味も店主も代替わされましたか？ : そばの店 ひらま

　つい先日来たばかりのような気になっていましたが、過去ログを見れば６年前！。　　　

　今日は土曜日なので、余裕をもって３０分前に到着しましたがポールゲットならず２番手。
　店頭に用意された椅子に座って５分もしないうちに３番手、その後５分で転倒駐車場は満車となり、開店時刻には２０数名の大行列が！。

　暖簾を持って出てこられたのは懐かしい親父さんですが、厨房を仕切るのは若者。
既に代替わりされましたか？。
　って、６年も経てば世の中変わっても当然ですが。

　しかし、メニューは変わっていないようなので、基本の中華そば、そして個人的にひらま麺を堪能するには一番と勝手に思っている「つけめん」を。

　出てくるまでに少々時間が掛ったことから察するに、オーダーごとに調理する方式に変更されたようですね。

　さて、まずは「つけめん」を。

　まずは麺だけ頂き、仄かな甘みを感じる不変の美味さに感動。
　次いでつけ汁に浸して・・・あれっ！。
　汁の味が変わったような。
　仄かな酸味と胡椒は一緒ですが、先入れ辣油が加わったようです。
　更にベース自体も変わったような。

　先に割りスープのみ頂いてみれば、何と魚介の香りが！。

　そうこうしているうちに中華そばがやってきましたので、そちらのスープを頂いてみれば、以前の醤油ダレとラード主体のシンプルな味ではなく、広く深い「うま味」が感じられます。
　こりゃ、美味い！。
　とは言っても控えめな美味さなので、そのままでも美味い「ひらま麺」に華を添える絶妙なバランス！。

　味の☆は４つに上げましょう。

　しかし、駐車場は店斜向かいの路肩に増設されたようですが、まだまだ足りないようですね。
　待つのは構わないのですが、車を停められないのは厳しいので更なる増設を望みます。
　
　ごちそうさまでした。　

　こちら、殆ど３年振りの再訪になります。
時刻は１３時過ぎですが駐車場はほぼ満車。相変わらずの大人気店なのですね。

　何とか車を停めて入店。運良く空いていたカウンター席へ。
オーダーは前回と同じにしましょうね。

　まずは基本の中華そば。

　やはりカウンター席は作るところが良く見えて嬉しいです。
醤油ダレは２種混合されたものを、特に寝かせる事も無くそのまま使われている
ようですね。
　そして油膜用ラードを少し入れたら熱々のベースをドバーッと入れてスープは完成。
麺は色からして熟成期間が置かれているようですね。

　さて、いよいよ３年ぶりのご対麺です。

　まずはスープ。う～ん・・・何だか前回より奥行きに乏しいようにも感じられますが、
これは我々の趣向が変わったためでしょうね。
　麺の良さを引き出すための敢えてシンプルなスープをキープされているのでしょう。

　そして麺はやはり素晴らしい、歯応え、喉越し（と言ってよいのか？）共に
米沢を代表する麺の一つと言って良いと思います。
　が、その後さまざまな米沢麺を頂いて来たので、自信を持って「ベスト！」とは
言い切れなくなってしまった自分を否定できない事も事実。

　そして「つけ麺」ですよ。

　若干甘めのスープの素性は基本的に中華と同様でしょうね。そこへ何か甘さと若干の
酸味を感じさせるものが加えられているようで、こちらもシンプル。

　とびきり冷やされている訳でもありませんが、常温に近い麺は「中華そば」に比べると
数段食感が鋭く感じられ、ひらま麺を味わうのであれば、やはりこの方式が一番適すると
感じる持論は３年前のまま。

　即ちこのレビュ－表題も３年前と同じで行くことにしますが、初回程の絶大な感動は
覚えませんでしたので、申し訳ありませんが☆は少々修正させて頂きますね。

ごちそうさまでした。（２０１６．０２．０９）
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　実は年末に来たのですが臨時休業で振られて以来の再訪です。川向うの
御三家の麺を一手に提供するこちらのお店は、米沢ラーメンとしては現時点
で私が一番好きな麺を作ってくれる製麺所だったりもします。

　月曜日の１３：００。駐車場は店裏にも沢山停められますが、通り沿いに
１台だけ空いてます。店内を覗くと予定通り満席。でも、すぐにテーブル席が
空きましたのでいそいそと座らせていただきます。

　こちらはお店の手際も良いし客も心得てますので、混雑時は食べ終わっても
立って待ってる人をものともせずにダラダラとおしゃべりしてるような輩が少ない
事も魅力の一つです。

　さて、基本の「中華そば」は決まってるのですが、もう一品は・・・？？「つけめん」。
これ行きましょう。

　オーダーしてすぐ３人連れのお客様が見えましたので、丁度空いたカウンター
２席に我々が移動し、４人掛けのテーブルを明け渡したのは言うまでもありません。
そうした動きが自然に出てしまう店の雰囲気も最高です。

「中華そば」　→　あっさりしていると評判のベースに深みを出すためか、こちらは
ラーメンオイルではなくラードを使っていますので、けっこうな脂が浮いていますが、
それでもあっさり系で透明感あるスープに仕上がってます。

　同じ麺を使う川西食堂さんと比べればやや物足りない気もしますが、こちらの
麺を味わうには丁度良いかもしれません。

　麺はいつものように１玉づつ丁寧にもまれ、ささっと軽く広げると離れた場所から
フリスビーのように投げて茹で釜にフワッっと着水させています。

　こちらの麺茹では篭は使わず麺を泳がせる方式なので元々茹で加減は素晴らしい
ものが有るのですが、この食感をもたらすものはそれだけではありません。

　茹で釜の隣の更に大きな釜で常に湯を沸騰させており、１０玉も茹でると茹で釜の湯は
惜しげも無く捨てて真新しい湯に張り替えていますので、何時に行っても変わらぬ
茹で加減が保証されている点が最大の特徴かと思われます。
　麺の量は普通盛りにしては多めだと思います。

「つけめん」　→　こちらの麺をベストな状態で味わうには「つけめん」をお勧めします。

　つけ麺というと福島市内ではどろっとしたスープに具がゴロゴロ入っているタイプが
流行りですが、こちらのつけ麺は全く方向性が異なります。

　アッサリして酸味と甘みが効いたスープと、先述ようにの最高の茹で方をされた
麺を冷水で締めた物が提供されます。

　食感は正にサラサラと頂く感じで麺の食感と味が良く解ります。米沢ラーメンの中でも
評価が高いこちらの自家製麺。
　麺そのものを吟味しながら頂くには最適の方法に思います。

　個人的に、ボリューム感タップリのつけ麺を否定する気は全く無いどころか
好んで頂いてますが、こういうつけ麺も新鮮だと思います。

　福島市内から見れば、米沢というと県外なので気分的に遠く感じてしまう方も多い
かもしれませんが、自分は市内でも北部に住んでますので、郡山と比べれば
かえって近い位の距離感で親しみを持っています。

　そろそろ栗子峠も凍結の心配が無くなってきますので、たまにはあっさりつけ麺、
如何でしょうか？。

ごちそうさまでした