季節の貝類（平貝）、旬の光物（アジ）、蒸し海老、白身昆布〆（ケンサキイカ）、鮪づけ、生うに、煮穴子、（煮つめ煮穴子（塩）茶碗蒸し、お椀、デザート

＊今回の写真は最初の8枚

2011.2.17
名古屋に出張する機会は月一（イチ）でしょうか。宿泊する場合、1人で食事をするには個人的に興味のある店を選びますが、たまには当地の知人と気軽に一杯やりながら寿司でも、という場合も起こります。

知人と「飲む」のがメインならば特に高級な寿司屋ではなくて小綺麗で普通よりも少しでも満足出来る店が重宝するでしょう。別にカウンターで握り一つ一つに勝負を挑むような緊迫感も必要もありません。

その点ミッドランドスクエアにある当店など便利かも知れません。失礼ながらやはりチェーン店としての気安さと手頃なメニュー構成により我々のような大酒のみも安心して飲み食い出来るからです。

寿司清はNY勤務時代に時々利用しました。あちらでは高級店としてビジネスエグゼクティブ御用達の店でしたが9.11の後に撤退してしまいました。残った職人たちが現在SushiAnnという本格的江戸前寿司の店を開いて頑張っているそうです。

仕事の話と飲むのが目的ですから端にあるテーブル席をお願いしました。寿司店で野暮かもしれませんが相手のある事ですから仕方ありません。社会人の振る舞いとは自分の希望よりもまず相手の気持ちになるのも重要な事なのです。それが大人の世界の鉄則の一つでしょう。

それで珍味3点盛り、白身魚3点盛り、鱈豆腐、握り盛合せを始めにまとめてお願いしておきました。会話が途切れるのを避けるためです。ただ、その為につまり会話に夢中になってしまった為にどうも実際には注文と異なる内容になってしまいました。こちらにも責任があると思いますが。

お通しの生シラス和え、珍味3点盛りはホヤ、イカ塩辛などでこれはまあ酒飲み好みの肴です。続いて登場したのが、白身刺3点盛りを注文したはずが実際にはハタ、炙り金目鯛など5点に変わっておりました。我々も会話が弾んでおり特に何言うわけでなく食べてしまいましたが。

次に登場した鱈豆腐。これは特にどういう事もなくて温かい鍋ですからただ体が温まるといいながら頂きました。

季節の握りはどうも特上寿司に変わってしまったようです。中トロ、カンパチ、ハタ、真鯛昆布〆、貝 イワシ 蒸し海老 白身昆布〆 鮪漬け 生ウニ、煮穴（塩）、煮穴子（つめ）でこれに茶碗蒸し、お椀、デサートがついています。これもおかしいと思いながらつい勢いで食べてしまいました。要は会話が途切れる、または邪魔されるのが嫌なので。

ただし握りはシャリがやや（必要以上に）固めであまり感心出来ませんでした。残念ですが時間も遅かったせいでしょうか。この店（チェーン）はシャリはもっとまともだと思っておりましたが残念です。会話に夢中になりながらもこの点だけは気になってしまいました。酒は八海山を多めに。

この日は名古屋駅近くのホテルに宿泊しますのでつい長居してしまいました。いろいろありましたが会話と食事を楽しむという当初の目的は達成されたので良しとすべきでしょう。