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浅草・伝法院通り、「大黒家天麩羅 本店」。【307th】
大黒家の天丼を食べずして、年を越せるか。
初詣も大事だが、お礼参りも大事である。
でも人気の寺院における最近の事情では、なかなか年またぎでお参りさせてはもらえない。
妙なロープが張られ、マラソンさながらに号砲とともにベルトコンベアーが如く味気の無いスタイルが主流である。
たくさんお礼をしたくとも、たくさんお願いをしたくとも、400字詰めの原稿用紙程度が限界だろう。
日を代えるしかない。
そんなある日、僕の中でのお江戸の天丼の最高峰「大黒家」に寄る。
先代からずっと世話になっている店である。
「天丼(えび2、かき揚げ1)」(1,800円)+「かき玉わん」(350円) ーー 写真の通り。
到着してもスグにはフタをあけない。
その日の気分で、もっと蒸す。
味を閉じ込め熟成させるのだ。
そして、角が立たないように、より柔らかくするのだ。
最近の人は、このフタの意味を知らない。
圧倒的に皆が一様にスグに開けてしまう。
好みの程度とかと関係なく・・・。
苦過ぎると文句を言う前に、己の作法を恥じるべきだと思ってしまう。
しばらくして、オープン。
ほら、芳ばしい香りがより優しい。
はんなり優しい口当たり。
特に年末は、こうでなくちゃ。
何も言うコトはない。
大黒家の天丼であり、大黒家のかき玉わんである。
天丼、ほろ苦くもあり、甘くもある。
かき玉わん、ほの甘くもあり、酸っぱくもある。
そう感じるのは、そういう1年だったからかも知れない。
ごちそうさまでした。
令和3年、多くの先輩、仲間を向こうの世界へ送った。
僕自身、いずれは来るその日まで、感謝を忘れず生きていきたい。
ただ、最近の日本の風潮を憂う一人として、それなりの主張は続けていく。
子供を怒れない親にはなりたくなかったし、相変わらず後輩たちには物を言う。
自分の信念を曲げてまで、ことなかれ主義を貫く人の多さ分、嫌われ者のうるさく頑固な老人を目指すだろう。
令和3年の最終稿である。
末筆ではありますが、この1年、ご訪問いただいた方々、拙い文章をお読みいただいた方々に深謝いたします。
好き勝手に書いているとはいえ、誰にも何も伝わらなければ、当然に張り合いも無く、続けられなかったものと思われます。
皆々様にとって来たる令和4年が素敵な一年でありますよう祈念いたします。
ありがとうございました。
(文責:京夏終空、2021.12.30)
(560件/3.48)
東京・浅草、「大黒家天麩羅」。【307th】
僕のお江戸の天丼。
江戸っ子駒形どぜうの六代目の越後屋助七氏のコトバを借り続けたい。
『ずっと変えずに甘辛くて黒い天丼』と題して、こう綴られている。
『見た目はちょっと黒めの天麩羅が、大黒家ならではのもの。だが、食べてみると、ゴマ油の香りが口いっぱいに広がって、何とも旨い。これぞ、江戸の味。この天丼のファンが多いのもわかる。』
『大黒家の天丼。エビやキス、穴子などの味を逃がさないように衣をちょっと厚めにしてゴマ油でからっと揚げる。これに一見濃いようだが、じつはまろやかな味の秘伝のタレをかければ、大黒家特製の天丼のできあがり。天丼には、タレがうまくしみるように絶妙な加減で炊かれたご飯がものをいう。』
「海老天丼」(2,000円)+「かき玉わん」(350円) ―― 写真の通り。
うん、大黒家の海老天丼だ。
何度食べても、僕の中では、お江戸の№1天丼である。
エビ、美味しい。
衣、最高。
ご飯、美味しい。
状態、自分好みで、フタを外す。
もっと柔らかいのが好みなら、なるべくフタをしたままじっと待つ。
美味しさが、中で熟成されるようである。
でも、こういうお江戸の天丼のお店はいくつかある。
何が、大黒家なのか?
焦がしタレの、苦味に似た味わいこそが、大黒家なのではないのか。
何だか、今回、強く強くそう思った。
大満足。
ごちそうさまでした。
この大黒家は、食べログ開始当時から、いろいろな勢力と戦ってきた。
約8年前、この大黒家の食べログでの評価は、「2.98」であった。
僕が、絶句して、そのレビューを読んでみると、誤解が多いコトに気付いた。
サクサクしていない。
フリッター丼だ。
カサ増しの衣だ。
観光客相手だ。
コレらのコトバが否定的に書かれているレビューの多さにも唖然とした。
いや、主観なので、問題無い。
でも、真実を逸脱した主観って、アリだろうか?
そんな想いが芽生えた。
ウマいマズいや、好みは自由だとしても、料理の成り立ちの真実を、事実を、逸脱した前提に立った主観ってどうなんだろう?
もう、コレ以上は前回以前も書いているので繰り返さない。
ただ、評価が、レビューが、普通になってきて、何より良かったと思う。
この店の過去のレビューを読まれる方は、ぜひ時間軸も留意していただきたいと思う。
(文責:京夏終空、2021.3.15)
(515件/3.45)
東京・浅草、「大黒家天麩羅」。【307th】★訪問50回以上
お江戸・浅草の老舗天丼。
前回も書いた。
好みは人それぞれである。
でも、現代における「天丼」という食べ物には、いろいろな種類がある。
各人が理想とする美味なる「天丼」は一つだとしても、色々な種類があるというコト、ソレが事実なのだ。
認知されているか、されていないか、また、そういう種別のモノなのかどうかもわからないが、事実は、主観とか客観でなく存在する。
こんな意見もあっていいと思う。
サクサクしてないからべっちょりしてる! タレが黒くて苦い!
所詮、観光客相手の店だ!
だから、自分には合わなかった。評価⇒1.0
以上
同様に、
真冬に北海道に旅行に行って、北海道は寒すぎるから観光地として適していない。評価1.0。
生モノがキライな人が、寿司屋に行って、食べられるモノが無かった。評価1.0。
アッサリしたラーメンが好きな人が、背脂チャッチャ系のラーメン屋に行って、油くどくて食べられなかった。評価1.0。
あくまでも、主観だ!
???
表現の自由だ!
???
他人のレビューを批判する意図は全く無いのだが、間違いの訂正の意味合いで正論を述べるぐらいはいいだろう。
別館のレビューと重複するが、好みは人それぞれで、自由に述べるべきだと思う。
ウマいもマズいも当然に自由だと思う。
でも、ちょっと聞いて欲しい。
「サクサク大好き論」は、フタで蒸らす天丼において無意味なのはもう明白であろう。この店の天丼には、フタが付いてくる。この店は、天丼の天ぷらをサクサクさせようなどとはこれっぽっちも思っていない。
「衣多すぎ論」は、いろいろな意見があるだろうが「衣でかさ増し論」は、正しくない。何故かというと、必要性があってわざと衣を多くしているからだ。元来江戸前のエビ・キス・穴子などの天ぷらの具材の風味を逃がさないために厚みのある衣にしているそうだ。コレは後述する中にも出てくる。
「江戸の天丼では無い論」は、僕には正直なトコロよくわからない。ただ、代々続く江戸っ子が「江戸の味」というカタチで、メディアなどで紹介しているコトが多いので、ソレに従っているだけであるし、この食べログでも江戸っ子からそうだというコメントを多くいただいた。
「観光客相手論」は、その通りだと思う。だって、浅草は住んでいる人より観光客が圧倒的に多い場所なんだから。でも、浅草の地元のファンも通うし、浅草の商店街や商工会などの集まりも何度もココで開かれているのを目にしているし、前回の別館の訪問時も、浅草のとあるサークルの宴会が入っていたりしたから、一概には言えないような気もするのだが…。
「タレ、濃すぎる論・苦い論」には、弁解の余地はないし、かなわない。コレは、もう好みだと言うしかない。でも、昔から賛否両論あって、このタレの味を残してくれた先代に各々感謝しつつ引き継がれてきたようだ。
同じ浅草界隈の老舗で、「駒形どぜう」という店がある。
その店の六代目の越後屋助七さんが、下記の本でこう書いている。
(以下の文章の『~』は、2003年小学館発行「駒形どぜう六代目の浅草案内」より抜粋)
『ずっと変えずに甘辛くて黒い天丼』と題して、こう綴られている。
『見た目はちょっと黒めの天麩羅が、大黒家ならではのもの。だが、食べてみると、ゴマ油の香りが口いっぱいに広がって、何とも旨い。これぞ、江戸の味。この天丼のファンが多いのもわかる。』
『大黒家の天丼。エビやキス、穴子などの味を逃がさないように衣をちょっと厚めにしてゴマ油でからっと揚げる。これに一見濃いようだが、じつはまろやかな味の秘伝のタレをかければ、大黒家特製の天丼のできあがり。天丼には、タレがうまくしみるように絶妙な加減で炊かれたご飯がものをいう。』
まぁ、その駒形どぜうの六代目、『天丼といえば大黒家さんに足が向く。』というファンだから、そう書いたのかも知れないが、その六代目とも僕は好みが合うようで、同じ本の中で紹介されていた浅草の今は無きお寿司屋さんが書かれていたコトにも驚いたし、その寿司屋の近くの「おし田」という和菓子屋のコトまで紹介されていたコトにも、それ以上に驚かされた。
海老天丼、吸い物を堪能した。
以上。
(文責:京夏終空、2017.4.7)
(3.33/2018.1.21)
追記
思うのだが、「天丼」という食べ物に対する概念が、人さまざまで、その価値観によるモノが大きく判断されている。
「天ぷら」をメシの上にのっけたモノが天丼だとしたら、サクサクしてないとか、フリッターだとかいう意見が多少はわかる気もするが、そもそも「天丼」は、天ぷらをのっけたモノだけを指していうコトバでないと思うのだが…。(悲)
(※写真は、後日掲載。)
浅草、江戸っ子蒸らし天丼の名店。★訪問回数50回以上
こんな意見もあっていいと思う。
サクサクしてないからべっちょりしてる! タレが黒くて苦い!
所詮、観光客相手の店だ!
だから、自分には合わなかった。評価⇒1.0
以上
今回は、なるべく簡潔に書く。
そして、そろそろ、ホンキで書く。
江戸前の天丼の老舗であり、有名店。
そうです、江戸前の蒸らし天丼だから、ふたが付いているんです。
サクサクした天丼に、ふたはするハズがないんです。
そうです、タレが黒いんです。
伝統のタレは、江戸っ子が濃い蕎麦つゆを好むがごとく、濃いんです。
観光客相手、そうです。
浅草は住んでいる人より、観光客が圧倒的に多いんです。
しっとりフワッとした天ぷらに、130年続いているという秘伝のタレ。
最高にウマい。
そうです。ここは、浅草です。お江戸です。
そして、お江戸の天丼の名店です。
今回も、ウマい天丼、ごちそうさま!
前回の「大黒家別館」からの続編とも言える。
※この試験レビューは、日記「徒然線⑧」を受けて書いたものである。
(文責:京夏終空、2014.9.5)
(文責:京夏終空、大幅削除、一部加筆、2014.9.12)
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店名 |
大黒家天麩羅 本店(だいこくやてんぷら)
|
---|---|
ジャンル | 天ぷら、天丼 |
お問い合わせ |
03-3844-1111 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
浅草駅 東京メトロ銀座線(1番出口)・都営浅草線(A4出口)・ 浅草駅(東武・都営・メトロ)から293m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
¥2,000~¥2,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
200席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり、ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
オープン日 |
1887年 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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お江戸・浅草で、黒天丼をむさぼる。うん、幸せ。
近頃、純粋に、この大黒家の天丼を堪能できるようになってきた。
アンチ・アンチジャイアンツ的な立ち位置はもう止めようと思う。
約10年前、この食べログで「2.98」だったこの店の評価が見直されたのであれば、もう役目は終わったように感じる。
他人様の好みに口を挟むつもりなど毛頭ない。
ただ、あまりにも無知による錯誤で、歴史が歪められ、ソレに基づき語られていたので、ついつい物申したくなっただけであった。
各人の中に、美味なる理想の天丼があったとしても、僕が騒いでああだこうだと言ったとしても、この店の天丼は何も変わりはしないし、動じない。
でも、せっかくアップするのだから、少しだけ書く。(笑)
「天丼(えび2、かき揚げ1)」(1,900円)+「かき玉わん」(350円) ーー 写真の通り。
前回と同じパターンだった。天丼が100円値上がったが。
「腹が減っても、じっと我慢の子であった」大五郎ではないが、ふんわりしんなりを楽しむためには、フタをスグには開けない。
1度フタを開け、エビ天をズラしてご飯の何ヶ所かに箸を入れ、ソコから立ち上がる湯気をわざわざ大事にする御婦人もいる。
天ぷらの衣に湯気をあて、より柔らかく熟成させるのである。
カツ丼のカツの衣や玉子、親子丼の玉子の表情などもそうである。
今の人は、そんなコトはお構いなしに、フタをスグに開ける派が圧倒的に多いと感じる。
ヒドい店になると、フタ付きで持ってきたのに、提供と同時にフタを勝手に開け下げてしまう。
食文化の一つが崩壊しつつある現状を見ているのだろう。
何故かフタが付いてくるコトを無視しているかのようである。
素材の風味を逃さないために、あえて厚くボテッとした衣であり、飾り衣である。
単なるカサ増しだと思う無かれ。江戸前天丼の天ぷらの技術である。
黒っぽく、一見濃いようだが、実はまろやかな味の秘伝のタレの風味を楽しむ。
このタレの味を残してくれた先代に各々感謝しつつ引き継がれてきたと云う。
かき玉わんとの相性も上々。
生姜の風味が絶妙か。
あぁ、大黒家の黒天丼食べた。と、思える。
その時間こそが、幸福感に包まれる。
ごちそうさまでした。
純粋なジャイアンツのファンでなく、アンチジャイアンツに対するアンチでのジャイアンツファン。
不思議な立ち位置だ。
人は、他人をいとも簡単に攻撃できる手段を手に入れてしまった。
昭和の時代、一番大きな出来事は、人類が「核」を手に入れてしまったコトだとも言われた。
世界の力関係が、優劣が、外交が大きく変わった。
でも、平成の時代になって、ネット社会と言われる、現実と仮想空間が微妙な社会を作り出し、その中で令和の世も引き続き生きている。
誹謗中傷で、多くの人々が悩み、また命を落とす世の中。
僕自身もかつて、食べログのレビューの件で2chで標的になったコトがある。
しかし、「ネット弁慶」とか「実名だと何も言えない」などと攻撃してくる相手も匿名だという意味の分からない状況に理解がどうしても届かなかった。
僕は、僕なりに弁明したのだが、ソレっきりである。
僕は、プロフィール欄でかねてより明記しているが、
<人間、間違いも偏見もあると思う。僕の書いた文章で、この食べログの発信主旨以外で、迷惑をかけていたりする場合は、修正・削除・加筆等の対応をしたいと思っている。
また、僕は、逃げたりするつもりはないので、この件で、どなたでもお会いする覚悟を持って書いているつもりである。
意見等ある場合、ぜひメッセージなりコメントなりをいただけたら幸いである。
お会いして、お話ししたい。>
と。
運営やサーバーを追っかける必要など無い。
「出てこい」と言われれば、出ていく。
(文責:京夏終空、2023.7.14)
(1037件/3.48)