やっぱすごいね : 俺のイタリアン KAMIYACHO

うちの近所ですぐに予約がとれた神谷町店。16時予約に合わせて店に行くと、すでに人が。やはり、すごいんだね。キャンセル待ちの方もいる。「俺の」系レストランは今日が初めて。どんなものかと興味津々のなか、店内へ。すぐさまメニューを見て、ドリンクと人気のある「海の宝石箱」とオマール海老のロースト、ウニとキャビアのパスタ、渡り蟹とオマール海老のパスタを注文。海の宝石箱は、評判通り、CPが凄すぎる。もちろん、味も絶品だが、どうしてこれがこの価格で食べられるのだろうか？と不思議。これフレンチレストランの前菜で１PC2000円はとりそうな品物。カニ身とホタテとジュレにアクセント以上のウニ。旨すぎる。次はパスタ。渡り蟹だけでも、相当な量を入れているのに、何とオマール海老の半身と大きな有頭エビも入ったトマトクリームパスタ。旨くないわけがない。ソースに浮いた油がなく、あっさりなのに濃厚なのは出汁のせいだろう。だから、どんどん進む。これで１０００円って。渡り蟹、オマール海老系パスタは今までよく食べて来たが、カニ・エビの量とCPを考えたらここがNo.１。他の店はいったい何なんだって思う。もう一つのウニのパスタもすごい量のウニが入っており、しかも上にはキャビアが、、どうして、こんなに安いの？アメリカのレストランはポモドーロで＄26＋チップだよ。しかも、給食のスパゲッティみたいにゆで過ぎたパスタの上にうすーいトマトの水煮を置くだけの品物。あー日本っていいなぁ、、通常、ウニのパスタでトマトクリームのものなら、ウニの存在がなく、ガッカリすることが多いが、ここのは中にもかなりの量のウニが入っており、ウニがトマトに勝っている。またキャビアがいいねぇ〜。とにかく、旨すぎる。オマール海老のローストも！。大きい、しかも焼き具合がいい、味加減もいい。素材の味が消えない程度の油に塩加減。アメリカでロブスターはよく食べているが、料理に脳のないただの蒸したものが多い。まぁ下手な料理人に料理させれば素材が台無しなので、アメリカではこれでいいのかも。でも、久しぶりに淡白なだけの味気ないものでないエビを食べた。しかも、またまた安い。もう、どうして？どうして？の連続。追加でアクアパッツアを注文したので、隣の、また隣の席の方も注文していた栗とポルチーニのリゾットを躊躇していたら、もうsold outだと。しかも、今日までのメニュー。アー残念。まぁ、いいか、アクアパッツァがくるから、くるから。そしたら、お隣の女性がこそっと「良かったらどうぞ。もう食べきれないので」とリゾットを差し出してくれた。嬉しいネェ〜。こういうの。図々しく、頂く。うわぁー、うまーい。ポルチーニが効いてるわぁー、また栗がホクホクで甘い。甘いけど良い意味で。ラストオーダーなので、ティラミスと安納芋のクリームブリュレを注文。残り時間30分なのに、まだアクアパッツアが来ない。ウェイターが忘れていたのかな、、これだけ待って来ても、食べた後またデザートがあるのでアクアパッツアをキャンセルしてもらった。残り時間２０分でデザートが。ティラミスは、普通の上。おいしい。もっと感動したのは、安納芋のブリュレ。これは、感動。お芋のザラザラ感があって風味もあって、おいしーい。手作りっぽい。お隣のかたにお裾分けしたら、彼女達もコレを大絶賛でした。ここは、デザートもきちんと作ってるんですね。
狭いテーブルでせわしなく食べないといけないですが、この価格でなら仕方ないですよね。時間もあっという間ですが、ほんとこの質の料理で空間と時間も買うのなら、３倍ほど支払わないといけないですよね。

10日ぶりに再訪
今回は、入口付近のボックス席のようなところへ。広くてとてもいい。
１回目の時に何が美味しいか把握できているので、今回はメニューを見ても、あまり目が泳がないで落ち着けた。
ドリンクは前と同じで、ホットハイビスカスティー。下戸なんで。相方は赤ワイン。感動したのは、ウェイターの方が私が下戸だと知っってかどうか分かりませんが、何も言わずホットティーと一緒にお水を持って来てくれました。有り難い。また、先日のアクアパッツア注文忘れの件も憶えており謝ってこられたので、こちらが恐縮致しました。
相変わらずの海の宝石箱、今夜のスペシャル　ボタンエビとホタテのクスクスサラダ仕立て、オマール海老のロースト、マルゲリータピザ、海老とカニのトマトクリームパスタ。前回注文と同じ物は、今夜もまた絶品。オマール海老は赤坂のお店より断然こっちがうまい。向こうは、フレンチだからか？、何か重たーい。こちらは、素材の味も楽しめる。クスクスサラダ仕立ては海の宝石箱とかぶるかな？と不安があったのですが、似ているようで全く別もの。グレープフルーツのさっぱり感が強く、クスクスの下味もしっかりしていて、淡白なホタテ、エビと最高にマッチ。イタリアンといっても、割烹のような手の入れようで最高。ピザも５８０円とは思えないほどの出来映え。メインなどヘビーな品を食べたいお客には、これぐらいの生地の軽さがちょうど良いと思う。ピザ専門ではないので。今回のパスタは渡り蟹ではなかったのに、相変わらず美味しく、相方はウニパスタよりこれをもう１回と。仕方なく、再注文。二人して、飲むより食う。最後は、楽しみにしていた安納芋のブリュレを注文。ここに来たら、是非これを頼んで欲しい。芋のザラザラ感とシナモン？ナツメグ？のスパイスが本当に冬らしい味を醸し出している。
下戸な私は通常のレストランでも１時間３０分でフルコースを完食するので、今夜のように普通に広い席に座れるのなら、何の制約もないのと同じ。そして、価格は安い。嬉しいね。また、コートを掛けられるのもいい。他の俺の店はこれだけでも見習って欲しいなぁ、、

２０１５年１１月　久々に再訪
全席着席になっていてびっくり。
相変わらず海の宝石箱、オマールエビのローストを。あれ？オマール海老、かなり料金上がったね。パスタは、新メニューのうに・からすみ・アワビのペペロンチーノ、またオマールエビ・カニのトマトクリーム。もう１品　鮮魚のオーブン焼き。相変わらず、宝石箱はうまい。新パスタのペペロンチー二も最高。うにの量が半端ない。もちろん、あわびもからすみの量もすごいが。カニのパスタに入っている赤エビが少し生で、臭かった。きちんと火を通していれば、みそからもっと出汁が出ていたのに残念。オマールエビのローストも少々火の通りが悪かった。以前にはこんな失敗はなかったのに、、、しかも、価格が高くなってこれではちょっと、、、鮮魚のオーブン焼きは貝の出汁とローズマリーが効いて、またジャガイモのスライスはスープを吸っていてうまかった。