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味覚人肥行物体
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店舗基本情報
| 店名 |
掲載保留
鹿島屋
|
|---|---|
| ジャンル | 焼き鳥、牛料理、居酒屋 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
三田駅から500m |
| 営業時間 | |
| 予算（口コミ集計） |
￥1,000～￥1,999
|
| 支払い方法 |
カード不可 |
席・設備
| 席数 |
12席 （カウンター席８席、テーブル席４人用×１卓） |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法）が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | カウンター席あり |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| オープン日 |
1931年 |
| 備考 |
焼きとんに関しては、期間限定ですので店主の体調により無い場合があります。 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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外観からして相当な味わいがある。かなり古い佇まいに加え、入口横でおかあさんがモツを焼いており、その香りが細い路地から大通りまで流れ、これが最高の看板になっている。店内も案の定、渋くいい感じ。居酒屋ではなく、酒場の体裁だ。店内を仕切るのはこれまた味わいのあるダミ声のおかあさん。カウンターに着き、レモンサワーをいただく。モツを数本、やはりたのんでおかねばならない煮込み。ここの煮込みはフワとアブラを味噌で煮込んだ、酒の肴としてはこたえられないものだ。サワーをゴクリ。おかあさんが量を間違ったのかと思うほど、焼酎が濃いが、それがここのサワーだ。
カウンターには流石、芝とあって、江戸前のものが並べられている。もうひとつたのんでおかねばならない中落ちをいただく。小鉢に無造作に盛られ、端にわさびが添えられる。美味い。酒をもらう。
テレビなどで見られる食レポというお約束がある。私はあれを信用していない。後生大事に口に運び、その旨さを一生懸命検証しようとする。まぁ、だいたい、「おいしい！」となる。挙句、「甘い」と言う。塩を舐めても「甘い」だと。下町の酒場で若者がモツの塩焼きを一口食べ、「甘い！」とレポした瞬間、そこの大将が「甘いわけねぇーだろ、にいちゃん、味覚おかしいんじゃねぇーか？」と一喝したのを思い出す。鹿島屋の酒や肴はどれもいけるが、食レポーター達の陳腐な味覚やとってつけたような感想で表現できるものではない。酒場、店には味があると自分は思っている。店の味と、肴や酒そのものが渾然一体となって「うまい酒が飲める店」となる。ここもそういった酒場だ