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食べログ 洋食 百名店 2023 選出店
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7度目の訪問。シェフが変わっても練達の味
この日は、かけがえのない友人との会食。野郎二人だがこの入谷とは幾分、ミスマッチ然るにそれが相応しいとも言えるこの老舗の洋食屋に二人で訪問。
今回は、コースでは無いのだが、そういう構成に近いかたちであれこれ頼んで堪能した。この店、1年半程前だかに総料理長が変わって(恐らく、定年為さったのかと)、新しい料理長になっていたのをあるTV番組の中で紹介されていた際に知った。もう、当面、日本に帰国しても家のベースが東京でなくなるのでその前にということもあり、友人も当方が幾つか勧めたレストランの中から、この店を選んだので、ここにしたのだ。
頼んだのは、オードブル盛り合わせ、ホワイトアスパラガス、オニオングラタンスープ、カニコロッケ、メンチカツ、デザートにオレンジシャーベット。
洋食というのは当然に日本発祥のもので、日本独自のもので、フレンチやイタリアン等の様に新たに、何か斬新な皿というものは殆ど無く、昔からの定番のものに行く着くわけだが、見た目のシンプルさとは別に、それを作るまでの手間暇には相当なものがあり、そうであるが故に、幾分、一皿の価格が高いと一見思われるものが多いのだが、ここの各料理は紛うことなき、本物の洋食で、これは大正時代から今に至るまで、その製法の伝統を守りながらも、時代と共により洗練されたものへと昇華されてきた脈々とした系譜があるからこそのもの。
オーソドックスなサーモンにパテのオードブル、少し時季外れではあるが、立派なアスパラガス、玉ねぎの旨味、甘味を最大限に凝縮させたスープ、本当にカニが充実しているコロッケ、そして、この店の定番でもある肉汁をたっぷりとたたえたメンチカツどの料理においても手抜きが一切無いということに帰結する。それは添えてあるマヨネーズだとかソースだとかそういうものにも、供されるまでの「仕事」が十二分にされたもので、本当の洋食を求める御仁が、幾度と足を運ぶという現実をもたらす訳だ。
行き過ぎる程の華美な装飾は殆ど無い。まさに皿の上にある姿が全てなのですという様な洋食で、メニューの中から、今日は何を食べようかという迷う愉しみを与えるということにもなる。
大切な友人との会食は、楽しく印象的な夜になった。今後も変わらず、この上質な洋食を供することを当面利用する機会が無いのだが、切に望む次第。
(六度訪問) う~む、何度も訪れて味わいたい練達の味
久し振りに美味い洋食屋として一目置いているこの店に出掛けた。無論、予約をしておいた。結構、間が空いたがここのものは何でも間違いがない。これは本当に丁寧に作っているからである。
今回、メニューを眺め、ほほうと思ったのがかつ重。かつ丼もかつ重も好きであるがこれは和食。この老舗の洋食屋の手にかかると果たしてどういう風になるのか、試してみようと思いこれにした。それとは別に寒いのでスープとして「カキのチャウダー」も頼んだ。1,300円だったか1,600円だったか高いのはこの店の難点だが、それに伍する「味」を提供してくれるということ。
キャベツがたくさんで優しいし、ベーコンの活かし方も上手い。牡蠣も大振りなものが2つも入っており染み入る様な味である。
で、次が「かつ重」(2,600円)だったのだが、これが供されるまでが長いのなんの。あまりに長いので給仕を呼んでかなり強い口調で叱責をした。個人的な意見だが鰻の様に端から、時間が掛かるということが浸透した料理は別にして、一つの料理と一つの料理の間は15分以上待たせてはいけない。違う料理を頼まれても同時に良い加減で供する。席の数が全部が埋まっていても、どの顧客に対しても相応の時間で供するのが普通。出来なければ、厨房の人数を増やすか、座席の数を減らすしかあるまい。先方も平謝りだったので、許すも許さないもないのでどうしようもないが、その旨は伝えた。
で、かつ重だが、立腹はしていたが、やはり美味かった。他の洋食ほどの洗練さには欠けるが肉の量も充分で甘辛さも程良い。やはり、この店は安定している。
(2013年5月)
GWの前半の三連休に利用。初日に予約をしていたが、急遽、福井への一泊二日の出張が入ったので、当日の飛行機の都合では間に合わないことが判明。翌日にずらして臨んだ。1年以上経っての訪問である。
GWの後半は、長野に二泊三日で遊びに行くので、前半は、比較的穏やかに大したイベントもなく過ごそうということで、こうしたちょっとした贅沢で楽しもうということである。
この日、頼んだのは、マカロニグラタン。昔、子供頃にこの料理に対する思い入れなんぞまるでなかったのだが、最近は折に触れて、食べたいなと思う。単純な料理だが、やはり、シンプルなものにこそ、王道・正道があるので、それを味わうにはこの店なら、手間暇かけて、きちんと供するから町街なかろうと思ってである。2,,000円程するので、つまらないものを供する訳がない。本当は、鶏肉のそれが欲しかったのだが、この店のものは海老である。まあ、いいかと思って食べたのだが・・・
う~ん海老は、オマール海老だな! これは・・・ 何としっかりとした肉の厚さよ。もう一つの完成したもので、何も加える必要がない。
後は、ここの定番であるミンチカツ(2個入り)を頼み、嫁さんとシェア。溢れる肉汁を目で見て、直ぐ喰らうのだ。前菜として頼んだ、取り合わせサラダも920円と高いが、アスパラガスも入っているし、野菜も色取り取りである。生野菜なので、高い感じもするが・・・
けれども、やはり、この店、総合力が高いのだな。誰と行っても安心である。
(2012年2月)
部の有志で、一ヶ月半程度間隔で行っている「グルメ部」というのが有り、毎回、幹事を変えて、幹事が選ぶ店で割り勘で会食をするのだが、昨年、陳健一の赤坂飯店を紹介したところ、CPが悪すぎるとのことで、結構、不評だったので、満を持して、この店、REVENGEに臨んだのである。REVENGE IS MINE ! との気合いを入れて乾坤一擲でこの店に白羽の矢を立てた訳だ。
この店で、文句をつけるやつぁ~ 貧乏人の味知らずで、安けりゃ美味いと錯覚する様な御仁だと僕は勝手に断言するものである。
事前に、ミンチカツとライス、その前のスープとしてオニオングラタンスープを予約しておき、当日はオードブルを二人で一人前勘定で頼んだ。
ビールで乾杯をし、後に、ミンチカツに合うのは間違いない赤ワイン「コート・デュ・ローヌ」。それも、名人ギガルのものを頼んで楽しんだのだ。この赤ワインが一番安く3,500円だったし、コート・デュ・ローヌなら間違いないだろうとのことで選んだら、運ばれてこの作り手のものと判明したのだが・・・
今回、初めて味わったオードブルとオニオングラタンスープだが、前者は、一見普通に見えるが、手の込んだ数々のものでどれもが丁寧な仕事がしてあるものだし、後者のスープは玉葱の旨味をここまで凝縮してその精髄が滴るものを結晶化させたものは先ず、なかなかお目にかかれないと思う。粉チーズを好みで振りかけて、尚、甘味を際立たせること可なりである。
ビール中瓶を一人1本に、ワインが6人で2本。これで、一人あたり6,700円少しである。決して安くはないけど、充分にその価値ありである。
同僚たちも満足してくれたとは思うが、こればかりは、各人の嗜好や懐具合、食に対する金の掛け方はばらばらなので、何とも言えないのだが・・・ 僕は、今回も頗る満足である。本当にいつも偽りが無いし、安定している。
(2011年11月)
ふむ、下記を見ると、今回も半年ぶりの訪問である。
間違いなく美味い洋食を食べることが出来るという意味では、この店はまさにそう。洋食屋の金字塔である。今回も急に思いつき電車で、態々、向かったのである。この日は、運悪く、既に他の客で店が一杯。暫く、店内で待たされた。場所柄もあるが、法事の後にこの店を利用する団体客がかなり多い様子で、前回もそうだった。故人を静かに弔い、伝統のある老舗で落ち着いて食事を皆でする。大切なことである。
この日は、初めて二階に通された。二階も団体客の為に、大部分がパーテーションで大きく仕切られており、個人の客は二つほどのテーブルしか無いのだが、まあ、座れたのだからそれでいい。気を取りなおして、先ずは、キリンのクラシックラガーで喉を潤し、メニューを暫し眺め、ここ前回と異なるものを頼もうと思い。 メインは「若鶏のクリームソース煮」(2,300円)、それに、ポタージュ(1,150円)を頼んだ。当然に、ライスもである。
先ず、ポタージュだが、何と言うのかな品がある。要するに手を抜いていない誠実な仕事がきちんと為されているので、混じり気のない、洗練された本物なのである。こんな、清廉なポタージュは初めてである。又、量の多いこと。行儀が悪いが、最初に取り分け皿とスプーンをもらっておいてシェアでも構わないだろう。
そして、この日のメインの「若鶏のクリームソース煮」だが、何と言う歯応えのある鶏だろう。噛むたびに歯を押し返してくる様な充実度だ。
如何にも、にくにくしいという感じである。
これに、素晴らしく濃厚なのだが、決してくどくないクリームソースが、たっぷりとかかっており、身を切りながら切り口にもソースをまぶして食べるのだな。美味いし、腹も満ちる!
この店、訪れる度に、何だか得した気がする。本当にいい店である。
(2011年5月)
約半年振りの訪問。前回記述のタイトルは決して口先だけではなかった。久し振りに、美味い洋食が食べたいとのことで、それならば、やはり此処かなとのことで嫁さんと休日に出掛けたのである。この店は、日曜日もやっているので重宝する。
今回、頼んだのは、ヴィシソワーズとハンバーグステーク(これは店の表記に従っている)。冷えたビールで乾杯をした後、先ずは、うやうやしく出されたヴィシソワーズだが、器の下にそれを受けるもう一つの器があり、そこに氷を詰めてあり、スープがきりりと冷えたまま保たれるという塩梅になっている。特段、珍しいものでもないが、こうした拘りが流石に老舗の洋食屋ならでは、さて、ヴィシソワーズは久し振りだが、要するにじゃがいもの冷製スープということだが、ここのものは、生クリームとじゃがいもの按配が非常にいい。完全に完成されたもので、ここに何かの加減乗除は入る余地が無い様に思われる。抜群である! 1,000円を超えるのだが、致し方ないと思わせる出来栄え。
メインとして、選んだハンバーグステーク(2,000円)だが、これもいい。俵形のものが一つだけだが、相当に大きい。これをナイフでずばりと切り、大人のデミグラスソースをまぶして、食するのだが、これ又、肉の旨味が引き出された秀逸なる一品である。流石に、ここの名物であるミンチカツ程のジューシーさはないが、これは料理そのものが異なるで比較は出来ない。極めて充足感の高い昼食だった。
この店は、デートにも使えるし、ちょっとしたイベントでも勿論使えるし、要するに目的がどの様なものであっても、それが、享楽的などがちゃがとした饗宴でなければ、先ず、間違いないく楽しめる。これからもこの良さを変わらず継承して欲しいものだ。変わらないことが大切なことは世の中に幾らでもあるが、意外と見落としがちなのである。変わらなきゃいけないということは、頻繁に言われるが、逆も実は然りなのである。
(2010年11月)
この店、東京の洋食屋では夙に有名で、創業も大正14年の老舗である。入谷の様な下町にどうしてこんな洗練された洋食屋が燦然と輝くのかどうもよく判らなかったが、面する通りが柳通りとあり、こりゃあ、昔は花街が近くにあったんだろうなとの予測。訪れた日に、周辺を散歩した際の名跡の説明でも近くに料亭街があったことが記載されていたので、その思いを強くしていたのだが、何のことはない。店のHPにちゃんと記載されていた。読み通りである。
ここは洋食屋でも一品、一品はそれなりの値段だし、往々にして洋食屋は大したこともない料理を供する割には価格が高過ぎると思っているので、この店が果たしてどうかなという気がしたが、嫁さんが何だかTV番組で、ここのミンチカツの溢れる肉汁がちょっと常軌を逸していたとのたまい、珍しく自ら指定して一度行きたいと御拝命仕ったので、休日に出かけて行ったのだ。
メトロの入谷駅から徒歩10分弱。しかし、本当にこの場所にあるのが違和感があるなあ。入店して驚いた。この店、洋食屋と趣というよりは、フレンチのグランメゾンと見紛う様な洗練された空間である。そして、席へ誘う給仕(それはメニュー・料理の提供を含むその後の一切を含む)の質も合わせれば、街の気さくな洋食屋とは一線を隔する立派な店であるのは間違いない。
これは、ちと、手強い店かなと身構えたが、元々、ミンチカツを食べることに決めていたので、すんなりとオーダー。暫し待ったのである。
この日頼んだのは、コンソメスープ(1,150円)とミンチカツ(2,000円)、これにライス(230円)である。
程無く、運ばれたのがコンソメスープである。実は個人的にはコンソメスープが1,150円はちょっと高いのではないかと思っていたが、食べログのREVIEWを見ていると、どうもここのものは、まず飲んでみる価値があるとの判断に至ったのでオーダーしたのだが・・・
食べた結論だが、これより上が無いとまでは言わないが、要するにこれこそがコンソメスープと言うのだよ! そういうものであった。
飴色に輝く液体の宝石である。非常に濃厚な鶏のエキスの中に、多種野菜の旨味の精髄が凝縮されたもので、たかだかコンソメスープという勿れ。練達の技が無ければこうした味は出来まい。それに誠実さが見えて取れる味である。頗る満足である。
そして、ミンチカツ。
嫁さんの言う通りである。「おいおい皿の上ではあるが、勿体無い有様で肉汁がじゅぱぁ~とナイフを入れる度に溢れ出るのである。そしてそのミンチの肉の密度。薄い衣との調和。決して子供向けに阿ってない深みのあるデミグラスソース。本当に良く出来ている。
いやあ、こうした高いSCOREをマークする理由が腑に落ちた。この店は素晴らしい。
同じ思いをするREVIEWERも多いと思うが、注文を付けるなら、やはり値段だなあ。他のものを未だ食べてないので、あくまでもミンチカツで言うなら、ライスと合わせて2,000円なら最高である。ライスはこの店で手間がかかっているものじゃあない。これが230円というのが何だか釈然としないのである。けれども、次は好物のハンバーグを食べたいし、他にも食べたいものは幾つもある。時間をかけて登頂せねばいかんな。
REVIEWとは関係ないけど、この後、周辺を散歩して、正岡子規に終焉の住まいを訪れた。「坂の上の雲」の放映中ということもあり、結構な人である。500円の入場料を払って家の中に入ったのだが、外から見てもそうだが、何という小さな家だろう。息を引き取った小さな部屋から見える、病臥した子規が唯一見ることの出来た小さなそして全てであった庭も・・・
この後、上述の番組の丁度、子規が死んだ回を観たもんだから、ああ、あそこだったのだなあと思い、香川照之と菅野美穂の演技も素晴らしく、泣けて困ったぞなもし・・・
しかしなあ、話には聞いてたけど子規の家が、鴬谷のラブホテルの密集街の横とはなあ・・・ 子規なら、それも俳句の題材に用いて人の機微を詠んだだろうね。
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covakazuさんの他のお店の口コミ
店名 |
レストラン香味屋(カミヤ)
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受賞・選出歴 |
洋食 百名店 2023 選出店
食べログ 洋食 百名店 2023 選出店
洋食 百名店 2022 選出店
食べログ 洋食 百名店 2022 選出店
洋食 百名店 2020 選出店
食べログ 洋食 百名店 2020 選出店 |
ジャンル | 洋食、オムライス |
予約・ お問い合わせ |
03-3873-2116 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄日比谷線入谷駅から徒歩8分 入谷駅から363m |
営業時間 |
|
予算 |
¥8,000~¥9,999 ¥4,000~¥4,999 |
予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
¥4,000~¥4,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
領収書(適格簡易請求書) |
適格請求書(インボイス)対応の領収書発行が可能 登録番号:T6010501002901 ※最新の登録状況は国税庁インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイトをご確認いただくか、店舗にお問い合わせください。 |
サービス料・ チャージ |
なし |
席数 |
88席 |
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最大予約可能人数 |
着席時 58人、立食時 100人 |
個室 |
無 半個室あり。 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 4台/縦横に2台(手前にご駐車されたお客様には、奥のお車がお出になる時点でご移動のお手間が発生してしまします。申し訳ありません) |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、電源あり、無料Wi-Fiあり |
ドリンク | 日本酒あり、ワインあり、カクテルあり、日本酒にこだわる、ワインにこだわる |
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利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可、ソムリエがいる、テイクアウト、デリバリー |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、お子様メニューあり お子様大歓迎です!!! お子様ランチがございます。 |
ホームページ | |
オープン日 |
1925年 |
備考 |
店舗前(外)にスタンド灰皿が設置してあります。 |
お店のPR |
継ぎ足しつづけるドゥミグラスソースを堪能できる、一軒家の老舗洋食レストラン
入谷駅より徒歩5分、下町の商店や住宅が並ぶ一角に居を構える【レストラン 香味屋】。昔ながらの味を守る事と変化をもたらせる事、両方をバランスよく兼ね備え料理をつくります。特にドゥミグラスソースを使った『タンシチュー』や『ビーフシチュー』は、どれも絶大な人気。また、カリッと揚がったジューシーなメンチカツを二つも乗せた『メンチカツ』はリピーター垂涎の一品。店内はゆったりつくられており、和気あいあいとした空間が広がります。訪れる人の笑顔を見るために心を砕くスタッフ、奇をてらうことなく誠実に料理をつくる料理人が揃うお店。人の温もりや触れ合いを大切にしながら営業をつづけ、今なお多くの人々に愛されています。 |
初投稿者 |
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この入谷の柳通りにある老舗洋食屋は、東京に細君と住んでいた際に折に触れて一緒に出向いた。都合では十回程訪れたであろうか。一寸した「ハレ」を感じることの出来る店である。昨年のGWに細君が東京に遊びに来た際も、訪問しようかと思っていた候補の候補の一つであったが、この際は日光金谷ホテルでフレンチを食べたので、洋食は異なると雖もそのバランスを考えて、他の料理を食べることとなった。矢鱈に同じ傾向のものを集中、連続して食べることは滅多にしない。
どこの洋食屋が良いか少し思案して、GW中は閉店している店も多いので此処にしたのだが、訪問は約5年振り帆程か。この時は同僚と二人だったが、細君と訪問するのは、彼此10年振り程になるのかも知れぬ。
店に訪れたが、以前と寸毫も店の雰囲気も、料理の内容、質も変わらない。大正時代から昔は花街であったこの場所で脈々と繋いできた其れは伝統的であり極めて安心出来るものである。頼んだのは普通のサラダとアスパラガスのサラダ(共に1,000円)、これに主菜として此の店の定番のメンチカツ(2,200円)にカニコロッケ(2,100円)である。カニコロッケはカニクリームコロッケではなく、カニコロッケで正しい。俵型の其れは大振りではないが蟹の身が其の主を占め、凡百のクリームばかりで蟹が殆ど感じられないものとはまるで別物である。凡そカニクリームコロッケを頼んだ時は、当落が判然と直ぐに判り悄然とすることも多いが・・・
メンチカツは此れ迄に何度も此処で食べている。変わらずみっちりした肉で肉汁もきちんと湛えた見事なもので、デミグラスの加減然り。
取り分けをしたいと告げれば料理の数だけの二倍の皿を用意してくれる等、サービスも変わらず申し分ない。
この店の空気は凛としたところがあり、それは時代が変わっても殆ど変節しないのが良い。当今、やれ、変革だCHANGEだと宣う向きばかりで、それは勿論業容にも拠るのだろうが、こうして、勿論時代の変化故に此方も変わらざるを得ないという部分は取り入れながらも、取り入れた後にそれを感じさせないことが伝統、歴史、店の品格、風格ということなっているのだと思う。