移転後の初訪問。やっぱ煮干しは、こうじゃなきゃ… : すごい煮干ラーメン凪 五反田西口店

2020年8月31日、移転後の初訪問。

こちらのお店、以前はもう少し五反田駅寄りにあって、ちょっと不思議な佇まいでしたが、新しいお店は、ウッディで落ち着いた雰囲気になっていました。

メニューは、
・すごい煮干ラーメン(930円)
・すごい煮干つけ麺(1050円)
・特製ラーメン(1150円)
・特製つけ麺(1250円)
・すごい煮干油そば(780円)
・特製すごい煮干油そば(950円)
など。

麺の量は、
【ラーメン】
並盛150g、中盛180g、大盛240g
【つけ麺】
並盛200g、中盛300g、大盛400g
【油そば】
並盛350g、大盛500g
を追加料金なしで選べます。

頂いたお料理は、
『【味玉】すごい煮干ラーメン』(1030円)…具は、味玉、ロースチャーシュー、煮干し、ねぎ。
最近、少食になってきて、並盛にしました(笑)

具はシンプル。
味玉は、黄身が半熟で濃く美味い。
ロースチャーシューは、薄いけどデカく、歯触りは良いのですが、肉の風味はイマイチ。

麺は、加水多めの極太ちぢれ麺で、もちもちですが、最大の特徴は、もう1種類“一反木綿(いったんもめん)”と呼ばれる平打ち超幅広麺が入ってます。
麺というなら、ワンタンの長いやつという感じです。
スープの絡みも良く、凄く美味しい。

そして、肝心のスープです。
“すごい煮干ラーメン”は、最初に頂いた時は、「まったく、その通りだ！」と思いました(笑)
煮干し系を謳うお店は、珍しくありませんが、こちらは、頭一つ抜けてる気がします。
煮干しを丁寧に処理をしてあるので、腸(はらわた)の苦味はまったくありません。
ですが、そこは煮干し。
鰯特有の生臭さはあります。 なので魚介が苦手な方にはちょっと厳しいかも。
しかし、旨味が凄い。
極太ちぢれ麺やいったんもめんに負けない力強さがあります。
最後に、テーブルの煮干しの入ったお酢が気になったので投入。
酸っぱいだけじゃなく、かなり辛味もあって、煮干しの香りも更に合わさって、面白い味変が出来ます。

※表示価格は、すべて税込み。

【ここが凄い！】
とにかく煮干しへの拘りが凄い。
【だったら良いな…】
特になし。

久しぶりの訪問ですが、こちらのラーメンは、一つの完成形だと思います。
煮干しラーメンは、お上品で、綺麗な醤油味に仕上げているお店は多いですが、逃げも隠れもしない、 ガツンとくる“煮干しじゃ、文句あっか系”で、潔くて気持ちいい。

また、寄らせて頂きますね。
ごちそうさまでした。

2016年4月26日、友人と2名で初訪問。

友人と『庭つ鶏』さんを攻めた後、〆のラーメンをどこにするか相談。
五反田は、ラーメン激戦区であり、前日の『銀座 いし井 五反田店』さんに行ったばかりでしたが、軽い酔いで善悪感を薄めてこちらを訪問しました。

いつもバスでこちらの前を通っていたので、気になっていました。
なんか外から空席が分かる看板があって目立ってましたから。
店内は、カウンターのみですが、飲料水用に工事現場で見かける仮設の蛇口があったり、店員さんを呼ぶブザーが都バスの呼鈴だったり、集中できる簾の間仕切りっぽいのがあったりで、なんかエンターテイメント性があって楽しい。
他の方のレビューを拝見して納得。
あのメディアに良く見かける『一蘭』さんご出身の方が創業者らしい。あちらは豚骨ですが、ルックスはパッと見似ていますね。
色物かと思ったのですが、それが違う。

頂いたのは、
『すごい煮干ラーメン』(820円)＋『ミネラル塩たまご』(120円)…〆のラーメンなので、特製(全部乗せ)は止めにしましたが、味玉好きの自分としては、ミネラル塩たまごは試してみたくて、追加しました。

しかし、こちらのラーメン、(良い意味で)突っ込みどころ満載で楽しい♪

具は、チャーシュー、長ネギ、煮干し(じゃこ)、メンマ。

チャーシューは、低温調理で、プレスハムのような食感です。
普通、チャーシューは、ラーメンの具の中でも、横綱級のはずですが、こちらは煮干しを始め、主張の激しいお歴々に囲まれて、可哀想なくらい影が薄い(笑)

長ネギは、やりすぎなぐらいのザク切り長ネギ。
普通なら、もう少し薄く切れよ、と言いたくなるくらいの厚切りですが、こちらでは、それぐらいが丁度良い。

じゃこサイズの小さな煮干しが乗っていますが、軽いアクセント程度です。
掛けてある唐辛子のタレも気にならないくらいでした。

麺は、喜多方ラーメンを太くしたような平打ちちぢれ麺で、やや加水多め。
それと、最初は切れ損ないかと思った“いったん麺”と呼ばれるワンタンの皮のような麺(？)が混ざっています。
これがもちもちして嬉しいサプライズ。

スープは、とにかく、煮干しガツーンです。
20種類の煮干しを1杯のラーメンに60㌘以上使っているのだから、自分で「すごい…」と言ってしまうのも納得です(笑)

しかし、どいつもこいつも目立ちたがりの輩(チャーシューの兄貴以外)ばかりで、これで丸く収まっているのが不思議なくらい(爆)

二軒目で、お腹がペコペコというほどでは無かったのですが、スッと入ってしまいました。
入り口の「煮干嫌いな方はご遠慮ください」の看板に偽りはありませんでした。
また、食べたくなる一杯です。

ご馳走さまでした。

あ、ミネラル塩たまごは、“見習いさん”ですね。