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いちごのミルフィーユ
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7坪の古民家
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ショーケース
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焼き菓子多数
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1組4名まで
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テーブルセッティング
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いちご水
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メレンゲの中には・・・
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アップです
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苺のアイスクリームとムース
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いちごのタルト
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アップです
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ハンドピッキングのダージリン
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ガレットブルトン
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バ・ブルトン
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レ・リュッケン
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外のメニュー
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ガレットブルトン
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マイレビュアー様にお誘いいただき、伺いました。
サロンでデセールのコースをいただけるとのこと。 それも19時半から・・・・。 微妙な時間に、デセールのコース。 これは夕食を食べてから行くか、いや、コースだか
ら先に食べたらお腹いっぱいになるのでは?? と逡巡しつつ、夕食抜きで伺いました。
神楽坂の典型的な裏路地。 そこに、突然あります。 とてもちいさなおうちが・・・・・。
19時半少し前にお店の前で待っていたら、中から店主がドアを開けてくれました。
1組4名までで、この日は、私たち2名だけです。
ドアを開けると、目の前にショーケースが。 この日は、日中は休みだったので、並んでいるのは焼き菓子のみ。 ケースのうえに、美味しそうなウィークエンドとタルトが
見えました。 これは、翌日の雑誌撮影用、とのことで、残念ながらお持ち帰りは不可でした。
ショーケースを回り込んで、お店の奥へ。 ピンクのクロスが掛けられたテーブルがおかれ、2席分のセッティングができています。
フランスから取り寄せているという品のいいブルーのランチョンマット。 そして、カトラリーはすべてシルバー。 まずは、ここからして、こだわりを感じます。
さて、早速優雅なデセールコースが始まります。 今回は、季節柄、苺づくしでした。
1、いちご水 栃木産の女峰を水、砂糖に5日間漬けたものを炭酸で割ったものです。 シャンパーニュのグラスで登場。 女峰も1粒浮いています。
さわやかで、ほのかな酸味。 すっきりとした味わい。 なんといっても、この淡い透明な紅が、豊かな気分にさせてくれます。
2、女峰のミルフィーユ ミルフィーユはテイクアウトもたくさんでていますが、こればかりは、パイとクリームがあわさってしまうと、パイがしんなりしてしまい、
テイクアウトには向かないお菓子です。 こういうものこそ、こうして、目の前で作りたてをいただくにふさわしいと思います。
パイは限りなく、サクサク。
女峰は酸味が強いので、食用としてはあまり売れないようですが、お菓子と合わせるには最適、とのこと。
3、女峰のメレンゲ 真っ白な大皿に、真っ白なメレンゲ。 シチリア産ピスタチオが散っています。
ナイフを入れると、すっときれいに切れます。 中身は、女峰とホワイトチョコと生クリームのムース、 先ほどの5日間漬けた女峰の
アイスクリーム、バルサミコに漬けた女峰。 アイスクリームがすっと切れるような硬さになるよう、時間が計算されています。 脱帽!!
これは絶品です。 甘さと酸味のバランス。 酸味の複雑さ。 少しづつ異なる食感。 これらすべてが饗宴します。
4、女峰のタルト しっかりしたタルト生地の上に、女峰がこんもり。 女峰のコンフィチュールもたっぷり添えてあります。
とても好みです。
ここまで、パティシエが、軽妙な話を交えながら、次々に作りながら、出してくれます。
最後は、究極のダージリンでした。 なにが究極かといいますと・・・・・・。
ダージリンは、通常山の中腹までぐらいしか収穫しないそうですが、山の頂周辺の茶葉を、ハンドピッキングしたものだそうで、ワイズティーの根本さんが仕入れ、
あまりの美味さに、こちらのパティシエが、全部買ったとのこと。 したがって、今、日本で飲めるのはこちらだけだそうです。
ハンドピッキングなので、葉に切れ目などがないため、ヘンに濃い色はでず、茶の液色も淡い黄金色。 そして、そのお味はといえば、するすると喉を通過するなめらかさ。
紅茶を飲んだときによく感じるひっかかりがまったくありません。 もちろん、えもいわれぬ芳香。
さて、パティシエの手が空き、ここから話に花が咲きました。
こちらのパティシエは、鎌倉出身で、お母様が和菓子職人。 料理学校卒業後、板前を数年経験してから、洋菓子の道を志し、「オー・ボン・ヴュータン」へ。
しかも、「オー・ボン・ヴュータン」の河田さんに直接、雇ってください、とお願いしたのだそうです。 河田さんからほどなく連絡があり、無事修行開始。
その後、フランスのシュトラスブールで数年の修行ののち、帰国して、宇都宮で20年間、6つのお店をだし、コンサルも手掛けています。
デセールのサロンをやりたくて、昨年神楽坂でこのお店を開業。
本当に小さな民家ですが、以前はおばあさんが一人で住んでいて、ご家族と同居するため引っ越しされたのだそうです。
敷地7坪、築60年。 2DKくらいの平屋の一軒家で、曇りガラスの引き戸などはそのまま使用されており、なんともレトロなムードを醸し出してします。
4名でフルキャパシティ。 それ以上いれると、パティシエが動けなくなるそうです。
今回は、苺づくしで、同じ苺をカテゴリーの異なるお菓子でそれぞれ楽しんでいただこう、という趣向でした。
来月は、大納言が登場とのこと。 それも「和」にならないお菓子に仕上げるのだそうです。
夏には、私の大好きなマンゴー。 しかも、なんと、西表島の超こだわりマンゴー農園のマンゴーだそうで、とても興味を惹かれます。
西表島からは、このほか、島バナナや、パイナップルも届くそうです。 これも興味津々。
フルーツ素材を扱いますが、ゼリーはあまり作らないとのこと。 固めに仕上げるゼリーが好みではない、ゼリーはかなり柔らかめが美味、との考えをお持ちです。
確かに、同感です。
このあと、話は、ご家族のこと、コンサルのこと、 他のパティシエの方々のこと、お菓子教室のこと、初売りのこと、などなど、時間が経つのも忘れ、楽しく過ごしました。
ちなみに、店名「セシル・エリュアール」は、サガンの「悲しみよ、こんにちは」のセシルと、 「悲しみよ、こんにちは」の一節のある詩「直接の生命」の作者、ポール・エ
リュアールの苗字と名前を合体させ、人名にしたとのこと。 ポール・エリュアールの娘がセシルという名だったことにはあとで気づいたそうです。
帰り際、 ショーケースの中の焼き菓子を購入。
買ったものは、ガレットブルトン、バ・ガレット(ブルターニュの南、アーモンドプードルをいれたサブレ)、レーリュッケン(鹿の背中の意。スイスの伝統菓子)。
「私、お菓子の中で、ガレットブルトンヌが一番好きです」 とパティシエにお話ししたところ。
パティシエの師匠河田さんが、「ガレットブルトンを食べると、その店の質がわかる。 なぜなら、粉とバターの比率がわかるから」 とおっしゃったのだそうです。
その通りです。
帰宅して、いただいたガレットブルトンは、しみじみ美味でした。