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マルミツホビーさんの他のお店の口コミ
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店名 |
閉店
中華そば つし馬(ツシマ)
|
---|---|
ジャンル | ラーメン |
住所 | |
交通手段 |
東武浅草(浅草松屋)、東京メトロ浅草から徒歩1分、都営地下鉄浅草から徒歩3分、TX浅草から徒歩8分。 浅草駅(東武・都営・メトロ)から109m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
20席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
料理 | 魚料理にこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
オープン日 |
2003年 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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日曜の朝暑く、家を出るには、それなりの動機付けが必要だ。
参議院選挙。
投票所の隣地に建てた墓初詣。
そして、ラーメン。
三つ揃えば上等だ。
二つは難無くこなし、かの店へ。
開店一番、いつもの「中華そば(大)780円」。
いつもの!?
初めて訪れて以来一年弱、すでに馴染ませてもらっている。
そして、先に推した「バリ煮干しそば」ではなく、
「中華そば(大)」が、"いつもの"になっている。
その経緯は語るに長く、端折る。
この澄んだスープを「醤油そのまま」と曰わった前言は、撤回せねばならない。
何か気になり、食べ重ね、ある時気付かされたのは、
あっさり感を装いながら、塩味、甘味、酸味が複合された独特な深味だった。
コクがないと感じられたのは、油を使用していないが故。
油に頼らず、煮干しの香りを濃密にまといつつ、微妙なる味の境地に立つ。
ラーメンのそれは食す者への一方的な味情報の伝達ではなく、
食す側からラーメンへの究尽実相。只管食座。
今日も食べた。
国民の権利と母(ラーメン好き)の回向。
実のある一日となった。
******************************
仕事を切り上げ、約束(後述)を果たさんと、
急ぎ自転車に飛び乗った。
(ママチャリ)
土曜日午前11時過ぎ、観光の街は雑踏の中。
15分後には場違いな愛車を停め、開店直後の店の前。
すでに列成す老若男女約十人。
最後尾も手馴れた店の客捌きで、
直(じき)にカウンターの片隅に座を得る。
賑やかな客で満席となった店内。
ほどなくすると、
気づく間もなく、左後方から目の前へ、
約束の当の相手がいざ御光臨。
「バリ煮干しそば(800円)限定50食」のお出ましだ。
前回食した「中華そば中(780円)1.5人前」と較べると、
あの澄んだ汁は見る影なく、
一面を覆い浮かぶ煮干の微塵粉は灰汁の如し。
2枚減のチャーシューが3枚。丼は「中華そば小(680円)1人前」と同サイズ。
まずはスープをひと口、味見や如何?…良し!
これはいい。「バリ煮干し」じゃないのより「バリ煮干し」のほうがいい。
これを店のスタンダードにするべきではないのか。
余計なお世話か。しかし、自分には断然これ。☆半分アップだ。
比較し難いが、ランキングを競う自家製麺 伊藤 浅草店に負けてない。
バリ煮干しが、味にコク、深みを増す。
意識しなかったしょうゆの酸味が味わいに加わってくる。
相変わらず塩辛く、冷水は欠かせないが、これも良い。
舌が求める水がおいしい。
(平日ランチは無料で白飯が付くというが、たしかに、ごはんのおかず的スープかもしれない。)
柔らかめの、もちっとした噛み応えの中太麺が合う。
チャーシューは相変わらず美味、メンマも葱も場所を得た。
極力味わいながら、完食。
冷水4杯を要したが、スープも飲み尽くす。
ボリュームも今日の自分にちょうど良い。
永順君香信女殿(ラーメン好きの母)へ上申する価値あるかも。
「バリが120円か」
煮干の苦味を幽かな後味に感じつつ、
満ち足りた気分で再訪の店を後にした。
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近場に行きつけを開拓しようと、口コミ評価が高いこちらの店に行ってみた。
開店時間に数分早く、店の前を一往復後、一番乗りで入店。地元感醸すオバチャンに迎えられ、席に着く。
食券販売機に
小=麺1人前
中=麺1.5人前
大=麺2人前 とあり、
注文は中華そば中780円
(ほかに、つけそば大中小)。
着席後の追加注文は現金でということなので、
瓶ビール(400円、安いと思ったら小瓶)で間を持たす間もなく、着丼。
目の当たりにしたそれは、美しく澄んだ黄褐色のスープが印象的。
心持ち太い浅黄色の麺を豊かに擁し、
長方形に切り揃えられたチャーシューは、縁の弧に沿いつつ、五連の扇面を開げる。
その要には、
鮮烈な白の葱が叢雲高く浮かび、
細く濃いメンマは、
湯気の霞に横たふ夢の浮橋。
小ぶりな丼世界に完成した佇まいは衒いない。
堪らず白蓮華を沈め、スープひと口。
噂違わぬ津軽の煮干に、お誂えの醤油味。
そして、一口、もう一口。
続いて麺を確認。歯ごたえを感じつつ、
ひとつのスタイルの全きに首肯する。
チャーシューも申し分ない。5枚あるからケチらず頬張る。
葱は箸先で盛り付けを崩しつつ、香味増す変化を舌に楽しむ。
ただ、食べ進めるうちに
どこかそぐわない、
何かハマれない感覚がもたげる。
醤油が立ち、つゆに飽いてくる。
ちょっと自分にはしょっぱいか。
箸の動きが麺間に途絶え、
覚えず、冷水を口に含めると、
煮干感は薄まり、醤油味のスープは、醤油そのままと化していく。
(秋は露)(メンマ)(橋)
あきはつゆめんま浮きはし
(飽きは汁)(麺間)(箸)
途絶えして
(別る)
舌にわかるる
(分かる)
横雲の葱
どこか中途半端な気分、かの歌聖定家にも伝わるだろうか。
大久保の「麺屋 優創」では、食しつつ、口が濃くなると卓上に添えられた出し汁を徐々に増し足し、
最終的には本来の2倍もの量のスープを飲み尽くすという自分流の食べ方に行き着いたことがあった。
また、新宿の熊本ラーメン「桂花ラーメン 新宿末広店」は、地方ラーメン東京進出の魁だが、
当時なじみの無かった白濁のとんこつスープを毛嫌いされることを恐れるあまり、
「三度は食べてみてください」と張り紙に掲げて、
客の好みお構いなく、再訪を二度まで強要した挙句、
「きっとやみつきになるでしょう」と中毒症の末路を予言した。
自分も半生通うことになった店だった。
一度の訪問で、自分の「美味しさ」と出会えるとは限らない。
体調や気分次第で、むしろ、出会い損なうことのが多いかもしれない。
このままではもったいなくもある。
もう一度、今度は気になる「バリ煮干しそば」を試してみよう。