ちゅるちゅる自家製麺の旨い喜奴屋（きどや）♪　並盛り４００ｇの淡麗醤油つけ麺を頂きました☆ : 喜奴屋

H25年06月22日（土）　14:20訪問


色々個人的にやらないといけないことが山積みな中で貴重な休日の本日、ただ連日の雨から一転して梅雨の中休みな本日はどうしても外に出たくて^_^;　只の現実逃避では？と聞かれれば、しちゃいけませんか？と逆切れしておきましょう。
そんな中向かったのは西武立川。以前パイ包みつけ麺のＵＭＡで来て以来２度目ですが、本日の目的地は自家製麺の“中華そば喜奴屋（きどや）”。

場所は西武新宿線の延長の拝島線「西武立川」駅の北口を出て正面の突き当たりを右折、大通りにさしかかったら左折して２つめの交差点の「松中団地」を渡って右折、小中学校を過ぎてしばらく行った左手にあります。駅からはちょっと離れてますね。
ファサードには「食肉卸 有限会社千葉ミート」とあり、店舗脇には喜奴屋と千葉ミートの両方ロゴが入った軽貨物車もありますが、こちらは食肉卸業の方が営むらーめん屋さんなんです。

14:20に入店するとＢＧＭなんて洒落たもんはない店内、カウンター９席に先客は５名。奥には４人テーブルの座敷が３つありますね。後客で赤ちゃん連れのお客さんが座敷に案内されてましたので、子連れは全く問題ありません！駐車場もありますし座敷もありますし、子連れでラーメン食べたい人にはうってつけじゃないでしょうか。

メニューを見るとらーめん・つけめん・油そばとありますが、麺がどんななのか気になっていたので、◆「つけ麺」８００円をお願いしました。
すると「醤油の並でいいですか？」と聞かれたのでそれでお願いしました。ここまでで考えると、ノーマルつけ麺並盛りで８００円って強気な価格と思うでしょう。しかしそれは違います。
まず１点目にデフォで味付玉子が丸々１個入ってます。
そして２点目に、こちらの麺の量は小盛り：３００g、並盛り：４００g、中盛り（＋１００円）：６００gと、なんと並盛りで通常店舗の大盛りレベルなのです。なんだか馬場のべんてんを思い出します(笑)

若い寡黙な男性店員の横ではお客さんとの会話の大好きな店主さん。常連さんとの会話がコント仕立てになってて思わず吹き出しそうになりました^o^
そうこうしつつも、大鍋にバスケットテボを入れて茹でてる麺の状態を指で確認し、冷水で締めたらあっという間にお膳で提供されました。


◆「つけ麺（醤油・並盛り＝４００ｇ）」　８００円

【麺】
並盛り４００gとたっぷりの自家製中太ストレート麺。中太と書きましたが実際は中太と中細の中間位でつけめんとしては細めなタイプ。
加水量はやや多めで非常に麺肌がツルツルしていて、すするとちゅるんと口の中に入ってくる感触がたまりません！
食感ももっちりしていて、食べ飽きしない・食べ疲れしない麺ですね。

【つけ汁】
動物系と魚介系のあっさりした出汁のサラサラした醤油スープ。まぁいわゆる大勝軒系と言ってしまえばそれまでですが、酸味は殆ど感じません。（メニューに酢抜きの方は先に申し付け下さいとありますが） ただ酸味が欲しければ卓上に酢があります。
あっさり系のつけ汁は久しぶりですが、旨味調味料の下のベースの出汁がしっかりしていますし、カドのない醤油ダレもビシッときまっているので、麺をチョイづけ江戸っ子風に食べると最初は麺の小麦の風味が、そして追っかけてつけダレの旨味が入ってきて止まりません。

【具】
豚バラチャーシュー１枚、味付玉子１ヶ、メンマ、海苔１枚、白ネギ。
ロールされていない豚バラのチャーシューは結構分厚くカットされていて存在感があり、かなり柔らかいのでホロホロ崩れます。
デフォでつけ汁に入ってる味付玉子ですが、黄身が流れるほどの半熟具合で、濃いめの味が中まで入ってますね。

途中卓上にある白い容器の蓋をあけると、中には超辛そうな辛味ペーストが。これを麺に入れて混ぜこんで辛いバージョンやってみましたが、期待通り一味系の空さです。入れすぎ注意！

最後にスープ割をお願いすると、たっぷりあったつけ汁を減らして割スープを入れ、なんと結構大き目の刻み豚バラを３つとネギを入れて返してくれました。
加えてくれたスープは煮干しなどの魚介出汁で、魚の香りがふわぁ～んと上がってきてこれは旨い！


そもそも最初から色んなものをつけて値段が高いものは好きではありませんが、ここのは全くそういう考えが頭に浮かびませんでしたし、ボリュームとスープ割の内容からしても、８００円は納得の価格です。

実際並盛りでも４００gですからかなりボリュームあるのですが、麺もちゅるちゅると食べやすいしつけ汁はライトだし、軽くペロッといけてしまって、もう一軒どこか寄っちゃおうかって思うぐらいもたれませんｖ（^^）ｖ

軽快な店主さんのトークしかりこの雰囲気しかり、遠方からはるばる足を延ばしてくるというよりは、近所に愛されて常連さんがたくさん集まってくるお店ですね。