ママミーア !! フレゼットが転倒してしまった。 : ル・ポミエ 神楽坂店

神楽坂上の路地にある小さなケーキ屋さんです。フランス人オーナー・シェフパティシエのいる本店は世田谷の北沢でここは販売だけをやっている様子。スイーツ激戦区のこの界隈ですが、ケーキが可愛くて、美味しい上にお値段も手頃なので、気に入って何度か伺っています。

この日は近くでランチ。そのついでに久しぶりに伺ってみました。今回はいつものフランス人？のお兄さんではなくて、日本人のお姉さんに対応して頂きました。

店頭で目立っていたのはエクレールコックというニワトリをイメージしたエクレア。酉年に因んでのことと思いますが、ここのケーキは相変わらず眼でも楽しませてくれます。

でも買ったのは、もう一つ目立っていたママミーアというマスカルポーネといちじくのケーキ480円とフレゼットというオーソドックスなイチゴショート530円。

ママミーアは上側がマスカルポーネの白いムース、下側がコンフィチュールを挟んだザクッとした生地でできています。上に置かれたラズベリー、葉っぱ、てんとう虫が面白い。ラズベリーの木に寄って来たてんとう虫というのを再現しているのんだろうか。でもイタリア語で「何てこったい」という意味の名前が付いているその意味は良くわかりません。

食べてみると味も食感も軽いマスカルポーネのムースと土台のザクザクした生地のコントラストが面白い。フレゼットは見かけも味もオーソドックス。どちらも美味しいケーキでした。

ただ、ちょっとした事案が起きたのはケーキを箱から出そうとした時。ケーキを箱に固定する接着剤が強すぎて、取り出すハズミでフレゼットが転倒、クリームが崩れてしまった。あ～あ、気を付けて持って帰ってきたのに。こっちの方が「ママミーア !!」でした。

2016年6月訪問
3月に2回伺ってすっかり気に入ってしまった神楽坂上の小さなケーキ屋さんです。今回も会社帰りの訪問。頂いたのはプールモアと前回買えなかったサバランで二つで1037円でした。プールモアは「私のために」という意味のフランス語。ピスタチオのムースの中に二種類の木苺のジュレが入っているそうです。

家に持って帰って食べましたが相変わらず眼に美しく、食べて美味しい。プールモアの表面の薄緑色が鮮やかなピスタチオのムースは驚くほど柔らかく中の木苺は鮮かな味です。サバランを食べたツレもすごく美味しかったと言っていました。

季節によって品揃えも変わるのでまた時々覗いてみたいと思います。

2016年3月再訪
前回買ったプチガトーがあまりに美味しかったので一週間経たずに再訪しました。今回は会社の帰りなので平日の18時頃です。前回と同じフランス人?男性が一人で店の番をしていましたが、さすがにこの時間になると品揃えは薄くならざるを得ません。

買ってくるよう注文を受けていたサバランはあいにく売り切れ。前回美味しかったポミエはまだあったけれど、色んなものを食べてみようと思って、タルトタタン562円と季節感あるリオレ・サクラ518円を頂きました。

リオレ・サクラはカップに入った桜のムースとリオレ、イチゴとチョコレート片。リオレというのは初めてですが、Riz au laitと書いてお米を甘く炊いたものだそうです。ムースは桜かどうかは分かりませんがフルーツのような花のような香りがふんわり。くちどけも良くて美味しいです。いかにも春の雰囲気の華やかな一品でした。

ちょっとだけ食べたタルトタタンは焼リンゴをタルト生地で包んで焼いたもの。少しだけ分けてもらって食べましたが、焼きリンゴが美味しいです。

前回食べたリンゴこれでもかのポミエも良かったし、こちらのお店はリンゴ系のスイーツが特にいいようです。

2016年3月訪問
神楽坂上の交差点から神楽坂駅方向に200mくらい行って左に曲がった路地で見付けた可愛い外観の小さなケーキ屋さんです。店名のル・ポミエはフランス語でリンゴの木の意味。世田谷に本店があって麻布十番にもお店があるようです。フランスと日本のダロワイヨでシェフパティシエを務めたフレデリック・マドレーヌ氏が独立して始めたお店らしい。

この日一人だけいたお店の方もたぶんフランスの方のようです。でも日本語上手なのでコミュニケーションに全く問題はありません。頂いたのはポミエとキャラメルサレというプチガトーにフランボワーズのギモーヴも。

この店のスペッシャリテと書かれていたポミエは 名前通りのリンゴ尽くし。底生地のダコワーズの上のムースは青リンゴの風味で中には焼きリンゴが入っています。さらにてっぺんにはスライスした生のリンゴ。とても爽やかなケーキでした。

キャラメルサレはキャラメルムース。食べたツレによるとまさに絶品だったようです。ギモーヴはマシュマロと似ているけれど違うフランス風マシュマロだとか。フランボワーズの果汁がじゅわっとしみていてちょっと独特の美味しさです。

こういう店がまだ路地に隠れている神楽坂はやっぱり楽しい街だと改めて思いました。