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食べログ 天ぷら 百名店 2023 選出店
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万事、介入主義
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北町奉行
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北町奉行さんの他のお店の口コミ
店舗情報（詳細）
店舗基本情報
| 店名 |
天冨良 よこ田（てんぷらよこた）
|
|---|---|
| 受賞・選出歴 |
2020年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2020 Bronze 受賞店
2019年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店
2018年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2018 Bronze 受賞店
2017年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2017 Bronze 受賞店
天ぷら 百名店 2023 選出店
食べログ 天ぷら 百名店 2023 選出店
天ぷら 百名店 2022 選出店
食べログ 天ぷら 百名店 2022 選出店 |
| ジャンル | 天ぷら |
|
予約・ お問い合わせ |
050-5872-2683 |
| 予約可否 |
予約可 ★インターネット予約は利用可能日時を指定させて頂いております。下記カレンダー（cena）で "-：空席なし"もしくは"空白：未設定" の場合でも お席をご用意出来ることがございますので、その際はお電話にてお問い合わせください。 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
麻布十番駅 徒歩3分 麻布十番駅から304m |
| 営業時間 |
|
| 予算 |
￥15,000～￥19,999 ￥15,000～￥19,999 |
| 予算（口コミ集計） |
￥20,000～￥29,999
|
| 支払い方法 |
カード可 （VISA、Master、JCB、AMEX、Diners） 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席・設備
| 席数 |
18席 |
|---|---|
| 個室 |
有 （2人可、4人可、6人可） |
| 貸切 |
可 （20人以下可） |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
|---|---|
| 料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 隠れ家レストラン |
| お子様連れ |
子供可 |
| 公式アカウント | |
| 電話番号 |
03-6910-5253 |
| 備考 |
天冨良 麻布よこ田 銀座別邸 |
| 初投稿者 |
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いかにもグルメ出版業界人あたりが好みそうな店である。
イカつい、一徹そうな年かさの職人がやっている天ぷら屋。
あれこれ講釈が多いので、原稿のネタに困らず書きやすくてありがたいのだろう。
この「天冨良 よこ田」、東京グルメ本の大半が名店として取り上げている。
初体験してみたが、苦笑の連続。噂通り、小うるさい店主であった。
まずビールの注文の際に、洗礼。
私「ビールは中ビンですか、小ビンですか、ああ、小ビンなら二本・・・」
店主「一本にしておきましょう！」
え？と思ったが、その眼光、その気迫に気圧された。
飲み物に至るまで、徹底した介入主義。一事が万事、この調子で続くのだ。
寒い冬でも、必ず初手はサラダらしい。
こだわりのドレッシングは分かるが、冷える。
お膳の上には、食べログユーザーらが褒めたたえるカレー塩、普通の塩、そして店主が「その匙で３杯入れて」と配合まで指示するレモン塩を並べる。
あれこれ指示は細かいのだが、肝心の天ぷらはいたってノーマル。
海老の芯の残し方など、腕は悪くないのは分かる。
しかし、名店と崇めるほどなのか。
「このアスパラ、すごいでしょう」
「メゴチにはカレー塩。これが一番合うんです」
はあ、そうですねえ・・・、と相づちを打っているうちに、脳に「うまい」と刷り込まれていく。おそらく、心理学の世界であろう。
私のようなアマノジャクは、逆にどんどん頭が冷めていき、店主の御説と口の中の味覚の齟齬や矛盾、綻びを探し始める。
白魚、言うほど良質ではない。水分の抜き過ぎで風味が消えている。
フキノトウ、ハウスでしょ。路地じゃないなら、そんなにいばることもない。
「イカは早く食べて。余熱で火が通るから」
こういうのは、よく分かる。美味い瞬間に食べてほしいという気持ちは大事であり、有益なご指摘と認める。
が、そんなにずば抜けてもいない食材なのに、「おいしいでしょ」と念を押されるのには閉口する。
隣の客は、天つゆで食べるのが好きなようだったが、店主からは徹底的に否定されていた。
「衣べしゃべしゃがいいんですか？そんなのおいしくないでしょう」
このあたりまでくると、大きなお世話だ。
ならば店主よ、天つゆは何のためにあるのか？
「大根おろしを浸して、合間に口直しで食べてください」
この返答に、恐れ入ってしまった一夜であった。
我が道を行く店主の介入主義を良しとするかどうかで、この店の評価は分かれるだろう。