３年振りに｢俵飯｣で、裏メニュー？のおしゃれつけ麺を頂きました！ : 麺飯店 俵飯

台風の日、帰宅時間帯は各鉄道で運転見合せが
相次ぎ、私の利用している中央線も各駅で待機
する有り様で武蔵小金井駅に到着した時点では
ヘトヘト状態……

これはラーメン屋へ行くような気力も失せかけ
ていましたが、この台風に負けてはいけない！
と力んで向かった先は、コガジこと｢ラーメン
二郎新小金井街道店｣……ではなく(笑)、同じ新
小金井街道の駅から向かえば手前にある｢俵飯｣
です！、公式のTwitter情報によれば、中華ベー
スの麺と飯の店｢麺飯店 俵飯｣とのこと……

実はこちら、知る人ぞ知るデカ盛りの中華店で
群馬の著名フードファイターのブロガー様もご
来訪頂けて、その永久保存版級のレビューを是
非参考にして頂きたいと私が言うのもおかしな
話しですが、私は小食の年寄りファイターのた
め、この俵飯が如何に凄いかは表現できません
のであしからず(汗)……ただ、こちらの凄さがわ
かるのは、かけ飯の量に並の小中大だけでなく
大の小中大まであって、大の大はご飯茶碗10杯
分もあり、その茶碗も恐らく大きな茶碗だと思
うが、実は大の大の上には、店主が持って重い
と感じた｢俵盛り｣という何ともアバウトな、し
かし店主が神の領域と言うぐらいだからとてつ
もないボリュームの頂上レベルもある。

それだけにデカ盛りは誰でも注文できる訳では
ありません。そこには厳しい掟もあり迂闊には
手が出せません。(笑)

さて、お店に到着してみるといつも混み合って
いるのに先客はなく、時刻も夜10時頃だったの
で厨房におられる恰幅のいい俵店長に｢やってま
すか？｣とお聞きしたら、｢もちろんです！｣と言
わんばかりに出迎えて頂けたのでそのまま入店
してしまいました。汗w

お店はカウンター席が8席と、外のテラスに4人
掛けテーブルが一卓あります。カウンター席に
座ると、券売機はありません。置かれているメ
ニュー表と、壁に日替りメニューなど様々書か
れているので多種なメニューから選び、口頭注
文して代金は後払い制です。

3年前に二度訪問して、実は100軒目のレビュー
がこちらでした。その二度目に食べた｢おしゃれ
つけ麺｣が忘れらず、メニューには無いのだけれ
ど俵店長にお聞きしたら、｢ちょっと待って下さ
い、できるか確認しますので……｣と具材の確認
をされ、｢あっ、できますよ！｣と快い返事が返
ってきた。｢じゃー、それでお願いします！｣と
申し上げると、｢麺は何玉にしますか？｣と聞か
れ1玉の量は150gだと言うので、2玉でお願い
しました。聞き忘れたけど3玉までは無料だっ
たような記憶があります。

それにしても｢おしゃれつけ麺｣とは言うものの
何がおしゃれなのか？、前回その疑問は残った
ままで今回も結局よくわからなかったが、結論
を先に言ってしまうと、それは多分ビジュアル
ではなく、つけ汁が中華あん掛けで具沢山、特
にチャーシューは圧巻であり、そんな豪華版で
つけ麺を頂くことがおしゃれの意味ではないだ
ろうかと思いました。

待つ間卓上を見渡せば、箸は割箸、紙ナプキン
が置かれており、お冷やはセルフで給水ポット
があり、コップに注ぐと薄い茶系の色をしてい
るのでウーロン茶だろうか？、調味料は長い胡
椒ミル、醤油、酢といったところ……

待つこと8分ほどで｢おしゃれつけ麺｣のご登場！

つけ汁の器はでかく大勝軒と同じくらいかな……
麺はデカいラーメン鉢に盛られているので300g
では少なく見えるが、それなりにボリュームが
ある。(笑)

まずは、麺だけを頂いてみると、加水高めの太
麺はモチモチ感があって、冷水でしっかりしめ
られているから歯応えもあり、喉ごしも悪くな
い。ただ、麺の香り立ちは弱く少し鹹水臭もあ
るが決して悪い麺ではない。

次にその麺をつけ汁に付けて頂くと、つけ汁は
中華餡でトロミがあり、甘辛な抑揚が程よく味
わいもいい。麺が実によく絡んでつけ汁が麺と
マッチしていることがわかる。麺だけだと鹹水
臭が多少気に掛かったが、つけ汁に浸かると全
く気にならず、むしろつけ汁が麺とよく絡んで
ズルズルっとテンポよく食べれます。これはつ
け汁にあった麺ですね。

つけ汁の具は、挽肉、椎茸、刻みネギなどが入
り、圧巻は何と言ってもチャーシューである。
写真はボケてわかりずらいと思われるが、大振
りな煮豚で特に厚みが3cm以上あり、箸で持ち
上げれば、割箸が重さに耐えられず折れてしま
うのではないか？と思えるほど重量感もある。
感覚的には300gは有にありそう。

麺は300gなのでいつも通りのペースで食べ終え
ると、お待ちかねのチャーシュー！

箸で簡単には切れない固さで、これが食べてみ
れば肉いほどに肉肉しいやつで、よく噛み切ら
ないと喉を通らない。それでも噛んでいると、
肉の旨味がよく出てきて臭みは一切なく、脂身
はほとんど無い。美味しいんですよ！、でも思
った以上に胃に堪えてきます。(笑)

3年前もチャーシューは何とか食べきってつけ汁
は残した記憶がありますが、今回も後半、つけ
汁は餡かけが重く感じられて、お冷やを飲みな
がら肉を胃に流し込むようにして食べきりまし
たが、つけ汁は5分の1ほどのところでギブアッ
プ！！ どうも胃袋のキャパは3年前と変わって
いないようです。(苦笑)

前述の通りこちらには俵飯の掟なるものがあり
、そこにはこう書かれています。

｢俵飯、それは自分と向き合い、己を見つめ直す
ところ 限界を追求し、己の未熟さを知り、最後
の一口まで愛し続ける心を育む。正に食の道場
である。･･･｣

この言葉が我が胸にグサッと刺さってきて、己の
未熟さを噛みしめました！(泣)

美味しかったけど、つけ汁を残してしまったの
が我ながらショックで、修行が足らないですね！
悔しさのあまりに、俵店長と目を合わすことも
できずお店を後にしたが、胃に余裕があったら
白飯にこの餡を掛けて食べてみたかった。

いつの日か実現したいと思う。

《味の評価》
・つけ汁◯
・麺◯
・チャーシュー◎
・他の具◯

《全体の評価》
・外観◯
・ボリューム◎☆

以上

俵飯さん、俵の名の通りボリュームが超ド級の
かけ飯で有名な中華飯店ですが、チャーハンや
麺類も揃っています。すぐ近くにラーメン二郎
がありますが、俵飯さんはある意味、かけ飯の
二郎インスパイア系と言っても過言ではないと
思います。その俵飯さんTVでも紹介されたこと
のあるちょっとした地元の有名店でもあります

少食の私には二郎同様縁の無いお店だと思って
いましたが、ちょっとしたことが切っ掛けで俵
飯さんとの縁ができてしまったのです。

この日は外食して帰宅することになり、会社近
くでラーメンを食べて家路に向かいましたが、
途中、小腹が空いたため、軽くチャーハンを食
べれるお店、ということで新小金井街道沿いの
学芸大前にある味噌ラーメンのまるしゅうさん
（１０日前にレビューした味噌ラーメン店）
のチャーハンが少なめで美味しいと聞いていた
ので訪問することにしました。

駅から徒歩でお店に向かいましたが、お店のあ
る地点に到着した際、何故か誤って一軒挟んだ
隣の俵飯さんに入店、大将が恰幅のいい若い方
に変わったのかな？ぐらいでよく確認せず、
まるしゅうさんに似た雰囲気のカウンター席で
疑うことなく空いている席に座ると、何にしま
しょう？と大将から注文を聞かれ、ついうっかり、チャーハン並で、と注文、少し時間が経過
して、アレ？そう言えばまるしゅうさんは券売
機だったはず!! とそこで初めてまるしゅうさん
ではなく俵飯さんに入ってしまったことに気付
きました。

気付いた時には時遅し、既に大将は中華鍋で作
り始めちゃってます…

さすがにここでお店間違えました、と言える程
の度胸はないので、諦めて腹をくくりました。

待つ間、先客の方が大皿に山盛りされたかけ飯
を食らっている光景を見て、これは、やばいな
(--;)と思っていると隣席の女性の方はつけ麺を
食べておられますが、これが実に美味しそうで
食べたいな、と思っていたところに、ハイ、お
待ち！っと、大皿に盛られたチャーハンが登場

正しく皿がデカッ!! そこに盛られたチャーハン
はどう見ても並なのに大盛にしか見えないボリ
ューム、大好きなチャーハンとは言え、人生初
の大盛を食らうことに…

そのチャーハン、見た目は至って普通、レンゲ
で一口頂くと、…ウマッ!! 塩気の無いあっさり
とした味ですが、旨みがあり、大将の炒め方の
妙でしょうな、パラパラ感もありながらしっと
り感もある、油の載りも程よくしつこく無いの
でレンゲが進みます!! 具で珍しいのは椎茸など
の茸類が入っていること、インパクトのある味
ではありませんが、旨みがあるのでレンゲが止
まりません。

チャーハンに付いているスープは味付けがほと
んど無いのですが、チャーハンにはこのスープ
GOOD！です。ある意味、水分補給とお口直し
を兼ねているので、いい塩梅です。

食べる前は食べ切れるか不安がありましたが、
無理なく一粒残さず完食しました。旨かった!!

こちら味付けについては無化調主義、基本を大
事にしたい、という大将の思いがあるそうです
それだけに素材の旨みを如何に引き出し美味し
く仕上げるかを常に研究しているのでしょう。
無化調でここまでの一品に仕上げるのは大した
ものだと思いました。

これでお値段は、￥６８０、この量とこの内容
でしたら、コスパもGOOD！ですね。

ちなみに、増量が小で￥２００、中で￥４００
大で￥６００、となっていますが、並で大盛超
ですから、大増しは想像を越えた量かと(笑)…

また、かけ飯のご飯は同じく増量で、小・中・
大とありますがどれでも無料とお徳です。

ちなみに、かけ飯には、天津飯、マーボー飯、
など色々揃っています。

さー、偶然の巡り合わせでしたが、良いお店に
出会ったぞ、次はつけ麺食べに来ますよ!!

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

俵飯さんへ初訪して間もなく、再び外食して帰
ることになり、再訪です。この日も会社近くで
軽食を済ませての訪問となりました。

店前でメニューの看板を見て、おしゃれつけ麺
が目に止まりましたが、何がおしゃれなんだ？
と思っていたところへアシスタントの店員さん
が外に出てきたので、伺ったところ自ら説明で
きないのか、とりあえずお入り下さい、とのこ
とで空いている席に座ると、店員さんが大将に
お客様からおしゃれつけ麺って何か聞かれたん
ですけど、と言うと大将が、お前説明でるだろ
う、と一喝した後、大将自ら説明がありました
が結局、何がおしゃれなのかはよくわかりませ
んでした(笑)

わかったのは、麺は太麺、つけ汁は薄口で中に
大きめの叉焼が入っていることだけ…
￥１０００とお高めですが注文しました。
麺は２玉まで無料とのことですが、量がわから
ないのでとりあえず１玉でお願いし待つことに

麺をゆでている間、大将の手が空くと、先程の
店員さんが説明できなかったことに不満がある
ようで、お前は何でしゃべれねえんだ？、とま
たもや一喝、でもこのやり取りが結構漫才のよ
うで私も苦笑しながら聞いてました。

さて、つけ麺が着丼!! 麺を見て、少くな!!
見た目、１玉１５０g程度、しかし麺は太麺で
美味しそうです。問題はつけ汁、渡された瞬間
重みが半端ないっス、で見た目、四川風の辛い
つけ汁に見えるんすけど、大将、確か薄口って
言ってたような、どこが？ そのつけ汁、やたら
具が多い、豚の挽き肉はたんまり、葱 、茸類、
箸を入れると何か固い物体に触れた感覚、持ち
上げようとしても重くてムリ、この物体が叉焼
であることは容易に想像できたので、箸を入れ
ると切れました、感覚的に５cm四方×長さ１０
cm、とにかくでかい、その塊の破片を口にする
と、意外とサクサク噛みきれて味も染み込んで
美味しい。

次に麺をつけ汁に入れると、普通沈むのですが
、具が多くて浮いちゃいます。
その麺を頂くと、加水率高めのモチモチ麺、
角断面でエッジは丸みを帯びているので喉ごし
もいい、麺はあっという間になくなりましたが
汁が全然減りません、と言うより、具を食べて
いかないと減らないので、もう１玉追加オーダ
ーすると、大将が、湯で時間７分掛かるので、
細麺でいかがか？とのこと、３０秒でゆで上が
るようなので細麺でお願いしました。

ゆで上がった細麺をつけ汁にいれ入れて頂くと
加水高めの縮れ麺、少し固めで鹹水の臭いがプ
ンプン、瞬間的に麺の選択を誤ったことを感じ
とりますが、時既に遅し、この麺、口の中でゴ
ワゴワして喉ごしがよくない、つけ汁は甘辛の
餡で細麺を絡めると、餡掛け焼そばのような感
覚もあるが、具も絡めながら食べ進めると、途
中から胃がキツくなってきました。麺と叉焼
は食べきりましたが、つけ汁は３分の１程残し
てギブアッププ、大将も私が他で食べて来てい
ることは知っており、私が苦戦している様子を
見て、敢えてスープ割りのお勧めはしてきませ
んでした。美味しかった!! ご馳走さまです。

２回に渡る訪問のレビューで長くなりましたが
、自身１００件目のレビューなので大目にみて
やってください。ここまで我慢して読んで頂い
たレビュアの皆様には厚く御礼申しあげます。
m(__)m