これは穴場。美術館の奥にあるフレンチで作品の余韻を楽しみながら : アイボリー

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3.5

¥5,000~¥5,9991人
  • 料理・味3.5
  • サービス3.6
  • 雰囲気3.6
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク3.5
2016/01訪問1回目

3.5

  • 料理・味3.5
  • サービス3.6
  • 雰囲気3.6
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク3.5
¥5,000~¥5,9991人

これは穴場。美術館の奥にあるフレンチで作品の余韻を楽しみながら

<2016年1月>

 昨年、こちらを訪問し、気に入ったので、再訪しました。
 
1月16日から「ボッティチェリ展」が始まりましたので、これに合わせて、「ボッティチェリ展 特別コース」が組まれています。

前回は、金曜日だけやっているディナーでしたが、今回は、午前に展覧会を鑑賞し、ランチに。

今回も、シェフが1か月試行錯誤を重ねた、というボッティチェリにちなんだ構成です。

まずは、スプマンテを。 クインテッセンツァ ピニョレット スプマンテ。 

これは、ボッティチェリを支援したメディチ家の末裔が経営するワイナリーのもの。

写真でご覧いただけるように、3パートに分れたエチケットはとてもおしゃれ。 デザインが秀逸です。

お料理です。

1、パンツァネッラ        パルマ産生ハムを添えて

                 ボッティチェリが過ごしたトスカーナ州、フィレンツェの伝統的なサラダ。

                 本来は、かたくなったパンをおいしく食べるために考案されたのだそうですが、

                 こちらでは、美味しいフォカッチャと新鮮野菜、それに生ハムでアレンジ。

2、春野菜のガルムージャ     これもトスカーナで古くから伝わる春野菜のスープで、

                 本来は、玉葱とペコロスが中心の「食べるスープ」です。

                 これもアレンジして、アスパラガスや蚕豆、パンチェッタ、スペルト小麦など具だくさん。

                 チキンのブロスがいい風味を出しています。

3、牛テールのローマ風煮込み   ボッティチェリは、システィーナ礼拝堂の壁画の制作のため、1年だけローマに滞在した

                 とのこと。 
                  
                 シナモンでマリネした牛テールは、ほろほろに煮こまれています。その上には、ちりめんキャベツ。

                 松の実、レーズンのソースで。

4、ヌガーグラッセ        メレンゲとクリームを合わせたアイスケーキ状。

                 くるみのクランブルとオレンジのコンフィチュールとともに。

                 ピスタチオなど4種のナッツを使用してあり、コクがあります。

紅茶

パン2種

昨年秋の「モネ展」と違い、ボッティチェリが生きた500年前に、彼がどんなものを食べていたのかを知るのには、ちょっと

苦労があった、とシェフ。 そこで、場所にちなんだものになったそうです。

とはいえ、内容とお味は前回にも増して、よくなっていました。

こちらのシェフは、代官山「シェ・リュイ」、六本木「オペラ」を経て、現職とのこと。 

ヌガーグラッセがかなり美味だった、と話すと、実は、デザートが得意なんだそうです。

他にもスイーツのラインナップがあり、スイーツとお茶だけの利用も可能です。

奥にある個室も見せていただきました。 大きなガラス貼りの窓のむこうには、上野公園の冬景色が広がり、

なかなか他では味わえないシチュエーションです。

連動メニューは、大型の展覧会のときのみだそうですが、アラカルトメニューもおいしそうでした。

ランチ時は、かなり混み合って、ほぼ満席でした。

やはり、8時までやっている金曜日の夜がねらい目です。

展覧会の余韻にひたりながらの食事。 いい時間です。


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<2015年10月>

東京都美術館のリニューアルに伴って、レストランも刷新された、とのこと。

この日は、夕方の空いた時間を狙って「モネ展」へ。 金曜日なので、夜までやっています。

さて、その新たなレストランなのですが、外から見ると、ガラス張りのむこうにカフェが見えます。 しかし、これではなく、そのフロアの奥の奥に

フレンチレストランがあるのです。 通常はランチ営業だけですが、特別展示のときには、金曜、土曜(またはその一方)のディナータイムも営業している

のです。 このこと、あまり知られていないので、店内は空いていました。

カフェとは打って変わって、ゆったりした空間に、座り心地のよい椅子。 クラシックなムードが漂います。 これはまさに穴場。

サービスの方々の対応もにこやかで、実にこなれています。

コースは、数種類ありますが、今回は、「マルモッタン美術館所蔵 モネ展 特別コース」にしました。 4500円です。

シェフが、モネの作品や背景を調べ、それらにちなんだ料理を創作しているのです。

まずは、ワイン。 ちょうどコースにお薦めされていた赤ワインがあったので、それをグラスで。 ブルゴーニュのピノノワールで、エピヌイユ。

あまり、ピノノワールはいただきませんが、軽やかで、バランスのいい赤でした。

1、前菜       富士サーモンのタルタル  ハーブのサラダとともに

           モネが川釣りを好んだところから発想したとのこと。 「富士はまったく関係ありません」と。 笑

2、スープ      キノコのクリームスープ   秋のトリュフの香り

           モネがキノコを好んだとのことでした。  千切りにされたトリュフから香りが立ち上りました。

3、メイン      フランス産マグレ鴨のロティ  ソースシャスール

           狩猟が好きだったモネにちなんでいる、のだそうです。

4、デセール     ラム酒を効かせたクレームキャラメル    本当にラムがよくきいていて、美味。

           バナナのアイスクリーム          これも美味。

コーヒー

パンは、バゲットともう1種。 バターで。

フレンチとしては、基本路線でしたが、こうして、美術鑑賞をしたあとに、作家にちなむ料理をいただき、余韻に浸れるというのはいいものでした。

しかも、内装がクラシックでありながら、落ち着く、いい雰囲気です。

また、特別展のときにはお邪魔したいと思います。

  • アイボリー - ボッティチェリ展

    ボッティチェリ展

  • アイボリー - ボッティチェリ展

    ボッティチェリ展

  • アイボリー - ヌガーグラッセ

    ヌガーグラッセ

  • アイボリー - ヌガーグラッセ

    ヌガーグラッセ

  • アイボリー - 牛テールのローマ風煮込み

    牛テールのローマ風煮込み

  • アイボリー - 牛テールのローマ風煮込み

    牛テールのローマ風煮込み

  • アイボリー - パン2種

    パン2種

  • アイボリー - 春野菜のガルムージャ

    春野菜のガルムージャ

  • アイボリー - 春野菜のガルムージャ

    春野菜のガルムージャ

  • アイボリー - バゲット

    バゲット

  • アイボリー - スプマンテ

    スプマンテ

  • アイボリー - パンツァネッラ

    パンツァネッラ

  • アイボリー - パンツァネッラ

    パンツァネッラ

  • アイボリー - クインテッセンツァ ピニョレット スプマンテ

    クインテッセンツァ ピニョレット スプマンテ

  • アイボリー - クインテッセンツァ ピニョレット スプマンテ

    クインテッセンツァ ピニョレット スプマンテ

  • アイボリー - テーブルセッティング

    テーブルセッティング

  • アイボリー - 個室

    個室

  • アイボリー - 入口

    入口

  • アイボリー - 入口のメニュー

    入口のメニュー

  • アイボリー - 店内

    店内

  • アイボリー - 店内

    店内

  • アイボリー - エピヌイユ

    エピヌイユ

  • アイボリー - ブルゴーニュのピノノワール

    ブルゴーニュのピノノワール

  • アイボリー - 富士サーモンのタルタル

    富士サーモンのタルタル

  • アイボリー - 富士サーモンのタルタル

    富士サーモンのタルタル

  • アイボリー - バゲット

    バゲット

  • アイボリー - キノコのクリームスープ

    キノコのクリームスープ

  • アイボリー - マグレ鴨のロティ

    マグレ鴨のロティ

  • アイボリー - マグレ鴨のロティ

    マグレ鴨のロティ

  • アイボリー - デセール2種

    デセール2種

  • アイボリー - ラム酒をきかせたクレームキャラメル

    ラム酒をきかせたクレームキャラメル

  • アイボリー - バナナアイスクリーム

    バナナアイスクリーム

  • アイボリー - コーヒー

    コーヒー

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店舗情報(詳細)

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店舗基本情報

店名
閉店 アイボリー(IVORY Restaurant)

このお店は現在閉店しております。店舗の掲載情報に関して

ジャンル フレンチ、洋食、牛料理
住所

東京都台東区上野公園8-36 東京都美術館 1F

交通手段

JR上野駅より徒歩8分
地下鉄日比谷線、銀座線の上野駅より徒歩10分

上野駅から548m

営業時間
  • ■営業時間
    月〜日 11:00~17:30(16:30L.O.)
    特別展開催中の金曜日のみ20:00(19:00L.O.)まで営業

    ■定休日
    第1、3月曜日と美術館の閉館日に準じます。※12月21日~1月3日は休業

営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

予算(口コミ集計)
支払い方法

カード可

(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)

サービス料・
チャージ

チャージ料・サービス料なし

席・設備

席数

72席

(全てテーブル。円卓含みます。)

個室

(2人可、4人可、6人可、8人可)

半個室が2つ。 3〜最大6名様まで使用できる半個室が1つ。 7〜最大12名様まで使用できる半個室が1つございます。席料としてお一人様500円頂戴しております。 ご予約時に、詳細をご確認ください。

貸切

不可

禁煙・喫煙

全席禁煙

美術館の外に喫煙所がございます。

駐車場

空間・設備

オシャレな空間、落ち着いた空間、ソファー席あり、バリアフリー

メニュー

ドリンク

ワインあり、カクテルあり

料理

野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる

特徴・関連情報

利用シーン

家族・子供と 知人・友人と

こんな時によく使われます。

ロケーション

隠れ家レストラン

サービス

お祝い・サプライズ可、ドリンク持込可

お子様連れ

子供可

0歳児のお子様から同伴可能です。
ベビーカーでの入店可。

ドレスコード

なし

オープン日

2012年4月1日

初投稿者

@ハイジ@ハイジ(23)

最近の編集者

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