大胆なのと緻密なのとケーキを購入。同じ人が作ったとは思えないくらいです。 : パティスリー カーヴァンソン

2016年8月訪問
めったに営業しないことで有名な飯田橋のケーキ屋さんです。一度目は並んだものの回転が悪く時間切れで撤退。二度目は午後外出しなければならず、持ち運びを考えて焼き菓子のみの購入でした。

以来生のケーキを買える機会を常に探っていましたが、8月初めにHPを見た段階では8月は全休という表示だったので諦めていたところ、8月20日過ぎになってマイレビュアさんの最近のこちらのレビューを発見。コメントしたところ追加の営業日が翌日まで設定されていることを教えて頂きました。

ちょうどその日は後の予定に余裕がある。これは行かずに済ませられないと近くでランチをサクっと済ませた後にお店に伺ってみました。12時45分位でしたが、既に店頭には10人くらいの行列が出来ています。最後尾に並んで待ちますが結構暑い。背中を汗が伝わるのがわかります。

13時5分くらいに最初の5人くらいが店内に案内されました。自分が通されたのはそれから20分くらい立ってから。店内でまた並んで前の方がケーキを選んで会計するのを待ちます。今回は販売二人にバックヤード二人なので前より回転速いかもしれません。

自分の番が来て選んだのは大人の味というババオラムとチョコレート系の中からガトータミナ。後は会社の女子への差し入れ用にシューアラクレームとキャラメルシューを頂きました。

会社の冷蔵庫に保管した後、家に持って帰って早速頂きます。ババオラムは見かけも味も大胆不適。土台のスポンジの上にクリームがうず高く盛られていますが、土台のシャバシャバ感が半端ない。普通のサバランに比べてよほど多量のラム酒が含まれているようです。これ食べて車を運転したら捕まるかもしれない。

もう一つのガトータミナは正反対の丁寧で緻密な出来上がり。チョコレート味のスポンジとムースを十層に重ねた土台にチョコレート味のクリームを載せ、その上に削ったチョコレートが振りかけられています。食感の異なる4種類のチョコレートの組み合わせはとても贅沢な味。

どちらも美味しく頂きましたが、自分としてはガトータミナの方が好みかな。それにしても二つのケーキの作風の違いが凄い。同じ人が作ったとは思えない程です。差し入れたシューアラクレームはカワイイ感じだったしまさに変幻自在。めったに買えませんが色々試してみたくなりました。

2016年7月訪問
超難関店で焼き菓子購入。クォリティの一端は確認できました。
飯田橋駅東口から大久保通りを7～8分、筑土八幡町の交差点から新小川町方向にちょっと入ったところにあるパティスリーです。

こちらのお店は月の半分はお休みで不定期の営業、一日の営業時間が2～3時間で売り切れ仕舞、営業日には開店前から大行列といった感じで購入超難関店。自分のオフィスからは200m位なので通りかかった際には覗いて見ますが、開いているのを見たことがありません。

それが6月末のある日、朝ネットで確認するとその日と翌日が追加の営業日となっていました。これはチャンスと思ってランチの後、開店に間に合うように12時40分頃伺うと店頭には既に10人の行列。13時に開店して数人が中に入りましたが、それからが進まない。最初の一人が出てくるまで10分くらい掛かったので買えたとしても14時すぎになる計算です。一応仕事のある身としては残念ながら一旦撤退。

翌日近くの味噌ラーメン専門店でランチを食べて通りかかると12時50分なのに待ちは４組。リベンジのチャンスです。並んでみたら今回は13時過ぎに入店できました。お店の方はシェフパティシエールの石井Vincent敬子さんともう一人の二人だけ。クリームブリュレは注文されてからバーナーで炙ってたりします。二人だけだしこれじゃ時間かかるわけだ。

自分の番になって頂いたのはフィナンシェやパウンドケーキなどの焼菓子系。本当は生のを買いたいところでしたが、この日は午後外出しなければいけなかったので持ち運びを考えて、ジャンジャンブル(生姜風味)、フィナンシェオテ(紅茶風味)、フィナンシェマーブル(プレーンとチョコレート風味)、ケークオフリュイ、ケークオショコラの五種類を買いました。

家に持って帰ってから食べてみると、期待に違わぬクォリティー。どれも素材の風味が際立っている感じです。フィナンシェでは生姜の繊維も入って風味が凄いジャンジャンブルが、パウンドケーキではチョコレートがビターなケークオショコラがそれぞれ印象的でした。

焼菓子系でもこちらのクォリティーの一端は知ることができましたが、ますます生系が食べてみたくなりました。でもそれが実現するのは果たしていつのことやら。