美味しいお料理が満載、四季おりおり定期的にうかがいたい華やいだフランス料理 : ル・ブルギニオン

再訪　♡　「通うほどに広がる世界」
本当は毎日伺いたいブルギニオン。あしげく通われるファン多きこのお店。遅咲きデビューなるも、お気に入り、になりまして、すぐまた行く！はずが、なかなか難しく、、、、超忙しママンをムリクリ引きずって、連れて行きました。
このオーベルジュといいきってしまうほど、私のリゾート。雰囲気とお料理のまとまりの完全さになによりも癒される。

【アミューズブシェ】
「グジュール」
一口でお召し上がりください、とスタッフの一言。でも中身も見たい。豚さん入りシューは一口じゃもったいない。チーズを練り込んだシュー皮はふわふわ！！お間違えなさらないで。リエットではない。ご説明していただきました。「豚バラを塩漬けにしほぐして生クリームとかパセリ等を合わせたもの」ざっくりですが素人の私でも理解できました。くさみのないバランスのいいお肉のうまみ“ジュ”がジュッと、（ぷぷ）広がる繊細な世界。

【前菜】
「ズワイガニとアヴォガドのエミエット　ラデイッシュ添え」
みせるエンターテイメント。きれいな一品が目の前、茹でてほぐしたズワイガニの身にマヨを合わせて。二層の下はアボガドのサラダ。上のカニとアボガドは混ぜて食べるとわからなくなるので別々に食べて楽しみました。パートブリックに包まれたモッツレラチーズのムース、ほよほよとチーズがあっさりクリーム、のびる。揚がったパートブリックに相性バツグンです。

ママンには、おすすめのスペシャリテの「人参のムースとコンソメのジュレ　うに添え」を強引に推薦。初心者はこれね。美しく輝くコンソメジュレの下は、ふわっふわのにんじんのムースにウニちゃんが、プリュ。塩味もちょうど良いコンソメジュレにムースと相まっておあじ美味。。雲丹は臭みがなくってマイルドでワイルド系雲丹ではなく予想より食べやすかったようです。

他の選択肢には。。
　ブーダンノワールのテリーヌ仕立てリンゴのサラダ添え/八幡平のサーモンのマリネヨーグルトソース/モンサンミッシェルのムール貝とサンマのリゾット赤ピーマンの風味/ブルギニオンの肉のテリーヌサラダ添え/茄子のタルティーヌ仔羊のスパイス煮込みと数種のレギューム

【パン】
温めて供されます、バリバリのクラフトおいしい。おききしたら「ビゴ」さん。やっぱり完成されております。ドンクでの日本のバゲットお師匠さんですものね。

【メイン】
「さわらのポアレ・トマトとバジルの二種ソース」
すごいお野菜の量、静岡・三島からいらして、お魚は石川から、おこしのもの。トマトとバジルのソースもスープ多めで、お野菜に浸って食べやすい。カブとかオクラとかナス、じゃがいも、だいこんなどなど、いろいろ各甘くって旨みの競演でした。
さわらは信じられないくらいフワフワッの食感。この野菜たちの構成とお魚の手練れの技に脱帽！なのでありました。

【デセール】
「チーズケーキ・ナッツのタルト・ゆずのソルベ」
「チーズケーキ」はいろいろあるけど、この種は《ニューヨークチーズケーキ》にちかい感じかな。ジャーマンタイプとかポーランド風もこんな感じ。レアでもなくスフレでもなくベークドでもない。フワッとした食感の後にチーズが主張してきます。
「ゆずのソルベ」まさかの坂（結婚式でいうところの）苦手ちゃんユズが、はいっておった。。気を抜いておった。でも食べたらプラチナソルベでした。まじりけないまっすぐユズ！でしたが、直球ダイレクトに受けて逆に余裕でいただいた。。。
「ナッツのタルト」おお、キャラメルたっぷり。でもこのキャラメルがソフトでやわらか～くってハードなガリガリタイプではない。かりっかりのゴロゴロアーモンドが、たっぷりとシンクロして満足極楽。特筆すべきはこの下のタルト生地。これもハード・パートシュクレでないやわかいパート・ブリゼ、なのかいいアンバイ。見た目フロランタン似なので母は噛めるか心配していたけど、ぜんぜん異なって全体まるいソフトなタルトでした。

またしてもファンタステイック！セ・マニフィーク！お料理。菊池シェフ、スタッフの皆さま、ごちそうさまでした。。おとなりがジビエ三昧されていて山鳩さんや脳みそ等たのしんでいらして本来のシェフの真髄、でしょうね。
ご丁寧な、おみおくりとちょっとした楽しい会話、うれしい一瞬。シェフのおきにいりのケーキとケーキ屋さん伺っちゃった。
またまた、ぞっこん、（今言わないかな）この感動に早くまた食べたい！また菊池シェフのお料理食べたい！通う程に広がる世界。「Le Bourguignon」。エンドレスレストランなのでした。アントワネット展寄ってフランス気分マンサイしあわせいたしました。

♡♡♡♡♡前回のレビュー♡♡♡♡♡
★2016/08/20(土)

今日は、大事な同期大結集。。（お三人様だけど!）都内のおいしいところをよく知る方々なのでお店選びに慎重に選びます。フランス料理の第一人者として、お名前をはせていて憧れの菊地シェフのお料理、皆のお家からも遠くないので予約して伺いました。

窮極の最先端グローバル・シテイ六本木にありながら、このプテイ・メゾンは、ガーデンもかわいらしいレストラン。ここだけサンポール・ド・ヴァンス、リュベロン地方のかわいらしいオーベルジュみたいね。コンフォータボー。

本日お願いしたのは、アミューズ、前菜、メイン、デザート、コーヒーのプリフィクスコースのランチです。
【アミューズブッシュ】
「グジェール」つまりチーズのプチシュー。なかには豚肉の塩づけのクリーム入り、です。シャルキュトリーの代表リエットに近い。クリームを練り込んでいるといわれていたので、そのせいか油っぽくなく豚肉の旨みが発揮されております。

【パンとバター】
バゲットはリベイクされてサーブされました。カリカリ！

【前菜】
「人参のムースとコンソメのジュレ ウニ添え」にいたしました。
選択肢がたくさんあって迷いまくりました。“ ブーダン ノワールのテリーヌ仕立て リンゴのサラダ添え”“アユのリゾット　クレソン添え”“玉ねぎの冷たいスープと鯵のタルタル”“半熟卵とラタトイウユ　モッツエレラ”“ ブルギニオンの肉のテリーヌ サラダ添え”等々、どれもおいしそうで一流銘柄。。宝塚で言うならば、スターさんの競演。やっぱり私たちみんな☆食べずには帰れない評判の。。。☆「人参のムースとコンソメのジュレ ウニ添え」にいたしました。
宝石のように完成された逸品、美しい層になっております。ベースに人参のムース、上層部がコンソメのジュレとベストな相性・ウニのトッピング。。コンソメジュレもしっかりとしたお味、ウニも雲丹好きならうれしいしおみ。深いにんじん色も美しいですが、ムースの柔らかくフワッとしたクリーミーな感じ、口当たりなめらか。当たり前ですが、こだわりのプロの技です。あまりのおいしさで気を失います。

【メイン（お魚）】
「イトヨリ鯛のポワレ トマトとバジルの二色のソース静岡野菜添え」
　人参、かぶ、ズッキーニ、インゲン、カリフラワー、ヤングコーン、オクラ等のゴロゴロ・ガルニチュール。静岡からいらしたとか。ソテーされて華やいだ、見た目うっつくしいいろどり。盛り付けにもこだわっていらっしゃいます。五感で楽しむフォトジェニックなお皿。バジルとトマトソース煮ということで、南仏の夏をホウフツいたします。本日の特筆すべき注目株は、添えられていたもの。同じお料理を頼んだ友人とこれ何！！わからなくって何度も聞き返してしまった〈パニス〉ひよこ豆のピュレ状をあげたもの。マルセイユの郷土料理。じつは昨年マルセイユ行っても「ラ・マルセイエーズ」歌って、ブイヤベース食べただけでした。。驚きと感動。友人のおひとりは、おひとり限定という〈鴨のコンフィ〉にされました。暑い夏にぴったりのパワ―挽回？ボリューミーな一品、やわらかくておいしい！と感動されておいりました。。美魔女も感動するおいしさ、、次回のお楽しみにいたしましょうね。

【デザート】
「ガトーショコラ、マンゴーのソルベ、クレームブリュレの三種の盛り合わせ」
デザート業界のオールスター？王さま勢ぞろいです。ショコラは柔らかくて甘さすっきり、苦みが少ないので美味しかったです。マンゴーソルベは素を活かした甘み、ふんだんに使われている感じ。クレームブリュレはたまごたっぷり、押すな押すなの大人気なおいしさ。

【アイスコーヒー】
すてきなクリームピッチャー、ここにも、こだわりを感じます。

シェフが笑顔でお見送りしてくださるお心使いも一流のセルべス、お人柄は「美味しかった記憶」にプリュ、されます。優しい印象、お話伺えて感動！いたしました。菊池シェフ監修のワインの専門書やレシピ本、料理業界・専門誌を拝見して改めて技術の高さに感銘を受けます。シェフの本当の自慢のスぺシャリテ、ジビエや内臓料理等々、毎回何にしようか楽しみになります。ワインへの探求心もさることながら、絶えず、毎年フランスにお料理の研修に行かれているとのこと。今年ももう行かれていたそうです。真摯な姿勢！見習わなくてはいけません。「シェフのエリート」でございます。ここで働かれていらっしゃる方は幸せですね。