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店名 |
宇ち多゛(うちだ)
|
---|---|
ジャンル | もつ焼き、居酒屋 |
お問い合わせ |
03-3697-5738 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
京成押上線 京成立石駅南口から、徒歩1分 京成立石駅から44m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
¥2,000~¥2,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
なし |
席数 |
39席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
オープン日 |
1946年 |
備考 |
・原則として、ウラ(西側)が入口→オモテ(東側)が出口の一方通行です。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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行きつけの大阪のモツ焼き屋から「日本一の店」と聞いて、訪ねた。
最近、モツ焼きにハマッてます、なんて言うと若い子みたいなのだが、こう表現するのがピッタリなぐらい、仕事帰りにちょくちょく通っている。
正直、焼き鳥の方がアッサリしてて食べ易いと思っているのだが、豚は逆に食い応えがあるのがいい。
その行きつけのモツ焼き屋で、今度東京に行くんだけどお勧めのモツ焼き屋はないかと訊いたら、真っ先に名前がでてきた店がここ。
その店名は聞いたことがあると思い、場所はどこなのかと訊くと、立石です、と。
立石って何区になるの?と訊くと、葛飾区です、と。
葛飾区ってずっと昔柴又帝釈天に行ったくらいで、あとは馬鹿な友人が雑誌やテレビでさんざん無いと言われているのに亀有公園の前に交番があるか見に行ったという、それくらいなもので、一般的な関西人には縁遠いところである。
思わず、遠いよ、神田か上野のあたりで無いの?と言うと、他のお客さんたちが急に、自分のお気に入り店を口々に勧め始めた。いっぺんに言われたから聞き取れなかったくらい。
大阪もこんなにモツ焼きに熱くなってるんだと感心した(東京から単身赴任の方もいらっしゃいましたが)。
「上野なら○○○なんだけど、俺的にはイマイチなんですよね」
「小岩まで行って大竹に入れば?間違いない店だし、遅くまでやってますよ」
大阪の人間に旨いお好み焼き屋を尋ねたら答えは皆バラバラになるようなものだ。
そんな中で、まあでも遠いと言わずに行ってみて下さいよ、日本一だから、と、全員に勧められたのがここ。
そしてやって来た立石は、戦後の闇市の香りが色濃く残る商店街があるとのことだった。
でも察しはついていたが、スクラップ&ビルドの推力が桁違いに大きい、つまり街が時々刻々更新されていく東京だから珍しいのであって、昭和の風景を動態保存した街がそちこちにある大阪や神戸に住む者にとっては、ごく普通の景色だ。
しかし、だからこそいつまでも残って欲しい街だと思ったんだけど、、、
行く途中の京成押上線の北側は、高架化工事に向けて用地確保がほぼ完了寸前といった感じで、いつ着工してもおかしくない状況だった。
3時半から街をぶらぶらして、店の前に着いたのは4時頃。金曜日とはいえ、やはり並んでいた。ただ、金曜日ゆえか、思ったより行列は短く、15分ほどで入れた。
並んでいる途中で見ていて思ったのだが、店主とおぼしき親父の「しきり具合」が、テンポがよくて心地いい。
店の人間がやたらと仕切る店というのは誰しも好きじゃないと思うが、それは店側が傲慢に自己都合を押し付ける場合であって、この店はそれとは根本的に違う、というのは一発で分かる。
皮膚感覚で分かるのだが、この店は、なんというか、お客さんのことが好きなんだろう。
早く席について食べてもらいたい、という思いが伝わってくる。それが強いゆえの、いろいろな指示なのだ。てきぱきしてるが人情味がある。
食べる前からこの古めかしい店が「日本一」と言われる理由を垣間見る思い。
順番が来て案内された席に着く時、最近堅くなってきた股関節を大いに曲げ伸ばししてやっとこさ入れるスペースで、思わず苦笑する。両隣と向かいのご近所さんに挨拶をして、、、しかしまあ近いこと。人口密度はマカオやモナコの百倍以上はあるだろう。
これだけ近づいて空間を共有していると、半時間も一緒にいたら、言葉は悪くて誠に失礼だが、ムショ仲間、みたいな親近感が感じられるんじゃないだろうか。
まずお酒ということでウイスキーを頼んだら、ショットグラスに1杯と水を持ってきてくれた。薄かったり氷が多過ぎたりする店もある中、良心的だ。でも600円と書いていたので、そう安くはないんじゃない?
モツは、行きつけ店で覚えたので、注文に淀みはない。でも他のお客さんが食べてるもので、旨そうなのを見つけ、思わず原始的にあの人が食べてるあれちょうだい、と頼んでしまったものもある。でも要するに、モタモタしなければいいのだ。
見ていると、これだけ人が密集した店なのに「もうこれがラストね」なんて言われてるお客さんもいる。明るいうちから結構飲んでるというか明るいうちから飲める、年配の常連さんと思しきお客さんも非常に多い。
土曜日となると様相が変わるのかも知れないが、これだけの人気店で、常連と一見が共存できていると感じる。
しばらくして、斜め向かいのお客さんが梅割りのおかわりをした時、店主が焼酎ビンを持って「ちょっとごめんなさいよ」と自分の肩に手をかけ、軽くもたれ掛けながら注いだ。
これがなぜか、不思議と悪い気がしないんだなあ。
なんでしょう。ラグビーのスクラムというと圧力は全然違うんだけど、店と客とが一緒になって、狭い店だけど沢山の人に良さを味わってもらいたい、そんな思いをこめた共同作業をしてる。そんな感じだ。
正直言って、立石の町の概要を聞いていたら、その町が飲み屋のアミューズメントパークなら、大阪はサファリパークだらけだよ、なんて軽口を飛ばしていた。
もつ焼き屋で日本一もないだろう、なんて、鵜の目鷹の目とまで意地悪な見方はしてないけど、でもどこがそのゆえんか見てやろう、くらいの好奇心はあった。つまり、ちょっと辛目に見てた筈なのだ。
でもほんの半時間ほどいただけだったけど、日本一と評する人が多いのは、よく分かった。
周辺をしばらくブラブラしただけなのに、『普通やん』と思いながら、この普通よいつまでもと思ってしまう町だった。
京成押上線は高架工事を2016年度中に着工すると聞いた。ここも遠くない将来、駅前に巨大複合施設が出来て、他の街との違いが良く分からないように様変わりしてしまうんだろうか。
でもそうなってもこの店は絶対無くならないと確信する。
町が再開発されても、中の設えをそっくりそのまま新しい商業施設に移設して、あるいは新建材を用いながら以前の雰囲気を上手く保って開業している老舗は、いくらでもあるんだから。
まあさすがにこの密集度もそのままと言われると、ちょっと腕組みをしてしまうが、でもこの密度の高さもこの店の味なんだ。そのままでもいいでしょう。
地元に帰ってきて行きつけの店で、うちだに行ってきたよと言うと、
「ちゃんと注文できました?」
ここのお陰ですらすらと、、、という訳にはいかないが、まあ普通にはできた。
「私ゃあそこが日本一だと思いますね」
確かに旨かった。でも味は食べ慣れてるこっちの方がいいかも知れない。
「“愛”があったでしょ?!」
それはほんとそう思ったよ。教えてくれて有難う。