【ランチで再訪】サービスの質は確実にレベルアップしていました : プチモンターニュ

この日は、高校時代のギターサークルのＯＢ・ＯＧ演奏会に向けた練習がなんと私の住まいのあるムサコで行われました。（断っておきますが、我が家はアンサンブルの練習ができるほどの豪邸ではありませんので、＠別の場所です。）
昼まで３時間のみっちりした練習が終わると、先輩から声が掛かります。
「おい！トントンマン！（もちろん、食べログのことは秘匿してますので、ここは本名で呼ばれてます。）、お前の家の近くだろう。気の利いたもの食わせる店とか案内しろや！」
先輩、後輩と言っても、５６歳と５９歳のいい年こいたおっさんですから、もう少し言い方がありそうなものですよね～～。
とは言え、そう言われたら黙っているわけにもいきません。比較的お店のキャパシティのあるこちらが思いついたので、その場で電話して席を確認しました。
「７名ですけど・・」「う～ん。どうぞどうぞ！！」のやりとりがあって訪問が決定です。

小雨模様のなか、ギターを抱えた男子５名、女子２名で訪問です。
それを見たお店の人が、ギターの置き場をきちんと考えてくれます。それほど空いているわけでもなかったのですが、このあたりのホスピタリティは前回訪問時よりも確実にアップしてますね。

ランチは、以下の通り、全部で４通りのメニュー。と言っても、料理は前菜、メイン、デザートの３カテゴリーがあるのみなので、
○　メインだけ　１２００円
○　メイン＋デザート　１５００円
○　メイン＋前菜　１７００円
○　メイン＋前菜＋デザート　２０００円
の４種類（いずれも、バターライスorバケット付き）ということです。

７名同じものがいいよねということで、デザートを食べたそうな素ぶりを見せた女子がいたにもかかわらず、それは無視して件の傲慢な（笑）先輩が１７００円のコースに決めます。

前菜、メインは、それぞれ以下から一品チョイスします。
（前菜）
・天然タイのお刺身サラダ
・とうもろこしの冷製スープ
・お肉の前菜盛り合わせ　　
（メイン）
・ローストポークのリンゴソース
・メジナのポワレ
・ロールキャベツ

私は、前菜がお肉の前菜盛り合わせ、メインがローストポークのリンゴソースをチョイスしました。
因みに７名中、私のような肉ー肉の組み合わせは私一人だけ。
当然のように件の先輩から「トントンマンは相変わらず肉好きだなあ～」と揶揄されます。
☞（陰の声）しゃらくせ～！この店の前菜のパテドカンパーニュ（当店では、田舎風テリーヌと呼称）は絶品なんだよ！

突然の７名の来店ですが、料理の提供は大変スムーズです。
お肉の前菜盛り合わせは、パテドカンパーニュと生ハム、サラミでした。相変わらずの美味しい料理です。とりわけパテドカンパーニュはコクが抜群で、さすが一押しメニューですね。
メインのローストポークのリンゴソースも、酸味と甘みのバランスの良いソースがローストポークとよく絡みます。新倉ファームの野菜がたっぷり入ってるので、ヘルシーかつ食べ応えも十分です。こちらもとても美味しくいただけました。

ランチのソフトドリンクは１００円でつくので、全員それを付けて税込＠１９４４円。
件の先輩も「トントンマンもたまにはいい店に連れて来てくれるなあ！」
☞（陰の声）食べログ界では多少は名前が通ったトントンマンに対して何を無礼な！！

そんなことで、たわいのない話で盛り上がり、楽しい？ランチタイムが終りました。

冒頭にも書きましたが、前回ディナー訪問の時は多少たどたどしかった接客もこの日は格段にグレードアップしていました。
このまま、ムサコの名店への道を歩んで欲しいものです。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

以下、前回レビュー
－－みやじ豚に新倉ファーム・・なるほど！－－
我が家では、家族の誕生日祝いを子供が物心ついた頃から欠かさずやっています。
今の時代、別に珍しいことではないのかもしれませんが、日ごろ質素な生活を強いている？せめてもの罪滅ぼしと言う意味合いもあります。
日ごろから高価な食事をしている人には無縁かもしれませんが、一般庶民のささやかな贅沢と言ってもいいでしょうか。
ただ、贅沢といっても、一人あたり１万円を超えるようなところに行くことはまずありません。
このレベルの価格差を見分ける舌を持ち合わせていないこともありますが、そもそも私の食べログ上のモットーがコスパ重視ですので、誕生日祝いとは言ってもその延長戦上にあるということです。（もちろん、１万円を超えるお店がコスパが悪いと断定しているわけではありませんので、誤解無きよう。）

今回もその路線ですが、マイレビであるムサコの大御所☆まっちゃんさまの強いご推奨のあったカジュアルフレンチの当店を試してみることにしました。
オープンしたのが、今年の５月１日ということなので、まだホヤホヤと言っていいお店かと思います。
ただ、ムサコ駅前の再開発がいよいよこの夏に着手されることもあって、この時期の出店というのは、再開発の先を見据えた意欲的な出店と見ることもできると思います。
ということで、楽しみにして伺いました。

場所は、パルムを平塚橋方面へ進んで二つ目のブロックを抜けたところ、雑貨の丸清がある角を左折すると間もなく右手に見えてきます。
向かい側の並びにはとんかつの超著名店「たいよう」がある（実は、私は人気ほどには評価していませんが。）ほか、近くにはボリューム洋食の名店さんきちなどもあるちょっとした人気飲食店の集積スポットの趣があるエリアです。

休日の１７時半の予約。お店に着くと１階のテラス席では男性が２名楽しんでいらっしゃいます。２階に上がって入店しますが、先客はカウンターで一人飲んでいる男性客だけでした。
予約席は普通の４人用のテーブル席。席に着くと店員さんが、赤いボードに書かれた「本日のメニュー」「シェフおすすめメニュー」を持ってきてくれます。「これ以外にもグランドメニューの方に色々ありますが、本日は、○○と××はできません。」とのご説明がありました。
まず、冷前菜からこれは必須と思っていた田舎風テリーヌと新倉ファームのグリーンサラダを、温前菜からフライドポテトと本日のキッシュを注文しました。
田舎風テリーヌは豚バラ肉・鴨モモ肉・鶏レバーをミンチにしたパテですが、やはり当店一押しのメニューだけあって抜群のコクと旨みでした。
メニューを見ていて思ったのは、原材料にみやじ豚や新倉ファームなどの生産者指定のものがあります。ともに良く存じ上げており、産直ではメジャーの食材ではありますが、こだわりは感じます。その新倉ファームのしゃきしゃきグリーンサラダは、薄味のドレッシングで素材の味が引き立てられている感じでした。ただ、このグリーンサラダが他の前菜の添え物としても全く同じものが使われているようなので、敢えてこれを頼むまでもなかったかな？と思ってしまう面があります。ここは改善の余地有りではないでしょうか。
本日のキッシュは、枝豆とクリームチーズのキッシュ。手作り風味の家庭的な味のキッシュです。

次いでメイン料理として、みやじ豚肩ロース肉の網焼きを注文。同時に食事ものから本日のパスタと本日のピラフを注文しました。
みやじ豚肩ロース肉の網焼きは、絶品でしたね。宮治さんは、「農家のこせがれネットワーク」でも有名な湘南藤沢のこだわり養豚業者ですが、さすがこだわりの肉らしい脂身の甘み。これはストレスの無い豚からのみ生み出されるものなんですね。
フランス産の塩とペッパーマスタードのどちらかでいただきますが、ともに相性は抜群でした。
本日のパスタは自家製ベーコンと青唐辛子のペペロンチーノ、本日のピラフはチキンピラフでしたが、ともにちょっとオイリーな味わいです。その分、私にはピッタシはまるのですが、女性陣はなかなか量を食べるのに苦労してました。

素材へのこだわりでもわかるように全体に料理には一工夫施されたカジュアルフレンチという印象です。
今までのムサコにはあまり無いタイプの素材にこだわったお店なので、一人で行くも良し、カップル、家族も良しと色んなニーズに対応してくれそうです。