【0593】小岩の人気韓国料理店 : とん丸

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食べログのレビュアー様ら5人でのオフ会で利用しました。

小岩の韓国料理で食べログ最高評価（3.27）のとん丸。
韓国料理とサムギョプサルの専門店とのこと。
サムギョプサルとはサム（3）ギョプ（層）サル（肉）、
三枚肉つまり豚バラ肉を焼いて野菜で巻いて食べる韓国料理。

アジアの香り漂う小岩には在日韓国人の姿も多いです。
タイ料理店のレベルが高いことは確認済だったのですが、
今回は韓国料理店を巡ってみました。

お店の立地はJR総武線の小岩駅から徒歩1～2分。
小岩駅北口を出て線路沿いを右手（市川駅方面）へ。
線路沿いに進むと左手にお店が見えてきます。

店内はテーブル席が8卓、合わせて38席あります。
卓上には窪みがあって炭火をセットすることが出来ます。
その上には排煙機のダクトもあって換気は良好。
雰囲気の良さもあってか店内は満席で人気のようでした。

飲み物はビール生中（399円）を注文。
食べログのクーポンで1ドリンクサービス。
1杯目の生ビールは無料となりました。

瓶ビールは530円、ホッピー480円（中200円）。
このあたりはドリンクサービス対象外。
酎ハイやサワー類は400円のメニューが多かったです。

ジンロは720mlボトルが2,000円。
2杯目以降はジンロのボトルを入れていました。
他にも生マッコリ、マッコリのボトルに、
マッコリカクテルなどもあって流石は韓国料理店。

食べた料理の寸評は以下の通り、【】内は個別の採点。
表示価格は外税となります。

【3.3】お通し（200円）

野菜を豆腐で和えて胡麻油も加えた韓国風の白和え。
量は少ないですが味付けは良かったです。
韓国料理というとお通しが大量に出る印象だったので、
拍子抜けでしたが200円なのでこんなものでしょうか。

【3.6】南の島豚セット（3,580円）

とん丸名物No.1メニューとのこと。
南の島豚という宮崎県のブランド豚を使うサムギョプサル。
沖縄の島豚（アグー）に赤豚（デュロック）等を掛け合わせ、
肉質の良さとサシの入りの良さを目指す豚だそうです。
その南の島豚のバラ肉の塊が2本（2人前）。
さらに野菜盛合せ、キムチ、サラダ、ニンニク付。

韓国人の店員さんが豚肉を焼いてくれます。
炭火の網で焼くので下に脂が落ちてヘルシー。
キムチまで網の上に置いて焼きキムチとなりました。
サラダはタマネギサラダでこれはそのまま頂きます。

圧巻だったのは野菜盛合せ。
契約農家から仕入れているという12種類の無農薬野菜。
サンチュ、スイートキャベツ、エゴマ、エンダイブ、
ルッコラ、バジルなど色々とあります。
野菜が瑞々しくて何とも美味しそう。
バジル（おそらくスイートバジル）もかなり香ります。

焼き上がった豚肉はハサミでカットされ一口サイズに。
2種類ぐらいの野菜を選びサムジャン（味噌）を塗り、
胡麻油塩につけた豚肉を入れて巻きます。
この中に生ニンニクや青唐辛子のスライスを入れても良し。
焼きキムチを入れても乙でしょう。

脂っ濃い豚バラ肉ですが網で焼かれ脂が落ち、
野菜で巻いているのでかなりアッサリと食べられます。
青唐辛子を入れるとさらに鮮烈な旨味と辛味がプラス。
肉と野菜のハーモニーを感じられます。
これこそサムギョプサルの魅力なのでしょう。

韓国人が焼くので豚肉は日本人の感覚よりウェルダン。
ジャストな火入れのタイミングは逃しているのですが、
ブランド豚の力もあって標準以上の美味しさでした。

野菜が人気だったので野菜盛合せ（大950円）を追加。
さらに肩ロース（1,080円）も追加していました。
肩ロースは霧島の豚のようです。
個人的には南の島豚のバラのほうが気に入りました。

【3.0】ヤンニョムケジャン（1,030円）

甘い味噌のようなタレに漬け込まれた生の渡り蟹。
漬かりが甘いので注文を受けてから漬けたのかも知れません。
足の部分がメインで胴体は見当たりません。
そのため内子や外子といった内臓的部位も無し。

トロリとした渡り蟹の身の食感は悪くないのですが、
足ばかりなので見た目ほど可食部は無し。
ヤンニョムも甘さが目立つ味付けでイマイチでした。
本とさや（浅草）で先日食べたヤンニョムケジャンのほうが、
味付けが複雑で美味しいと思ってしまいました。

【3.0】チーズ海鮮チヂミ（1,320円）

韓国風のお好み焼きと言われるチヂミ。
そのチヂミに海老など海鮮食材を入れて焼き上げ、
上にとろけるチーズをたっぷりとトッピングしたもの。

見た目はピッツァのようで美味しそうだったのですが、
生地がチヂミなので土台がやわらかいのです。
とろけるチーズとやわらかいチヂミでは、
やわらかい物同士で相性があまり良くありません。
チヂミのやわらかさがチーズを受け止めきれないのです。
チーズと合わせるにはピザ生地やナン生地のほうが適役。

【3.3】テッチャン（780円）

牛の大腸、いわゆるシマチョウ。
脂をかなり処理してあって皮の部分中心。
個人的にはホルモンは脂の旨味に魅力を感じるので、
こういう下処理の仕方は好みではないのです。
またカットのサイズも小さかったです。

炭火の網の上で皮目から焼いて完成。
試食品コーナーの爪楊枝で食べる食品ぐらい、
焼き上がりは小さく縮んでしまっているテッチャン。
とはいえ皮から旨味を感じて臭みも無し。
並の焼肉店レベルのテッチャンとは思いました。

5人でお会計14,080円、1人あたり2,816円。
名物というサムギョプサルは噂通りの美味しさでした。
とはいえケジャンやチヂミには少し物足りなさ。

2軒目に訪問した同じく小岩にあるオモニに比べると、
日本人向けのアレンジのようなものも感じました。
こういうお店のほうが人気店にはなるのでしょう。