お蕎麦と日本酒、合う合う！ : 長生庵

【2022/08/13】
昨夜は久しぶりに築地の長生庵で蕎麦飲みを
決行（もしくは断行）してきました。
ずっとご無沙汰だった長生庵。
一番最後に行ったのは2年前の9月。
このときはお昼の利用だったので、
夜の長生庵はなんと3年前の6月以来でした！
時の経つのは速いものです……

友人達と合流し、早速乾杯！
1杯目はレモン＆グレープフルーツのビールで。
爽やかな夏向きのビールです。
ちなみにこれはハードセルツァーですが、
うちゅうブルーイングのビールも入荷していましたよ！

さあ、それではお料理の方もいってみますか。
いろいろ小技のきいたものもあれば
素材を味わうものもあって、お料理選びも楽しみの一つです。

まずは「旬！岡山県産 花ニラのおひたし」。
シャキシャキした食感でニンニクの芽を細くしたようなイメージです。
おひたしなのであっさりしています。

お次は「鶏ワンタンラー油」。
どちらかというと水餃子的な皮で、
つるんぷりんとしたワンタンです。
これをラー油にチョチョイとつけて食べるのですが、
このラー油が食べるラー油のような美味しさ。
飲めます。(笑)

お刺身は盛り合わせにしてもらいました。
中トロ・赤身・コハダ・シマアジ・メイチ鯛・タコぶつが一皿に。
コハダはうれしいですね～
やっぱり鯛もウマシ。

さあ、それでは日本酒に切り替えて天ぷらもいっちゃいましょう。
お酒はもちろん辛口を所望。
私、ちょっとフルーティー系のは苦手で、悪酔いしちゃうんです。

兵庫県産ハモ天、新レンコン天、甘鯛の天ぷらときましたよ！
ホロッとやわらかいハモ、シャキッとして甘いレンコン、
カリッとした鱗が香ばしい甘鯛。
塩をちょっとつけると素材の甘みがより際立ちます。

「千葉県産ホンビノス貝の酒蒸し」もいってみました。
このお出汁がウマイ。
「リゾット風にできますよ」とのことだったので、
おつゆはたっぷり残しておいてリゾットにしてもらいました。
チーズと貝の出汁がよく合う～♪
至福。

さらにもうちょい日本酒を……
水のようにするする飲める辛口の冷酒。(笑)

ちょっと肉系も追加で、ということで「蕎麦屋の鴨つくね」。
この鴨がプリッとしていてウマ～イ。
明らかに鶏肉とは違う旨みがあって鳥なのに濃厚なんですよね。

〆はもちろんお蕎麦。
東京ライスカレーさんとのコラボで提供している
スパイシー汁なし担々麺（薬膳担々そば）が食べたかったのですが
そちらはお昼用のメニューということで「冷し鴨南蛮そば」をオーダー。
普通冷やしの鴨南蛮というと鴨せいろそばが出てくるのですが、
こちらの長生庵ではメニューに「冷し鴨南蛮そば」と「鴨せいろそば」があって、
冷たいおつゆのかかった鴨南蛮が食べられるのです。
ところが！
鴨が品切れということでさあ、「どうする！？」と。
ダメ元で聞いてみたらスパイシー汁なし担々そばがOKとのことだったので
最終的に本来食べたかったお蕎麦が食べられることになりました。(笑)
クリーミーな練り胡麻にスパイスのきいたラー油。
ここに細めでコシのある冷たいお蕎麦。
満腹でも絶対にお腹に落ちることを保証します。(笑)
ミョウガなどの薬味もきいていて、担々麺だけどお蕎麦、
という絶妙な世界観にまとまっていました。

食後、シトラスの日本酒を使ったシャーベットを
サービスでいただきました。
柑橘の爽やかさで口の中をクールダウン。
後味さっぱりで美味しかった！

食べるときは食べ、飲むときは飲む。
これが一番ですよね。
久々の長生庵、堪能しました♪
（「お蕎麦で一杯♪」）

【2020/09/23】
昨日はチョチョイと築地まで出かけてきました。
軽～く昼飲みです。
いつものように長生庵。
10時開店で11時ですでに満席。
それでも程なく席が空いたので、中に入りました。

まずは利き酒セット。
1000円で60mlずつ3種類の冷や酒が選べます。
辰泉以外はお店の方にセレクトをお願いしました。
それぞれに味わいが違っていて、日高見は辛口だけどフルーティー、
天狗の舞はすっきり爽やか水のようで、
辰泉はかつお出汁のようなどっしりとした味でした。

で、まずはお店の方が試しに仕込んでみたというマシュマロを味見。
マシュマロを酒粕につけただけというものですが、
口の中でシュワシュワ溶けるマシュマロがなかなかいいつまみに。
これはちょっと商品化してもいいかも。
その酒粕のもととなっているお酒も味見してみましたよ。

さて。
その他のお料理とつまみをいってみますか。

サメ軟骨の梅和えとフランス産 コスナール。
コリコリ食感の軟骨は大好き。
梅でさっぱりしているので日本酒にも合いますよね。
コスナールはゴーダチーズ的な淡泊なチーズで
意外と日高見との相性がよかったですよ。

岩手県広田産生牡蠣天ぷらは大振りでふんわりと揚がっています。
牡蠣もやわらかくてジューシー。
美味し。

朝〆穴子の天麩羅もふんわりと揚がっていて美味しい。
バチ鮪赤身の九条ネギの辛子酢みそあえは辛子が強すぎず、
ちょうどいい塩梅でした。

利き酒セット追加。(笑)

〆はもちろんお蕎麦です。
私は辛味大根おろしそば。
薬味も4種類あって楽しめます。

ハモ天も追加して、早速いただきます！
大根の辛みが蕎麦をぐっと引き立てます。
ハモ天も歯切れよくさっくり揚がっていて美味しいですよ。
蕎麦屋で一杯。
素晴らしい江戸文化です。

友人たちはカレーそばに秋ハモときのこの天もりそば。
「きのこ天はもう少々お待ちください」と言われて待っていたら……
「皆様でどうぞ」ときのこ天を山盛りにしてくれました。
うわ～♪
うれしい。
そんなわけで私もきのこ天のお相伴にあずかりましたよ。

久しぶりの長生庵、堪能しました。
（「昼飲みの極意」）

【2019/10/20】
「長生庵で昼飲みしない？」
なんて誘惑的な言葉でしょうか。
直前であったにもかかわらず、迷うことなく参加。(笑)
そんなわけで、昨日のお昼は築地まで出かけてきました。

考えてみたら、築地に行くのはいつも、夜。
人通りのない閑散とした築地しか見たことがありませんでしたが
昨日は昼の12時過ぎ。
ちょうどにぎわっているさなかの築地でした。

さて。
ようやく約束の5分前に長生庵に到着です。
店内は満席なので、しばらくウェイティング。
待っている間にメニューをチェックします。
そして程なく席へ。

昨日は最初の1杯をビールにしました。
まずはお腹の準備運動です。
お通しはコンビーフハッシュ。
蓮根も入っていて食感がよかったですよ。

お蕎麦を食べる前にちょっとおつまみ。
こちらは玉子サンドです。
想像と違って、揚げた食パンにゆで玉子のタルタルが
ぽってりとのっています。
そう来たかーーー！
家で作るなら揚げない方があっさりしていいかもね。

鮫軟骨の梅和え。
こちらは膝軟骨に故障を抱えている私のリクエスト。(笑)
コリコリの軟骨が梅味でさっぱりいただけます。

ここで日本酒に切り替えて、先ほどお店をチェックした
「菅商店さんの親鶏焼売」をいただきます。
鶏肉がぎっしり詰まった焼売はあっさりしているので
ペロッと食べられちゃいますよ。

そして友人たちのオーダーは「生ししゃもと白子天もりそば」。
冷たいお蕎麦も美味しそう。

私は去年食べそびれたかきの天ぷらそばをお願いしました。
気仙沼産の大ぶりな牡蠣が3つも！
最初はサクッと揚がっていた牡蠣が
時間とともにそばつゆに濡れてしっとりしていきます。
それとともに、あっさりしていたそばつゆも油が溶けだして濃厚に。
するするとのど越しのいいお蕎麦をそそりながら
肉厚な牡蠣天を頬張ります。
七味をかけてそばつゆをすすると、これもいい酒のつまみになります。
昼から蕎麦屋で一杯。
江戸っ子の粋な世界に乾杯です♪

ちなみに。
カメ吉さん（♀らしい）は元気に甲羅干し中。
大きくなったね。
（「元気な築地に乾杯！」）

【2019/06/06】
今夜は築地の長生庵。

今夜はひかえめに日本酒は2杯ほど。
1杯目の「まんさくの花 亀ラベル55」はちょっとフルーティーで
私は若干苦手だったかも。
2杯目の「夏純吟」はしっかりした味わいで好みでした。
お通しは鯛のオイル漬け。
こういうの、お酒がすすんでいいですね。

・ 新玉ねぎの卵サラダ
これこれ♪
シャキシャキしていて甘い新玉ねぎ。
ここに卵黄がからまってまろやかに。
美味し。

・ つぶ貝の炭火焼き
少し大きめに切ってあるので存在感のあるつぶ貝。
貝ってどうしてこんなにおいしいんでしょうね？

・ お刺身盛り合わせ
天然本鮪中トロ・赤身・赤イカ・鯛・タカベが盛り合わせてありました。

・本鮪がおいしいのは当たり前ですが、ねっとり舌にからみつくような
赤イカも堪能しました。

・ 上ヒレ肉のにんにく醤油炭火焼き
にんにくがきいていて食欲をそそります。
しっとりやわらかいヒレ肉に箸が止まらない～

・ 穴子の天婦羅
サクッと揚がった天ぷら。
中の穴子はふわっふわです。
塩で食べると穴子の魚っぽさが引き立ちます。

・ ノルウェー産鯖の炭火焼き
久しぶりの鯖。
これ、脂がのっていてとろけました。
鯖ってやっぱり美味しいよね。

・ 上鴨の炭火焼き
肉をもう1品、ということで、鴨。
弾力のある肉質は、鶏ではなく鴨ならではのもの。
シンプルな味付けですが、十分な旨みでした。

・ カレー南蛮
〆にお蕎麦。
細めだけどコシのあるお蕎麦が
ほんのりカレーの香る出汁たっぷりのつゆの中で泳ぎます。
そこのところをエイヤッとつかまえて、いただきます。(笑)
蕎麦の香りも感じられるくらいのカレー感でちょうどいいですね。
豚肉もたっぷり入っていて満腹満足♪

さあ、あとは梅雨まで秒読み段階。
今度は夏の日差しが東京を覆う頃に行ってみますか。
（「築地で初夏の蕎麦飲みを……」）

【2019/03/26】
昨夜は久々の長生庵。
日本酒を飲みながら、まったりと過ごしました。

1杯目は「尾瀬の雪どけ」。
桃色の濁り酒は甘酒のようなカルピスのような味わい。
これは女子向け。
2杯目は死神。
島根のお酒ということで選んでみましたが
邑智郡の方のお酒でした。
島根、広いですからね。
（人口は少ないけど……）
これはちょっと甘みの際立つお酒で、
今まで飲んだことのないような……いや、ちょっと紹興酒にも近いような
そんな日本酒でした。
3杯目は辛口をお願いしたところ
大変ストレートなネーミングの「ど辛」が出てきました。
辛口ですが水のようにクイクイ飲めます。
危険。(笑)

そんな長生庵。
18時に集合だったので、まさに一番乗り。
こんなに誰もいない長生庵は初めて見ました。
もちろんこの30分後には予約客で満席になりましたけれども。

お通しは鶏肉のオイル漬け。
これはバゲットが欲しくなります。

・ 兵庫県産ホタルイカ刺し
ぷりんぷりんとしたムッチリボディー。
この方たちにRIZAPは必要ありません！
この中身の詰まったところがトゥルンとしていて美味いんです。

・ 本鮪赤身と春野菜の辛し酢味噌和え
春ですね～
マグロが意外にもさっぱりとした味わいで
サーモンのような感じでした。
そして酢味噌の甘みがまた春野菜の味を引き立てます。

・ 香川県産 ホワイトアスパラとベーコンのホワイトソース
シャキッとしたホワイトアスパラ。
ホワイトソースの濃厚な味がアスパラに絡まると
カルボナーラっぽい感じになりますね。
これまたパンが欲しくなります。(笑)

・ 桜海老のかき揚げ
サクサクで軽～い仕上がりのかき揚げ。
桜海老が香ばしいですね。
実は私、ちょっとだけ先ほどのホワイトソースをつけちゃいました。
そういう食べ方も有りです。

・ 春野菜の天麩羅盛り合わせ
衣が付いているので見た目からは何があるのか分かりませんが
アスパラや菜の花がサクッフワッと揚げてあります。
軽く塩を振っていただくと幸せ気分が上向きます。

・ 場外！菅商店さんの親鶏焼売
焼売もいいですよね～
「肉～っ」って感じですよね。
辛子で鼻の奥をツーンとさせながらいただくのが正解。

・ 鴨南蛮
〆はもちろんお蕎麦です。
ここ、お蕎麦屋さんですからね。(笑)
2人前を3人用に分けて出してもらいました。
長生庵のお蕎麦って細めですよね。
なのでお酒の〆でもするする入っちゃう。
そばつゆで徐々に火が通っていく鴨を噛みしめながら
あっさりした出汁のお蕎麦を啜ります。
鴨の脂が溶け出したそばつゆがまた美味しくて
こちらも最後まで美味しくいただきました。

満足。
（「春の酔い、再び。」）

【2018/08/23】
夜。
築地まで出かけてきました。
さてさて、長生庵。
19時スタートの宴会です。

まずは本日のお酒から。
今回もまたラベルでビビッときたものの中から
よさそうなものを選んでいきました。
だいたい一人3杯が目安ですかね？(笑)
それぞれ食事合わせたり、自分の好みの味だったり、
選び方はいろいろでした。

さて。
まずはお通しから。
今回は茄子。
でも、ちょっと待って？
自分の写真を見て気づきました。
毎回、毎回、同じ構図で撮ってる……
うーん、いつも「マンネリにならない撮り方をしよう」と思うのですが、
気付くと同じような写真になってしまうのです。
素人なので何とも言えないのですが、
一応いろいろ考えて撮っているんですけども……

・ 三重県産小ハマグリの酒蒸し
たっぷりのスープには出汁がしっかり出ています。
小さめのハマグリですがぷっくりとしていて美味しいですよ。
このスープが後程化けることに……

・ うなぎのくりから焼き
しっかり脂ののった鰻。
美味し。
今年の夏は結構鰻を食べたな……

・ お刺身盛り合わせ（天然本鮪漬け刺し・鯛・イサキ・たこ）
2人前なので数が足りませんが、そこは喧嘩せずに
大人の譲り合いでいただきます。
やっぱり鮪が美味しいね。

・ 銀ダラの煮付け
ほろっと崩れる銀ダラ。
お醤油の味がしみていて美味しい。
この煮汁も飲める。(笑)

・ カツ煮
病み上がりのメンバーのたっての希望でカツ煮。(笑)
ご飯が欲しくなっちゃう。

・ 牛モツの炭火焼き
モツの臭みは無くて香ばしい。
そして脂が甘い。

・ だし巻き玉子
いつものだし巻き。
今回はそばつゆの方で。

・ 旬物 穴子天
ふわふわさくさくの穴子天。
塩で食べると、より穴子の味が引き立ちます。

・ 小ハマグリの酒蒸しスープのリゾット
コレです、コレです。
先ほどの酒蒸しのスープを残しておいたものが
リゾットになって出てきました。
チーズがきいていて洋風の味わいに。
ハマグリの出汁が米に染み込んでいて美味いわ～

・ ざるそば
最後はざるそばで〆。
2人前を4人用に分けてもらいました。
今日のお蕎麦はちょっと短めかしらね？
するするっと粋にお蕎麦を食べたら、最後は蕎麦湯を。
ん～、今夜も美味しかったです。
（「夏を満喫！」）

【2018/07/19】
上野で美術館に行ったあとは築地に移動し、
時間を見計らって長生庵へ。
お蕎麦屋さんですが料理もおいしく、日本酒も揃っているので
とてもとても楽しいお店なのです。

まずは「酒屋八兵衛」とともにお通しを。
お通しには賛否両論ありますが、
長生庵に限ってはお通しにもしっかり力を入れているので
このままおつまみとしても楽しめるので【大賛成】です。
酒屋八兵衛は辛口ですが、ほんのり甘みもあって
米の味が感じられるお酒です。

夏野菜のお新香盛合わせ。
とうもろこしというのが珍しいですよね。
かつお出汁の風味がしっかり入っていて
おひたしのようなお新香のような不思議な感じです。

鰻のくりから串。
貴重な首肉をいただきます。
美味し。

お刺身盛り合わせ。
穴子刺しも入れてもらいました。
穴子、美味しい！
しっとりなめらかですよ。

出汁巻き玉子と長葱の素揚げ。
出汁巻きには梅肉が添えてあって、さっぱり味。
長葱の方も甘く揚がっていて、
ちょっとしょっぱいお味噌とよく合います。
家でもやりたいけど、油がはねそうだな～

そしてジャケ買いの日本酒2杯。(笑)

蕎麦豆腐に鱧の天麩羅。
蕎麦豆腐は塩で食べると、より蕎麦の風味がいきてきます。
鱧の天ぷらもふわっと揚がっていて梅肉とよく合います。
塩だけでもあっさり美味しかったですよ。

最後の〆にカレー南蛮と冷やし鴨南蛮。
カレー南蛮は薄切りの豚肉とお蕎麦を
一緒に啜りこむとまろやかな味わいで美味し。
お気に入りはもちろん鴨南蛮。
しっかりとした弾力のある鴨肉が
あっさりとしたお蕎麦の風味とよく合います。
鴨の脂が美味しい。
そうか、鴨肉ってベーコンと同じで脂の旨みなんですね。
家ではなかなか鴨肉って扱えないから、
今度厚切りベーコンを使ってみよう……

というわけで、昼も夜も堪能しました。
眼福口福大満足♪

（「http://chineko.blog1.fc2.com/blog-entry-5600.html」）

【2018/04/07】
昨夜は久しぶりの長生庵。
日本酒も久しぶり～♪
最近はあんまりお酒も飲んでいませんからね……

通りからは少しわかりにくい入口。
ここから先が長生庵の世界です。

お蕎麦屋さんでありながら、日本酒もおつまみも充実している
スバラシイお店です。
まずは怒涛の日本酒から。

正直に告白すれば日本酒は詳しくないので
ジャケ買いならぬラベル買いなところも。(笑)
今回は春らしいラベルで攻めつつ、
お店の方のおすすめを取り入れていきます。
このあたり、かなり春らしいラベルですよね～
とくにロゼワインのような色のピンレディは
味わいもロゼワインのような感じです。
3人で3杯ずつ。
少しずつ味見をもらいながら飲んでいきます。
この濁りのお酒も美味しかったですよ。
最後はMIYASAKAを3人でシェア。
お料理との組み合わせも考えつつ
「これが合うね～」「いや、こっちの方かも」などと言いながら
自由に飲めるシアワセ。

そんなお酒のつまみもしっかり充実。

まずはお刺身の盛り合わせ。
ホタルイカなんかプンプクリンにふくれちゃって
こんなの食べたのは初めてです。（＠＠；）
まぐろも脂がのっていてとけるようだし、これも築地ならではのものでしょう。

ホワイトアスパラには温泉卵をからめて。

蕎麦豆腐。
お蕎麦の香りのするお豆腐で、食感はあん肝っぽいですよ。
お出汁で食べるのもいいけど塩もおすすめ。

昨日解禁されたばかりの白えび。
サクサクふわふわの天ぷらはただもう美味しい。

クリームチーズ酒盗。
ふんわりしたクリームチーズにちょっとしょっぱい酒盗で
これは日本酒のつまみの定番ですね。

玉子焼き。
お出汁の方でお願いしました。
甘すぎず、七味が意外に有効です。

そして今年は牡蠣を食べなかったなあ、と生牡蠣を。
想像していたのと全く異なるビジュアル。
トマトと玉ねぎを刻んだものがのっていて、
さっぱりした酸味と合わさると洋風な一品です。
ぷっくりした身の生牡蠣を頬張るシアワセったら……

とり貝をお願いしたら、これまた想像と全く違うビジュアル。(笑)
普通は開いた状態のとり貝が出てくると思うのですが
これはワタもそのままの丸のまま。
まあ、ビックリ。
ほんのり苦みもきいたとり貝で、さらにお酒がすすみます。

そして銀鱈の煮付け。
やわらかい銀鱈の身に温泉卵がからまって
鱈のすき焼きを食べているみたいな感じですね。
酔い、酔い♪

〆にカレー南蛮をいただきました。
大盛を3つのお椀に分けて盛り付けてくれました。
ありがたい。
ずっとずっとここで食べてみたかったカレー南蛮。
ようやくのご対面。
おお～、これは思っていたより出汁がきいていますね。
カレーの風味はもちろんあるのですが、何よりも出汁がしっかりしています。
これぞお蕎麦屋さんのカレー。
薄切りの豚肉もするするとお腹に入ります。
細めのお蕎麦も美味しかったです。

いや～、飲んで食べた春の宵でした。
（「春の酔い……」）

【2017/04/15】
昨日の夜。
本当は飲みに行く予定ではなかったのですが。
築地の「長生庵」に行く予定だったメンバーが
急に都合が悪くなりまして……
私もたまたま予定がなかったので代打で入りました。(笑)
まさに棚ぼた♪

仕事を終えたら、地下鉄を乗り継いで築地へGO！
で、長生庵。

お通しをいただきながら、日本酒をぐびぐび。
本日の1杯目は「花陽浴（はなあび）」三姉妹。(笑)
フルーティーな感じのお酒で、私はちょっと苦手かも。
辛口はスルスル飲めるのですが、そうでないのは
ちょっと喉のところで引っかかってしまうのです。

肴の1品目はホタルイカの沖漬け。
トロトロの沖漬けは日本酒が進みます。
危険なヤツめ！ (笑)

春野菜の天麩羅盛り合わせは菜の花やたらの芽など
春野菜がてんこ盛り。
天ぷらは人に揚げてもらうに限ります。
だって自分で揚げると揚げたてが食べられないもの。
サクサクの衣が美味し。

お造りは和歌山県紀州産天然本鮪中トロ赤身の盛り合わせをお願いしました。
マグロがとろ～っと口の中で自分の舌と一体化。
あらやだ、間違えて自分の舌を噛んじゃいそう。

次に出てきたのが新ジャガと鴨のひき肉ポテトサラダ。
温玉を崩しながらいただきます。
鴨のひき肉が大人味。
ポテサラって単純な料理だけど、
いろいろなバリエーションがあっていいですね。

2杯目は「山形正宗」。
ワイングラスの方が香りが広がりますってことで。
このグラスで飲むと、気分もワインみたい。(笑)
ワインのような酸味と風味がありましたよ。

お次は白魚と菜の花の玉子とじと牛すじの塩煮込み。
いずれも私の所望したもの。(笑)
久しぶりの白魚は春の味。
ぎゅすじも塩味でさっぱりしています。
柚子胡椒を煮汁にとかすと、またいい肴になります。(笑)

3杯目は「かっぱ」。
これ、好きです。
こういうのだとグイグイ飲める。

さらに粗挽き鴨ウィンナーとフルーツトマトと生タコのサラダ。
鴨ウィンナーは脂がのってました。
フルーツトマトも甘くておいしい。
なかなかこういうトマトがないんだよね。

〆の1杯は「まつもと」。
これはちょっと発砲していて爽やかな酸味があります。
軽い口当たりでとっても飲みやすい。
1杯目がこれでもよかったかも。

本日の〆はもちろんお蕎麦。
私の希望で冷やし鴨南蛮。
大盛を3つに分けて盛り付けてもらいました。

細切りのお蕎麦は本当に上品。
ツルツルでコシがあって、こういうのが江戸の蕎麦なんだろうな～
鴨も香ばしく焼いてあって肉々しい弾力です。
やっぱり脂ののり方や弾力が鶏とは違うよね。
大國魂神社に奉納する米を作っていた田んぼの合鴨を思い出しちゃったワ。

すっかりお腹もいっぱいになり、ほろ酔いな気分で家路につきました。
この年になってくると日本酒もいいよね、と思う春の夜でございました。
（「棚からポン酒！？）」

【2015/08/22】
「蕎麦屋で一杯！　夏の宴！」

昨夜は築地の「長生庵」で日本酒女子会。
ちょい早めの17時半スタートです。
なのでまだ明るい。(笑)
明るいうちから飲める幸せ。。。

まずはビールで乾杯しつつ、お通しを。
蟹味噌のお通しをちびりちびりとなめながら
ビールに続いて日本酒を啜ります。
こちらのお店のいいところは蕎麦屋だけど料理（つまみ）が
充実しているところと、料理に合わせて日本酒をセレクトしてくれるところ。

◆　出汁巻き玉子（塩味）
あっさりと梅肉をつけていただきます。
甘すぎなくて美味しいですよ。
東京の玉子焼きが苦手な私も食べられる出汁巻きです。

◆　お刺身盛り合わせ
4名用に盛り合わせてもらいました。
マグロがむっちり。
イカもとろん。

◆　石川県　オコゼの天ぷら
さっくり揚がった天婦羅です。
オコゼの身はふっくらやわらか。

◆　ハモの天ぷら
ぎりぎり鱧の季節ですね。
旬のものを食べてこそ粋ってものです。
鱧もやわらかくて骨は気になりませんでしたよ。

◆　穴子の天ぷら炭火焼き
天ぷらが続きますね。
でも、日本酒に合いますし。(笑)

◆　旬野菜天ぷら盛り合わせ
南瓜、茄子、万願寺唐辛子、オクラ、とうもろこしかき揚げ等。
茄子はみずみずしかったです。
とうもろこしの甘いこと、甘いこと。
やっぱり玉蜀黍の季節はこれを食べたくなっちゃいますね。

◆　京都　蕪と大山鶏の炊き合わせ
しっかりと出汁のしみた蕪が美味し。
大山鶏もしっかりとした歯ごたえがあって美味いです。
まるで皮付き豚バラのような食感。

◆　自家製新蕎麦そばがき
新蕎麦のそばがきは蕎麦の香りはふんわりとしてきます。
むっちりと練られたそば粉を見ると思い出すのが「しろばんば」。
……と書いたところでふと思い出して、自分が書いたブログ記事を見たら、
前回も同じことを書いてました。(^^;)

◆　たぬき豆腐鍋
どんなの感じのが出てくるのかと思ったら、
おつゆたっぷりの鍋に絹ごし豆腐がたっぷり入って、
葱の天ぷらが添えられています。
濃いめの東京風の出汁が豆腐にしみこんで美味しい！
これ、家でもやる価値があるかも。

◆　鳥取県　焼き鳥　炭火焼
最後にやきとり。
蕎麦屋のやきとりは串に刺していないというのは本当でした。

今回いただいた日本酒はこんな感じ。
計5種類を1合ずつ、4人で分けて飲みました。
私は辛口の「五十嵐（いがらし）」が美味しかったです。
甘口やフルーティなタイプはどうやら体が受け付けないみたい。
辛口が身体に合うようです。
みんなでシェアして自分の好みの酒を探すのも楽しいですよ。


【2015/02/13】
「蕎麦屋で一杯！　江戸の粋！」

本日は仕事帰りにちょいと築地へ寄り道です。
てやんでぃ、べらぼうめ、な世界(?)でちょっと一杯するのです。
　
日比谷線の築地駅を降りて地上に出てくると
パッと目を惹く築地本願寺のライトアップ。
思えばここに来たのは学生のとき以来ではないでしょうか。
築地そのものに縁がないので、この界隈を歩くのも初めてです。
　
テレビで見たことのあるお店が並んでいたりして（閉店してる！）
「ここが築地か～」と感慨深いものがあります。
そんな一角に「すしざんまい」が軒を連ねる通りがございます。
ただの寿司屋ではなく、「すしざんまい」が連なっているのです。(≧∇≦)ノ
　
そこにひっそりと佇むのが「長生庵」。　
入口がちょっと隠れているのがまた小粋なところ。　
小さなお店ですが、ちょいとつまみながら日本酒をいただきます。
そう、これが江戸の粋。
蕎麦屋で飲むのがいいのです。

まずはビールで喉をうるおしつつ、お通しをいただきます。
菜の花のツナ和え。
　
ここでおもむろにお品書きを手に取ります。
あ、クリームチーズ美味しそう。
白子もいいね。
白魚もいいなあ。
　
◆　出汁巻き玉子
まずはクーポン特典の出汁巻き玉子をいただきます。
もりつゆ味と塩味がありますが、ここはもりつゆ味で。
東京で食べる玉子焼きは甘ったるくて苦手なのですが、
こちらの出汁巻き玉子はお出汁がきいていて甘辛味になっています。
これなら私も大丈夫。
お豆腐のようにあっさりとした食感もあってなかなかよろしいではありませんか。

◆　クリームチーズと鮪の酒盗
ふんわりとしたクリームチーズに鮪の酒盗が合わせてあって
これはもう日本酒が欲しくなってしまいます。
（家で飲むときも真似しよう……）
　　
というわけで、ここらで日本酒に切り替えます。
本日いただいたのはこれらのお酒。
フルーティーなものもあればすっきり辛口なものもあって
日本酒にもいろいろあるんだな、と気付かされます。
私は辛口のお酒が好きなんだな、ということを改めて感じて
次回からの参考にしようと思いました。
しかしアレですね。
日本酒って飲み始めると止まらなくなりませんか？
1杯のつもりが2杯になり、2杯のつもりが3杯になり……
気付けばうんと杯を重ねてしまっているわけです。
私は決して呑兵衛ではないし、それほどお酒も強いわけではないのですが
日本酒はするすると胃の腑へと落ちていきますよ。。。

◆　刺し身盛り合わせ
お刺身を盛り合わせにしてもらいました。
今回は私の希望でホタルイカを入れて、あとはおまかせで。
ホタルイカはぷるんとろんと新鮮です。
〆サバだってこんなに脂がのってる！
焼き雲丹は甘くて濃厚でした。

◆　白子と野菜の天ぷら盛り合わせ
残念ながら白魚の天ぷらは無かったのですが、
白子と野菜の盛り合わせにしてもらいました。
菜の花の天ぷらは春らしくていいですね。
こごみのブキブキした食感も山菜の野性味を感じます。
そして白子！
ふんわりとろける白子が何とも言えない！
白子の食べ方はいろいろありますが、
揚げるととろりとクリームのようになるのがお気に入りです。
　
◆　穴子の天ぷら炭火焼き
穴子の天ぷらを炭火で焼いてあるので香ばしい。
余分な油も落ちていてサックサクの食感です。
穴子はもちろんふんわりしています。
　
◆　北海道　時鮭（トキシラズ）の炭火焼き
こちらは私の希望で。
いい塩梅の時鮭をほっくりと焼いてあります。
噛みしめるとギュギュっと弾力があります。
はじかみ生姜を齧りながら、時鮭をつまみつつ、日本酒をするすると。
　
◆　自家製新蕎麦そばがき
そしてそばがき。
むっちりしているけれどふんわりやわらかなそばがきです。
私の中でのそばがきは「しろばんば」（井上靖作）に出てくる
象徴的なシーンを思い出させます。
思えば蕎麦屋で一杯というのも東海林さだおのエッセイで知った世界。
私にとって食べ物だけでなく、あらゆるものが
文学、文章と結びついているのです。
ええ、私、体育会系ではなくて文系なものですから……

そして最後は〆にざるを。。。
細いけれどもコシが強いお蕎麦です。
色は東京風に白っぽいのですが、蕎麦の香りがしっかりしています。
美味しい。
甘辛のそばつゆもなかなかいいものです。
カレーとそばつゆの香りには抗いがたい誘惑があるのですが、
こちらのカレーそばも美味しいとのこと。
次回はカレーで〆てみましょうか。
また春頃に江戸っ子の粋な夜を堪能しに行きましょう。