秋のお店 2 : ロートンヌ 秋津本店

休日の朝に伺いました

西東京で圧倒的知名度を誇る神田シェフのお店、個人的に軽い生クリームでは東京随一のお店。
イートインは長期休業中なのが残念、時間で出てくるケーキが異なる＝お目当ては予約が無難。

――――――――――――――――購入した商品等（税込）――――――――――――――――

◇オービック（540円）　☆×3.8
　構成：バニラクリーム＋ブリオッシュ生地＋オレンジシロップ＋パイナップル
　上部はバニラクリームのコクと香りでしっかり味、下部はほぼ水分なのでさっぱり味。
　ブリオッシュ生地はこちらは比較的しっかり、下記のサバランとは違うような気がした。
　オレンジシロップは甘め×洋酒は多少程度、パイナップルで瑞々しさを足し軽めの纏まり。
　全体的に上手く調和が嵌まっていた、このお店調和が嵌まる商品と嵌まらない商品がある。

◇フロマージュクリュ（346円）　☆×3.8
　構成：チーズクリーム＋パイナップル＋スポンジ
　チーズクリームはコクがしっかり×ほんのり塩味で味は濃い、ただ口溶けは軽く滑らか。
　パイナップルは中心に一切れだけでアクセントとしては弱め、金額考えると仕方ないが。
　最下層のスポンジがシロップでアンビベされており、ここで甘さを出す構成。
　構成要素自体は少ないが、クリームとスポンジがしっかり噛みあう調和が非常に上手い。

◇ガトーショコラ（484円）　☆×3.5
　構成：生チョコクリーム＋チョコスポンジ＋いちご
　名前から想像しがちな濃いガトーショコラではなく、超万人向け普通の軽いチョコケーキ。
　生チョコクリームはふわっと軽め、深みはほぼ無く味がさらっと流れる引きの軽さが特徴的。
　チョコスポンジはしっとりふわふわ、気泡が多く殆ど重さが無い＝軽い統一感。
　シャンティフレーズと比べると弱いが、滑らかで嫌いな人が少なそうなチョコケーキ。

◇サバラン（540円）　☆×3.5
　構成：生クリーム＋プラリネクリーム＋ブリオッシュ生地＋紅茶シロップ＋ラムレーズン
　ブリオッシュ生地は超ひたひたで若干生地がべしゃりやすい、早めに食べた方が良いと思う。
　ラムレーズン＋軽めのプラリネクリームで味変化は多い＝伝統的で単調なサバランではない。
　紅茶シロップは甘さが抑え目で軽めの粘度、洋酒はスポイトを使わないとほぼ感じない。
　上部にシナモンがかかっており、スポイトの洋酒を使わないとやや味が負け気味に感じた。

◇ヴィンテージ（273円）　☆×2.5
　優しい味と言うべきなのかもだが薄く感じる、卵感はあるが逆に卵感しかないので微妙。
　カラメルソースは苦み軽め×粘度が低い＝全体的に軽すぎてパンチ不足に感じる。
　瓶にeco田プリンと書いてあるのが気になるが、江古田にあった商品と同じなのかな？

◇その他
　ロッソルビート（484円）　☆×4.1
　フレズノ　　　（379円）　☆×3.9

――――――――――――――――購入した商品等（税込）――――――――――――――――

個人的には、ら・利す帆ん御三家（勝手に命名）の味は万人向けのレベルの高い普通だと思う。
全員スターシェフ且つ食べログ上高評価だが、個人的には驚きでは無く安定感を評価のタイプ。

このお店は大きさが小さい分価格が安く、沢山個数を食べたい私みたいな人には重宝する。
また、本店はサービスが非常に感じが良く総合的にレベルが高い、欠点は保冷剤1時間位？

3店舗全部行ったが、イートインしたいなら新江古田・しないなら秋津が鉄板に思う。
自分でもよくわからないが本店という響きが凄く好きなので、機会があれば再訪したい。

総合点：3.8→3.8（増減なし)　／　以下は2016/05レビュー

休日の13時ごろに伺いました。

遠いため中々行く決心がつかず本店は諦めかけていたが、電車だと都心から1時間以内で行けた。
午後の開店直前に行ったら待ちが私含め3組、余裕だなと思っていたら開店と同時に列が超伸びた。

―――――――――――――――――購入した商品等（税込）―――――――――――――――――

◇サンマルク（432円）　☆×4.2
　構成：スポンジ＋バニラムース＋チョコムース
　アンビベされたスポンジはやや生地粗めだが、水分を吸っていると上手い具合に存在感がある。
　上部のキャラメリゼ部分は極薄ながらきちんとパリパリ＋やや苦みのきいた具合で上手い。
　ムースはバニラ部分は某アイスのような甘い万人向けの味、チョコはビターだが深いというより
　軽いがしっかり味は主張している。（ここクリームだったらかなり恥ずかしい…）

　特筆するべきは食べた瞬間にすっと消えてしまうようなムースの繊細な舌触り、これは凄い。
　全体的に軽く纏まっているが、各構成の味がきちんと主張しているため印象は強い。

◇ロッソルビート（484円）　☆×4.0
　構成：いちご＋ラズベリーソース＋生クリーム＋スポンジ
　スポンジは他のケーキとは全く異なりしっとりふわふわで、他で気になった粗さも全くない。
　生クリームは甘さ控えめで軽いため、全体的にいくらでも食べられるような食感。
　軽い・舌触りが滑らかという点については、食べた事あるショートケーキの中でもトップクラス。
　いちごは下段にしか入っていないためいちご感は弱い、上段も入っていたら最高だったのに。
　ラズベリーソースは少なくてかけた意味は？と感じたが、どうでも良くなる位には美味しい。

◇モンブラン（324円）　☆×3.8
　構成：マロンクリーム（2種）＋生クリーム＋マカロン
　外側はマロンペーストというよりHPの紹介通りマロンクリームといった方が良いような滑らかさ。
　マロンクリームには栗味はするのだが、甘さは加糖されているためか砂糖的な甘さが強い。
　中のマロンクリームは洋酒が効いており、やや水分少な目ではあるが他が水分多いため丁度いい。
　生クリームはさっぱりしており、量が少なくアクセント程度。
　土台のマカロンはかなり固めに焼き上げているのでクッキー生地みたいな感じになっている。

　正直に言えばモンブランとしてはやや求めているものとは違ったが個性的で甘く美味しく感じた。
　それにしても安い、小さいのもあるがあまり栗を使っていないだろう気がした。

◇シシリー（540円）　☆×3.7
　構成：グラサージュショコラ＋ピスタチオムース＋チョコスポンジ＋フィヤンティーヌ＋スポンジ
　ピスタチオムースは濃いめのしっかりとした味、ただしムースが滑らかで舌触りは軽い。　
　チョコスポンジは粗めのだが、フィヤンティーヌ部分の方がチョコ味が強く隠れ気味。
　チョコとナッツが入ったフィヤンティーヌの食感が楽しい＋最下段のスポンジはかなり固め。
　全体的な味はピスタチオメインで濃いけど、しつこくない程度で纏まっている。

　また、上に乗っていた抹茶味のマカロンが美味しく、マカロンは特定の店舗でしか絶対に買わない
　けど次回買ってみてもいいかなと思えた。

◇古都～KOTO～ （486円）　☆×3.7
　構成：抹茶ムース＋チョコムース＋オレンジジュレ＋スポンジ
　抹茶ムースはなんちゃって抹茶味ではないが、苦みがちょっとだけ出る程度であまり深くはない。
　チョコムースはミルクチョコで甘く、抹茶と瑞々しいオレンジジュレの僅かな苦みを抑えている。
　てっきりオレンジジュレは甘いやつかと思ったが、甘さは控えめだった。
　スポンジとオレンジジュレの間にフィアンティーヌっぽい何か入っている、何だろう？
　各構成を万人向けの範囲に収めているため、良く纏まっているが驚きがやや乏しい。

◇さくら（665円）　☆×3.2
　構成：ホワイトチョコ＋さくらムース＋抹茶ムース＋スポンジ
　期間限定商品だった、これだけ他のと比べてちょっと高かった。
　さくらムースはきちんと塩味のするあまじょっぱい桜餅的な味がきちんと出ていた。
　抹茶ムースは甘くないため強いさくらムースの味の抑えだろうか、量が少なく味が隠れている。
　スポンジはやはりきめが粗い、このケーキについてはやや気になった。

　さくらムースが濃く、前面に出ているため上部のホワイトチョコと共に食べると味が強すぎ。
　味が完全に予想の範囲内なため、多少高いこれを選ぶ意味はうーん…

◇モルガン（443円）　☆×2.0
　構成：ブルーベリー＋カシスムース＋チョコスポンジ
　カシスムースは酸味が強めのかなり癖の強い味、そのままっぽい味のためかアクがかなり強い。
　ブルーベリーは中にも入ってはいるが、ムース部分の味の強さを軽減するにはやや力不足。
　しっとりめのスポンジは薄めに巻かれているが、生地がやや粗く食感に主張はきちんとしている。
　カシスの癖と主張が私には強すぎる、かといって他の部分は味の主張が弱いし結構独特。
　しかしいくら何でも小さいと思う、ここまであっさり食べ終えてしまうと満足感が乏しい。

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3月の値上げ前に行こうと思ったが、結局行けなかったため値上げ後になった。
金額は300円台からと全体的にかなり安いが、その分ケーキ自体は小さい商品が多め。
保冷材1時間が限界のみ超有名店としてはうーん…と思うが店員さんのレベルはかなり高い。

このお店当たり外れがある上に振れ幅が凄く大きいのではないかと思う、結構ギャンブル。
個人的な感覚としては、強い味のケーキと固めのスポンジがメインのは外れで味も単調に感じた。
見極めがキツいが当たりはかなり美味しいので、多少は行きやすい中野店に再訪したい。

普通の商店街みたいな場所にあるので1人で行きやすい。