スピードランチ…相変わらずクドい文章でスミマセン : とん金

１２月２日(水曜)


ああ…

何という事でしょう…

この日は大崎広小路でオシゴト

大崎広小路周辺には魅力的な飲食店がわんさかとひしめいてる。
休憩時間を利用して食べログ検索するのですが、ラーメン中華ステーキ洋食エトセトラエトセトラ、もう何だか絞れ切れません。

そんな、頭がパニックに陥りながら取り敢えず食べログを捨て、街へ出てみたのです。
気がつけば閑散とした寂しげな通り、そこに何だか行列が。。何でしょう、あれは。。。

早速立ち止まり、捨てたはずの食べログアプリを速攻で復活させ、調べてみると、何やら評判のトンカツ屋さんみたいだった。
普通に考えたら貴重な昼休みを行列に使うなんて有り得ないです。
でも、僕の前にいるのはグループ客ばかり、こういったグループ客って仲間同士の固まった席での食事を希望する場合が多く、僕のようなぼっち飯客は隙間の席に優先的に案内される場合が多い事を経験上予測出来ました。
そんな、淡い期待に胸を膨らませながら並んでみると、案の定僕の予想は当たり、１人だと告げたらカウンター席に順番を無視して案内されました。
店内に入り、カウンター席に座り、メニューを見ようとしたら、ランチ以外のメニューだと２０分以上時間がかかってしまうと言われました。
僕に与えられたら休憩時間は1時間、現場からこの店に来るのにかかった時間は１５分、ここで更に２０分だと食事にありつけるまでに３５分最短でかかることになります。現場に帰る時間を入れたら５０分昼飯に使う計算になる訳で、飯を食べきるのに許された時間は僅か１０分となってしまうのです。しかし、それもあくまで調理時間が２０分ジャストだった場合に適用される条件なわけで、コレがもし調理時間が遅れて３０分掛かってしまったら僅か０秒で食べ切らなくてはならなくなるのです。

それだけは避けなくてはなりません。

なので、ホントはグランドメニューを食べたかったのですが、断腸の思いで水曜のランチ(豚肉の生姜焼き＆メンチカツのセットで９５０円)を注文してみたのでした。

さてさて

注文した後ふと周りを見てみると、カウンター及びテーブル席のお客の殆どが料理を待ち続けてる状況と知り、戦慄致しました。

これは、もしかしたら、ランチであっても午後仕事の遅刻が確定かも知れない。。そんな、ノストラダムスの大予言を小学生の頃に知った時と同じ位のショックが脊髄を駆け巡り、反射的に女性店員さんを捕まえ、１３時までに職場に戻らないととてもマズい事になるのですが、大丈夫でしょうか？と焦燥しきった表情で伝えてしまいました。

すると、女性店員は当たり前の如く、頼もしい表情と態度で直ぐに出せますよ♪

と伝えてくれました。

更に、そのやり取りを聞いていたのか厨房で大量の注文を神業の如くスピードでこなしていた男性の方が、僕をチラ見して、此方、急ぎ？と言い、先ほどの女性店員さんがそうだと伝えてました。

その後の展開は早く進み、僕よりも早く料理を待っていた大勢の客を無視していの一番に料理が僕の目の前に運ばれて来ました。


何という心遣いでしょうか、その、あまりにも親切な心遣いに僕は畏縮し、恐縮し、感謝致しました。

しかし、そうなるとここで写真撮ってイイッスか？

なんて言ったらまわりの客＆店員さんから

この人は急いでるのか？あるいは暇なのか？はっきりして欲しいものだな！

なんて、非難を込めた視線に晒される可能性が高まったのですが、食べログレビュアーの責務を全うする為、心を鬼にして撮影許可を貰って撮影してしまいました。
そんな、針のむしろのような状況の中、無事撮影を済ませ、食事タイムが始まりました。


頂きます！

内容は、ザクザクと包丁でカットされたメンチカツ
テリッテリに艶のある豚の生姜焼き
マカロニサラダ
千切りキャベツ
味噌汁
白飯

そんな、何だかボリューム無いのでは？
９５０円でこれですか？
と言う第一印象が脳内を駆け巡った‥
そんな見た目でした。

でも、それは全て間違いでした。


頂きます。

先ずは豚肉の生姜焼きを頬張る
テリッテリのタレが絡まった豚肉
柔らかく、ジューシーです。
タレは甘辛く、生姜の香りもしっかり感じます。
バランス的にはマイルドな味わいで
白飯と一緒に掻き込むと、脳内のジャンクフード渇望神経を激しく刺激し、あまりの旨さに無言になる
とは言え、ぼっち飯で旨い旨いを声に出して連発したら、それはそれでとっても危ない食べロガーになってしまいますね。。。

メンチカツに卓上のソースを垂らしかけ

一切れ頬張る

肉汁滴る感はないが、滑らかな食感の挽き肉からは肉の旨味がジワリと舌を包み込む様に広がり、滋味深い肉の魅力を味覚神経に体感させながら口福状態を発動し
たまらずすかさず掻き込む白飯とのマリアージュに咽び泣く中年男の僕。。(あくまでも気持ちを表す上での比喩的表現です…リアルに泣いたらやばいっしょ！)

付け合わせのマカロニサラダはアルデンテ気味に茹でられたマカロニに、マヨネーズと辛子を合わせ、ややピリッとした刺激が楽しめる大人のマカサラでした。
正直酒が欲しくなりました。

この段階で腹がはちきれんばかりになりました。

見た目に反してかなりボリュームありました。

しかし、状況的に僕は急ぎの客と認定証されている為、食べるスピードを緩める訳には行きません。


何とか食べきりゴールしました。

そのような刹那的な食事にも関わらず

僕の舌は大いに満たされ

腹は激しく満たされ

僕の気持ちはそれなりに満たされた。。。

まるで戦場のような店内から受けたお客様に対する愛情

大崎広小路にて見つけた

働くオジサンに支持されてる
佳店でありました。

御馳走様でした！