担々麺は結構クセ強め : 萬珍軒

あんかけスパをいただいたあと、時計をチェック。よし！帰りの新幹線の時間まであと１軒行ける！
ということで、前回名古屋ご当地グルメである「玉子とじラーメン」の意外性ある旨さに驚いた満珍軒さんを再訪。

名駅から早歩きで、お店前に平日19:45到着。店内は満席。満席の場合、入り口で記名し待つシステムです。
ただし、回転を上げるのに命をかけるあまり接客態度は塩な店員さんのおかげで回転は非常に高速。
店頭にはぞろぞろと待ち客がいましたが、5、6分もせずにカウンターに案内されました。
今回は卵とじのバリエーションである「担々麺」を口頭注文。
店内コロナ対策は、入り口の消毒液、カウンターには２席おきにパーティション、スタッフマスク着用。

5分ほどで着丼。
ほぉ。。。見た目的には、デフォの卵とじラーメンにラー油をたっぷりぶっかけ、モヤシやひき肉を載せただけに見えますが果たしてお味は？

スープを一口。
うーん。。。デフォの時より味わいがぼんやり感じられるのは、表面のラー油層を多めに掬ってしまったからでしょうか？
ベースは動物系の清湯スープ、タレは醤油ダレと、このメニューはゴマだれもブレンドしてますかね。
ラー油は結構たっぷりかかってるけど、辛味は控えめで、高温で唐辛子を焦がした時のビターな香りとごま油の風味が強いもの。あと、独特の八角やシナモンっぽい香りが独特です。
うーん、旨味と香りはあるから、後は何が足りないのかな？と思いつつ、卓上の「替え玉用」と書いてあるカエシをちょびっと入れてみました。。。おぉう、ビシッと決まった！やっぱりラー油や玉子の旨味にタレの塩気が負け気味になってたみたい。
ただ。。。これ結構クセ強い担々スープですねぇ。。デフォの卵とじスープは優しく誰にでも好かれる兄とするならば、弟はかなり尖った個性派俳優といった感じ。

それにしても、溶き卵とカエシを丼に入れて、そこに熱々の出汁を一気に注ぐことでこのフワッフワ食感を生み出すアイデアとテクニックはすごいですな。

麺はデフォと同じ、極細ストレート。
飲んだ後とかでもスルスル入っちゃうやつです。当然毛細管現象で玉子とスープを目一杯上げてきます。麺量は少なめ。

具は申し訳程度のモヤシ、ニラ、それからこちらも申し訳程度の甘辛ひき肉。
後、スープの底に沈んでてわからなかったんだけど、温玉がありました！気づかずレンゲを入れたら勢い余って潰しちゃったよorz

ということで、サクッといただき早歩きで名駅へ！
うん、デフォの玉子とじラーメンのわかりやすい旨さとは対照的な、個性的な担々麺でしたね。。ただコレ、3回食べたらクセになる系かも？再訪は確実。

玉子とじラーメン（759円）

人生餃子で「皿台湾」を食べ大満足で駅へ→帰りの新幹線までまだ時間あるし、この勢いでもう１軒！と電車を乗り継ぎ中村へ。狙いは名古屋ご当地麺の１つ「玉子とじラーメン」です。

平日19:20到着。なんと店内満席で外待ちあり。
しかし前にいたのはグループ客だったので、カウンターが空いたと同時にお一人様枠で優先入店です。
着席し、早速玉子とじラーメンをオーダー。

待つこと５分で着丼です。
ほぉ。。。天津麺みたいな感じなのか、それとも中華料理の玉子スープみたいな感じなのか予想がつかなかったのですが、東京で言ったら「背脂チャッチャ系」みたいな（例えが悪いｗ）、細かく白い粒粒がスープ表面を油と一緒に覆っている感じですね。
このメニューの作り方は、スープに普通に卵を溶くのではなく、玉子とタレと溶いたものを丼に入れ、そこに勢いよくアツアツのスープを流し込むんだそう。

では早速スープを一口・・あ、これは面白い！
玉子の粒子が細かくスープと一体化しているので、口に入れたときの感覚としては、玉子スープではなくむしろ「フワッフワの茶碗蒸し」を食べているかのよう。
スープは名古屋コーチンと豚骨とのことですが、意外にも豚骨強め。醤油ダレはそれほど尖りがないもので、どことなく九州系の豚骨スープに玉子を溶いたような味わいに感じます。

麺は極細ストレート。おそらく茹で時間十数秒でしょうな。
加水は低めでザクザクした食感で、これがまた玉子スープとよく絡む！
いやぁ、これは。。ネタ的な飛び道具ではなく、完全に完成された料理ですね。

チャーシューはホロホロに溶けるバラ巻き豚が２枚。メンマはほとんど存在感ないですが、このスープと麺だけで十分満足度あります。
量はかなり少なめで、麺量は100ちょい程度か。営業時間からもわかるように、飲みの〆としてのボリューム設定なんでしょう。
連食にはちょうどよかったですが、男性の食事としては何かもう一品頼んだ方がよさげ。
実際カウンターの男性客は、ラーメン＋麻婆丼（ハーフとかではなく）とか、ラーメン＋餃子＋チャーハン等の組み合わせでガッツリ食べてましたね。

ということで、ラー油で味変しつつ、大満足でごちそうさま。
いやぁ、これ東京で出しても絶対流行るだろうな。。と思って調べたら新井薬師にあった萬珍軒出身の方のお店は閉店していた。。うーん、名古屋グルメって意外に東京ではウケないのか。
いずれにせよ、名古屋に来た時は再訪確実です。メニューに西でたまに見る「バリそば」があったのが気になるなぁ。。

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