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れなとさんの他のお店の口コミ
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店名 |
閉店
楽亭(らくてい)
|
---|---|
ジャンル | 天ぷら |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ赤坂駅 赤坂駅から348m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード不可 |
サービス料・ チャージ |
無し |
席数 |
11席 |
---|---|
個室 |
無 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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かの有名な天ぷら屋さんの楽亭。こちらの石倉さんは山の上の系譜のひとり、稀代の天ぷら料理人としてもはや伝説の方です。
店主のメディア露出により、某グルメ評価サイトで(笑)デマゴーグの如くすぐ乗せられる大衆を掴んで天ぷら評価1位の某店とは対照的に職人の気質を感じた店ですが、いつの頃か石倉さんも顔出しインタビューなぞが出だし驚いたものです。
こちらの値段の違いは量なので海老4本もいらない人や腹八分で良い人は11000円でも良いと思います。刺身は必要ないです。接客についてはそんなに良くありません。ご主人揚げたものを出す時に何なのか聞かなくても一言説明が欲しいものです。ただ悪いこともないので普通です。
と言うことで、今回感じたこと。楽亭の天ぷらを食べたのは半年ぶり位か、久しぶりでした。高級な天ぷらを初めて食べた思い出の店でした。そして思いました。料理人にも引退の時期があるはずだと。
齢80前後にご主人はなると思います。定期的に食べるごとに徐々に変わってきたのだろうか、初めて感じたのはいつか忘れましたが、最近そこはかとなく食べるたびに感じていたことを今回確信しました。これは加齢による衰えではないか。
衣のかたさ、油切り、火の通し具合、どれも残念なものでした。気になり食べログの他の方のレビューやその他調べてもやはり指摘されている方が見受けられました。
一方で、ミシュランや食べログの評価が高い店にありがちな、盲信的にすごい、美味しい!という評価もたくさんある、いやそちらの方が今も多くあります。確かに数百円の丼を食べる町のチェーン店なぞと比べたらそれは数倍美味しいのは言うまでも無く、ある一定水準以上の天ぷらであることは間違いないです。しかし、それ以上の水準の中で比べたら、そして過去の楽亭と比べたら、どうなのだろう。
ミシュラン様で天ぷら最高位ふたつ星はどれだけの天ぷらを何年に渡り食べ続け食べ比べて来た人の評価なのでしょう?蕎麦や天ぷらをどれだけの造詣を持った、何千回何店を食べ比べて来た人の評価なのでしょう?といつも思います。
食べログは、私も含めた単なる一般人が個々のいい加減過ぎる主観で、おいしーとか薀蓄語りたいだけの、その薀蓄も笑っちゃうような、参考程度のものですが、権威付けしている所の責任は大きいと思います。採点、権威付している人が覆面で信用ならないのは、ミシュランと国際スケート連盟の採点位なものではないでしょうか。
スポーツ選手も芸術家も全盛期があるように料理人も全盛期があるでしょう。私も、例えるなら、もしかしたら骨折後の松井や靭帯断裂後の桑田を観たのが最初かの如く、18年前の石倉さんの天ぷらは全盛期過ぎだったのか、それとも全盛期だったのか分かりません。でも感じたことは、少なくとも今の楽亭の天ぷらは、そんなタイミングと比べても最晩年の、ヤンキースを去った後の松井やジャイアンツを去った後の桑田を観るようなものでは無いかと思いました。
この先の楽亭に行く喜びは、往年の名選手の引退間近に、その思い出と共に目に焼き付けるために試合を観に行くように、伝説の職人石倉さんの天ぷらを食べに行くものだと思いました。
食べログの注意書きに、レビュアーの主観だとありますが、あくまでこれは私の主観であり、反論があるかもしれません。味の感想と評価は2014年8月時点の主観ですと敢えて最後に注釈します。