２階に宴会場があるって知ってる？ : 食事処 ときわ

不忍通り沿いにある大衆食堂です。
朝顔が絡まる外観は、昭和の色が濃く、いい雰囲気を出していますね。

店内は、相席前提の大きなテーブルが２卓、それ以外に４人用や２人用のテーブルがいくつかあります。
常連さんの率が高く、夜には自分の定位置でお酒を飲む常連さんがちらほら。
そういう事情もあって、喫煙可となっています。居酒屋っぽい利用が可能な大衆食堂です。

メニューは壁一面に貼られていて、すべての料理がプラス３００円で定食になるシステムです。メインとなるメニューについては既に定食スタイルになっているものもあります。

実は、こちらのお店、２階には立派な宴会場があります。４人用のテーブルがずらりと並び、小上がりもあります。あまり稼働していないようで、新築のような清潔感のある感じが残っています。近隣のお祭りのとき以外には使われている感じがありませんね。
お店も宴会慣れしておらず、コースの概念が無いようで予約の調整はやや難航しました。単品注文でも受けてくれるようなので、お刺身の盛り合わせだけをお願いするのもいいでしょう。
お酒は、生ビールもハイボールもあることが、今回、宴会利用でわかりました。

いただいたのは、
■白子ポン酢（５００円）
こちらは、単品メニューです。
魚介はこちらのお店の得意とするところなので、間違いなく美味しいです。

■らっきょう（２００円）
こちらも単品メニューです。
既製品ですが、全員が揃うまで『練習』で飲んでいるときにいただきました。

■数の子入ワサビ漬（２００円）
こちらもらっきょうと同様です。

■ちくわ揚（３５０円）
そこそこのボリュームがあって、キャベツの千切りも敷いてあります。パセリは、ちくわと同じ衣をつけて揚げてありますが、加熱することで香りが弱まるので苦手な人でも美味しく食べられると思います。

■おまかせ宴会コース（１人前２，０００円）
１人前２，０００円でお願いしました。ものによって多少異なりますが、写真で４～５人前です。
飲み放題は無いですが、大瓶で５８０円と安いので大酒家揃いでない限りは問題ありません。
・お刺身盛り合わせ
ときわ食堂の本領発揮の豪華なお刺身です。
トロや帆立も入るのは素晴らしいですね。これで日本酒を飲めば宴会は盛り上がること確定です。

・なす・こんにゃく・かぼちゃ煮
こちらもある意味、食堂の本領発揮の野菜の煮物ですね。
地味ですが、ひとり暮らしにはたまらない味でしょう。

・揚げもの盛合せ
刺身に続いて、２番目のメインといった感じです。
アジフライ、海老フライ、から揚げ、ササミチーズカツです。
ラードを使って揚げてあるので香りがいいのが特徴です。
宴会仕様になっているのは、アジフライは１尾ではなく、半身で揚げてくれていますね。また、ササミチーズカツは１枚を揚げたものをカットして提供してくれています。

・お新香盛合せ
ほとんどが自家製っぽい優しい味の盛り合わせですね。

・イカの煮つけ
小ぶりのヤリイカを煮たものです。
程よく味が染みており、中には卵も入っていて、日本酒にピッタリです。

・あさり酒蒸し
写真では伝わりにくいのですが、あさりの大きさに驚かされる酒蒸しです。
立派なあさりなので、その旨みを感じられるものです。

・厚揚キャベツみそ炒め
写真で見ると、食事の量が少なく見えますが、意外に多く、こちらの料理はお腹いっぱいでいただきませんでした。

個人での飲みもいいですが、宴会にも便利なお店です。しっかり飲んでも１人４，０００円にもなりませんね。個室なので、気兼ねなく飲めるのもいいですね。地元の名店での宴会、おすすめです。

不忍通り沿いにある大衆食堂です。
朝顔が絡まる外観は、昭和の色が濃く、いい雰囲気を出していますね。

店内は、相席前提の大きなテーブルが２卓、それ以外に４人用や２人用のテーブルがいくつかあります。
常連さんの率が高く、夜には自分の定位置でお酒を飲む常連さんがちらほら。
そういう事情もあって、喫煙可となっています。居酒屋っぽい利用が可能な大衆食堂です。

メニューは壁一面に貼られていて、すべての料理がプラス３００円で定食になるシステムです。メインとなるメニューについては既に定食スタイルになっているものもあります。

近くには、動坂食堂がありますが、動坂食堂は豊富なメニューと手間のかかる料理が多いのが特徴ですが、ときわ食堂は負けているわけではなく、刺身が充実しているのと、ラードを使って揚げた揚げ物が美味しいですね。

いただいたのは、
■さしみ盛合せ（８５０円）
この内容で８５０円は素晴らしいでしょう。
ばちまぐろの中トロが４切れ、カンパチかハマチが３切れ、イサキと思われる白身が２切れ、鯨が２切れ、タコとサーモンが１切れずつ盛られています。盛り付けも非常に美しいですね。
特に優れているのはマグロです。メバチマグロのいい部位を仕入れていますね。スジが気になるかと思いましたが、意外に大丈夫でした。
また、鯨も良く、鯨肉らしい赤身の力強さを満喫できます。
白身は見た目どおりですが２種あるのが嬉しいですね。タコとサーモンはオマケ程度ですが、品数が増えて大満足です。

■ホタテさしみ（４５０円）
盛り合わせが良かったので、こちらも食べてみました。
大きいものを薄く切ったものもあれば、小ぶりのものを厚く切ったものもあり、不揃いですが、味のほうは文句なく、貝柱の旨みと甘さが口に広がります。
不揃いゆえに低価格で出せるのですね。

■塩から（２５０円）
スピードメニューです。
さすがに自家製ではないようですが、厚みのある立派なイカを使ったものを提供してくれています。

■白すおろし（２５０円）
しらすが山盛りで提供される、ときわ食堂の隠れた名物メニューです。
味はごく普通ですが、このボリューム感がたまりません。

■ササミチーズカツ（３５０円）
お店が得意とする揚げものの中からこちらを選んでみました。衣は細かいものでクリスピーな揚がり具合です。
ラード香る揚げものは、それだけで食欲をそそりますね。ササミとチーズはベストマッチでソースをたっぷりかけて食べれば幸福感に包まれます。
それでいて、この価格ですから、魅力的ですね。

●ビール（大）（５８０円）
残念ながら、瓶ビールしかないのがこのお店の弱点です。とは言え、大瓶でこの価格ですから文句無しですね。


刺身と揚げものは文句ない出来でしょう。しかも、単価が安めなのが嬉しいですね。喫煙率は高くはないですが、店内に１人ぐらいは喫煙者がいるので、それが気にならなければ楽しく飲めるでしょう。

不忍通り沿いにある大衆食堂です。
朝顔が絡まる外観は、昭和の色が濃く、いい雰囲気を出していますね。

店内は、相席前提の大きなテーブルが２卓、それ以外に４人用や２人用のテーブルがいくつかあります。
常連さんの率が高いようで、大きなテーブルに陣取り、テレビの見えるほうに並んで座り、お昼からでも飲んでいますね。

メニューは壁一面に貼られていて、すべての料理がプラス３００円で定食になるシステムです。メインとなるメニューについては既に定食スタイルになっているものもあります。
最も安い特別定食は６００円で、最も高い月定食は1，８００円とその差が３倍あります。月定食の内容が気になるところです。

いただいたのは、
■特別定食（６００円）２０１５年７月
どんな内容かを聞くとハンバーグ定食とのこと。
出てきたものは、ステンレスの皿に目玉焼きとキャベツの千切りが添えてあるハンバーグ、小鉢は冷奴、それにご飯・味噌汁・漬物です。
ハンバーグは、レトルトのような既製品のような、そういう味わいと柔らかさがあります。安く提供するためには仕方ないのかもしれませんね。
サラサラのソースにはスライスしたマッシュルームが数枚入ります。
ハンバーグだけだと残念な印象になりますが、目玉焼きがあるのでなかなかの満足度になりますね。
ご飯は茶碗ではなく、丼サイズでなかなかのボリュームがあります。冷奴も小鉢にしては豆腐の量が多く生姜もたっぷりです。
味噌汁も豆腐の味噌汁で、豆腐の量が多いです。食材が被りますが、お店の雰囲気からも細かいことは気にしな印象があります。

■あじフライ（３８０円）２０１５年７月
中央で割れている、ちょっと変わった形のアジフライが２尾です。
厚みがあり、なかなかいい鯵を使っているのがわかりますね。
揚げる際の油は、ラードを使っているようで、いい風味がします。
これはお値打ちだと思うので、プラス３００円でアジフライ定食にしても６８０円なので、そのほうがランチの質は高まりますね。

■カツカレーライス（８１０円）２０１６年２月
こちらもあじフライと同様にラードで揚げられて、いい風味がします。カリカリに揚げられた衣は、カレーをかけてもしなることなく食感がいいですね。
カツの肉は、ロースで脂も入ってボリュームがあります。カレーは、メニューには「辛口」と書いてありますが、そうでもないです。甘くはないですが、辛くもなく、中辛ぐらいでしょう。食べている最中に水を飲むことは無いぐらいです。ルーの中にも肉が見えます。カツの存在感があり、ラードの風味がよく、ルーにも肉が入り、『豚』の存在感があるカツカレーですね。

文京区内の大衆食堂は、他の地域に比べて上品であることが多いですが、ここは労働者向きのメニューが豊富で、安く飲めるという、典型的な大衆食堂なのがいいですね。下町っぽさを求めるならこちらがおすすめです。