高級で希少部位もいろいろ食べられるハイＣＰの焼肉屋さんです。 : 一頭買焼肉 玄 浅草本店

今日はパートナー会社の人と親睦を深めるための麻雀を楽しみました。
といっても、もう十分親睦は深まっている。
それどころか、この会社のＦ氏は早い段階でワザとキー牌を１つ捨てることと、それに絡めたヒッカケ待ちが大好きなことも分かっている。
つまり彼のリーチの際、早い段階で２ピンが捨ててあって、さらに彼のカワに４ピンが捨ててあったら、最も危険な牌は１ピンということになる。
どんな悪形になろうがタイテイこー来るので、いつも彼のそういった傾向に気がつかないフリをして、さも安全牌だと確信したフリをして７ピンを切ってやればＦ氏はもうドキドキワクワク、コッチは１ピンを手役に入れるか待ち牌にしてオッカケれば簡単に打ち取れるのだが、、、。

この日のＦ氏はツモがバカヅキ、単騎やカンチャンもズバズバツモっちゃう。
もうお手上げで、コテンパンにヤラれちゃいました。

スッカリ上機嫌になったＦ氏が、「さ～て、メシでも行きますか～。アレレ～？どうしてだろう？ポケットに余分な金が入ってるぞ。おかし～な～。いつの間に入ったんだろう。もう、ジャマだな～。仕方が無いからオゴっちゃいますか～♪」ときた。
コレ、いつもワタシが勝った時に言うセリフ。
敗者のキズに塩を擦り込むのって楽しいけど、擦り込まれるのって悔しいですな～。身から出たサビを思いっきり舐めさせられたキブンです。すっごくニガい。

で、上野浅草界隈を根城としているＦ氏が得意満面で連れきてくれたのがこの店「玄」でした。
ワタシ、７月頃オープンしたこの店は知っていました。デモ来るのは敬遠してました。
オープンした際に店の前にズラーっと並んだ有名人の花輪群、「イチロー」、「小泉純一郎」、「石原慎太郎」、「エグザイル」なんて名前が並んでいるのを見て、「こんな事でミエを張るなんてロクなモンじゃねーな」って思っていたからです。
まあ、Ｆ氏のような権威主義がゼニア着て歩いているような人には好まれる店だとも言えるんでしょうがね。（負けたハライセの精いっぱいのイヤミのつもり、、、、、涙）

デモ、この店、悪くない。
まず、マッシュルームが出されます。ロースターの上にそのまま乗せて焼くだけ。するとクボみにマッシュルーム自身から水分がジワジワ出てきて貯まり始めます。それが若干沸騰したら食べ頃なんだそうです。臭い消しの効果もあるんだとか。
肉もどれも旨いです。
特に「シャトーブリアン」、一皿１３０～１５０グラムくらいでしょうが、これが最高にイケます。塩コショーで食べましたが、最高の霜降り具合、最高の熟成具合、最高の歯触り舌触り、これならいくらでも食べられちゃう。（ベタな表現ですが、ホントにその通りなんですな。）
で、驚くべきはその価格です。これで一皿￥１６８０－！
「いいですかっ、奥さんっ！１６８０円ですよ～っっっ」と、得意満面の絶頂に達したＦ氏がテレビショッピング宜しくノドも裂けよとばかりに叫ぶのを無視してモクモクと食べ続けましたが、ホントに旨かった。

その他、流石は「一頭買い」の店だけあって「ロース」「カルビ」ではなく、さらに細かく仕分けされている他、希少部位も各種取り揃ってます。
「ざぶとん」「とうがらし」「ミスジ」「ともさんかく」「カイノミ」「ゲタカルビ」「リブ芯」「芯芯」「イチボ」「肩三角」「マキ」ｅｔｃ，，，

さらに良いのが、これら肉を包んで食べるための野菜の充実具合です。
「サンチュ」「エゴマの葉」「ニンニク」「キュウリ」「ニンジン」「青、赤とうがらし」、特にこの店のエゴマの葉はとっても新鮮で味もシッカリしている。
韓国に行って料理を食べると、野菜が旨いことに驚かされる。白菜など日本のソレと比べて大きさは1/3くらいしかないが、その分味が凝縮されていて旨いし、ニンニクなどは生で食べると飛び上がりそうになるくらいキョーレツだ。
こういった生鮮野菜の輸入は様々な理由で不可能に近く極めて残念だが、この「エゴマの葉」は本場のソレに近い味わいです。
「青、赤とうがらし」はそのまま出てくるのでハサミでチョキチョキと細かく切って野菜の肉包みに入れて食べると最高のアクセントです。

相変わらず絶頂を維持し続けているＦ氏が、「青、赤ですか～。これに白があったら大三元ですな～、ちょっとオニイサン、白とうがらし無い～？ガッハッハッハッハ」とうっとーしさ全開です。
ワタシはトイレに行くフリをして席を立って、カウンターに行って並んでいたチャミスルを一本取って、離れた席にいた３人組の若い女性客のテーブルに行って、「コレ、あそこの席で大騒ぎしているオヤジがゼヒあなたがたに飲んでほしいって聞かないんですよ。キモチ悪いでしょー？
大変申し訳ないのですがカタチだけもらってあげてくれませんか？」と言って置いてきました。
しばらくしてその女性客のウチの一人がワタシ達の席に来てＦ氏に向かって、「コレ、やっぱり頂けません。こーゆーのメイワクなんです。」って返しに来ました。
何が起こったかサッパリ理解出来ずに目を白黒させてるＦ氏、ワタシは笑いを堪え切れずに再び席を立って、空いている小上がりの席に飛び込んで腹を抱えてのたうちまわりました。
若くてキレイな女性にワケも分からず叱られて、まるで別人のように落ち込むＦ氏。Ｆ氏の部下のＫ氏に「よくやってくれました。ありがとう。ホントーにありがとう」とこの上なく感謝されて、ワタシもすっかりいーキブン。
（女性客の方々にはご迷惑をお掛けしました。ゴメンナサイ）

ハナシがあまりに脱線しすぎましたが、要はこの店、肉良し、接客良し、雰囲気良し、ＣＰ最高のナカナカ良いお店でした。
ワタシ、普段焼肉屋さんに行くと食べるのはほとんどホルモンなんですが、タマには肉もいいモンですな～。人のオゴリとくればなおさらデス。（よく考えればその出所はワタシのサイフなので、ヤッパシ良くない。）