ふわふわの六人衆焼。 : 千住宿 喜田家 東京ソラマチ店

東京スカイツリータウンソラマチの2階にあるお店です。

東西に長いソラマチ。
ほぼその真ん中にスカイツリーが建っていますが、
2階のその真ん中から西側はいわゆるデパ地下のような雰囲気になっています。
最も西側には食品スーパーやお肉屋さんや魚屋さんや八百屋さん。
真ん中近くには様々なスイーツショップが軒を連ねています。
フードマルシェという名称のそのエリアの、
特にスイーツショップが並ぶ場所は、土日ともなれば今でも歩くことが困難なほど
とても多くの人でにぎわっています。
それこそいわゆるデパ地下で見かけるような有名店も出店していますが、
どちらかといえば、都心のデパ地下にはない、下町エリアの老舗なども多く出店されています。
そんな中で、こちらのお店も、スカイツリーと同じ沿線の
東武スカイツリーラインの通る北千住の老舗の和菓子店とのことです。

創業1955年、お店のホームページを見ると、
本店は北千住の駅からは少し離れた西側の住宅街の中にあるようです。
支店はその北千住を中心にして、15店舗も出店されています。
この界隈では有名店のようでした。
ここスカイツリーのお店も、開業当初から出店されていて、
もちろんその開業当初からその存在は知っていました。
何度か試食をさせていただいたこともあります。
どら焼き好きとしては、店頭でどら焼きの試食をよくしている様子を見かけ
何度か購入しようとお店の前まで行って試食までさせていただきながら、
しかし、大抵そのタイミングはお店がとても混雑していて
購入を後回しにしていました。
この日は、たまたまお店の周りにお客さんの姿がなく、
購入のチャンスと思い近づくと、いつものように店員さんが試食を勧めてくれました。
味わいの感想はその時点でもレビューできてしまうほどですが、
この日は初めてきちんと、どら焼きではなくどら焼きのような見た目の六人衆焼\140と、
気になっていた空de餅\146を購入してみました。

料理・味　3.5
六人衆焼\140
見た目は間違いなくどら焼きです。
透明なフィルムをはがすと、ふわふわとした生地があらわれました。
いただいてみると、はっきりとわかる黒糖風味の生地でした。
手にした感触はふわふわでしたが、いただいてみてもふわふわとした食感です。
ホットケーキのような、しかし弾力というか咀嚼するともっちりとした歯ごたえもありました。
間に挟まった餡は少な目だと感じます。
しかし、その餡はとっても甘い味わいでした。
黒糖風味は生地の部分だけのようで、餡はあんこを溶かしたような濃厚な味わいでした。
空de餅\146
まさに空をイメージしたパッケージが気になりました。
空といえば、とうぜんソラマチにつながるのでしょうが、
やはりお店のホームページにソラマチ限定商品として紹介されていました。
封を開けると、中には白いお餅が入っていました。
透明なパッケージから見える断面にはお豆が入っている様子も見えます。
その横からの写真を撮ってみようとしたものの小さくてうまく撮れず
横にしてみたところ、お餅がパッケージから流れ出すようにとろけていきます。
とってもやわらかいお餅のようです。
というわけでいただいてみました。
口に含むと、やはりすぐのとろけだしました。
最初は求肥のようなものかと思いましたが、ずっと柔らかく
食べたことのない食感の不思議なとろけ方です。
原材料を見ると白玉粉と書かれていたので、やはり求肥の類のようですが
このとろける食感は初めて味わいました。
限りなく液体にちかい食感でした。
大きな粒のお豆はあんこの味わいで、金時蜜漬豆と書かれていました。

サービス　3.6
お店の前を通ると、ほぼ間違いなく六人衆焼の試食を勧められます。
1/4のカットをいただけるので、それだけで満足してしまいます。

雰囲気　3.4
いろんな和菓子が並んでいます。
目立つのはやはり六人衆焼です。

CP　3.4
ふんわりとしたどら焼きは特徴的な食感と味わいで
空de餅もそうですが、他ではない味わいがいただけて
このお値段はお得感があると思いました。

総合評価は、3.5くらいです。
黒糖風味のどら焼きがいただけるお店だということは
もうずいぶん以前から試食のおかげで知ってはいましたが、
特徴的な和菓子はちゃんとまるまる一個いただいてもおいしかったです。
他にもほかにはない味わいのお菓子があるか
また近いうちに確認してみたいと思いました。
ちなみに六人衆とは、お店の6人の和菓子職人さんのことだそうです。