日本初の生麺フォー。 : チョップスティックス 吉祥寺店

2014年4月に吉祥寺ヨドバシ裏手に登場したベトナム屋台料理店。
高円寺北口に店を構える「チョップスティックス」の支店ということで、本店同様、日本初の自家製「生麺フォー」でも有名なお店だ。

吉祥寺にもベトナム料理店は何軒かあるけれど、屋台料理はさすがにあまり聞いたことがないような。。。
「面白そう！」ということで友人達との忘年会会場に予定していたのだけれど、当日は用事があって無念の欠席。
昨年末の宴会メニューには「ハノイコース」「サイゴンコース」等の名前がついていた（いずれも一人2,500円ぐらい）ように記憶している。一番印象に残っているのは「山羊鍋」（！）だった（頼まなかったけれど・笑）。
友人たちからはお料理の写真が送られてきていたが、いずれも美味しそう。。。


そんな訳でリベンジの機会を狙っていたのだけれど、ようやくチャンスが巡ってきた（嬉）。
あまり広くないお店ではあるけれど、「生麺フォー」の看板が目印。
店内はベトナム屋台風というよりは、どことなく沖縄料理店に近いイメージを受けた（失礼！）。
メニューを眺めると、フォーが様々にラインナップしている。
例えば、「蒸し鶏とトマトのフォー」（700円）「牛肉とトマトのフォー」（750円）「温野菜と豆乳スープのフォー」（770円）「豚チリソースのフォー」（750円）等の他、「煮込みフォー」（800円）などの珍しいメニューも。さらには「生麺ブン」（800円）も見かけた。


単品も良いのだけれど、やはり「生春巻き」も食べたい（笑）。
「平日の生麺セット」は、「Aセット」がお好みの生麺＋ハーフコムガー＋ハス花茶またはウーロン茶（温か冷）、「Bセット」がお好みの生麺＋生春巻き＋ハス花茶またはウーロン茶（温か冷）が、それぞれ＋200円でいただけるらしい。
さらにその下には「ハーフ&ハーフセット」（900円）が！！これは「ハーフ鶏フォー＋ハーフコムガー＋生春巻き＋ハス花茶またはウーロン茶（温か冷）」がセットになっている。
麺は選ぶことができないのだけれど、初回は此方をいただいてみることにした。


まず登場するのは「ハーフコムガー」（ベトナム風チキンライス）。やや甘めのタレが柔らかな蒸し鶏とからんでなかなか美味しい。ボリュームはあまり多くない（ハーフだし！）のだけれど、添えられた野菜類と共にワシワシといただけてしまう（汗）。
「生春巻き」もすぐに運ばれてきたのだけれど、「コムガー」が美味しすぎて手が離せない（笑）。
そして「ハーフ鶏フォー」のお出ましとなる。


「世界で一番美味しい日本米で、世界で一番美味しい米麺を作る」というコンセプトのもとに作られたという此方オリジナルの生麺フォーは、通常のフォーと比べるとかなりモッチリ系。そしてちょっと平打ち麺のような形状をしているのが特徴だろうか。
此方もお野菜たっぷりで鶏肉はあっさりとシンプル系のお味で、トッピングも美味しいのだけれど、若干、スープがもう少しパンチが効いていても良いような。。。
そんな訳でテーブルの上にあったお酢を少し投入（テーブルにはニョクマムも用意されているが、此方はパス！）。
ことフォーに関してはもう少し辛い方がスキなので、唐辛子か「サテ」などがあるともっと嬉しかった。
が、やはりベトナム本国でいただいたフォーよりもダンゼン美味しい！という感想を抱いた。


そしてラストを飾るのが「生春巻き」だ。
たっぷりのレタスと鶏肉、生麺、海老などをキッチリと巻き込んだ「生春巻き」のソースはナンプラーとチリソースだろうか。相当に辛い。このタレをフォーに少し加えたら、辛味がバージョンアップしていたかもしれない（笑）。
この生春巻きの皮も通常のものと比べるとかなりモッチリとしてお米感が強いように感じた。


〆は「温かなハス花茶」を所望。
ベトナムで飲んだり購入してきた「ハス茶」よりも香り高くて断然美味しい！！優雅な気分で一服できる。
何でも「ハス茶」には「ハス花茶」と「ハス葉茶」があるらしく、ハスの花粉を混ぜた「ハス花茶」は本場ハノイでも貴重なお品らしい。うーむ、道理で現地で飲んだり、購入してきた「ハス茶」（安価だったのでたぶん「ハス葉茶」）は今一つだったはずだ（汗）。ベトナムに出かける前に此方の「ハス花茶」をいただいてみればよかった（反省）。。。


前出の友人情報によると「単体のフォーの麺もやや少なめ！」とのこと。「ハーフ&ハーフセット」をいただいたから分からなかったけれど、ランチのセットは全体的に軽めな印象。プラス料金で麺の量は増やせるらしいので、男性の場合は麺多めで注文されるとよろしいかもしれない。


いずれにしても吉祥寺に面白いベトナム料理のお店ができたことを素直に喜びたい。
ごちそうさまでした☆