「ウルフギャング」のステーキが好きなら、ランチ利用の方が安く済む : ウルフギャング・ステーキハウス 六本木

アメリカの観光地に行く日本人が高確率で行くステーキハウス、ウルフギャングステーキの日本支店である。

支店は日本橋や大阪にも出来ているが、初上陸したのは六本木。出来た当時は、ハワイやＮＹまで行かなくてもあの味が！と、何気に話題にはなっていた。

今でこそ熟成肉のステーキは珍しいものではないが、ウルフギャングで提供されるステーキ、すなわち最上級プライムグレード（アメリカの肉格付けで最高位のこと）を長期熟成させ、オーブンで焼き上げた肉は確かに美味い。

何年も前にハワイで食べた時は「アメリカのステーキで美味い場所があるのか！」なんて失礼な感想まで抱いたよｗ

そういった理由もあったので、六本木に支店が出来た当時も当然ながら行った。今回は日本上陸後、何度目かの訪問である。

今回はランチ利用である。昼過ぎの13：30頃、訪れてみるとドアマンが居ないことに驚く。前までは居たのだが…。夜の時間しかいないのかな。

店内はかなりカジュアル。子供連れもいるし、Ｔシャツの客もいる。スマートカジュアルのドレスコードがあるのは、夜だけなのかもしれない。

昼はランチメニューが有り、そこそこお値打ち価格のメニューがあるので、ウルフギャング初挑戦！という方はランチに行った方が得だ。

あの迫力のあるＴボーンを頼まないと来た気も半減するとは思うが、ウルフギャングの味を純粋に楽しみたいだけだなら、ランチの方が圧倒的に安い。

ハンバーガーやパスタなども有って2千円程度と安いのだが、ウルフギャングと言ったらプライムビーフ。プライムビーフの料理は当然ランチにもある。

私はTaste of New York を注文し、連れはFilet mignon Medallious Mushroom Sauce を注文。これに、ホウレンソウのガーリックソテーを別途注文した。


○Taste of New York(5,800円）

ＮＹの味という分かり辛いメニュー名だが、これはランチコース。パン、サラダ、ステーキ、コーヒーという、簡易的なコース料理が出て来る。

パンはフランスパンの他、二種。もちろん、お代わりは自由。サラダはシーザーサラダで、ごくごく一般的な味である。特別美味い！と思うようなものではない。

個人的に、殆ど値段はプライムビーフステーキに付けられている感じるｗ

ステーキは、ウルフギャング定番のオーブンで焼いたもの。肉汁がソースになっている、あのステーキだ。グラムは300ｇほどだろうか。これにマッシュポテトと、クリームスピナッチが付く。

外側はカリッと、中はじゅわーっとした肉汁が溢れるステーキは確かに美味い。美味いのだが…、夜に食べたＴボーンと比べて同じ味ではない気がする。

全く同じ肉なんてないわけだが、この味に対する違和感は何なのだろう？


○Filet mignon Medallious Mushroom Sauce（4,800円）

プライムビーフ、フィレ肉のマッシュルームソース掛けである。味はかなり甘めのハンバーグソースに近い感じだ。脂身が少ない肉なので、このソースは実に合っている。

肉質は実に柔らかく、噛んでいると赤身の美味さが広がる。デミグラス系のソースが好きなら、こちらの方が美味しいと感じる人は多いと思う。

付け合わせは、マッシュポテトと茹でブロッコリー。写真のホウレンソウは、別途頼んだガーリックソテーを盛ったものなので、本来は付かない。

ただ、この料理はコースではない。パンはテーブルに自動的にサーブされるものなのか、Taste of New Yorkに付いてきているものをシェアしているのかが分からないので、もしかしたら単品なのかも。


○ホウレンソウのガーリックソテー(1,400円）

ウルフギャングの代表的なサイドメニュー。かなりニンニクのパンチが利いている。ホウレンソウの苦味は強いので、クリームスピナッチとはまた違う味わいが感じられる。

美味いが、1,400円は少々高いなと感じる。


神髄は夜に行ってこそだが、昼でランチメニューを頼む分には安く上がる。

いきなり！ステーキでも、400ｇをサーロインで注文してライスとサラダを付ければ5千円ほどにはなるからね。いきなり！ステーキより少し高い価格帯でウルフギャングを楽しむ事が出来ると思えば、アリなのではないだろうか。

実際には飲み物が高めの設定だし、サービス料を10％付けられるので、いきなり！ステーキより全然高くなってしまうんだけどねｗ　

Taste of New York、Filet mignon Medallious Mushroom Sauce、ホウレンソウのガーリックソテー、これに互いにビール1杯ずつ注文して会計は約17,000円。

まー、高いランチだとは思うけど、それはブランドに払う価値のようなものであるｗ