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店名 |
閉店
レストランエクセル阿部(Restaurant Excelle阿部)
|
---|---|
ジャンル | ヨーロッパ料理 |
住所 | |
交通手段 |
本所吾妻橋駅から146m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、Diners) |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
初投稿者 |
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山本嘉次郎(やまもとかじらう):
「何(なん)でもかじらう」と、その博識(はくしき)ぶりを擅(ほしいまゝ)にせし映畫監督(えいぐわかんとく)。
その彼(かれ)の忘(わす)れ難(がた)き名言(めいげん)こそ、
「およそ人(ひと)の面構(つらがま)へを覽 (み)るに、旨(うま)きもの喰(く)はす顏(かほ)あり」と云ふもの。
慥(たしか)に、人(ひと)の打扮(いでたち)・眼光(めのひかり)は菜(れうり)の巧拙(うで)を示(しめ)し、
鋪(みせ)の佇(たゝづま)ひ、あるいは、鍋(なべ)の手入(てい)れ・賈内(なか)の掃除(さうじ)は、
能(よ)く菜(れうり)の出來不出來(できふでき)を體現(あら)はす。
寔(まこと)、「旨(うま)きもの喰(く)はす顏(かほ)」とは、至言(しげん)・金言(きんげん)と云ふべし。
當家(こちら)の主人(あるじ)、紛(まが)ふ方(かた)なきその手(て)の貌(かほ)の持(も)ち主(ぬし)。
加旃(しかのみならず)、鋪構(みせがま)へもまた、"旨(うま)きもの喰(く)はす佇(たゝづ)まひ"。
厨房内(いたば)には主人(あるじ)一個(ひとり)。
知(し)る、この類(たぐひ)の舖(みせ)に惡(あ)しき廛(みせ)はなしと、、。
鍋(なべ)、"鏡(かゞみ)"とは程遠(ほどゝほ)きものなれど、そこそこ手入(てい)れが行(ゆ)き屆(とゞ)き、
旨(うま)きものに邂逅(であ)ふを半(なか)ば信(しん)じて疑(うたが)はず。
先客(せんきやく)は粗方(あらかた)うら若(わか)き女子(ぢよし)。
午刻過(むまのこくす)ぎなれば瞬(またゝ)く中(うち)に席(むしろ)は滿(み)ちぬ。
倩(つらつら)菜譜(しながき)を覽 (み)るに、五品(いつしな)の内(よしな)四品(よしな)は千圓(せんゑん)。
亭主(あるじ)一人(ひとり)の商賣(あきなひ)なれば、
蓋(けだ)し、釣錢(つりせん)の煩(わずら)はしさを避(さ)けんとするものならん。
その中(なか)より選(えら)みし一品(ひとしな)"蟹(かに)奶油(くりいむ)コロッケ"。
これに附(つ)くは、生菜蔬(さらだ)に米(こめ)の飯(いひ)。
汁碗(しるわん)と菓子(くわし)のなきは聊(いさゝ)か寂(さび)しきところ。
洋(やう)の東西(とうざい)を不問(とはず)、
汁(しる)は、鋪(みせ)の格(かく)、厨師(いたまへ)の力量(うで)を映(うつ)す鏡(かゞみ)なればなり。
繪皿(ゑざら)には溢(あふ)れんばかりの菜(れうり)。
"蟹(かに)奶油(くりいむ)コロッケ"に加(くは)へ、"咬[口留]吧薯蕷(じやがたらいも)"、
"胡蘿蔔(にんじん)甘露煮(ぐらッせ)"、田樂煮(でんがくに)ゝしたる蘿蔔(すゞしろ)。
"コロツケ"には蕃茄(とまと)、蘿蔔(すゞしろ)にはドミグラスと思(おぼ)しき醤(そおす)。
"蟹(かに)奶油(くりいむ)コロツケ"に蕃茄(とまと)ゝは世(よ)の風習(ならひ)なれど、
揚物(あげもの)ゝ醤(そおす)はウスターシャソースが最善(なにより)。
"田樂(でんがく)の蘿蔔(すゞしろ)"にドミグラスと云ふも首(くび)傾(かし)ぐるばかり。
蕃茄(とまと)の紅(あか)とドミグラスの茶(ちや)が混(ま)じり、なんとも解(げ)せぬ景状(ありさま)。
近會(ちかごろ)、白磁皿(はくじざら)に餘白(よはく)を殘(のこ)して盛(も)るが通常(つね)。
とはいへ、白磁(はくじ)の圓皿(まるざら)に載(の)るは米(こめ)の飯(いひ)。
およそ、白(しろ)き皿(さら)に白(しろ)きを盛(も)るは、宛然(あたかも)、
炭團(たどん)に文(ふみ)を書(か)き、晝(ひる)に行燈(あんどん)を點(とも)すに似(に)たり。
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【照相機】:旭光學賓得士K-五IIs數碼單鏡反光照相機
【鏡頭】 :東蔡(Carl Zeiss Jena) 紅MC Flektogon 2.4/35 @F2.8