お父さんの古稀のお祝いに行ってきました : 梅の花 吉祥寺店

お父さんのお誕生日会を家族みんなで開催しました。

普段は家でお食事をするのですが、今回は“古稀（70歳）”と云う節目でもあるので、かなり奮発して外食することになりました。

で、予約したのはコチラ、吉祥寺にある『梅の花』です。

お豆腐料理（湯葉と豆腐）が有名なんだそうですよ。


お店の人に案内された個室には、すでにお料理の準備が整っています。

最初に出てくる小鉢は、お酒を飲む人のためにすぐにつまめるようになっているのかも・・・。残念ながら、我が家はお酒を飲める人が少なく（わたしは飲めるのですが、車のためNG）

鶴（長寿の象徴？）の折り紙スタンドに、お祝いのメッセーもついていました。

細かなところに行き届いたサービスが嬉しいお店です。
もちろん、予約するときにどんな内容のお食事会なのか伝えていたからだけどね。

でも、嬉しい心遣いです。


まずは“小鉢3種”です。
“長芋豆腐”はもっちりとした食感が面白くて、酢味噌のさっぱりしたタレが味を引き締めている、さっぱりとした1品。
素材の味もしっかりと残しつつ、ちょっとクセになりそうな味わいと食感がよかったかな。

“小松菜の白和え”は、小松菜がまだシャキシャキの歯ごたえが残っているので、食感の違いが出ていて、さっぱりとした和え物です。
お豆腐屋さんならではな白和えですが、そこらのお惣菜よりもずっとお上品な滑らかな感じがいい。


“秋刀魚の有馬煮”は有馬産山椒を使った煮物。
旬の秋刀魚がふっくら柔らかく炊いてあって、山椒と薬味に乗っている生姜の香りが食欲とお酒をそそるような、これも美味しい小鉢でした。


でも、どれもちょっとだけなのよね・・・
まぁ、ご飯のおかずに食べてるわけじゃないから仕方ないけど、この日の主賓のお父さんは全くの下戸だから、お料理があるとすぐに食べてしまうから、ちょっと間がもたない感じだけど・・・美味しいお料理だから大丈夫だよね？？


ここからは、1品ごとに運んで来てくれるお料理になります。

“メイプルサーモンの野菜巻き”です。メイプルとはカナダ産を意味しているそうですよ。しっかりと脂ののったサーモンと大根と胡瓜の歯ごたえが楽しいお造りです。

次は“名物　豆腐しゅうまい”と、名物とお店で云っているくらいなので、とっても楽しみ！！

とっても深みがあるのにあっさりとした味わいと、ふんわりと柔らかい食感が「なるほどね！！」って思えるような美味しいしゅうまいでした。
ホント、3個くらい食べたいと思っちゃいました。
器も、そのまま蒸籠に入れられるように穴があいているもので、食器の選び方もこだわりを感じます。

そして“〆鯖のお寿し”です。

お父さんの趣味の釣りなんだけど、以前はよく鯖や鯵なんかを釣ってきてくれたんだけど・・・
最近は植木屋さんのお仕事も忙しくってなかなか行かれないし・・・

しかもお母さんが運転を心配したりしてて、千葉や神奈川などの近県へ行くにもいい顔しないから、全然行かれてないんだよね。。。


もう少し大好きな釣りを楽しめるように、運転だけでも協力したいと思うんだけどね。
（船酔いがひどいので、一緒に釣りは楽しめないの・・・ごめんなさい）


『梅の花』の懐石料理はまだまだ続いてます。

“豆乳チーズフォンデュ　ポルチーニ仕立て”です。

これまでは前菜的な感じで、軽めのものが多かったのですが、このあたりからはグッとボリュームのあるメニューが続きます。

豆乳を使っているので、コクがあるけどさっぱりした感じのフォンデュなんだけど、ポルチーニ茸の旨みが効いていて、お野菜の具がとっても美味しくなります。ミニトマトもイケましたよ。

そして“はも鍋”です。

かなり久しぶりに食べたのですが、さっぱりと美味しい身を昆布のお出汁でとってもシンプルにいただきました。お野菜も水菜やレタスなどのはもの味を邪魔しないようなもので、写真にはないのですが、に過ぎないようにとお豆腐となめこは先に取り皿に取り分けてくれました。
かなりシンプルなので、ホントにはものふんわりとした食感と味を楽しめます。

“選択料理”は4種類あるのですが、この日は男性チームは“煮あわび”、女性チームは“黒毛和牛ロースの溶岩焼き”と別れました。

他は、“冷製柔らかあわびの柚子ジュレ掛け”と“松茸の土瓶蒸し”がありましたよ。きっと季節によって変わるんだと思います。

“煮あわび”はとっても柔らかく煮込んであって、結構しっかりな味付けでした。

“黒毛和牛ロースの溶岩焼き”
おろし醤油だれでいただくのですが、自分で焼けるから焼き加減が好みで調整できるのが嬉しいかも♪

しっかりとした味わいのロース肉は、ボリュームとしては多くはないのですが存在感満点な美味しさがありました。

“甘鯛と松茸の湯葉巻き揚げ”は、これもまた優しい味なんだけど、サックリとした湯葉とふっくらとした甘鯛と、ちょっとジューシーさがある松茸・・・いろんな食感が楽しめるお料理でした。
お塩で食べるから、食材の味が生きていていい感じです。


お祝いのサプライズでメニューには無い“お赤飯”も一口サイズで登場！！

我が家のお誕生日会には欠かせない“お赤飯”だったので、家族一同「いつものお誕生日みたいにお赤飯が食べられてよかったね～」と、嬉しくなってしまいました。


だいぶお腹も満たされてきたのですが“豚角煮の朴葉味噌焼き”です。

柔らかい豚角煮が濃い目の味の味噌焼きになっているので、多分お酒を飲む人にはこのあたりでしっかりとした味のものが欲しくなる頃なのかも。銀杏や公孫樹の葉っぱの形に型抜きされているお芋も入っていて、ホクホクとこれもなかなかな1品。

最後は“汁物”“しめじと栗の炊き込み御飯”“香の物”です。

汁は赤だしでしっかり目なんだけど、炊き込みご飯はあっさりとした味わい、香の物は酸味が少なくて酸っぱいものが苦手な私でもさっぱりといただけました（蕪は酸っぱかったけど・・・）

そして、最後は“デザート二種”で“栗アイス”と“林檎紅茶ケーキ”です。

どちらも素材の風味があって、でも甘すぎない感じがさっぱりしていい。別々に食べても、もちろん美味しいのですが、ケーキにアイスをトッピングして一緒に食べてもかなりイケました。


とっても美味しく、お豆腐と湯葉のお店って思っていたけど、しっかりとしたお食事の中にお豆腐などのテイストが入っていて、体にも良さそうなメニューととっても細やかなサービスが嬉しい『梅の花』でした。

かなりサービスの質がいいので、感動しちゃいました。
次はどんな記念日に行ってみようかな？？